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ゆく年くる年   [日常]



2019年が穏やかに暮れようとしている。
ほんの僅かに振り返ってみるが、少し儲けた一年だったかな。
だらしない私だけど、少しだけ几帳面な写真を3枚並べる。

イタリアって、日本人から見るとだらしないくらい、趣味的なのだと思う。
約束や時間やルールを守るという責務感は、あまり感じられない。
おおらかで、そこらじゅうに歴史が転がっている。

欲しがりません勝つまでは、そんな体質はないのだと思う。
便座のないトイレでも用が足せて、誰も露骨に文句は言わない。
しかし不思議なことに、路肩に整然と並ぶ自転車が、几帳面で驚くのだった。




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2019年は予定通り、イタリアでパスタを食べ、白ワインを発掘した。
これに尽きるわけで、おそらく今後、通うための第一歩だったと思う。
移動時間が長い分、体力があるうちに攻めるべき場所だと思った。




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2019年は予定通り、メルボルンへ Dave を激励に行き、食べ歩いた。
寛解はしたけれど、まだ体力は戻らず、旅行の許可は下りていない。
じゃあもう一回、激励に行くかと宿題になった。




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2019年は何と言っても、WRC、ラグビー、one team に尽きる。
11月以降、キーワードに「ラグビージャパン」のあるTV番組をほぼ録画。
にわかファンと言われないように、選手個々のことまで、熟知し始めた。

これも応援継続で、2023年パリ大会は、行こうねと決めている。
現在、大学ラグビーですらチケットが手に入りにくい。
WRC パリ大会なら、旅行業者に頼んでおけば、何とかなるだろう。





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さて、家族と友人、教え子へのブログ公開でしたが、まだ続きそうです。
今年もコメントや nice、過激な広告闖入、全てひっくるめて感謝です。
来年も、不定期休を入れながらも続けますので、宜しくお願いいたします。


大晦日
無事生き永らえたことを感謝します。
来年も世界平和と人々の心に愛をと願い続けます。
もちろん、家族愛を増加させ、家族の幸せに寄与いたします。




ファイト!






ファイト!(82)  コメント(21) 

買い出しは日陰を歩け   [日常]


せめて北風が吹いてくれたら、買い出しで汗をかかなくて済んだのに。
半袖に半ズボンなら、かなり厳しい視線を浴びることになる。
よって超薄着に、ヤッケを羽織って外出したのだが。

野菜と、ケーキーにワイン。
両手に荷物だから、融通もきかない。
せめて日陰を歩け、日陰者のオレよ、きっと暑がり屋さん。




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12月29日は9が付いて、「苦が付く」と嫌った父。
29日には家庭用の餅つきもしなかったし、飾りつけもしなかった。
31日は、一夜飾りがダメと、30日があれこれと忙しくせかされるのだった。

すでに、そういう行事から遠ざかって、かなりゆるい。
大きな神棚と仏壇を有す家庭だったから、お世話も大変な年末スペシャル。
昔は当たり前だったことが、世の流れか、簡略化と省略。

住まいから炬燵も火鉢もなくなった。
『スカーレット』ではないが、信楽も苦戦。
そもそも、床に座る生活から、立ち上がってしまっている、欧米化。




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ローマの休日。
コロッセオの近くの歩道で、温かい光景を見て写した。
暑がりの私では無理だけど、アンのその後を想像した。


今日は妻の作るお節料理の、私は火の番をするのだろう。
我が最愛の母より直伝の黒豆づくりは、子どもの時から私は火の番。
怖がりで心配性だから、火の番が似合ってるんだって。




ファイト!





ファイト!(71)  コメント(3) 

お好み焼きのある風景   [家庭内連絡]



宅急便が届いた。
差出人は、オタフクソースからだった。
長女のエッセイがらみだと予測はついた。




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長女自身は、700字のエッセイに応募したことすら忘れていたようだ。
それをRCCで12月2日に放送、柏村武昭が朗読した。
その同時録音のCDも送られてきた。

ドイツの何とか大学で研究を続ける長女は、3月に一時帰国する。
東大か慶応かとの共同作業と言ってたが、忘れた。
オタフクのお好み焼きグッズが届いたが、3月に、ドイツへ持ち帰ればいい。




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RCCは広島放送か中国放送だが、何てったってアナウンサーの柏村武昭が懐かしい。
5分ほどのラジオ番組だが、「お好み焼きのある風景」。
BGMも付いて、なかなか温かい文章だと思った。

基本的に親バカであるけれど、良いエッセイであるなと思った。
構成も、伏線も、よく計算された文章であった。
英語とフランス語とドイツ語で生活する時間が長く、時折、日本語が変になる娘。

それでも、文章で書けば、しっかりと計算した世界を作っている。
なかなかやるやんと、わが子ながら感心したのである。
もっと書けと言いたいのだけど、研究生活が忙しそうなので、無理は言わない。



ファイト!





ファイト!(77)  コメント(4) 

食べ疲れて未来がある   [日常]



家族で楽しい時間を過ごした翌日は、暴風日和。
昨日はものすごく強い風で、台風の再来かと思った。
台風? ・・・千葉県知事、苦しい言い訳ばかり、醜く垂れ流している。

千葉県知事を選ぶ選挙には、まだ参加していない。
引っ越した時から県知事は森田健作だった。
昔から好きではなかったが、予感は当たった。




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午後になると総武線や京葉線が止まった。
仕事が休みで、うだうだしていた次女。
水泳の個人指導が習志野であると言い、車で送って行った。

帰路、期せずして妻とふたりでのんびりドライブ。
あれれ、左前方に富士山?
風が強すぎて、なんだか富士の雄姿が垣間見えた。




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帰宅後、江戸川で夕焼け空の富士山が見えるかなと想定。
行くと、面白い富士山が見えたのだった。
ただ、強風の時は山に雲がへばりつく悪い癖がある。




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次女の作ったイタリア料理が、ことのほか美味かった。
これ、商売できるやんと思ったが、そんな気はさらさらないようだ。
一昨日の夜ご馳走してくれた何とか言う料理、友人に食べさせたいと思った。

三女も水泳部の高地合宿で、アメリカ遠征へ飛んだ。
自分が選手時代にやりたかったなと、漏らした。
壁を破る戦いに挑み続け、娘たちは、ことごとく跳ね返された。

しかしね、だから多くのことを学んで、力をつけている。
こういう子どもが世の中の役に立つんだよと、ほくそ笑むお父さん。
だからやっぱり妻に感謝し続けるんだ。



ファイト!





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次女の作るラビオリは絶品   [味]



昨日、次女と三女が泊まりに来た。
結婚記念日と三女の誕生日とクリスマスと忘年会、一挙に。
次女が腕を振るい、もちろん、オールイタリアン。

わたしがローマで愛したラビオリまで再現してくれた。
サラダも完全にイタリアンだし、トスカーナ地方の何とかトマトの忘れた焼き。
ぜんぶ美味しかったから、イタリア白ワインも飲みすぎちゃった。

それぞれの食事名を何度聞いても忘れてしまった。
ラビオリはローマで最後に食べたレストランと互角だったな。
次女はお抱え料理人、実に幸せ、またイタリアへ食いに行きたくなった。




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三女は今日から高地合宿の支援で、ニューメキシコへ移動する。
授業のなかった先発はすでに合宿中。
やっと授業を終えた後発を、引率する三女は2週間、頑張れ低酸素。

合流すればスタッフ、競泳選手あわせて総勢10名。
小さなチームで、五輪を目指して薄い酸素の中を泳ぎ込む精鋭。
そうじゃない人たちは韓国合宿、やられないように注意されたし。

わたしはもう少し日本でのんびりする。
だって、やることがまだまだあるんだもん。



ファイト!






ファイト!(79)  コメント(5) 

混迷する日本のカジ取り   [新聞から]



足の裏にツボというものがあって、効いたり効かなかったり。
上手な先生はあまり痛くしないかと言うと、そうでもない。
個人的には、銭湯の脱衣場にあるイボイボを踏むだけで十分だと思う。

年齢と共に体が硬くなってきていて、危ないなと思っている。
腰痛も慢性化してきたので、来年はヨガにでも通うかなと心配する。
いきなりだが妻が、トゥルースリーパー プレミアムを買ってあげるという。

さてそれが何を意味するのか分からないが、楽しみである。
もうすぐ届くのだが失望しないように、期待はしない。
次女もずっと使っているらしいので、やっぱり少し期待する。




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■ 日本郵政グループ3社長が辞任へ かんぽ不適切販売で引責
(産経新聞/2019.12.25 13:34)

おそらく、この人たち無神経で、常識的感覚がないんだと思う。
従来の天下り腰かけポストで、何も考えていなかったんだと思う。
むかし、こういう上司にバカと言ったら、逆切れされて、ひどい目に遭った。




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■ 秋元司容疑者が離党届 自民党内に衝撃広がる
(FNN.jp/2019/12/25 20:352019.12.25 13:34)

印象操作が好きな野党もマスコミも、IR法案をカジノ法案と呼び始めた。
これでまた、ひとつの財源を失うのかもしれない。
利権が発生しやすいのだから、何重にも清くあるべきだったのだが、愚か者。




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クリスマスも過ぎて年の瀬と呼んでいいのだろう。
何だか慌ただしくなってきた。
それでも島国ニッポンを取り巻く、中露米韓との距離が不透明である。

五輪を控える日本だが、中国とどう向き合っていくのか。
窮鼠のロシアが不気味なやり方で、さらに日本から搾取しようと狙っているし。
内憂外患の安倍政権、カジ取りが混迷を深める。

思いのほか不気味な年末だと思うのだけど、大丈夫かな。
相談する相手もいないので、信頼する人の話に耳を傾ける。
年の瀬に、もうひと頑張り。



ファイト!





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バタークリームより生クリームが好き   [味]



昨日はクリスマス・イブ、私は楽しめたでしょうか。
もちろん妻が楽しければ、それでいいのでした。
もう、クリスマスケーキを予約することもなくなりました。

子どもが小さかった頃、クリスマスケーキを買うのがパパの仕事でした。
今ではふたり生活、もうデコレーションケーキは買いません。
何種類かのカットされたケーキを買ってくるだけです。

なんだかカタカナの名前を付けられたケーキでした。
闇鍋みたいに、どんな味が当たるかお楽しみです。
すでに、色と形だけで選ぶパパでした。




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昔々のクリスマスケーキは、バタークリームでした。
それがいつから生クリームに変わったのでしょうか。
むかしは食べ過ぎちゃダメって言われ、1片を食べるだけでした。

昔がひもじいとは思いませんが、バタークリームには戻れません。
札幌時代、12月はケーキの予約が多かった記憶があります。
結婚記念日、三女の誕生日、長女の誕生日、クリスマスと大型ケーキ連続。




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巣立った子どもたちのことを考えます。
娘たちは、ひもじい思いはしなかったでしょうか。
クリスマスに、嫌な思い出は残していないでしょうか。




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子どもたちには、昔も今も、将来も幸せであってほしいのです。
パパは欲張りなので世界平和だけでなく、子どもたちの幸せも願います。
星に願いを、そして子どもたちに幸せを、パパの祈りです。

デイブがまだ回復できていないようです。
彼と旅に出る約束をしていますが、医者によると、早くて再来年かな。
その前に、来年のいつ会いに行くのか、ぼちぼち準備しなくっちゃ。




ファイト!





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小さな宗教戦争   [旅]



イタリアの話

むかしから敬虔なクリスチャン・ディオールだったわけではない。
宗教に関する教育は受けておらず、自分なりの解釈しかない。
私が、幼いながら宗教に関して学んだことは、押し付けられたら逃げよ。

ミラノのドゥオーモ(大聖堂)に入り、かなりビビった。
建物の荘厳華麗さに圧倒され、心の中では踏み絵を踏んでいた。
これと言って宗教を持っていないのだけど、改宗するかなと思った。




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幼いころ、私の家には立派な神棚と、大きな仏壇があった。
祓え給え清め給えと、主だったものはそらんじることが出来る。
般若心経も、早口言葉のようにできてしまう。

門前の小僧みたいなもんで、繰り返し繰り返し家庭に位置付いていた。
元旦が嫌だったのは、神棚の前で家族全員フル・バージョンの合唱。
一連の宗教的行事を通過しなければお年玉もお雑煮もなかった。




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世界が宗教で戦争をしている事は知っていた。
あるいは、憲法20条で信教の自由は保障されている。
信じない自由まで保障されているのだが、拝まされるのが苦痛だった。




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宗教的行事の中で一番好きなのは、クリスマスだった。
本来の意図など知らず、ただ、プレゼントとケーキを信じていた。
15歳の冬、伊東恵子さんにカードを送ったら、筆で太陽と書いてくれた。




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偶像崇拝という言葉も早くから知っていた。
魂の問題とも思っていた。
しかし、この天井の高さ、神を感じてしまう造りだった。




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ステンドグラスは劇的で、心洗われる気がしてならない。
ミラノのドゥオーモ (Duomo di Milano) で、純真なオヤジであった。
1386年に最初の石が置かれ、約500年かけて建造されたと言う。

座席に着いて、ボーっとしているだけで、いい人になりたくなる。
そういう摩訶不思議なステンドグラス効果。
クリスマスの奇跡に、少しだけ期待しているんだ。



ファイト!





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一陽来復   [道具]



昨日は冬至、妻と柚子湯に入った。
私たちの身は清められ、厄払いは終わった。
そして、ん(運)のつくもの、マロンケーキを仲良く食べた。

運気上昇、大いに狙っている。
暇人かもしれないけれど、そこそこゲンを担ぐ。
やったるでぇ~。




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週の後半から高地合宿でアメリカ遠征が入る三女。
2週間の遠征だから大きなトランクが必要と言い、オレのを貸すよ。
ということで、秋葉原で待ち合わせた。

用事もあったので、空のトランクはコインロッカーに入れた。
700円を惜しむ三女は、持って歩くと言うが、拒否。
ロッカーは預けるためにあるのだよと。




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今年度予算を全て執行したかった。
1月からの飛行機やホテルの代金も、全て支払い終了。
まだ、娘のスーツの予算が残っていた。

プラハに行く前、吊るしで夏場用のそれなりのスーツは買った。
今回は、ちゃんと生地を選んで、濃紺のフォーマルなスーツをねと。
既製品は肩幅で合わせると袖が長くなる、元水泳選手の苦悩。

先月、カンブリア宮殿でやっていた、オーダースーツSADAの秋葉原店へ行った。
吊るしで買った時は3万円程だったが、袖がちょっと長く感じられる。
5万円はかかったが、体にフィットしたスーツ、よく研究活動しているご褒美だ。

女性店員は、三女の採寸をしながら、驚いていた。
肩幅もすごいと思いましたが、こんな背筋は初めて触れました。
まあね、次女はもっとすごいよ、と言いかけて、次女はスーツを着ずに制服組。




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その服屋さんがよく分からず、道に迷い千代田区神田岩本町を歩く。
そのおかげで、岩本町界隈に「山崎製パン」の本社があることを知る。
そのせいか、つくばエキスプレスの改札を出た近くに、ランチパック専門店。




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パン好きの三女は、美味しそうだけど160円じゃ買えないと言う。
いいよ、好きなだけ選べ、パパが買ったげるから。
学生さんだから、甘えていいよと、じーじの出番じゃ。



ファイト!





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ガラス屋根の模倣   [旅]



イタリアの話

確かにどこかで見た気がする。
歩きながら考えるが、なかなか気づくことが出来ない。
ねえ、どっかに似た感じがなかったっけ。

ディズニーランドのワールドバザールでしょ。
そう次女に教えられ、蘊蓄を聞く。
ガラス屋根が付いたアーケードはディズニーランドの中で東京だけだそうな。

アーケードにガラス屋根を付ける案は、本家に跳ね返されたらしい。
アメリカ人は梅雨も知らないし、勝手なことを偉そうに言いよるしね。
梅雨を理解させ協力を得、ガラス屋根のアーケードを視察しにミラノに来たらしい。




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スカラ座、ダヴィンチ像の方から歩いて来て、ぞくぞくっとした。
どっかで見たぁ、という既視感。
舞浜のディズニーランドより、お洒落で高級感はあったな。




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高級店が列をなしていたが、バーガー・キングやマクドナルドも店舗を出す。
家賃はどんなもんかいなと、少し気になったのだ。
ミラノと銀座、どっちもお洒落だけど、ミラノの方が地価は高いそうだ。




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ガラス屋根のガッレリア(アーケード)は、小じゃれていて優雅だった。
それを演出するように、床のモザイクがお洒落だった。
SPQR だから古代ローマの持ち物のようで、紋章かな。

ヴィットリオ・エマヌエレ2世ガッレリア
明治維新の頃に建設されたわけだから、ちょんまげだったな。
日本の底力と急成長には、驚くべきものがあるな。




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夜もツリーが点灯され、綺麗だった。
カメラのバッテリー切れで、写真はなし。
スマホで自撮りはしたけれど、おそ松くんでした。

プラダの本店があったけれど、だからどうした、だった。
ワインの店なら入ったけれどね。
次は妻と来るのだろうけど、足腰が弱らないようにしなくっちゃ。



ファイト!





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