台風はもう来ないで [@Home]
暑い時に活動すると、汗を吸ったシャツが臭くなるから嫌だな。
一日に4回は風呂かシャワーで、洗濯物が増える。
南国の人みたいに、裸で一日を過ごそうかなと思ったりする。
それでも9月になり、セミの声は減少し、虫の音が夜に聞こえる。
頭の中と心の中が上手く整理できないまま時間が過ぎる。
それでも楽しい思い出が刻まれた夏が、いとおしい。
あと少し。
あと少しだけ粘ってみよう。
まだしばらく暑い日が続くらしいけれど。
地球温暖化に待ったなしと言われていても、言うだけなのか。
真夏日だとか猛暑日だとか、連続して新記録、望まない。
確実におかしくなってきているのだから、新しい総理は何とかしてくれ。
ねえパパ、今夜、行っていいかな?
いいよ、それで何かな。
晩ご飯作りたくなってね、作るから食べてよ。
わかった、腹すかして待ってるよ
そして、雨を避けながら娘がやってきた。
買い物袋も重そうだけど、手伝うことはない。
ほんの短い時間に手際よくサラダが出来上がる。
私の雑な料理と違って彩りがある、まず飲むのは白だな。
親子がずっと一緒に居られないのは分かっている。
神様、ほんの少しの時間でいいから、何気ない話をさせて欲しいね。
海外に住む娘と会う時も、結局は他愛のない話をして満たされている。
ねえ、きょう学校でね、と、そんな話は遠い昔の出来事だな。
先日、新たに Instagram で掘り起こされ、12年前の文章を読む羽目に。
父が亡くなり、大阪から母を迎え入れるために、部屋を一つ空っぽに。
断捨離を本格的に開始した時の文章は、勢いがあった。
一部屋分の書籍、物、物、物を処分して、母が住める部屋を確保した。
基本的にバリアフリーの家を札幌に建てていたので、大丈夫。
と、大騒ぎで用意しても、「雪が降るから嫌や」でオシマイ。
働く世代の言うことを聞いてくれよ、と思ったものだ。
人生は思ったようにはいかないし、抗っても仕方がないと学ぶ。
札幌と大阪を行ったり来たりの仕事人は、しんどかった。
思うこと。
痛いのは嫌。
ひと様に、特に我が子や妻に迷惑はかけたくない。
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前後賞付きのお誕生会を無事終了 [@Home]
なんだかイライラしている。
もう大人しくしていたいのに、苛立つのは我が前頭葉の委縮だろうか。
困ったジジイにはなりたくないので、早めに隠遁を始めるかなと思う。
エラそうにする年寄りには何か裏があると思っていた。
やっぱり森喜朗元首相、名前が出て来て国葬はないぞ。
カネが渡ったと、知らないところで勝手にカネが動くオリンピック。
■ ニコラさんちで前後賞のフレンチ
サラダの素材を説明するニコラさん、目力が鋭いけれど優しいシェフ。
フランス産小鳩ローストポルト酒ソースが美味かったけれど、写さず。
メニューは毎月13日に変わるけれど、隔月ペースで食べに行ってるなぁ。
■ 自作自演のお誕生会でちょこっと甘味
ボルドー出身のニコラさん、昔はイタリア料理店でも働いており、日仏伊の融合。
カヌレが美味しいし、ワインも料理に合わせて選べるのが好き。
ここで身内と実りある時間を過ごすために、働く、稼ぐ、学ぶ、稼ぐ。
■ 本番は娘の手作り料理を楽しむ
マグロは妻からのプレゼントだった。
昼から娘が来て、あれこれ作ってくれた。
どれも美味しくて、人にお裾分けするのは絶対に嫌だ。
何という名前か分からないけれど、トマトが美味しかった。
トマトをくり抜いて、チーズを入れて、うーん、何かを入れてたかな。
トマトのファルシーだそうで、カッテージチーズとパプリカとトマトらしいです。
ブリオッシュパン、娘が作ったと知らずに、どこで買ったの?
今までに食べたパンで一番うまいやんと、絶賛してしまった。
忙しい娘、金を出しても食えないやん、来年までお預け、生きるしかない。
■ イル・ゴルフォで前後賞のイタリアン
カンパチのソテー❝レモンソース❞、これが美味かったな。
白ワインをボトル1本空けちゃったのは、旨いのもあるけれど、スタッフさんだよな。
少しシャイなシェフも好きだし、清潔爽快明瞭なホールさんも良かった。
店の雰囲気、和んだ空気、スタッフさんの適度な距離感が気に入った。
ぐいぐい距離を詰めるボク、それでも楽しく切り返してくれた。
頭の良いスタッフさんがいる店は、楽しめる。
■ 有終の美を飾り新しい門出
お喋りばかりする私に、早く消してよパパと言われる。
気持ちよくしゃべってるから、代わりに吹いてって、甘えた。
全て一口で良いけれど、アイスだけカップでおかわりをした。
食べるものに外れがなく、呑んだワインは私の好みに合っていた。
そういう、美味い店で上手い具合に年を重ねて、良き。
来年はどうなっているのか、誰も分からないけれど、楽しむ。
■ プレゼントは納得のコレ
radiko で毎週土曜にFM東京を聞く。
福山雅治「福のラジオ」、リリー・フランキー「スナック ラジオ」。
娘から伝授されて、Podcasts で教養番組を1.5倍速で聴く。
そういうのを、いつでもどこでも迷惑をかけずに聞くには、これだ!
ということで、自作自演のお誕生日プレゼントにしました。
思いっきり楽しんだ後は必ず寂しいのだけど、さあ、働くぞ。
特捜が来ないカネで、楽しい店を飲み歩く。
やりたい放題の台風11号がUターン、中国経由でロシアへ行ってくれよ。
既に9月なのだから、次の潮目を探し、全速前進である。
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改造人間鋭意作成中 [@Home]
5月末には札幌遠征を楽しく終え、私個人の荷物と、妻の少しばかりの衣類を引っ越し準備とし、量が少ない割には手間がかかりました。いちど作りかけたスタイルを壊すのですから、やる気が起きないのでした。それでもいくつかのお別れ会を終え、過去を断ち切る旅に出ました。(お別れ会と言っても行きつけの4軒の飲食店にご挨拶をしに行って飲んだだけなんですがね。)
そして伊東に移動して1週間が経ちました。泳ぎ込みだけは毎日続け、それなりの成果は出てきました。電動自転車を休んで、昨日は、買い物ついでに海を見に行きました。往復8000歩弱。しかし帰りは坂道を登るので脚力の鍛錬になります。いよいよ、今週からは海岸散歩が出来そうです。
一日の流れをまだ作り上げていませんが、ベッドも届いたし、思いのほか広かったリビングには従来のテレビじゃ駄目だなと、75型を購入し、小さな映画館も出来上がりました。週に1本は映画を見るようになれば、少しは落ち着いたと言えるのでしょうか。
朝は4時頃には起き、ただ、疲れてしまって5時になることもありますが、朝の散歩の後に温泉です。温泉には一日2回入り、朝と晩と言うことでしょうか。風呂上りには「美酢 カラマンシー」を1杯飲んでいます。
今月いっぱいは減量と基礎体力作りを念頭に生活を設計しています。食事は豆腐、納豆、野菜ジュース、ヨーグルトという味気ない朝食に始まり、あれこれ工夫を凝らした簡単食事です。女子力の高い生活が始まったのかもしれませんが、夜寝る1時間前には、プロテインを飲んで体をいたわっています。
毎日1時間の水泳、それにサウナで汗を流しています。筋トレのためのジムもありますが、機械の使い方がよく分からないので、わかるやつだけコッソリやっています。娘が来た時に、機械は使い方を習おうと思っています。本格的に体をいじめるのは来月以降で、今月は、ゆるり、基礎体力作りと、基本的な生活習慣、食生活の管理が主眼です。
たくさんのモノに囲まれて圧死しそうな人生から脱出し、フットワークを軽く、今日を生きる始まり。かなり思い切った決断だけど、この変化を呼び込めなくては前進も、成功もないでしょう。ギリギリいっぱい精一杯、それでも笑って生きて行けるだけの余裕があるのだと、明日への希望を持ちます。
今日は妻が寛ぎに来ます。私の鍛錬は勝手に進めながら、彼女にはゆっくりしてもらおうと思っています。プールの使い方を教え、マッサージ器やジムの扱い方も説明して、各自で。ただ、ランチは伊豆太郎で寿司を食おうねって。
始まったばかり。好発進といたしましょう。
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よいとまけ [@Home]
パパの運転でママと3人で車に乗ったの。その時ラジオ番組で、絶対に忘れられない言葉ってやってたの。ちょうど、プロポーズのセリフってやってて、運転しながらパパが、ねぇ覚えてる? ってママに聞いたの。ママは素っ気なく、覚えてないって言って、パパは場所もセリフも全部覚えてるよって必死なの。ちょっと可哀想になった。本当に? 冗談でしょってパパが食い下がったら、そんな過去のこと覚えてないし、子育てで忙しかったから全部忘れたわ、過去より未来志向なのってママが言うの。パパ、かなり落ち込んで、無口になって運転してたけど、男性って昔にすがるのが好きなのかしらね。
助手席の三女が笑いながら言う、邪魔してゴメンね子育て大変だったみたいで。
函館の友人に毎年、「幸水」を送っていた。
ところが今年は義母様対応で走り回って、送る時機を逸した。
それで梨街道を走って、「新高」を送ろうと人気店に入った。
試食用に買ってみたのは、左が「あきづき」、右は「かおり」と呼ばれる。
話題性として大きな「かおり」を送ったが、梨も多くの種類が生まれている。
色々試して来年こそ、新高にチャレンジだ。
北海道の人に「よいとまけ」と言えば、この苫小牧名物。
ハスカップジャムのロールケーキで、ベタベタして食べにくいのに愛されている。
地元では時々スーパーで売っていて、買っては食っていた。
昔は1本売りで、切る時にオブラートがベタベタくっついて難儀した。
最近は、カットされていて切る必要はなくなった。
それでも食べにくさは、かなりのレベルである。
先日、スーパーの北海道物産展(二流の品が主流)で買った。
娘たちが来て喜んで食べて帰ったが、実験的に凍らしたら美味しかった。
パサパサ感が消えて美味しさ倍増だが、食べにくいから、人にはあげない。
辞任すると言って株を上げた菅首相、照れるしかないでしょう。
辞任すると宣言するだけで、急に明るくなってくるのはどういうことだろう。
野党は糾弾なんてせずに、辞任させないで総選挙に臨めば面白かったのに。
ここに来て、野党は全く露出できないので焦っている。
ただ、全く未知のコロナ対策、世界中が対応の一喜一憂である。
まだ何が起こるか分からない、そういう不安が底流にはある。
妻がワクチン接種の2回目を終えた。
首都圏の緊急事態は今月いっぱいに延長された。
それでも感染者数が激減したので、緊急事態も来月までには解除されるだろう。
法事関連は全て不参加だったけど、ご老人を激励に関西へ行こうと思う。
紅葉なんてない頃の、人がまだ動いていない頃合いを見つけたい。
もう、1年近く会ってないんだから、激励は大事。
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何で美味いんや [@Home]
緊急事態宣言が延長される、と遠い所で言ってる声が聞こえる。
近所のお気に入りの店が8月いっぱい休業していたが、9月12日まで休業となった。
それがまた、もう、簡単に休業を延長させられるのか。
ワインの店で、致命的なアルコール販売停止。
いっそのことと休店しているが、2か月近い休業はキツかろう。
自宅を使った自営業は助かるが、家賃を払って営業する店は困るだろうな。
ワクチン接種は少しずつ、地域差はあるが進んでいる。
お願いで飲食店を休ませてばかりいるが、協力金の支払いは出来ているのだろうか。
ご近所は、真面目な店ばかりなので、閉店や休店だらけで同情する。
先日の日曜に、次女と三女が来て、手料理を披露してくれた。
基本的に来てくれるだけで嬉しくて、おまけに料理を作ってくれるのが嬉しい。
親バカかもしれないが非常に美味いので、料理屋さんやっても良いのにと、思う。
チキンのカヴァルマ(ブルガリア風トマト煮込み)は三女が作った。
洋風親子丼といったところだが、美味しかった。
たまご大好き人間にはこの焼き具合も含めて、上々。
個人的に、チキンをトマト煮込みにすることは多い。
たまごを載せて焼き具合を加減するのは難しい技だと思う。
4人分だけど、余して翌日のお楽しみになった。
寿司ケーキと言われて、そうかいなと。
食べ方に工夫が要ったけれど、こういう趣向は面白い。
若い人の感覚なのだろう。
切り口を変えたサラダだけど、食べやすかった。
いぶりがっこや牛タンと、既製品に手を加えた酒のつまみも出てきた。
泡、白、赤と久々にワインを堪能した、娘たちに感謝した。
次女が作った濃厚バスクチーズケーキ。
これが出て来た時にはかなり酔っぱらっていたのだけど、冷蔵庫に保管。
翌日、冷えたものは最高に美味かった。
しっかりと、豆を挽いて珈琲をいれ、香りを楽しみながら食べる。
娘たちは仕事に学校にと帰ったけれど、美味いケーキと珈琲は嬉しい。
読書の友になる。
昨日は、久々の朝陽を見た。
小岩側の江戸川の土手から、河川敷と江戸川、千葉方面を臨む。
晴れを予定して洗濯機を2度使用、6本の物干し竿が満杯になった。
干すのにも取り込むのにも時間が掛かった。
久々に太陽の紫外線を浴びて、気持ちよく乾いた。
そして、少し日焼けした。
義母様の手術も終わり、あとはリハビリだけを目的に入院中。
今週にも退院となればいいし、来週の始めが予定日となっている。
たかが舌癌、高齢者だと、とにかく検査のための検査から始まるのでツラい。
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hero [@Home]
2021年1月14日 木曜日のこと
走り高跳びでベリーロールという跳躍方法がある。
私は高校時代、背面跳びで身長ほどの高さを跳んだ。
これは走るのが速かったと言うのと同じくらい、無意味な話である。
先日、拙宅のバルコニーにある1m40のフェンスを跳んだ。
バルコニーの広さは30畳ほどあり、助走も可能だった。
ただ、高齢者と呼ばれるオヤジのベリーロールは、無惨なものだったと思う。
ちょうど株式の前場が終わり、半導体関連株のチェックをしている時だった。
フェンスの向こう側をゆらゆら揺れながら、義母様が移動していく。
毎日のトイレにもぎこちなく歩く人が、滑るように進む姿に違和感があった。
ろくに歩けない人がフェンスの外側を、動く歩道のように移動する。
歩いているとは思えないスピードで、飛び降りる!、、と直感した。
書斎から飛び出し、全力で駆けてフェンスを跳んだ、、、つもり。
義母様が、足から飛び降りようとする寸前、腕をつかんだ、と思う。
気が付いた時は私も倒れ込み、義母様をつかんでいた。
しなせて、ころして、江戸川に投げ込んで、と言う。
何が起きているのか分からなかったが、血がボタボタ落ちていた。
義母様を傷つけたかと思ったら、私の血であった。
しばらくの後、左ひざ、左手、指、右ひじに痛みが生まれた。
義母様の頭の下に右足を入れ、まくら代わりにした。
ころして、寒いと呻く応酬に、私のもふもふの上着をかけてやった。
半袖になる身には寒いのだが、義母様をさすりながら、呆然としていた。
レントゲンでは骨の異常はなかったが、全身打撲だった。
痛くて立ち上がれなかったし、義母様を抱え上げることもできない。
妻の帰宅を待つのは、実に寂しかった。
バルコニーのへりに腰を掛けて、フェンスの外側から景色を眺めていた。
和室の窓が開いていて、そこからバルコニーに出たのだろう。
しかしこのフェンスを乗り越えるとは、到底、考えられない。
妻は火事場の馬鹿力と言う。
日々のヨタヨタ歩きは何だったのだろうか。
未だに私はびっこをひきながら、手、足、肩の痛みに耐えている。
さて、望み通りの結果を義母様が手に入れていたら。
対応が1秒遅れていたら、彼女は飛び降り、私は心に傷を負っていた。
彼女の企みを阻止する親不孝者だが、自分の心に負い目を持たずに済んだ。
1週間の痛み止めを頼りに、しにたいの念仏に付き合おう。
バルコニーで義母様に般若心経を上げたけど、効き目はなかった。
彼女には、しにたいという幻のような信念しかなかった。
パーキンソン病とアルツハイマーと87歳という年齢は、今後、何を起こすのか。
老いては子に従えと教えた人たちが、ベリーロールを高齢者にさせる。
今の私はガタガタだから、次の行動に出られても、ベリーロールは跳べない。
といっても通じないし、暫く見張り役と通報しかできることはない私。
相手は病気だから仕方がないし、恨みもせず、ただ、困っているだけだ。
今の救いは、経験者の個別体験を読ませてもらう、それが唯一の助けかな。
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だって法事だもん [@Home]
メルケル首相がほぼ絶叫に近い演説をしていて驚いた。
各自の自粛をしっかりしなくては、今年が最後のクリスマスになると、言う。
ちゃんと自粛せな死んじゃうぞと、国家元首の脅しである。
そんな追い詰められたドイツに住む長女を憂う。
若いので死ぬことはないだろうが、怖いのは差別。
おまえら中国人がと、ネオナチみたいなのにやられたら怖い、と妄想癖の父は不安。
日本では連日、マスコミが悲壮感を煽る。
温度差を感じながら、既読スルー。
安全地帯が減少し、マスクとうがい、手洗いで自衛するだけだ。
昨日、夕食を作りながらTVをつけて見た。
ある医療現場のドキュメンタリーで、ECMO装着対応がいかに大変か。
ECMO装着だけを5分ダイジェストで毎日、放送すべきだろうと思う。
大変な過酷な、限界を超えた危険地帯を、共有すべきなのだと思う。
罹患したくないし、人にうつしたくもない。
総意をもって立ち向かうべき相手なんだなと思う。
明日は祖母の17回忌。
中止の知らせは遂に訪れず、義理堅いので行く。
何を言われるか分からないという恐怖に負ける意気地なし。
梅田と難波を回避したルートで、住吉へ出向く。
妻が神経質に主張し、従う。
うつされたと言われたくもないので、目礼のみで、終わればすぐにサヨウナラ。
身内のご高齢の方々に、罹患させたくはない。
コロナウイルスの運び屋に特定されるのも嫌だ。
仮病を使えば余計な心配をさせるし、困ったものだ。
旅はまだ気楽だが、法事は難しい。
義理と人情を秤にかけりゃ、義理が重たい男の世界。
ことし最大の山場を、上手に乗り切りたい。
むかし、「我が家の十大ニュース」を毎年決めていた。
子どもたちのことで殆ど埋まるのだけど、親も時々入る。
ママがアキレス腱を切った、とかね。
今年の我が家の十大ニュースを考える。
そうやって今年を振り返ると、コロナに色彩を変えられた感じが濃厚だ。
来年を良い年にするためにも、慎重に、地雷原の大阪で法事を済ませてくる。
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妻を祝うには [@Home]
センバツ高校野球が終わった。
まるでマンガのようなことが起こったものだ。
東邦高校が30年ぶりに優勝したのだと言う。
知り合いの教師もいるから、札幌大谷高校を応援していた。
寄付なんかしちゃって、6000円も送金したし。
だから、力を入れて応援したが2回戦で敗退していた。
県民ショーではないけれど、やっぱり地元愛を示すかなと。
札幌大谷なきあとは、習志野高校を応援していた。
サインを盗んだと言いがかりを付けられて、腹を立てる地元愛。
決勝で習志野高校は負けたけれど、別に良かった。
平成最初に優勝した東邦高校が、平成最後に優勝するなら面白いと思ったから。
だから地元愛を薄めて、少しだけ東邦高校を応援した。
たったそれだけのことである。
そして別にどうでもいいことである。
江戸川の土手から富士山のシルエットが少し見えた、その方が重要である。
そして最も重要なことは、今日、妻の誕生日を祝うのさ。
何だかイライラしがちなオレだけど、今日は召使の下僕クンだ。
祝った過去の方が長くなってしまったが、心して祝う。
ファイト!
じゃあ、またね [@Home]
と
と
と
2週間が過ぎ、長女の一時帰国は終了した。
デュッセルドルフへの直行便には9時間ほどの搭乗だと聞く。
沢山の思い出を残して、娘はドイツへ帰って行った。
と
と
と
と
異国の地で給付金を受け取りながら学問を続けている。
親からの仕送りなしにずっと、何年もひとりで戦う姿勢は、自立だろう。
泣き言も言わず、エライやっちゃなぁーと、我が子ながら思う。
と
必需品だと言いながら、正露丸を購入しトランクに詰め込んでいた。
有楽町にある北海道の専門店で、柳月の三方六を購入し詰めていた。
ドイツはバームクーヘン発祥の地やないかと言うと、売っていないという。
と
と
と
と
カレーのルーやら正露丸に三方六と、高価とは言えない品々を詰め込んで。
それでも、何事もなかったかのように、思い出だけを残して帰って行った。
涼しい顔をして、ドラマでよく使われる場所を、颯爽と、去って行った。
と
宝塚お婆ちゃんに貰ったお古の赤いコートは腕に、エスカレーターを下る。
ちょっとだけスタアのように、気取って、手だけを上げて見せてくれた。
下りエスカレーターは、最後に手だけを切り取って見せた。
と
またね。
と
と
と
ファイト!
と
と
と
出会いと別れの二次曲線 [@Home]
陽光うららかな日 あんずの花が満開だった
造反有理 革命無罪
若者よ体を鍛えておけ革命のその日まで
そんな言葉に心躍らせ血を湧き立たせていた 危険な17歳の春
消し去ることのできない過去は誰にでもあるのだろう
しかし 出来る限りダメージは小さくしたいものである
暴走よりも 損得勘定を正しくできる方が良かろう 少年よ
子どもに対する暴力や虐待が急に増加したのではないと思う。
今までそれを「悪」とは断じていなかっただけのことであろう。
自身の半世紀前の体験は、いまなら父も逮捕されていたことでしょう。
しかし、父が逮捕されれば良かったと思っているのではない。
どつかれまくるのも水を浴びせられるのも、嫌だったのは事実。
しかし、亡くなった今でも憎むかと言うとそうではなく、懐かしくもある。
ただ、自分が親になるにあたって、されて嫌だったことはしないと決めていた。
だから手紙も日記も、勝手に見ることは、チャンスがあってもしなかった。
何かをしなければ金を出さない、ということもしなかった。
むしろ、挑戦するのならいつでも行け、金の心配はするなと言い続けた。
それは、自分がやりたかったことをやらせてもらえなかった反動でもある。
自由にチャレンジすることを、娘たちには推奨した。
娘たちは育ち、巣立ち、成長している。
今はすでに娘たちに関し、知らないことばかりである。
それでも、時々語ってくれる今の環境や日常を聞くのが楽しみで、十分だ。
子育ての真っ最中に、離婚だけはしないと決めていた。
妻がいなければ、子育てが不可能になると知っていたから。
そして今は、離婚されないように細心の注意を払っている。
私には生みの親がいたし、育ての親がいる。
追い詰められて大阪を飛び出したのだが、私の暴走を阻止してくれた人がいる。
出会いに助けられ今があるのだけど、両親にも助けてくれた人たちにも感謝。
資格を手に入れた教師ですら失敗ばかりで、余計な所で偉そうにする。
どんな荒波をも堪えて立ち向かい、前に進んでいってくれと子どもたちに願う。
そして、できることなら、幸せであってほしいと、願いは一つ。
きっと私の両親もそんな風に思っていたのだと、既に不在ゆえ、そう決めている。
幸せは、特別なことの中にあるのではなく、飾らない日々の中に潜んでいるものだ。
善き父であったかは知らぬが、娘たちの幸せを願う気持ちは、誰にも負けぬ。
今日の午前便で長女はドイツへ帰る。
こうして何度も別れて見送って、別れを惜しみ、もう少し繰り返す。
そのつど、たくさんの思い出を作って、またねって別れる、また会う日までねって。
行ってらっしゃい、妥協などせずに、やりたいことをやってくれ娘たち。
ブンデスリーガ、見に行くからね、邪魔しないからね。
と書きながら、既にお父さんは泣いている、まるで笑い話である。
ファイト!