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秋は芸術(舟越 桂)   [ひと]


キシダ雲隠れ、イシバ豹変。
組閣と言って、ほぼポンコツの在庫一掃セール。
悲劇だが、イシバの嘘は今日に始まったことではない。

落としても落としても湧いて出て来るダメな政治家。
定数を半減して、危機感を持ってもらわねば。
税金を吸い上げられているだけの我々、武装蜂起すべき時か。





《樹の水の音》2019年 楠に彩色 大理石  93×46.5×31cm.jpg
    (樹の水の音/舟越桂 2019年)

今年3月に72歳で亡くなった舟越桂さん、好きな作家だった。
天童荒太の『永遠の仔』の表紙に使われて以来、知った。
丸の内 STREET GALLERY の丸の内仲通ビル前の作品も好き。

とらえどころのない視線と、モディリアーニふうの首の長い女性。
木目を生かした彫刻、彩色された大理石で作られた眼球。
不思議な魅力に満ちた作品、お別れ方々展覧会に行く。

彫刻の森美術館 開館55周年記念
舟越桂 森へ行く日 (7月26日−11月4日)
「新美の巨人たち」で見て知り、慌てて箱根の山を越えた。




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■ 舟越桂/森へ行く日
 森へ行く日、遠い目の人がいる。自分の中を見つめているような遠い目をしている人が、ときどきいる。もっとも遠いものとは、自分自身なのかもしれない。世界を知ることとは、自分自身を知ることという一節を思い出す。私が感じている人間の姿を代表し、象徴してくれるような個人に出会った時、私はその人の像を作ってみたいと思う。  (創作メモより)


舟越桂さんが3月末に亡くなったこと、最近のTVで知った。
72歳か、自分も接近して、さてオレは何も残さない。
少し寂しい気持ちです。  合掌




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    (ミス・ブラック・パワー/ニキ・ド・サン・ファール 1968年)

フランスの作家で、長女がパリ時代から好きな作家だったと言う。
2002年に72歳で亡くなっていて、舟越桂さんと同じだ、と気になる。
彫刻の森美術館の広い庭の展示物も魅力で、半日遊べると思った。

この作品の説明に曰く、
妊娠した友人の、日ごとに大きくなっていくお腹に発想を得ました。
生命の源として、全ての女性を讃えています。  (同感、喝采)




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小室山にも秋の訪れ。
そして典型的な秋雨前線の雨が続く。
停滞前線だ、しばらくの我慢、再来週の札幌までには止んでおくれ。


最終コーナーを回って、活路を見出すつもり。
それでも日々の断捨離は、究極の整理。
新しいことは何も出来ないけれど、妻が大好きを続ける。




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誰がおかしいのか   [ひと]


こころなしか疲れの取れない日が続いている。
おまけに足の筋肉痛がちょっとしんどいかな。
それでも最後のあがき。

この1週間、いわゆる歩数は毎日1万5000歩を目途と抑制している。
ただ、江戸川の土手の階段を利用して、45段×100を目指している。
現段階では45段×50だが、やがては軽々と駆け上がれるように。

ちゃんと準備が出来る時に、しっかりとやり通すこと。
それだけが自分を助けることになると思う。
今年もやっぱり富士山に登りたいからね。




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台風1号の影響で、余計な雨風だったが、野菜には恵みの雨か。
最近は、何が良くて何が悪いのか分からないのだが。
それでも玉子の値段も落ち着いて、特売では10個120円で買える。

電気代も上がる、きのこの山も値上げ。
生きていくうえで最低限必要なものはある。
もう抗わずに、自民党の消滅、中国の崩壊、ロシアの瓦解、願う。

願うだけでもう知らん。
黙って静かに勉強、娘のパートナーの話について行きたい。
Z世代の、あまりにも理解を越えた言動が面白いから。




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首の皮一枚残った人生、なるようにしかならないからね。
人生は短いから、つまらないことで悩むのはもったいないよ。
どうせ最後はみんな同じ場所に行くんだから。

流れに任せて生きるしかないかな。
泣いてる時間なんかない。
嘆いてる時間もない、山に登る、それに尽きる。




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とりあえずしんどくも新年度   [ひと]



やっと大谷選手が移籍後の第1号HRを打って、ほっと一安心した。
第2号も出て少しは気が晴れると言うか、安堵感がある。
自由民主党の腐敗や静岡県知事の不快感は、それでも心を淀ませる。

ヤマザキ春のパン祭りに応募する毎年の楽しさ。
それにも増して春の値上げラッシュ、我慢の限界近し。
拍車をかけて苛立たせる諸悪の、何と生きながらえることよ。

静岡県に恨みはなく、お茶も美味しく飲ませてもらっている。
太平洋側からの富士を鑑賞し、その分、高めの固定資産税は払っている。
選挙権がなく知事は選べないが、変な一派の狂気の継承は辞めて欲しい。





 静岡県民と立憲民主党に支えられる川勝知事
■ 億単位の退職金を払うリッチな静岡県
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馬鹿は、ゴメンと言ってまた同じことを繰り返す。
リニア着工を止め、工事を遅らせるという役割を全うした。
すり替えばかりで環境問題だと静岡県民を扇動し続けた、自称頭脳派。

やっといなくなるかと思えば、何でも反対屋の後継者選びとか。
リニア開通も10年以上先になり、私は乗れないで地球を去りそう。
新幹線は、静岡県内に停車するのは2時間に1本に減らしてあげればね。

既にリニアの是非ではなく、巨額をつぎ込んだ仕事、どうせよってか。
ゼロ金利が終わり、借金には利子が付くのだから、さらに負債が増える。
准国策なんだから、人手不足、材料高騰、これ、静岡県で補填するのかね。




■ 娘の手料理で大満腹だった
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娘が期間限定のチャレンジ休暇を取得したようだ。
テーマは「両親に料理を作っておもてなし」だそうで、嬉しい。
市川の家に親子3人で家族部会、久々の三女の料理に舌鼓。

手前の鮭のタルタルは、豪州土産のクラッカーにのせて頂く、最高ぅ~。
右上の鱈の香草焼きは、十分に店頭販売に耐えるぞ、うまし。
私は娘や妻の手料理が極上で、それだけで嬉しく、よし、お返しはフレンチだね。




■ 福山雅治とは無縁
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kome さんの写真のグループ展があった「さくら坂」は提灯だけが満開。
「君よずっと幸せに 風にそっと歌うよ」と目的地へはこの坂を上る。
でも福山さんの桜坂は田園調布、ここでは歌うだけのボク、うぅーイェー。


■ 昭和第2ビルには昭和の香り
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写真展の会場へ階段を上がりながら、むき出しの引き込まれた電線。
まさに昭和の香りで、探偵事務所がありそうな雰囲気だった。
松田優作は出てこなかったけれど、もうすぐ取り壊しとか、惜しい。




■ 渋谷が顔を変えていて驚く
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写真展の帰路、渋谷を散歩して驚いた。
噂どおり大開発に大発展だった。
ある大群衆に驚いたのは、ハチ公前。

とにもかくにも外国人観光客の群れ様でした。
ほぼ行儀よく並んで、ハチ公と一緒に写っていました。
世界は平和だの象徴国ニッポン、リニア新幹線に乗りたい!




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飛んだLINE 老域あるある   [ひと]


死んでいいよと許可される年齢があるわけではない。
白寿直前、百歳には届かなかったけれど、天寿を全うしたと人は言うだろう。
奈良の叔母が亡くなった、元気いっぱい、いつでも前向きな方だった。


奈良の叔母は90歳を超えてから腫瘍と闘い、がんと闘い、盲腸と格闘し手術。
それ以外にも顎を割り、頭部も7針ほど縫い、奇跡の生還を繰り返した。
2月に退院をしたので、見舞いかたがた激励に行けば、逆に元気づけられた。

この人との話で楽しいのは、「いま」だから。
入退院を繰り返してもお茶目で、昔は良かったという話がないから好きだった。
若い時は、父親に甘やかされた美人娘、遊んでたようでそれも好き。

いま、妻が入院中でもあり、金曜に日帰りをした雨の告別式。
まあ、いいトシして、やっぱり泣いちゃうよな。
夏に、妻と遊びにいった時も、元気いっぱいだったのにな。




■ アジアの後進国から1枚
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アジアの後進国から1枚の写真を考える。
祖父は70歳で亡くなり、祖母は104歳まで生き、母は87歳、そして叔母。
こうして見ると後列はついに全滅、最後の砦の叔母を失い、残るは前列。

姉は相変わらず厳しい目つきだし、従兄弟は柔和で、その弟は困り顔。
私はチリチリ頭というのか、天然パーマというのか、個性的な髪ですね。
現代日本に生きる若者は、この写真を見て日本だとは捉えないでしょう。

ドブも汚かったし、あちこちで立ち小便をする人がいたし。
昔は良かったという気持ちには、絶対になれない。
それでも小汚いなりに服を着せてくれたのだから、感謝だ。

こうやって写真を見て、不足するのはと来れば父。
おそらく父が写しているのでしょう、住吉の家に集合。
母はおそらく27歳、現在のウチの三女より年下だ。


規則正しく時間が過ぎていく。
確実に終末へと向かい、悔いは残すまいと。
そうだ、妻との時間を静かに充実させておこう。




■ ことばがすきだ
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文学部出身はつぶしがきかないと言われた。
確かにそうだろう、好きなことだけをやってるんだからね。
手に職を付けろ主義の親には、嫌がられてしまうのは事実。

言葉を紡ぎ、何らかの形なり影なりを残す作業は、既に好き嫌いの問題。
だから文学部出身はつぶしがきかないと言われた時も、気にしなかった。
だって、ことばがすきなんだもん、言葉を紡ぐ楽しさを知ってるから。


ね、あるいるさんはブログを閉じちゃって、消えてしまった。
それで、私の所に彼が書き込んだ文を見ると、消えていない。
おっ、と思って、つい遡って読んでしまった。

1年間だけど読み返してみると、色んなことがあったという感慨。
そして、あるいるさんの的確な表現には惚れ直してしまった。
言葉には力があるのだけど、さて、残り時間で私には何が出来るのか。

大切な人が去り、亡くなって、立ち止まる。
振り返りながら考えて、前を向く。
かぼそくなんだけど、道があるような気がしている。




■ 怖いぞ落ち着け
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入院中の妻に、自撮り写真を送りまくりました。
移動中の新幹線からで、音楽を聴きながら、ボクを忘れないでねって、つい。
もっといる? と、書き込んだら、いらん、とひとこと。

始めは新幹線の車内で自撮りして送ってたら、画面にテロップが流れ。
ん? 大谷翔平がMVP、慌ててそちらを読みに行きました。
そして継続して、過去の自撮り写真を探して妻に送っていたのでした。

すると、いらん、そっけないなと、よく見ると、姉のLINEでした。
奈良の叔母の葬儀に関してやり取りが多かったから上の方にあり、つい。
世の中でついうっかり、こうして浮気はバレるんだなと思いました。

まあ、朝から小汚ないオッサンの写真を送られた姉、あーあ。
葬儀会場で、会えばまた小言から始まると思うと、帰りたくなる名古屋通過。
判断力も鈍る年寄りに核の発射ボタンを持たせたら、絶対にダメなバイデン。




■ 宝塚よお前もか
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ずっと昔に、フランキー堺が主演した映画『私は貝になりたい』を思う。
もうどうあがいてもしゃあないな、もうええわ、口をつぐむ。
外界と関係を断って、私も貝になりたい。


大きな存在を巨象と譬え、ジャニーズ事務所、宝塚歌劇団、自民党、そして中国。
どうも説明に合理性がなく、強引辣腕、されど脆く、先行きが見えず、倒壊か。
今まで通り、ここでのやり方がある、これが正しい、言うことを聞けとお言いか。

現代の、遅まきながら少しだけ新しい教育を受けた人たちが社会に出てくる。
旧来の価値観で断じることができない、今は少数派だが新世代が生まれてくる。
寄らば大樹の陰が今や崩壊だけを予感させている、いでよ新勢力、最後の期待。




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なにも残さず消えた   [ひと]


何のためのブログか、不明だけど、家族の爪痕を残して来た。
そうやって、何となく、このブログを始めて時間は過ぎ去った。
たくさんの出会いがあって、オフ会にも参加して面白かった。

亡くなった方、ブログから撤収される方、それぞれの事情だが淋しい。
教職も終え、子育ても終わり、少しずつボケていく日々、更新も週1にした。
デイリーからウィークリーに変えて、ほどよいペースでやっている。


何度かだけど、辞めようと思ったことがある。
それでも何となく励まされたような格好で続けてきて、もう暫く更新する。
教え子への生息確認用とうそぶきながら。


それでも、ちょっとさざ波が起きて、ショックかな。
あるいるさんが撤収すると言い、実人生が大事だからそれは正しい。
でもね、一方的だけど波長が合ったし、何と言っても頭のいい人だ。

造詣深く、教養のある方で、いちどお目にかかって歓談飲酒したかった。
そのためには宝くじを当てるという高いハードルを設定してしまった。
しかし、お目にかかる機会は近づいていると錯覚していた。

かりそめの電脳空間に実人生はなく、それでも脳内の戯れを続けたかった。
かと言って文通する相手でもなく、住所も知らず、仕方なし。
大相撲が始まる、相撲を語る相手を失った。

あるいるさんの去り際を見て、ちょっと考え込んでしまいました。
彼を読者に想定して書くことも多かったけど、仕方ない。
いつかお目にかかる日に笑われないよう、自分を磨いておこう。




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今日の写真は、自分の中で気合いの入った過去の写真を3枚。
2017年8月の写真、北大植物園に三日、かよって撮ったサギソウ。
この時期は大阪で入院する母の元へ、月に何度か札幌から遠征した。

伏見稲荷を見たいと言われ伏見稲荷で写真や動画を写して、母の元へ。
あるいは住吉神社だったり、千里丘だったり。
時に、綺麗な花が見たいと言うようになる。



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たしかJUNKOさんだったか、サギソウのことを書いておられた。
実物は知らず、北大植物園にあると知り、電話確認しながら通った。
8月16日(水)、19日(土)、23日(水)と写した。

よっしゃ、これで母も喜ぶやろと思っていたが、24日に母は亡くなった。
見せたかった相手に、見せたかったモノを見せられない花、サギソウ。
私の中では、ちょっとだけ間に合わないギリギリアウトの象徴なんだ。



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ちょっとだけ間に合わないという喪失感。
それがいま私の中にある、あるいるさんへの想い。
既に彼のページは消えている、おいらの書き込みも、よどみに浮かぶうたかた。


流れる星は 今がきれいで  ただそれだけに 悲しくて
流れる星は かすかに消える  思い出なんか 残さないで
君の欲しいものは何ですか  僕の欲しかったものは何ですか
                   (「流星」 吉田拓郎 より)


秋が深まり、晩年の思いとは、去り際の形かな。
感傷も希望的観測も排除して、最終回を考える。
それまで今は、熱海富士を応援しようじゃないか。




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オレたち生きている   [ひと]



これからさきに何が起こるかなんて誰にもわからない。
だからこそ人々は今この時を大切に誰かとわかち合う。
その先には確かな未来が待っているはずだ。




■ アホと煙は高い所に登る
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アホと煙は高い所に登ると、子どものころ、お祖母ちゃんに言われていた。
いちびりと呼ばれ、お調子者だったから高いところは好きだった。
まあ迷惑なだけだったのかもしれないが、わたしは今も生きている。

豪州からデイブが来た、スカイツリーのチケットをすでに取ってあると言う。
彼のために1週間をあけていたから、のぼるぞと。
よし、と見上げるツリーを最後にバッテリー切れで、何も写せず。

前日一緒に飲んだ三女が、私たちに合流し、台湾料理を楽しんだ。
浅草、隅田川と人混みを眺めながら散歩した。
およそ25年前「Chubby Cheek」とデイブが可愛がった娘も、大人の女性。




■ 男だって男だって
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デイブが奥様の指示でKOSEの「肌ふっくらマスク」を買い求める。
やっと見つけて私も購入し、ふたりで体験。
今月は三女のパートナーのご両親と会うのだし、念入りに真剣に、うふふ。




■ どちらがアホでどちらが煙か
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富士山に登りたいと言い、私は天候のコントロールは出来ません。
それでも近づきたいと仰るならと、霧に包まれたフジヤマを攻める。
本当に何もないのだけど、チャレンジが出来たことを喜ぶ男、脳天気組。




■ 脳天気男と腐れ縁も好きだよ
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大腸を摘出していて大変だろうにこの男、さらに癌とまで戦って。
デイブが血液の癌から寛解に至ったのも、あの大歌手のおかげ。
残念だけど去年、オリビア・ニュートン=ジョンは亡くなったけれど。

Olivia Newton-John Cancer Wellness & Research Centre
デイブの癌を知ってメルボルンに行き、ツルピカ頭を見て泣いた私。
大歌手が寄贈した、物凄く立派な研究病院をデイブの案内で見て回った。

あれからすでに5年かしら、コロナの時期も大変だったろうが、良き。
まあね、大事な年下の連中をたくさん持って行かれた身にはね。
デイブまで持って行かれちゃ、泣いて済まない。




■ 貝は嫌いだけど鰻は好きと言うので
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伊東には予約だけで売り切れになる鰻屋さんがあって、予約を入れた。
美味しいものを、さらに美味しそうに食べる彼が好きだ(オレはネクラだし)。
一緒の時間を過ごして、何をしたわけでもなく、ただノンビリと時間を過ごした。

台風のせいで悪天候のドライブ。
五里霧中に車で富士登山、他人から見れば無意味で無駄なことばかり。
それでも一緒に過ごせた時間が幸せだった。


Tom, thank you so much for sharing time with me.
I hope you will come to our house and hang out.
Be kind to yourself,
Catch you soon,
David




■ 流れを読んで手を打つ
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土曜の夜に札幌時代の友人と会う約束があり、土曜の朝、伊東を出る予定だった。
木曜の昼、伊東駅で(泣きながら)デイブと別れ、生活を回復。
しかし、台風の影響で新幹線が止まるかもと、金曜の昼に伊東を出た。

案の定、片っ端から新幹線は遅れ、止まり始め、土曜は運休。
勘が冴えたか、ご先祖様のお守りか、読み鋭く、足止めは喰らわなかった。
全て予定通り、うまくやるさ。


正確な情報を集める。
バカには近づかない。
美味いワインを飲む。




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重岡建治氏に会いに行く   [ひと]



彫刻を見て重岡建治氏の作品を意識したのは、伊東に来てからである。
オレンジビーチを歩き、なぎさ公園のブロンズ像を楽しむ。
隣接する按針メモリアルパークのウィリアム・アダムス像を見て、オレの好み。

山路を歩き、海辺を散歩する時間を持つ。
伊東の街にはあちこち、重岡建治氏の作品が点在する。
立ち止まっては眺め、妙な浮浪者に見られるのだろう。


5月2日の日経文化欄もあり、彼が伊東を拠点に活動を続けていると知る。
大室山の麓にあるアトリエが開放されていると、あるいるさんも言い。
調べた挙句、よし、会いに行こう!




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毎年5月開催の、伊豆高原五月祭。
それに合わせて、重岡建治氏のアトリエが開放されていると言う。
直接、作品に手を触れることも出来、木目を体感できるのだと言う。

五月祭の地図は全くのアバウトで、辿り着けない。
基本的に伊豆高原の別荘地を彷徨うのだから、細い道に困る。
瀟洒な別荘から出てきたマダム、BMWに乗り込むところを尋ね、そこですよ。



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お孫さんでしょうか入り口に女性がおり、挨拶をして見学の許可を貰う。
写真も宜しく、触れても宜しいと、触り魔には随喜の涙。
2階建てのアトリエの、一部は吹き抜けになっており作業場だと理解する。



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作品の細かい場所や、作りかけのものを覗き込んでいたら後ろから声がかかる。
重岡建治氏であるとすぐに分かり、挨拶をし、作品への自分の感想を述べる。
最初に好きになった作品のことを上手く説明出来た気がして、満足だった。



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大阪から今回が3回目だと言うオジサンと共に質問をし説明を受ける。
これはクスノキで宇佐美の農道を作るとき抜かれ、乾燥に20年かかった。
家具には向かないし、本来は芯を抜くけどこれは抜かず、裏側に工夫を凝らした。

重いから家具には向かない。
家具なら手間がかかり値段が上がる
昔の旅館なら扱っただろう。



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木の芽に沿って逆らわないで彫る。
木に対して従順に素直になって彫る。
粘土なら好きに出来るけれど、木に対しては素直に従うしかない。


イタリアの彫刻家は職人上がりなんだ。
ボクのモクチョウ(木彫)の先生も16からやってる。
職人の技術があってこそ出来ることですよ。



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右目がほとんど見えなくなってね。
86歳の作家は、こともなげに言う。
後ろのはプラスチックの型なんだけど、見やすいように白に塗ってるんです。



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30分ほど説明を受け質疑応答をこなしてもらった。
ちょうどフランスから訪ねた予約客と挨拶が始まったから2階を見せてもらった。
いわゆる過去の作品が眠っているのだけど、触り魔にも許可が。

水泳家族には北島康介が受け取ったトロフィーの原形、康介クン、不要なら頂戴。
不埒なことを考えながら、創作意欲が溢れる86歳に、多大なエネルギーを貰った。
先の大阪人、ちっちゃい先生が大きな作品を作りまんな、同感だが反応はせず。


雨の日、予想どおり来場者が少なく、自分には満点の時間だった。
帰り際の挨拶は、今夜はいい夢が見られます、と頭を下げる。
あのね、小岩の駅前にもボクの作品あるから見に行ってね、と言われた。




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重岡建治と付き合っている   [ひと]



 人は皆、バトンをつないでいく。先祖が培ってきた生きる知恵を学び、自分なりに工夫を重ねていく。そしていつの日か、息が切れる日がやってくる。しかし時を経て、思いのギッシリ詰まったそのバトンは、必ず次の世代が受け取っていく。今日もあたらしい風を受け、時は流れていく。




■ らんまん
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子どもの頃「絢爛」が読めなかった。
だが、「爛漫」は何となく当てずっぽうに読んでいた。
初夏の風に当たり、春爛漫を今年も堪能できたことを嬉しく思う。


そして今、NHK「連続テレビ小説」が久々にマトモな作品を放送していると思う。
最近の作品は伏線回収などとばかりに気を取られ、浅はかな作品が続いた。
しかし、現在の「らんまん」は武者震いをする時がある。

恋のワクワクは心を軽くしてくれるが、それが主ではない。
大昔にバニーガール姿で「愛の水中花」を歌っていたあの松阪慶子がド迫力だ。
何かを選ぶことは 何かを捨てることじゃ、鬼気迫る松阪慶子の真ん丸顔。

実在の人物を扱うと、ちゃんと作れるやないかと思う。
人とぶつかって岐路を選んできた自分の人生を思い起こしながら見ている。
親の思い、恩師の思い、先輩の思い、人々の思いを振り返っている。




彫刻家 重岡建治
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伊東の浜、オレンジビーチの隣りに「なぎさ公園」がある。
そこには重岡建治の24基の彫刻が設置されている。
写真は、アダムス像とサン・ブエナ・ベンツーラ号の碑(按針メモリアルパーク)

5月2日(火)付、日経の文化欄に重岡建治氏の記事が載っていた。
彼の作品は街のあちこちで見られるが、伊東市役所にもあるという。
見に行かなくっちゃ。


■ 伊東市役所
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市役所と市議会になるのだろうか。
GWのさなかに訪れたので庁舎には入れなかった。
なかなか美しい設計で、しばし見とれ、今度は中を見学に来ようと思った。


■ 大地より生ずる(1995年)
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この作品は、イタリア中部のリエーティの街に重岡建治は寄贈した。
と、日経には書いてあり、その都市の市役所を飾ってもいるとのこと。
そう言えば、イタリア共和国ラツィオ州リエティ市が伊東市の友好都市と聞いた。

リエティ市の「樽乗り競争」と伊東市の「タライ乗り競争」で、姉妹都市になったとか。
昭和60年に樽とタライで友好都市提携を結んだという。
去年も7月にタライ乗り競争をしていたが、なるほどの世界である。




■ 白旗
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妻の実家には、時々「赤旗」の「お試し版」が入る。
読んでみると、あまりの偏りに腰を抜かしそうになるが、頑張っているんだね。
どうぞご自由に、朝日新聞も月額を500円値上げして焼け石に水を掛けるようだ。

何でも反対ばかりして足を引っ張り時代も読めない政党が陥没を始めた。
無法国家の侵略が起きた際に、自国民の安全をどう確保するのか、議論がない。
来年の増税を隠し、年金制度の見直しも煙に巻くキシダ政権には怒りを持つ。

悪い奴ほどよく眠る。
滅び行くものたちは元気よく文句を言う。
バランス感覚を失った厚顔無恥が消滅を始めているが、知ったこっちゃない。



正確な情報を集める。
バカには近づかない。
美味いワインを飲む。




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会食の多い4月だった   [ひと]


寒い日が続き上着が必要だったとしても、数日後には暑い日々。
毎日、めまぐるしく気温が変化し、体力の消耗が激しい。
少しばかり体がダル重く、体調が不良へと傾斜する。

相変わらずめまぐるしく時間が過ぎる。
お金が散り消え、羽根が付いてフェザータッチに翔んでけぇ~。
春眠暁を覚えず、ただひたすら眠い。




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統一地方選挙が終了し、一喜一憂を通過した。
千葉県議会議員の候補にプリティ長嶋が昔の名前で出ていました。
大丈夫なのかと思っていたら、結構な獲得票で当選していた。

お笑いものまねタレントではあるが、議員生活の方が長いかもしれない。
苦情を聞いて回り、駅前の段差をなくす活動だとか地道な活動を目にする。
仕事さえちゃんとしてくれるなら、ジャイアンツのユニホームを着ていても可。




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4月も最終日、早いぞ、あっという間の風の如し。
人と会って外食をする機会が多く、パワーランチも幾つかこなした。
長女と蒲田の「とんかつ丸一(まるいち)」で食べたトンカツは過去最高だった。





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自分が3年間面倒を見た最後の生徒との会食は元気が出た。
ケニア遠征の夢はまだ紡いでおり、夢の途中の話を聞いた。
そして、長生きしてねと、余計なことまで言われて、LINEが届いた。
 10年以上アフリカで働くと豪語しながらも、向こう数年はまだ日本での下積み期間が続きますが、最後の巨大市場が本格的に注目される頃には一部地域の周産期医療で活躍していると自負しています。◆先生に手をかけていただいた、頭も良くない、忍耐力もない、高校受験で人生最初の挫折を味わって捻くれていた当時16歳のわたしがどこまでゴールに近づけるか、最後まで見ていて欲しいと思っています。◆情熱大陸に取材された暁には、先生のことをお話ししますので、そちらもお見逃しのないよう、何卒。





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麻布のフグ料理店で働いていた料理人との会食は楽しかった。
何てったって、食べるものを全部解説してくれるのだし。
ふぐ調理師、ソムリエと資格を取り、独立に向けた準備。

5月から浜松に帰り、鰻とスッポンを極めるとか。
彼とは、印旛沼の鰻を食べて、その白焼きの美味さを語り合った。
彼の勧めで栃木産のあきたこまちを買うことにし、雑炊に最適だとか。




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29日の始発で伊東に向かったが、かなりの人出だった。
GWの移動、人出は過去数年を超えるのでしょう。
インバウンドも増加し、C国からも流入してきた。

1週間、山に籠もって読書と調べ物。
来年は年金制度の見直しが入るだろうし、増税の理由付けも始まってきた。
それよりキシダ・ハヤシの軟弱姿勢で韓国への誤った選択をせぬよう、注視。



正確な情報を集める。
バカには近づかない。
美味いワインを飲む。





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時間がないない  [ひと]



デュッセルドルフ在住のその女性は、日本に生まれ育った。
大学院をパリ、チューリッヒ、デュッセルドルフですごし、研究職に就いている。
大学での講義は英語でおこない、独語で研究発表、映画の字幕は仏語が楽だという。

村上龍が、外国に10年も暮らせばそれだけでリスペクトに値すると言っていた。
おそらくそれは、自立した、真の自由を手にしているということなのだろう。
束縛からの自由ではなく、コミュニケーションの不自由さがない自立した自由。

その女性が言うには、ドイツの慣習の古さは差別との戦いだという。
人種の区別や女性を従属的に見る姿勢と、日々、ヒリヒリするほど向き合う。
平和ボケする暇などない、国境線上の現実的な厳しい生活があるのだった。




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束縛から逃げて大阪を出奔した私には、まばゆいほどの憧れの女性の姿。
そういう女性と少しでも会話が出来る時に、私は最大限のサービスをする。
そう、私に出来ることは笑わせることぐらいだからね。




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娘がドイツから帰ってきた。
何はなくとも寿司だろう、市川市民だから銚子丸へ行く。
3か月の滞在期間、蒲田そして小岩のマンションを拠点に仕事をこなすようだ。

父は空港から第一の拠点、数週間後に第二の拠点への荷物運搬。
本当なら予算があるから業者を使えるのだが、お父さんの仕事、という優しさ。
サガワのイケメンには負けるけど、サービスは十分努力。




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既に家族のかたちが変わり始めている。
適切な距離を保ちながら、それでも時間を共有して新しい記憶の上書き。
ちょっと寂しいのだけど、欲をかいて踏み込めば壊れる脆さがある。




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金曜から妻は学生時代の友人と、4人で伊東へ行く。
女子会をする妻たち、夫相手では不可能なストレス発散を、どうぞ。
東京駅を出発する前に大丸に集合する妻と別れ、私は伊東屋へ。

駅前から歩いて新しいビルを見上げ、不思議な道を通る。
勉強用のノートとインクのスペアを買い、銀座、日本橋を歩く。
その時の少し、都会的な写真を5枚。




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40年前、お父さんにご挨拶に伺った家で、私は一人、数日間を過ごす。
ジプシーのように何処でも仕事が出来るように、Bluetoothは活躍する。
村上春樹が6年ぶりの書下ろし新刊を出した。

新刊に合わせて老眼鏡を作ったが、受け取りはGW明け。
新しい老眼鏡が出来るまで、心を砕いて悩むとしよう。
説明のつかないことや答えを得られないことはある、それが人生だ。



正確な情報を集める。
バカには近づかない。
美味いワインを飲む。




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