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皇居前散歩   [旅]



自称『週刊サンデーM』と手抜きを始めてどれだけかは忘れた。
それでも、大晦日が日曜で、今年の最終回になるのは初めてのように思う。
さすがに、ど年末、休んでもいいように思いながらも、律儀に。


妻のリハビリ生活を支えるために、伊東で初めての同棲生活をしている。
新鮮ではあるけれど、飽きられてしまうのか不安はある。
そんな中、通院もあり、東京ついでに駅前の夜景でも見ようかと散歩した。




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暮れゆく2023年、個人的にも後半は良くなかった。
精神的にも落ち込んだし、暗い暗い、Cry !
いちど悪く考えてしまうと、どんどん落ち込んで、ダメになっていく。

だから悪い奴らのニュースは見ないで切る。
でも、大谷翔平さんのニュースだけは追っかけて支えてもらってる。
12月はドジャースがらみで夢も希望も描けそう。




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人生に反省などしている暇はない。
ダメだったのはなぜなのか分析をし、立て直すか、逃げる。
そういう選択の連続で、ボクたちは生きているのだ、人生を。




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新しく何かを始める勇気はない。
ただ毎日の目の前にある今日を、何とか楽しく乗り切る。
そういう生活を続けるしか、老いの道はないのだと思う。

老いるのが怖いのではない。
やがて終わる人生、暮れてゆく。
だから、今日を楽しく面白く、伴侶を笑わせて、悔いることなく。




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今年の良かったこと。
富士山に2回登ることが出来、無事帰ったことだろう。
また来年も何度か登りたい、それだけの魅力がある富士山。




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もういい加減にグチや文句を言うのは辞めにしょう。
だって、そばで聞かされる側には溜まったもんじゃない。
きっと妻にはストレスだったかもしれない。

批判精神がつい、口をついて文句になるのかな。
全ては自己責任、新しい時代を理解して終わりたい。
謙虚に、そして馬鹿には近づかない。


渾身の、だらしない文章を読んでくださり感謝です。
それでもまた、来年も良いお年をお迎えください。
皆さんの生活の充実と幸せを祈ります。




ファイト!





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むかしは汚かった   [むかし噺]


春ではなく師走ではありますが、
静心(しづごころ)なく 花の散るらむ
改め 正義の散るらむ

落ち着いた心がなく、大道廃れて仁義あり。
世界に分断と紛争があふれ、国政の乱れ、逃げる。
大谷翔平さんの話だけを聞き、蟄居して心を立て直す、よ。




■ ゆうのすけさん 江戸川沿いに富士山あり
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さて、富士山写真。
市川橋から江戸川を遡上します。
里見公園方向へ行く遊歩道の最後のところ、

いちど切れてまた遊歩道は再開しますが。
そのとりあえず一区間終了の二輪車止めの場所まで。
次の遊歩道に移る間のところ。

そこに富士眺望、絶景ポイントがあります。
スカイツリーの右側に富士山を配置できます。
私の散歩コースの一つです。




■ 1996年12月30日 札幌駅南口は鳩の溜まり場
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かつてのアジアの後進国ではなく、札幌駅南口。
27年前は大昔、大丸百貨店もなく、ただ鳩が溜まり場にしている。
随分と汚い時代を生きていたんだなと、思う。

時代は便利になり清潔感が増し、デザインのセンスも良くなった。
私たちは前進し、進歩し、それでも何かを置き忘れてきたような。
街はきれいに越したことはないけれど、さて、自立できているのか。




■ 断捨離が写真に及ぶ
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断捨離に重要なこと。
あの世に持っていけないものは全て捨てること。
そして持っていけるものは残す、それは信仰と愛だね。

写真でプリントアウトしたものは、選別する。
家族、特に子どもに関わる素敵な写真はスキャンし、残す。
ピンボケや変な写真はただ捨て、自分に関してはカッコいいものだけ残す。

スキャンしている間は1.5倍速でラジオを聴きながら、単純作業。
先の、時代を感じられる写真は残した。
この、不思議な面白さを持つ写真も残した。

サンフランシスコからモントレーに南下した途中の移動遊園地。
そこのメリーゴーランドが、異常な速さの高速回転だった。
姉二人は興奮し歓喜、末娘は恐怖でしがみつく、風船が真横に流れる。

安全棒にしがみつく三女も、すでにパートナーとクリスマスを楽しむ。
ドイツ、どこか、曳舟と娘たちも自立し、大活躍で宜しい。
私は妻と、この国の行く末を憂えながら、法事の案内状を作っている。




ファイト!







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畑富子礼賛   [笑われ噺]


思いついたら断捨離。
自身の卒業アルバムも、職業柄のアルバムもほぼ捨てた。
遠い過去の記憶は、記憶の中にしかない、それでいい。

脳も委縮し始めているのだから、家族の写真データのみ。
そうやって、宝箱の中身は減っていく。
しかし、大阪時代の写真はないと思っていたら1枚、出てきてしまった。

おもしろい。
半世紀前の写真が、私の50年を超える大移動に追随していたなんて。
笑うしかないが、葬った思い出。




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高校1年の最初の国語の時間。
青木先生は遅刻して入ってきて、更紙(藁半紙・ざら紙)を配った。
紙を横にして半分に折って、半分に折ってを繰り返し、開く。

出来た線に沿って作文を書け、初めにタイトル、次にクラスと名前。
テーマは「今思うこと、考えること」だった。
最後に集めるからなと言って、青木先生は走って出ていった。

教師になって分かったこと、年度始めの忙しさは半端じゃない。
作文を書かせて時間を稼ぐという手を、原稿用紙も用意せずに、青木め。
後に国語教師としての私は、印刷した原稿用紙の備蓄は救いの「かみ」だった。




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テーマが「今思うこと、考えること」なら、書くことは一つしかない。
自分では「畑富子改造計画」にしたかったが、熟慮し「畑富子礼賛」とした。
構成を考え構想に時間を割き、30分余りで猛烈に書き切った。

向こうの列の先頭に座る少女、その子の名前は畑富子。
惜しいことに彼女は赤のセルロイド眼鏡をしている。
あまりにもそれは彼女をおとしめるもので、何とかして外させたい。

赤眼鏡をはずせば彼女の顔が、いかに輝いて見えるだろうか。
そういう考察を加え、時代はコンタクトレンズだと主張した。
自画自賛ではあるが、よくぞ書き切った。

後日、いよいよ授業が始まるその初日、所感文が一人ずつ返却された。
私の番になり受け取りに行くと、いきなり、どつかれたのだった。
何を書いてんじゃアホ、もっとまじめに書け、と更紙は投げ返された。

国語の授業の思い出。
体罰なんて言葉がまだ通用しなかった時代。
自分では面白い文章が書けたことに満足をしながら、血をぬぐう。




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宿泊研修? 半世紀も過ぎりゃそりゃあもう色褪せるってよ。
半世紀前の色褪せた写真を見て思うのは、時代は貧しかったのだろう。
お嬢さんだと記憶しているが、小汚い衣服は時代のセンスのなさか。

ある意味で私の一念が通じたのか、赤眼鏡を外してコンタクトに変えたもよう。
周囲も好印象を持つ、私による改造計画の妄想。
始めの一年間は単なるクラスメイト、生きる希望。

自らリークした「好きやねん」は外堀を埋めていき、潮は満ちる。
しかも翌年の浮き沈みは増幅し、Rebel Without a Cause へと傾斜する。
サッカー部の先輩にカノジョを取られた純情少年、自暴自棄になる。


現在、サッカー部のキャプテンは同窓会の常任幹事をしている。
11月に同窓会をしたみたいだが、中退している私が出ることはない。
来年に向けて、キャプテンに写真を送って大阪との関係は、法事以外は終了。

京都に住む友人もファンだったようだが、やっぱりね。
自分の見る目というか、赤眼鏡排除プランの正しさを再認識。
そして、二度と会うことがないのが美談なのね。




ファイト!





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『いつかの君にもわかること』   [映画]


キシダは馬鹿だと、多くの方が思っていると感じる。
でも、同姓の方々には可哀そうな話ではある。
あれほど世間一般と感覚がズレていては、アホにしか見えない。

一国のリーダーでありながら、やることなすこと全てが手遅れのキシダ。
歩きながら天寿を全うしそうな大統領も困るけど、日本国のリーダーは。
後出しジャンケンばかりして、それで負け続けるのは、何かが足りない。


キックバックの話が出ると、1995年に北海道教育界を揺るがした裏金問題。
北海道新聞が先頭に立って、当時の管理職が物凄い叩かれ方をした。
校長と事務長が結託してカラ出張を乱発して、裏金を生み出していた。

組織的であったし、検証できない工作も緻密だった。
そうやって生み出した「裏金」で文部官僚を接待しまくっていたのだ。
新聞を読むのが嫌になるぐらいの、桁違いの巨額の金を、カラ出張で生む錬金術。

エライ校長先生ですら手法を受け継いで脈々と。
自民党よオマエもか、こいつら落とすしかないのだけど、後援会は頑張るのかしら。
裏金問題で自殺する先輩もいたけど、正直に話して出直そうよ政治家さん。




『いつかの君にもわかること』
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■ 作品データ
 原題/Nowhere Special
 制作年/2020
 制作国/イタリア/ルーマニア/イギリス
 内容時間(字幕版)/96分
 ジャンル/ドラマ

■ 解説 余命わずかなシングルファーザーが、4歳の息子の新たな家族を見つけようと、里親探しに奔走。「おみおくりの作法」のU・パゾリーニ監督が新たに放った感動の人間ドラマ。窓拭き清掃員として働きながら、4歳の幼い息子マイケルを男手一つで育てている、シングルファーザーのジョン。まだ33歳の若さながら、不治の病を患い、余命宣告を受けた彼は、息子の将来のために新しい家族が必要と、マイケルを養子にしてくれる里親探しを始める。理想の家族を求めて、何組もの家族候補と面談を重ねるジョンだが、いざとなると踏ん切りがつかず、なかなか決断を下すことができない。果たして父子の運命は?


リハビリ中の妻のリクエストで録画し、一緒に見た。
自分の中では全くなかった視点で、ある意味で新鮮だった。
同時に、自分は何てお気楽な人生を生きているのかとも思った。

子育ては終わり、無罪放免ではないが、生きなければという義務感は消えた。
子どもが小さいとき、将来を考えて保険めいたことは妻が手を打っていた。
とにかく働いて、定期収入、安定収入を確保するのが親としての、使命感だった。

自分が癌になって、子どもたちが路頭に迷うことなど考えもしなかった。
お気楽な私は、飛行機が堕ちても自分だけは歩いて帰ってくるような。
そんな根拠のない絶対安全に自信を持っていた。

だから映画の中で切実に、4歳の息子の里親を探す姿勢が新鮮だった。
全部オレが引き受ける的な錯覚をした親だったから、自分は幸せだったのだ。
おそらく子育ては終わり、美人三姉妹は確実に社会人として役割を果たしている。

ある意味で、自分は幸せだったんだと振り返り、妻や子どもへの感謝の念がある。
明日、自分たちが食べる物の心配もしない贅沢を自分は生きている。
あの世へは手ぶらで行くしかないのだから、さらに断捨離を進めるかな。




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妻が病院に行き、義母様訪問をする間、住宅展示会場に行った。
車を止めて、ゆっくりと、あれこれの家を見て歩いた。
これがいいなと思ったのは、賃貸もしながら二世帯でも住む家。

おや、これなら犬も飼えるかなと妄想族。
いまの私の救いは妄想だけ。
現実逃避が、いまの一番の栄養だ。




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お風呂上りに共用スペースで血圧を測った。
そして飾られた花を見ると、何となくクリスマス。
今年はデコレーションケーキを1つ、アイスケーキを2つ予約している。

今はまだ、妻と外食できる状態ではない。
だから、自宅で楽しもうねって、バカみたいにケーキを予約した。
いまはただ、妻のリハビリを援助する(ふりをしながら)、一緒に映画を見る。




ファイト!






ファイト!(48)  コメント(7) 

ストレス過多に師走開始   [日常]


親族の葬儀があれば無理をしてでも関西へ赴く。
師走になり、季節の変わり目に老域は弱いのか、仕方なし。
あわせて、喪中ハガキが届く季節でもある。

僧侶も走る忙しさが先行する師走だった。
多忙の中心にいたころは周囲が見えず何も感じなかった。
忙しさの周縁に立つ現在、置き去りにしていた感情だけが押し寄せる。


リハビリ中の妻は、出会った頃と同じく明るく前向きで、素敵だ。
いちいち凹んで、ストレスを蓄積させる私は、リハビリ中の妻に激励される始末。
人間関係が嫌になり、今は毎週木曜のTVドラマ『いちばんすきな花』だけが楽しみ。

人生終了までの残り時間、楽しいこと、好きなことに限定してはダメなのか。
いちいちマウント取られながら苦痛を味わう人間関係は終了したいのだが。
ボクはあなたのことが大嫌いなんですけど、可哀想で言えない親族を相手に苦悶。






■ 痛い喪中ハガキ
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年賀状だけのお付き合いというのも終わりにするかな、と考えた。
それで今年の年賀状で、オシマイにしますの年賀状を出した。
ただ、10枚足らずだけど、腐れ縁の仲の相手には暫く出すことにして。

美奈子という女子は、毎年、近況に加えて会おうと記す人だった。
年賀状を終了するにあたり、50年ぶりに会ってみるかという企画をした。
奈良の叔母さんの家のすぐ近くに住んでるのだし。

叔母さんちに行ったついでに遊びに行くかと、軽く考えていた。
実はここ10年、「父の介護に振り回されている」という書き込みが続いていた。
喪主である父親の名前で出された喪中ハガキ、おそらく親族の親切なのか。

こういうのが舞い込む師走なのだけど、ちょっと参ったハガキだった。
お父さんの介護はと、私が心配することではない。
しかし、50年ぶりに会うという企画がボツになり、かなり寂しくなった。






■ 珈琲中毒と自覚する
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村上龍が何かの雑文で、いちばん美味しいと思った珈琲について触れていた。
それは村上春樹の家で飲んだ、奥様が淹れた珈琲。
何と言う贅沢か、カネを出すからオレも飲みたいは、通用しない。


おそらく既に自分は珈琲中毒なのかもしれない。
美味しい珈琲を飲みたいということに、かなり意欲的である。
今のところ、デイブがメルボルンから持ってきた珈琲豆が最高だったかな。

去年の師走、表参道の販売店でデロンギのエスプレッソマシンを買った。
CMのブラッド・ピットみたいになれるかなと、美しい店員さんに尋ねた。
なれるかどうかはわかりませんが、美味しく召し上がれますと言われた。

アイスカフェラテ、エスプレッソ、日本的珈琲と試飲しまくった。
簡単な使用方法も尋ね、気分はブラピで買ったのだが。
そのマシンが作動しなくなり、デロンギのテクニカルセンターに電話。

先月最後の金曜の午後に電話、土曜の午後にヤマト運輸が取りに来た。
そして、火曜の朝に修理終了で届き、保証期間にて無料。
ゼネレーター(ボイラー)断線による加熱不調、ゼネレーターの交換。

狂ったように使いまくっていたので、買い替えるかなと考えていた。
しかし妻の指示に従い、4日間の待機だけで元のマシンに戻って帰ってきた。
保証期間だから当たり前だけど、何だか得した気分でブラピ風に珈琲を飲む。

Perfetto,from bean to cup.
豆から挽いた極上の一杯を デロンギ全自動コーヒーマシン
些細な贅沢で寛いでしまっている、もちろん気分はブラッド・ピット。







■ 師走を受け入れて前を向くか
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マンションの受付ロビーも少し華やかに飾られた。
散歩から帰ると受付嬢に、寒くないですかと、Tシャツ姿に声をかけられた。
暑がりだから仕方ないです見苦しくてごめんね、と上滑りの会話。


届かぬ思い
至らぬ態度
世間とうまくやれない男は小難しい顔をして歩く。

妻の言うとおり、下を向くのだけはやめよう。
今を乗り切れば、妻も一緒に散歩ができる。
そんな小さな世界に花を咲かせておこう。




ファイト!





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