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闘う人   [ひと]


このブログに迷い込んで随分と時間が経つ。
自分自身にもイロイロアッテナ、それでも今日を生きている。
日々更新から、訳ありで離脱し、復活し週刊にし、最後ならと日々更新。

ズルい男だから、流れに合わせて適当にやっている。
そんな中でも、たかがブログだけど、多くの出会いがあった。
消えてなくなるならそれでもよく、引き継がれるならそれも良し。


趣味や感性の合う人が亡くなり、退出されていくのが寂しかった。
今、2kさんが癌と戦う日々、気掛かりが続いている。
カメラや自転車購入、お写ん歩などで世話になった恩人だ。

闘病者へは心の中で祈念する、克服せよ、寛解あるのみと。
そんななか、Lonesome社っ長ょぉ〜 さんが復活した。
「いきなりのラストスパート再参戦」を喜び、少し嬉しい気分。




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少しだけ、都会の師走を離脱して妻と温泉を楽しむ。
小室山に登ろうと、321mの小さな山を登って楽しんだ。
観光バスの方々とは一線を画し、小さき山を歩いて登る。

野菜農園に行って、なんて新鮮なの、なんて安いのと買いまくる。
温泉に入り、欧州では高級魚のマトウダイの煮付けと刺身をいただく。
部屋に戻って、ちょっと強烈にくさいチーズと重い赤ワインを飲む。

妻がテレビを見ながら笑う横顔を、私は楽しむ。
終了宣言した年賀はがき、今年は妻も私も限定10枚。
江戸川で写した富士にするか、小室山からか、思案しながら眠る。




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むかし男ありけり   [ひと]



学会があるのでまた2月に帰って来るよと、ドイツ在住の長女が言う。
学会と言っても創価学会ではなく、研究者が集まる学会。
論文が書籍化されたと喜んでいた娘だが、表紙を見ても理解できない。


大阪の高校時代の友人が、創価学会だと聞く。
選挙前には仕事を終えてから、休日も走り回っていた。
苦戦だ苦戦だと言ってたけれど、大阪でも惨敗した。

組織が動く「組織票」は雨に強く、投票率が低い時も圧倒する。
ところが組織票を構成する党員が高齢化し、大きな曲がり角にある。
共産党も公明党も議席を伸ばせないのは、高齢化、人口減の影響か。




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うんてんしゅはボクだ

公明党の山口那津男代表(72)が退任し、15年ぶりに交代した。
その後、衆院選で落選した石井啓一代表(66)が代表を辞任した。
そして、臨時の党大会を開き、国土交通大臣の斉藤鉄夫氏(72)が代表就任。

混沌とし始めた公明党も、人材不足なのだろう。
若い者は経験不足と言い、実はその「経験」が日本を危うくしているのだ。
新しい時代に新しい発想が必要なんだけど、古い頭が古いやり方で誤魔化す。


市川駅前の選挙演説を何度か見に行ったことがある。
イシバ、キシダ、レンポウ、安倍さん、山口さん。
無能や無策に絶叫は辟易するが、人寄せパンダの、からくり人形。

安倍さんは面白く、山口さんは魅力的だった。
特に山口さんはあの語り口だから、聴衆にも品位があった。
もちろん私もその品位ある聴衆でした。



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活力源だ大谷翔平   [ひと]



寂しさに包まれて、バカな政治家たちに腹を立て、時代が面白くない。
だが、しかし、ところが、大谷翔平さんがMVPを取った、それだけで歓喜。
もう、しょうもない情報番組だけど、録画して大谷さんを見て喜んだ。

MVPに一人の時も、犬と一緒の時も嬉しかったが、奥様同伴の今回は歓喜。
だってよ、信じる人に何十億円も騙し盗られるところから始まるシーズン。
よくぞ乗り越え克服し、私の代わりにスーパースタアになってくれた、歓喜。

ありがとうでしかない、大谷翔平さん。
イシバやキシダなんて見たくない。
ボクは大谷翔平さんに癒されて、元気に、何かしら頑張る。




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子どもの頃なら貰って喜んだだろうな。
でも今は、金モドキより愛する人との時間が大事。
そして、スーパーヒーローを見て楽しみ、心の平安を求む。

今後のあらゆる大谷翔平さん特番を救いにする。
それだけ平和なんだと言われたらそれまで。
少しは平和ボケさせてもらおうと思う、師走が近いのだし。




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死ぬ人に追い立てられ毎日更新   [ひと]



 複数の方から、旧曽根風呂が終了すると知らされました。何も考えずに、まあ、それも良いかなと。プツーンと消えていく心停止のような。死ぬ前の死のような、それもいいかなと思いました。

 そして、最後は有終の美を飾るために、初心に帰るかと考えました。そう、始めた頃のように、毎日、あくせく書いてみるかと。そして、説明を読んでいたら、なぁーんだ、移行するやん。消滅まではまだ時間があると、理解しました。

 でも、とりあえず、3月末日までは初心に帰ろうかと思って、そういう転機を得るきっかけとしてみます。本日から3月末まで、生きてたら毎日更新。




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西田敏行、元横綱・北の富士、谷口俊太郎、火野正平。
最近どんどん知っている人が亡くなっていきます。
自分の時代を生きた人たちが、急速に消えていくのが寂しいです。

寂しさは、温暖化で北極の氷山が崩れ落ちていくイメージ。
自分たちの時代という大きな塊が、ついに崩れていくというイメージ。
終焉に向かうのは仕方がないけれど、周囲の崩れが寂しい。




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火野正平は意識したことがあります。
悪さの仕方も含めて似てると言われたこともあり。
同時代を生きた彼が崩れたのは、寂しいとしか言えません。

年を食って丸くなっていくオヤジ、自転車に乗って。
そういう姿を見ていると、自分も、丸くなっていることを意識します。
死ぬまで生きるぞぉ、と燃焼を始めましたが、断末魔のもがき。




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秋は芸術(舟越 桂)   [ひと]


キシダ雲隠れ、イシバ豹変。
組閣と言って、ほぼポンコツの在庫一掃セール。
悲劇だが、イシバの嘘は今日に始まったことではない。

落としても落としても湧いて出て来るダメな政治家。
定数を半減して、危機感を持ってもらわねば。
税金を吸い上げられているだけの我々、武装蜂起すべき時か。





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    (樹の水の音/舟越桂 2019年)

今年3月に72歳で亡くなった舟越桂さん、好きな作家だった。
天童荒太の『永遠の仔』の表紙に使われて以来、知った。
丸の内 STREET GALLERY の丸の内仲通ビル前の作品も好き。

とらえどころのない視線と、モディリアーニふうの首の長い女性。
木目を生かした彫刻、彩色された大理石で作られた眼球。
不思議な魅力に満ちた作品、お別れ方々展覧会に行く。

彫刻の森美術館 開館55周年記念
舟越桂 森へ行く日 (7月26日−11月4日)
「新美の巨人たち」で見て知り、慌てて箱根の山を越えた。




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■ 舟越桂/森へ行く日
 森へ行く日、遠い目の人がいる。自分の中を見つめているような遠い目をしている人が、ときどきいる。もっとも遠いものとは、自分自身なのかもしれない。世界を知ることとは、自分自身を知ることという一節を思い出す。私が感じている人間の姿を代表し、象徴してくれるような個人に出会った時、私はその人の像を作ってみたいと思う。  (創作メモより)


舟越桂さんが3月末に亡くなったこと、最近のTVで知った。
72歳か、自分も接近して、さてオレは何も残さない。
少し寂しい気持ちです。  合掌




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    (ミス・ブラック・パワー/ニキ・ド・サン・ファール 1968年)

フランスの作家で、長女がパリ時代から好きな作家だったと言う。
2002年に72歳で亡くなっていて、舟越桂さんと同じだ、と気になる。
彫刻の森美術館の広い庭の展示物も魅力で、半日遊べると思った。

この作品の説明に曰く、
妊娠した友人の、日ごとに大きくなっていくお腹に発想を得ました。
生命の源として、全ての女性を讃えています。  (同感、喝采)




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小室山にも秋の訪れ。
そして典型的な秋雨前線の雨が続く。
停滞前線だ、しばらくの我慢、再来週の札幌までには止んでおくれ。


最終コーナーを回って、活路を見出すつもり。
それでも日々の断捨離は、究極の整理。
新しいことは何も出来ないけれど、妻が大好きを続ける。




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誰がおかしいのか   [ひと]


こころなしか疲れの取れない日が続いている。
おまけに足の筋肉痛がちょっとしんどいかな。
それでも最後のあがき。

この1週間、いわゆる歩数は毎日1万5000歩を目途と抑制している。
ただ、江戸川の土手の階段を利用して、45段×100を目指している。
現段階では45段×50だが、やがては軽々と駆け上がれるように。

ちゃんと準備が出来る時に、しっかりとやり通すこと。
それだけが自分を助けることになると思う。
今年もやっぱり富士山に登りたいからね。




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台風1号の影響で、余計な雨風だったが、野菜には恵みの雨か。
最近は、何が良くて何が悪いのか分からないのだが。
それでも玉子の値段も落ち着いて、特売では10個120円で買える。

電気代も上がる、きのこの山も値上げ。
生きていくうえで最低限必要なものはある。
もう抗わずに、自民党の消滅、中国の崩壊、ロシアの瓦解、願う。

願うだけでもう知らん。
黙って静かに勉強、娘のパートナーの話について行きたい。
Z世代の、あまりにも理解を越えた言動が面白いから。




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首の皮一枚残った人生、なるようにしかならないからね。
人生は短いから、つまらないことで悩むのはもったいないよ。
どうせ最後はみんな同じ場所に行くんだから。

流れに任せて生きるしかないかな。
泣いてる時間なんかない。
嘆いてる時間もない、山に登る、それに尽きる。




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とりあえずしんどくも新年度   [ひと]



やっと大谷選手が移籍後の第1号HRを打って、ほっと一安心した。
第2号も出て少しは気が晴れると言うか、安堵感がある。
自由民主党の腐敗や静岡県知事の不快感は、それでも心を淀ませる。

ヤマザキ春のパン祭りに応募する毎年の楽しさ。
それにも増して春の値上げラッシュ、我慢の限界近し。
拍車をかけて苛立たせる諸悪の、何と生きながらえることよ。

静岡県に恨みはなく、お茶も美味しく飲ませてもらっている。
太平洋側からの富士を鑑賞し、その分、高めの固定資産税は払っている。
選挙権がなく知事は選べないが、変な一派の狂気の継承は辞めて欲しい。





 静岡県民と立憲民主党に支えられる川勝知事
■ 億単位の退職金を払うリッチな静岡県
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馬鹿は、ゴメンと言ってまた同じことを繰り返す。
リニア着工を止め、工事を遅らせるという役割を全うした。
すり替えばかりで環境問題だと静岡県民を扇動し続けた、自称頭脳派。

やっといなくなるかと思えば、何でも反対屋の後継者選びとか。
リニア開通も10年以上先になり、私は乗れないで地球を去りそう。
新幹線は、静岡県内に停車するのは2時間に1本に減らしてあげればね。

既にリニアの是非ではなく、巨額をつぎ込んだ仕事、どうせよってか。
ゼロ金利が終わり、借金には利子が付くのだから、さらに負債が増える。
准国策なんだから、人手不足、材料高騰、これ、静岡県で補填するのかね。




■ 娘の手料理で大満腹だった
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娘が期間限定のチャレンジ休暇を取得したようだ。
テーマは「両親に料理を作っておもてなし」だそうで、嬉しい。
市川の家に親子3人で家族部会、久々の三女の料理に舌鼓。

手前の鮭のタルタルは、豪州土産のクラッカーにのせて頂く、最高ぅ~。
右上の鱈の香草焼きは、十分に店頭販売に耐えるぞ、うまし。
私は娘や妻の手料理が極上で、それだけで嬉しく、よし、お返しはフレンチだね。




■ 福山雅治とは無縁
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kome さんの写真のグループ展があった「さくら坂」は提灯だけが満開。
「君よずっと幸せに 風にそっと歌うよ」と目的地へはこの坂を上る。
でも福山さんの桜坂は田園調布、ここでは歌うだけのボク、うぅーイェー。


■ 昭和第2ビルには昭和の香り
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写真展の会場へ階段を上がりながら、むき出しの引き込まれた電線。
まさに昭和の香りで、探偵事務所がありそうな雰囲気だった。
松田優作は出てこなかったけれど、もうすぐ取り壊しとか、惜しい。




■ 渋谷が顔を変えていて驚く
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写真展の帰路、渋谷を散歩して驚いた。
噂どおり大開発に大発展だった。
ある大群衆に驚いたのは、ハチ公前。

とにもかくにも外国人観光客の群れ様でした。
ほぼ行儀よく並んで、ハチ公と一緒に写っていました。
世界は平和だの象徴国ニッポン、リニア新幹線に乗りたい!




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飛んだLINE 老域あるある   [ひと]


死んでいいよと許可される年齢があるわけではない。
白寿直前、百歳には届かなかったけれど、天寿を全うしたと人は言うだろう。
奈良の叔母が亡くなった、元気いっぱい、いつでも前向きな方だった。


奈良の叔母は90歳を超えてから腫瘍と闘い、がんと闘い、盲腸と格闘し手術。
それ以外にも顎を割り、頭部も7針ほど縫い、奇跡の生還を繰り返した。
2月に退院をしたので、見舞いかたがた激励に行けば、逆に元気づけられた。

この人との話で楽しいのは、「いま」だから。
入退院を繰り返してもお茶目で、昔は良かったという話がないから好きだった。
若い時は、父親に甘やかされた美人娘、遊んでたようでそれも好き。

いま、妻が入院中でもあり、金曜に日帰りをした雨の告別式。
まあ、いいトシして、やっぱり泣いちゃうよな。
夏に、妻と遊びにいった時も、元気いっぱいだったのにな。




■ アジアの後進国から1枚
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アジアの後進国から1枚の写真を考える。
祖父は70歳で亡くなり、祖母は104歳まで生き、母は87歳、そして叔母。
こうして見ると後列はついに全滅、最後の砦の叔母を失い、残るは前列。

姉は相変わらず厳しい目つきだし、従兄弟は柔和で、その弟は困り顔。
私はチリチリ頭というのか、天然パーマというのか、個性的な髪ですね。
現代日本に生きる若者は、この写真を見て日本だとは捉えないでしょう。

ドブも汚かったし、あちこちで立ち小便をする人がいたし。
昔は良かったという気持ちには、絶対になれない。
それでも小汚いなりに服を着せてくれたのだから、感謝だ。

こうやって写真を見て、不足するのはと来れば父。
おそらく父が写しているのでしょう、住吉の家に集合。
母はおそらく27歳、現在のウチの三女より年下だ。


規則正しく時間が過ぎていく。
確実に終末へと向かい、悔いは残すまいと。
そうだ、妻との時間を静かに充実させておこう。




■ ことばがすきだ
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文学部出身はつぶしがきかないと言われた。
確かにそうだろう、好きなことだけをやってるんだからね。
手に職を付けろ主義の親には、嫌がられてしまうのは事実。

言葉を紡ぎ、何らかの形なり影なりを残す作業は、既に好き嫌いの問題。
だから文学部出身はつぶしがきかないと言われた時も、気にしなかった。
だって、ことばがすきなんだもん、言葉を紡ぐ楽しさを知ってるから。


ね、あるいるさんはブログを閉じちゃって、消えてしまった。
それで、私の所に彼が書き込んだ文を見ると、消えていない。
おっ、と思って、つい遡って読んでしまった。

1年間だけど読み返してみると、色んなことがあったという感慨。
そして、あるいるさんの的確な表現には惚れ直してしまった。
言葉には力があるのだけど、さて、残り時間で私には何が出来るのか。

大切な人が去り、亡くなって、立ち止まる。
振り返りながら考えて、前を向く。
かぼそくなんだけど、道があるような気がしている。




■ 怖いぞ落ち着け
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入院中の妻に、自撮り写真を送りまくりました。
移動中の新幹線からで、音楽を聴きながら、ボクを忘れないでねって、つい。
もっといる? と、書き込んだら、いらん、とひとこと。

始めは新幹線の車内で自撮りして送ってたら、画面にテロップが流れ。
ん? 大谷翔平がMVP、慌ててそちらを読みに行きました。
そして継続して、過去の自撮り写真を探して妻に送っていたのでした。

すると、いらん、そっけないなと、よく見ると、姉のLINEでした。
奈良の叔母の葬儀に関してやり取りが多かったから上の方にあり、つい。
世の中でついうっかり、こうして浮気はバレるんだなと思いました。

まあ、朝から小汚ないオッサンの写真を送られた姉、あーあ。
葬儀会場で、会えばまた小言から始まると思うと、帰りたくなる名古屋通過。
判断力も鈍る年寄りに核の発射ボタンを持たせたら、絶対にダメなバイデン。




■ 宝塚よお前もか
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ずっと昔に、フランキー堺が主演した映画『私は貝になりたい』を思う。
もうどうあがいてもしゃあないな、もうええわ、口をつぐむ。
外界と関係を断って、私も貝になりたい。


大きな存在を巨象と譬え、ジャニーズ事務所、宝塚歌劇団、自民党、そして中国。
どうも説明に合理性がなく、強引辣腕、されど脆く、先行きが見えず、倒壊か。
今まで通り、ここでのやり方がある、これが正しい、言うことを聞けとお言いか。

現代の、遅まきながら少しだけ新しい教育を受けた人たちが社会に出てくる。
旧来の価値観で断じることができない、今は少数派だが新世代が生まれてくる。
寄らば大樹の陰が今や崩壊だけを予感させている、いでよ新勢力、最後の期待。




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なにも残さず消えた   [ひと]


何のためのブログか、不明だけど、家族の爪痕を残して来た。
そうやって、何となく、このブログを始めて時間は過ぎ去った。
たくさんの出会いがあって、オフ会にも参加して面白かった。

亡くなった方、ブログから撤収される方、それぞれの事情だが淋しい。
教職も終え、子育ても終わり、少しずつボケていく日々、更新も週1にした。
デイリーからウィークリーに変えて、ほどよいペースでやっている。


何度かだけど、辞めようと思ったことがある。
それでも何となく励まされたような格好で続けてきて、もう暫く更新する。
教え子への生息確認用とうそぶきながら。


それでも、ちょっとさざ波が起きて、ショックかな。
あるいるさんが撤収すると言い、実人生が大事だからそれは正しい。
でもね、一方的だけど波長が合ったし、何と言っても頭のいい人だ。

造詣深く、教養のある方で、いちどお目にかかって歓談飲酒したかった。
そのためには宝くじを当てるという高いハードルを設定してしまった。
しかし、お目にかかる機会は近づいていると錯覚していた。

かりそめの電脳空間に実人生はなく、それでも脳内の戯れを続けたかった。
かと言って文通する相手でもなく、住所も知らず、仕方なし。
大相撲が始まる、相撲を語る相手を失った。

あるいるさんの去り際を見て、ちょっと考え込んでしまいました。
彼を読者に想定して書くことも多かったけど、仕方ない。
いつかお目にかかる日に笑われないよう、自分を磨いておこう。




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今日の写真は、自分の中で気合いの入った過去の写真を3枚。
2017年8月の写真、北大植物園に三日、かよって撮ったサギソウ。
この時期は大阪で入院する母の元へ、月に何度か札幌から遠征した。

伏見稲荷を見たいと言われ伏見稲荷で写真や動画を写して、母の元へ。
あるいは住吉神社だったり、千里丘だったり。
時に、綺麗な花が見たいと言うようになる。



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たしかJUNKOさんだったか、サギソウのことを書いておられた。
実物は知らず、北大植物園にあると知り、電話確認しながら通った。
8月16日(水)、19日(土)、23日(水)と写した。

よっしゃ、これで母も喜ぶやろと思っていたが、24日に母は亡くなった。
見せたかった相手に、見せたかったモノを見せられない花、サギソウ。
私の中では、ちょっとだけ間に合わないギリギリアウトの象徴なんだ。



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ちょっとだけ間に合わないという喪失感。
それがいま私の中にある、あるいるさんへの想い。
既に彼のページは消えている、おいらの書き込みも、よどみに浮かぶうたかた。


流れる星は 今がきれいで  ただそれだけに 悲しくて
流れる星は かすかに消える  思い出なんか 残さないで
君の欲しいものは何ですか  僕の欲しかったものは何ですか
                   (「流星」 吉田拓郎 より)


秋が深まり、晩年の思いとは、去り際の形かな。
感傷も希望的観測も排除して、最終回を考える。
それまで今は、熱海富士を応援しようじゃないか。




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オレたち生きている   [ひと]



これからさきに何が起こるかなんて誰にもわからない。
だからこそ人々は今この時を大切に誰かとわかち合う。
その先には確かな未来が待っているはずだ。




■ アホと煙は高い所に登る
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アホと煙は高い所に登ると、子どものころ、お祖母ちゃんに言われていた。
いちびりと呼ばれ、お調子者だったから高いところは好きだった。
まあ迷惑なだけだったのかもしれないが、わたしは今も生きている。

豪州からデイブが来た、スカイツリーのチケットをすでに取ってあると言う。
彼のために1週間をあけていたから、のぼるぞと。
よし、と見上げるツリーを最後にバッテリー切れで、何も写せず。

前日一緒に飲んだ三女が、私たちに合流し、台湾料理を楽しんだ。
浅草、隅田川と人混みを眺めながら散歩した。
およそ25年前「Chubby Cheek」とデイブが可愛がった娘も、大人の女性。




■ 男だって男だって
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デイブが奥様の指示でKOSEの「肌ふっくらマスク」を買い求める。
やっと見つけて私も購入し、ふたりで体験。
今月は三女のパートナーのご両親と会うのだし、念入りに真剣に、うふふ。




■ どちらがアホでどちらが煙か
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富士山に登りたいと言い、私は天候のコントロールは出来ません。
それでも近づきたいと仰るならと、霧に包まれたフジヤマを攻める。
本当に何もないのだけど、チャレンジが出来たことを喜ぶ男、脳天気組。




■ 脳天気男と腐れ縁も好きだよ
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大腸を摘出していて大変だろうにこの男、さらに癌とまで戦って。
デイブが血液の癌から寛解に至ったのも、あの大歌手のおかげ。
残念だけど去年、オリビア・ニュートン=ジョンは亡くなったけれど。

Olivia Newton-John Cancer Wellness & Research Centre
デイブの癌を知ってメルボルンに行き、ツルピカ頭を見て泣いた私。
大歌手が寄贈した、物凄く立派な研究病院をデイブの案内で見て回った。

あれからすでに5年かしら、コロナの時期も大変だったろうが、良き。
まあね、大事な年下の連中をたくさん持って行かれた身にはね。
デイブまで持って行かれちゃ、泣いて済まない。




■ 貝は嫌いだけど鰻は好きと言うので
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伊東には予約だけで売り切れになる鰻屋さんがあって、予約を入れた。
美味しいものを、さらに美味しそうに食べる彼が好きだ(オレはネクラだし)。
一緒の時間を過ごして、何をしたわけでもなく、ただノンビリと時間を過ごした。

台風のせいで悪天候のドライブ。
五里霧中に車で富士登山、他人から見れば無意味で無駄なことばかり。
それでも一緒に過ごせた時間が幸せだった。


Tom, thank you so much for sharing time with me.
I hope you will come to our house and hang out.
Be kind to yourself,
Catch you soon,
David




■ 流れを読んで手を打つ
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土曜の夜に札幌時代の友人と会う約束があり、土曜の朝、伊東を出る予定だった。
木曜の昼、伊東駅で(泣きながら)デイブと別れ、生活を回復。
しかし、台風の影響で新幹線が止まるかもと、金曜の昼に伊東を出た。

案の定、片っ端から新幹線は遅れ、止まり始め、土曜は運休。
勘が冴えたか、ご先祖様のお守りか、読み鋭く、足止めは喰らわなかった。
全て予定通り、うまくやるさ。


正確な情報を集める。
バカには近づかない。
美味いワインを飲む。




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