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皇居前散歩   [旅]



自称『週刊サンデーM』と手抜きを始めてどれだけかは忘れた。
それでも、大晦日が日曜で、今年の最終回になるのは初めてのように思う。
さすがに、ど年末、休んでもいいように思いながらも、律儀に。


妻のリハビリ生活を支えるために、伊東で初めての同棲生活をしている。
新鮮ではあるけれど、飽きられてしまうのか不安はある。
そんな中、通院もあり、東京ついでに駅前の夜景でも見ようかと散歩した。




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暮れゆく2023年、個人的にも後半は良くなかった。
精神的にも落ち込んだし、暗い暗い、Cry !
いちど悪く考えてしまうと、どんどん落ち込んで、ダメになっていく。

だから悪い奴らのニュースは見ないで切る。
でも、大谷翔平さんのニュースだけは追っかけて支えてもらってる。
12月はドジャースがらみで夢も希望も描けそう。




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人生に反省などしている暇はない。
ダメだったのはなぜなのか分析をし、立て直すか、逃げる。
そういう選択の連続で、ボクたちは生きているのだ、人生を。




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新しく何かを始める勇気はない。
ただ毎日の目の前にある今日を、何とか楽しく乗り切る。
そういう生活を続けるしか、老いの道はないのだと思う。

老いるのが怖いのではない。
やがて終わる人生、暮れてゆく。
だから、今日を楽しく面白く、伴侶を笑わせて、悔いることなく。




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今年の良かったこと。
富士山に2回登ることが出来、無事帰ったことだろう。
また来年も何度か登りたい、それだけの魅力がある富士山。




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もういい加減にグチや文句を言うのは辞めにしょう。
だって、そばで聞かされる側には溜まったもんじゃない。
きっと妻にはストレスだったかもしれない。

批判精神がつい、口をついて文句になるのかな。
全ては自己責任、新しい時代を理解して終わりたい。
謙虚に、そして馬鹿には近づかない。


渾身の、だらしない文章を読んでくださり感謝です。
それでもまた、来年も良いお年をお迎えください。
皆さんの生活の充実と幸せを祈ります。




ファイト!





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2回目もキツかった富士サン   [旅]



そこに山があるから。
とても短い表現だが、語り尽くさないがゆえの含蓄がそこにはある。
ただそれだけのことだった。


しかし最近思うのだ。
自分もそこに山があるからと。
なんでこんなに富士山に登りたいと思うようになり始めたのか。

理由はよく分からない。
しかしそこに富士山があるから、それだけのこと。
景色もいい、でも空気は薄い。

ただ、登りながらあの山の稜線を見上げた時。
なんだか幸せな気分になっている。
しかし、とても恐れてもいる自分もいる。




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ケルンと呼べば聞こえは良いが、こういうのには参加しない。
今回は2回目の須走口からの登山だが、ルートには丁寧な道標があると知っている。
余計だなぁと思うのは、落石が危険だと何度もアナウンスされているのに。

6合目も過ぎれば樹木はなくなり、露出した岩肌、凝結した溶岩である。
歩いている時でさえ注意しなければ、小さな凝灰岩を蹴り落とす。
滑落しようものなら事故を起こすことになるから、石を積み上げるのは危険だよ。




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5月にデイブと来た時、彼が買ってくれた手袋を着用。
何度も岩をつかんで大きな段差を一歩、踏み上がる。
手袋は必需だと、今回は持参した。




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忘れちゃならないのは紫外線対策。
ところが無防備だった首回りが焼けて痛くなってしまった。
サングラスも着用しなくては、雲の上の紫外線が直撃する。




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リュックは腰ベルト付きで、負荷を分散させるもの。
ストックは足の疲労を軽減させ、後半に底力を発揮。
須走下山道はストックなしでは何度も転ぶことになる。




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登るにあたっては山頂と麓と3か所の天気予報をチェックしている。
いつも登山用のカッパは持参しているが、使わないに越したことはない。
雨予報が少しでもあると登山を回避し、雨に濡れることがないようにする。

ダウンの防寒具も用意しているし、着替えも持参。
それでも低体温を恐れ、寒さ対策には配慮する。
太陽直撃での汗対策、ワークマンで買った汗で濡れない長袖シャツで登った。




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雲の中を歩く。
なかなか楽しいもので、景色の中に自分も含まれてしまう。
富士山は大きすぎて、取り込まれている自分を感じる。

こういう瞬間が好きだ。
比較的、利用する人の少ない須走ルート。
ノンビリ楽しめるのが好き。




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須走ルートはほぼ駆け降りるような、凝灰岩が砕けた砂利道。
だから金剛杖やストックが必需で、滑るのが怖い箇所は踏ん張りながら下山。
この先を折れると一気に走る場所で、下山時に写真を撮ることはなくなる。


トレイルランニングの若者が一気に駆け降りていく。
そしてさて困った、と思った。
はるか先に、動かない人がいて、自分に救助の余力はなし。

人通りが少ないルートだけど追い越す人はいて、でも誰も声をかけない。
自分に人を助ける余裕はなく迷ったけれど、声をかけた。
こういうのって余計なお世話かもしれなくて、勇気がいるの。


私も足がキツくて何も出来ないけど、このまま座ってたら、山だからすぐに暗くなって、あなたの装備(スニーカーに半袖ポロシャツ、手ぶらでストックもなし)じゃ危ないですよ。このまま、もう少しして立てなけりゃ遭難救助を呼んだ方がいいですよ。

この先まだありますか、と問われるので、今の様子だと2時間かけても無理だと思うし、そこからバス乗場まで数時間はかかる、と教えて、出来ることはないけど、救助を頼むのがいいと思う。と言って、私は勝手に下山。下に奥さんがいて、先の旦那さんから連絡があり、救助を依頼した様子。

バス乗場まで行くと、ちょうど救急隊が来たから、遭難者の状態と場所を「的確に」教えた。
そして、オレって偉いなと思いながらバスに乗ったの。




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すれ違って話した救助隊は3人いたかな。
レンジャー服だけど、体を鍛えてるのは見て取れた。
おそらく彼ら3人が、交互におんぶして下山したのでしょう。

そんな風にならないように、足腰を鍛えて今年は2回登った。
その鍛え方もまだまだ納得がいかず、鍛錬に工夫を入れて健脚作戦。
あわせて、装備の準備も知識として充実はしていく。




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12000段の階段があれば富士登山練習ができる。
ないから、江戸川の土手で駆け上がる練習を繰り返すしかないようだ。
そういうコツコツと積み上げる先に、富士登山がある。

平らな道の健脚自慢だけじゃ危険だと知っている。
だから臆病な私は、坂道、階段を求めて走り回る。
9月10日の閉山までに、お天気次第ではもう一度と中毒症状が出ている。




ファイト!





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富士山ナメたらアカン   [旅]



何となく富士山に登ると口走ったのは、そこに富士山があったから。
5月だったか、デイブが行きたいという富士山5合目まで行った。
そこは須走口で、山小屋のお嬢さんたちと談笑し、7月に登りたいと話した。

色々と情報を得て、その気で練習を積んだ。
小学2年生の夏休みに家族4人で登っているが、あまり記憶にない。
かつ、ご来光を拝むという渋滞に巻き込まれるのはイヤで昼の登山。




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ワークマン女子で装備を揃え、万端の準備をしたが重装備だったか。
夜の登山を避けたので、経口補水液も準備し、計算をして水分は4㎏。
軽食はゼリー状のものと、スティック状の固形物にした。

羽毛で軽量の防寒具、リュックごと覆うカッパ、着替え3着。
長袖シャツで汗を吸い、すぐに乾かすスポーツシャツが快適だった。
汗をかいてベタベタにならないので良かった。




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須走口5合目から登った。
環境保全料の1000円を払い、暫くは緑の中を歩いた。
やがて岩を登るようになり、富士山は登り続ける山だと思い知る。

     (写真の向こうは須走を滑るように降りる人たち)




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スマートウォッチが振動し、高度の変化を教える。
酸素飽和度に注意しろという。
山頂が近づいてきたあたりで目まいや頭痛がし、酸素飽和度が84%になった。

登りは6時間から10時間と教えられていた。
脚の動きが鈍化したので、思いっきりゆっくりと登った。
常に退却する心の準備も用意していたが、休みながら進む。




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天候状態はめまぐるしく変化すると聞いていた。
いちどだけ、冷たい横風が吹き込み、着替えるかどうか迷った。
しかし、頭上の太陽が寒さを感じさせなかったので、牛歩戦術で登った。

呼吸が苦しいのでいつになく仏顔が、眉間に皺を寄せてしまった。
言ってしまうと、登ると、とても素敵な景色だった。
見上げても雄大だったが、登っても雄大で、また来たいと思った。




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下りは3時間と教えられていて、須走、たしかに走らされる。
山頂では時間的余裕がなく、神社や標識の証拠写真を撮って終了。
ヘッドランプも用意し、中国人親子とオランダ人家族と、走る、滑る、降りる。




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先週の日曜日に登ったのだが歩数計は25000歩だった。
登山と下山に要した歩数は2万歩ほどだが、平らな道ではない。
練習の方法を変えることで、もう少ししっかりと歩けるはず。

山路を登り続けるのだから地面を蹴る練習を中心にした。
既に下山4日目から来月中旬の練習に入り、坂道ランニングを導入している。
次回は前日によく眠るために、軽く泳いでから登ろう。

今回の登山では、かなり緊張して前日の睡眠は浅かったようだ。
スマートウォッチの記録を確認して、睡眠が良くない時は登らない。
来月が楽しみで、今度こそ、完全快晴の山頂から「ヤッホー」をする。

馬鹿げたことだけど、暫く登山家でいようと思う。
登山の面白いところは天下国家ではなく、視野の狭いことを熟考できる。
自分を掘り下げるには、いい機会だと思うのだ。







ファイト!






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エスコンフィールドに行ってきた   [旅]


北広島という札幌在住時代には不便な場所だったが。
日ハムの本拠地が出来上がったというので、見に行き、遊んできた。
なかなか良いじゃないか、半官半民の吸血鬼から離れたのは正解だね。

新球場エスコンフィールドと、周辺エリアを含めた北海道ボールパークFビレッジ。
おそらく発展していくのだろうというポテンシャルは感じた。
少なくとも新球場のエスコンフィールドは完成度が高かった。




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道民も馬鹿じゃないっすからね。
誰が利用するんでしょうか、札幌ドーム。
急傾斜で見づらい観客不在の設計は、半官半民、第3セクター。

殿様営業の、足りなきゃ値上げ。
グッズまで課金され、さすがに日ハム球団は腹に据えかね、袂を分かつ。
おそらく札幌ドームは衰退し、廃墟となるだろうし、誰も責任を取らない。

札幌市の役人の天下り先、果実が実ることなく朽ちる。
全国で、道内でも、第3セクターはほぼ全滅。
責任者出て来いよ、知ってるぞ、美味しい思いをした人たち。




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いつかこの壁画に書き足されるスターが生まれてくれることを期待する。
しかも、同時代を生きた喜びを持つ、元道民として。
連続して大リーグに送り出す、若手養成所の日ハムだもん。




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時間がなかったから、場内ツアーには参加しなかった。
次回はツアーに参加して、フィールドまで降りて説明を聞こう。
確実な雇用が発生している。


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屋根は開閉式。
天井がしまっていくのを眺めていても楽しい。
入場無料は勿論だけど、雰囲気も良く、ここで何か食ってくか。




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球場内にビールの醸造所があった。
試合はなかったけれど、観客席に座って飲もう。
座席はプラスチックではなく、クッション席だぞ。


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日本酒に羊羹かい、と言われた昔がある。
ビールにチュロスの何がいけない、と開き直る。
試合がない日に大勢の客が来ていて、飲んで食べて、楽しむ人々。

子どもが遊べる場所もあり、こういう公開をしない半官半民。
この球場での観戦をしたいと思うし、第3セクターに課金されない喜び。
やがて日ハムの選手補強のための投資資金となるでしょう。


いつも思う、誰が責任を取るのか、ということ。
上げ足を取って反対するだけの野党も、反対をした責任を取らない。
進まないニッポン、投資は自己責任と、よくぞ言ったものだ。




ファイト!





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大室山を攻めてみようか   [旅]



生きていると思いもよらぬ災いに見舞われることもある。
でも、人生には奇跡が起きることだってある。
大切な人との思い出が、一歩、また一歩、人生を前に進めてくれる。


大切な人を亡くしてしまった経験が増えている。
そしてこれからも、大切な人を失っていくのだろう。
それでも悲しみ以上に、新しい出会いを恐れないでいようと思う。

怖気づくことなく新しい人と出会い、一期一会を飾る。
あと少しなのかもしれないし、恐れるな。
まだ見ぬ水平線の先を目指していく。




■ かっぱえびせんを食べたいとトビがピーヒョロロロ
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メンタルがやられっぱなしと自分で言うか。
そう、もう言っちゃって、慰安の時を作る。
贅沢じゃないかと人から言われても、だってシンドイんだもん。


再会も含めて、最近は、人との出会いが多い。
コミュニケーション能力を疑われながらも、人が合わせてくれている。
感謝しながら、遊びの中に自分を癒す。





■ 海から見た大室山に誘われたから登ろうと思う
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余談ではあるが、バカ息子を持たなくて良かった。
キシダがバカな息子を育てただけの話だけど、KO大学卒だからノックアウト。
バカ息子を秘書にして、勘違いを加速させ、茶番であるから言葉が出ない。

KOじゃなくて良かった、うちの娘は。
大隈重信賞を取って100万もらっとるから、あそこまでバカではない。
いや、うちの娘の思うには、パパお願いだから事件は起こさないで!






■ 門脇埼灯台から大室山を見るとやはり登りたくなる
3 門脇埼灯台から大室山を見るとやはり登りたくなる.jpg


さて、さてさて。
寛解して再就職が決まったDaveが仕事直前休暇で日本に来る。
スカイツリーに登りたい、新宿御苑に行きたい、富士山に登りたい。

ヨッシャ任せとき、連れてったる。
でもなぁ、台風が来るだろうし、どうなることやら。
彼の、美味しいものは先に食べる楽観姿勢が好きだ。






■ 4000年前に城ヶ崎海岸は大室山の噴火で出来たらしい
4 城ヶ崎海岸は4000年前に大室山の噴火で出来たらしい.jpg


まあ、雨でもここなら大丈夫だろう。
死の淵から帰還したトモダチをおもてなし、下見を着々。
雨は私が晴らしてしまおう、六根清浄、お山は晴天!






■ 山頂で噴火口跡を周回するお鉢巡りを楽しんだ
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 標高580mの大室山には直径300m、深さ70mの大きな噴火口跡があり、真ん中がくぼんだ形になっています。 山頂では、この噴火口跡を周回する「お鉢巡り」ができます。 1周約1キロで、所要時間の目安は約20分。お鉢巡りの道からの景色は遮る物がなく、道のどこからあたりを見まわしても絶景です!

サッカー部の監督時代にここで合宿したら、毎日、選手を走らせただろうな。
だって、本部で見ていれば全てを監視できるぞ。
と、考えはいつも手抜き大作戦。






■ 大室山の山頂近くに咲くアザミを朝ドラ気分で撮る
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だんだんと、声も小さくなっていくけれど、オレはここで生きてるぞ。
名もなき花が名付けられ、そこに存在し、忘れられ幾年月、大室山山頂まで飛来した。
私には次の世代に残すものなど何もないが、動ける時間を楽しむ。

だからまた、メンタルがやられそうになっても、前を向く。
イッテコイと人は言い、妻は人生プラスマイナスゼロと言う。
でもなぁ、オレ、まだまだ強欲に夢は見ているの。




ファイト!





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銀座から神田お茶の水   [旅]



キシダ首相が「異次元の少子化対策に挑戦する」と語ってから、滅入っている。
こういう言葉を弄している限り、この国では何も決まらず、何も進まない。
安倍さんが、キシダを後継者に指名しなかったのは理解できる。

何が異次元の少子化対策だ。
語彙力の低下したアンポンである。
モヤモヤが収まらない




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銀座で書道展があったので見に行った。
「2023現代の書 新春展―今いきづく墨の華―」
主催は、毎日新聞社、毎日書道会。

もはや絵画と思える作品も多く、私は好き。
多少の気取りはあっても宜しく、線を追う遊び。
友人の作品は王道を行き、それもまた良し。




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銀座でやるなら金もかかろうにと、集金システムを考えたりする。
最近はこの手の書に興味を持っている。
少し特殊な世界ではあるけれど、好きは好き。

戦場ではなく、日常の世界。
急いで判断を迫られることもない、穏やかな日常がイイ。
判断をしなくても不安じゃない状態があるのは楽しい。




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有楽町から銀座界隈には、都道府県の出先商店が多い。
北海道、石川、沖縄、高知、山形、広島と見ながら散歩した。
今夜はお好み焼きにしようかと、広島県の店で思った。

何となくだけど、そう思って買い物をする。
衝動買いかもしれないが、晩ごはんのメニューが決まる。
お好み焼き、そこに向かって今日は歩くと決まる。




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帰りに御茶ノ水に寄って、神田明神でも散歩するかいって。
日大病院や明治大学の当たりを歩き、40年ぶりにニコライ堂に寄った。
妻と歩いたあの日から40年、驚くほどビルに囲まれていた。

拝観献金300円、それは別に良いと思う。
むかし妻と歩いた時は金がなく、無料で雰囲気の良い場所に座っていた。
40年前、自分は金もなく、蓄えもなく、それでも彼女といるだけで幸せだった。

日常的に、玉子かけご飯しか食べられなかったことを思い出した。
随分と自分は贅沢になったものだと、驚いている。
幸せに麻痺しないよう、少しだけ質素倹約に舵を切る。




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妻と何度かデートと称して、神田明神には出向いている。
パワースポットだし、行くのよね。
物凄い人出で、将門さんにちょっとだけ顔を見せてきた。

人を避け、人の少ない通りを歩いていたら「サッカー通り」に出た。
なんじゃこれ、と思っていたら日本サッカーミュージアムがあった。
何だか面白そうなので拝観。

先月のサッカーW杯関連も展示されていて楽しむことができた。
妻と二人だからノンビリすることができた。
連休明けからまた戦うぞと、叱咤激励しながら、もう少し休む。




ファイト!





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いしを持って生きる   [旅]



いろんな人の世話になって自分が生きていることは十分知っている。
それでも、この人と出会わなければ今の自分はない、と思える人が3人いる。
叔父貴夫婦、絶対恩師、今の妻、三者三様に私を泥沼から救ってくれた。

ある意味で、生まれ変わることができたのはこの三者による。
出会っていなければ、とっくに何処かで野垂れ死んでいたことだろう。
絶対恩師も亡くなり、叔父貴も亡くなり、さて、未だ完成しないオレ。




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再来年の9月が叔父貴の七回忌である。
それまでは何としてでもと、強い意志を持つ叔母。
聞くと94歳だと言うが、何とか元気にやっている。

ただ、足を痛めてしまい、暫く外出が出来ないでいる。
9月の祥月命日に続き、宝塚へ激励に行った。
大いに喜び歓待してくれた。




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本人の強い意志が成就するよう、応援した。
寂しいと言い、たくさん、たくさん喋るので、聞き続けた。
たくさん喋って、ああスッキリしたと、大笑いしていた。

ありがとう。
その気持ちだけで応援に来ている。
また来るね、元気でねと、別れた。




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大阪には住めなくなり、放浪と流浪のフーテンの未成年。
子どもがいないからか、名乗り出て私の育ての親になってくれた。
時間と金と女にダラしないと、レッテルを貼られていた私だったけど。

時には蹴られ、女だから反撃はせず、ある意味で力づくの迷路脱出。
とんとん拍子とはいかないが、それでもマトモな納税者になることができた。
幾つも人生の分岐点があって、そのつど守られていた。




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感謝と激励の旅を終えて、京都のホテルに入った。
うっ、右わき腹が痛い、も、盲腸か!
激痛へと変化し、ホテルのフロントで相談する。

夜になったので外来は受け付けていない。
京都第二赤十字病院の救命救急センターに行く。
深夜にかけて、賑わってくる。




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待機時間はヒーヒー言いながら、長く感じた。
血液検査、MRI 検査を受け、胃腸炎でも虫垂炎でもなかった。
尿管結石、膀胱結石、2㎜と12㎜の、まるで冥王星と月のような●だった。

結局ホテルには泊まらず、病院に外泊した。
痛み止めと抗生物質を投与され、小康状態である。
帰りの新幹線は、ほぼ死人のように憔悴しきっていた。

老人を激励に行き、結石を発見する旅だった。
東京に帰り、薬で2㎜を退治しながら月末に検査後、12㎜と戦う。
ちょっとした綱渡りをする日が続いている。




ファイト!






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自己満足を加速中   [旅]


未来のことは決められないので、今日は取り敢えずこの辺で。
今はそんな風な、ふわっとした気分ともう1つ、満たされた気分がある。
海底で音楽を聴いているような、ハッキリしないものが消えたように思うのだ。

久々に狂ったように勉強して、物事が分かりかけてきた、よし、嬉しい。
区切りをつけるつもりで一人で札幌へ行き、結局は新しい出会いをした楽しさ。
うまく言葉にならない、自分の心にある沈殿物が溶解していく、喜び。




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札幌市内に人工河川の、小さな創生川が流れている。
二条市場の近くにその人工的な姿が見られる。
驚いたことに鮭が迷い込んでいて、哀れを誘った。

目視した限りでは6匹ほど、群れから離脱したのだろう。
北海道新聞によると、20年ぶりの遡上だとか。
水質も良く、住むには良い街だったなと感慨深い。




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9つの場所で9人と会い、たくさんお喋りをする4日間でした。
秋の味をたらふく食い、夜もワインを飲みまくり、でも、体重変動なし。
基本的に公共交通機関を使わず移動は全て歩き、毎日20㎞ほどでした。

昼飲みはせず、午前、午後、夜と各個撃破で会いました。
先頭打者は人生逆転満塁ホームランの、未だに苦労と戦う女子。
北大を出たあとベンチャーで辣腕を振るい、副業が忙しくて退社したばかり。

キャリアコンサルタント関連で仕事を拡張中。
今までは私が講義のように語るのだけど、今回は、先生変わりましたねと。
そう、今回は新しい世界を学び、私自身もカウンセリングを受けた気分。




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2日目の夜、現役の化学の先生と。
わたしが野球部の部長で彼が監督、たった1年の付き合いでした。
でも、先頭打者の教え子のカウンセリング効果で、ボク、お喋りが出来ました。

何かを決めることなく、着地点を見出すことなく、何の解決も求めず、さらに思い出に浸ることなく、男二人が飲みながら5時間余りお喋りをする絵は、摩訶不思議だったことでしょう。捉えどころはないのだけれど、心の中は満たされていました。お互いに、生活の中に解決できない問題を抱えながら、それでもそれぞれが生きていけるのだと、確信できる時間を過ごしました。




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2度目の脳梗塞でリハビリ中の先輩は、大いに喜んで何度も手を握りました。
コロナで弟や従兄を亡くした先輩も、とても喜んで、今度は仲間と会いたいって。
短い人は半年しか一緒に仕事をしていないけれど、人間関係のアップデート終了。

むかし仲良く頑張っても、今は接点を失いそのままにすれば、やがて消滅。
そんな中で、けじめを付けに行ったのに、新しい出会いが始まった気がします。
来年は化学の教師仲間で会うかと、国語教師が声をかけるのでした。




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自分には教え子という財産があって、みんな立派になっていました。
起業家、居酒屋店主、武闘家の父親、幼稚園園長、立派過ぎて眩しくなりました。
この4人とはまた来年、札幌遠征の妻と同行した時、会うのかもしれません。

おそらく年を重ね、私は更に歴史と経済を学び、言葉の解像度を上げているでしょう。
そういう希望が持てるような、自分で変化を感じることのできた遠征でした。
最後の写真は長女が自転車で通った高校の近くにある、歴史的な酪農牧場です。

車もバスも電車も自転車も使わずに、歩いた札幌。
秋も深まり、雪虫が舞い、やがて厳しい季節が始まるのでしょう。
自分の変化を喜びながら、少し旅の余韻に浸り、考えを整理します。




ファイト!





ファイト!(71)  コメント(8) 

思い出と旅人   [旅]


早めの予約投稿で、穴を開けずにいる。
今日はきっと、二日酔いだと言いながら、元同僚と午前の珈琲を飲んでいる。
その後、脳梗塞で倒れた元上司を激励に行き、闘う教え子を激励しながら飲む。

金曜と土曜は、昨年亡くなった同僚を偲びながら飲み、現在の話を聞く。
あるいは昼は教え子、元同僚、総勢つねに1対1の再会とご挨拶。
北海道を去るにあたって、ちゃんとご挨拶しなかった人たち。




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自分が人生の節目を迎えていることを再確認している現在。
出会えて良かったとお礼をし、少なくとも虚礼の時代を終えて新しい道を探る。
気になるから会いに来たのと、少し可愛い顔を作る。

サッポロは大好きな街だから、また住みたい。
だから、ちょっと尻尾を振って、良い人を演じる。
おそらく、自分の願いはいつものように叶うのだと思う。




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今回の旅をするにあたって。
数か月前から手紙を書き、LINEのQRコードを送っていた。
見捨てられるかなと思っていた人から、ギリギリに返事が来た時は嬉しかった。

まだ自分が思い上がっているころ、祭り上げられて私が踊ってた頃の同僚。
ずっとサポートを続けていてくれた人に、ちゃんとお礼をしていない。
しかも、退職激励会を催すこともなく、仕事に熱中していたオレ。




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あるいは。
言い出したらキリはないのだけど、自分の不義理は動けるうちに解消したい。
個人的なゴメンネも含めて、少しの時間を割いてもらって饗応できたらと。

3日連続で使う店は、大事な教え子の店。
店、旧知、オレ、三方良しと勝手に決めて、呑む。
そんな時間を共有したい人との時間を、札幌ですごしている、ハズ。

あんたバカじゃないのと思う人もいる、上等。
挨拶も出来ないと叱られた落ちこぼれでも、筋は通す。
なぜって、オレはそういう人間だから。




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半世紀近く前の、むかし話。
大阪の高校を辞めようと決めて、担任の先生に言いに行った。
彼は、そうかオマエは太陽の下で働くのが似合ってると、喜んでいた。

嫌な生徒だったんでしょうね、彼の作る世界史のテストはいつも高得点。
しかも、弁が立つ振りして糾弾ばかりしてた問題児だからねオレ、ワル。
いまにして思えば、辞めてくれて良かったと思ったのでしょうね。


中退で社会に出ても、当時はチンピラ並みに、世界は狭いだけ。
生まれ変わって定時制高校に行き、大学に行き、教師になったのだけど。
報告というか、大学に入った時と同じく、教師になった時も手紙を書いた。

でも、あの世界史教師、私の不肖の担任。
ずーっと、なしのつぶて。
彼なりの事情があったのだと、返事を期待したのでもなく、それでいい。


出来の悪い教え子が、しっかり家庭を築いていたのなら、私は絶対に嬉しい。
ダイレクトメールのような挨拶は苦手だけど、筋を通す奴が好きだ。
世界史は好きなんだけど、世界史教師に狭量な奴しか出会っていないと思う。




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むかし話はオシマイ。
え? 何で世界史がいつも高得点だったかって?
いつも職員室に呼び出されてたから、彼が使ってる問題集を知ってたのサ。

紀伊國屋に行って、彼の使う4冊の問題集の試験範囲だけやってたの。
満点にならないようにケアレスミスを装うのは当然。
我が現役教師時代、ふっふっふ、そんなマネは絶対にさせなかったゼ。


帰って来たら、11月になっている。
ジャンボ当てに行くよボク、じゃあね、そんな札幌の秋の味。
それでも太らないのは、入れたカロリーは消費をしちゃうからなのね。




ファイト!





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碧テラスにて落ち着く   [旅]


ご無沙汰してます、と言えるほど世事から離れていました。
幾度か、飲みに出て泥酔して発散したり。
それでも晴れない心を、やっぱりキミに会わないとね。

きっと来年はこの足で登り切ってやるぞと、富士を臨み雲を眺めていました。
妻を誘って伊豆パノラマパークへドライブ。
ロープウェイで展望台まで上がり、碧テラスで寛ぎの時間。




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ずっと集中的に、世界史の学び直しをしていました。
学校の教科書だけでは、自分はまだまだ理解に及んでいません。
その自分の無知さを恥ずかしく思うばかりです。

片手落ちの知識で、急ごしらえの知識で断罪は出来ません。
しかし、知らないでいると全く理解に及ばない世。
にわか仕込みであっても、十分に絶望的で暗澹たる気分になります。




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世界史の学び直しと、あわせて経済の、世界の動きも勉強しました。
そこには、私のような純真無垢な心では考え及ばぬものがあるようです。
ここまで世界が深く狡賢く、しかも強権的に出来上がっている怖さ。

あーあ、と世間に混じって円安を嘆く振りをしていようかと思ってしまいます。
ロシアのウクライナ侵略は、終わらないでしょうね。
終わらせるためにインフラを断ち、ウクライナの抵抗次第で核を使うのでしょう。




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少なくとも日露戦争以降、ロシアの手口は変わっていないようです。
ヤルタ会談以降、日本が一方的な敗戦処理をされ、それでも奇跡的に復活しました。
民主的な国を作り、先進国の仲間入りをしました。

天安門事件の後、日本政府自民党が、世界の制裁を辞めさせて、今は一党独裁国家。
中国は完全に経済、軍事力でアメリカを抑えるに至れば、牙をむくのでしょう。
すでに、世界の多くの国を仲間に従え始めました。




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外交が軍事力であることは、歴史が示しています。
迎撃能力を高め、専守防衛と言っても、ミサイルの軌道修正力は北朝鮮の方が上。
撃ちまくって失敗を乗り越えてきた北朝鮮すら侮れません。

中国はすでに、台湾を統一すると宣言し、軍事力行使も明言しました。
中国を後ろ盾に、ロシアは日本を揺さぶっています。
鈴木宗男はロシアばかりを責めるなと言いますが、攻めて来そうですよ。




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あなたが欲しいものは何ですか?
そう問われて、「平和」と答える日本人がどれほどいるでしょうか。
意識していなければ歴史は、悪いことばかりを繰り返しています。

暗澹たる気分を晴らすために、碧テラスで、秋の空気を吸い込みました。
もう少し世界史を学び直し、視聴し直し、重い気分でも理解に努めます。
そう、理解したいのですよ。



来年、夏にはこの足で富士山に登りたい。
ミサイルが飛んできて、自分の足が壊れないように、祈ります。
ニイタカヤマノボレ1208、そんな窮鼠にロシアがなりませんように。

待ってろよ富士山。
少しずつ我が脚力は力強くなってきている。
ただ、もっと理解力を深めたく、若い人と話す時間も生む。




ファイト!






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