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人生七十古来稀なり   [考え方]



インスタで大阪の中学時代の友人に掘り起こされた。
既に55年という時間が過ぎて「古稀同窓会」の誘い。
来月だけど、身内の大事な会合を優先して欠席。

45人×15クラス×3学年、2000人を超える大規模校だった。
接点のない人も多くいる中、100人の参加者名簿を見て懐かしい人々。
会いたいという自然な感情が湧いて出た。

そんな話から派生して中3の同級生だったM君とLINEで繋がった。
55年ぶりの同窓会は「過去」という溜め息みたいなも。
石を投げ込めば波紋が生じ、動かなければ何も起きない。

言葉をかけると、意外な反応があったり、面白い。
そんなふうに見えていたのかという、新鮮な驚き。
新しく何かが始まるのではなく、自分が生きた証の、記憶の修正。





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事故渋滞
ねぇ、オレ、毒ガスの後ろにいるのは嫌だな。
そうね、どこかでトイレ休憩だね。




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事故渋滞
まだ、デルタって飛んでるんだっけ。
そうね、最近アメリカ行かなくなったから分からないわ。




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渋滞の中、時間ばかり長い運転を終えて。
天皇が密会に使った宮内庁新浜鴨場を過ぎて。
ふと空を見上げると、秋の気配が来ている。



言ってしまおう、今週なぜか誕生日がやって来る。
すると、70歳は祖父が亡くなった年であることを思い出す。
願わくば絶対恩師の71歳は越えたいものではあるが、知らず。

少なくとも、富士山山頂の浅間神社、奥宮に参拝して記帳できる。
資格は70歳以上で「高齢者登拝者名簿」に記帳できる。
しかし台風10号の煽りで今月は無理をせずに、先送りで平穏無事。




■ 大谷翔平さんのサヨナラ満塁弾 40-40劇的達成を祝って
市川の花火だよ。
物足りないかもしれないけれど、大谷さん。
活気づけてくれてありがとう!




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嫌ならチャンネルを変える   [考え方]


とても暑い日が続いています。
夜はエアコンを除湿モードにしタイマーにしています。
熟睡が出来ていないのか、起きていても眠い日が続きます。

体調を崩さぬようウナギを食べに行ったり、牛肉を食べに行ったり。
それでも暑い日には食欲が低下してしまい、宜しくありません。
バスケにサッカー、五輪での不可解なジャッジが落ち着きを奪います。




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富士山での夜間登山(光の行列)
ここには私、参加しません。
須走口からの登りでは6か所ほど、登りに危険を伴います。
岩をつかんで登る箇所があって、腰より高い段差もあります。

ヘッドランプをつけても足元の安全が確保しにくい。
昼よりも大渋滞が出来、自分のペースで登れない。
だから私は、山頂で日の出を迎える夜間登山には参加しない。




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朝6時から登り始めて昼には山頂に着く。
休みながら12時間での日帰りは十分に可能で、去年は成功した。
ただ、加齢による不安もあり、今年になって山荘で1泊入れている。

ただ登るだけではなく、景色と空気を楽しみたい。
そういう、ゆとりの富士登山に切り替えている。
まだ体力の回復が感じられないので、お盆明けに次の機会か。




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敗戦で女子柔道の阿部詩が大号泣
阿部詩選手が敗戦後に大号泣していた。
みっともないと思ったり非難するならチャンネルを変えればいい。
あの会場に居て「UTA コール」をする人たちだけが考えればいいこと。

何を言っているか。
代表選手たちが背負っているものが大きすぎること。
感情に任せて大号泣する阿部詩選手は、心を壊さない。

あの立場にあって、内側の爆発を我慢する無口な人が、鬱になる。
心の中にあるものを言語化できた時、人は鬱にはならない。
言語化できずとも感情を爆発させれば、ブレーカーが作動したのだ。

身近に、鬱になった人を知っていて、言語化できない苦痛を垣間見た。
外部からの何ら慰めも無意味で、あるがままにさせるのが一番だ。
今後も安倍詩選手のような状態を黙認し、不快ならチャンネルを変える。




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何か面白いことはないかと考えたら。
こういう時刻表の誘いに乗りたくなる。
一日に1本しかないバスには、どんな人が乗るのか、見てみたい。




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最近よく考えること   [考え方]



朝ドラ『虎に翼』の主人公の母親が死んだ。
ドラマの中ではあるが、石田ゆり子だし、寂しくなる。
ドラマの中でもその死に意味づけはしているのだろう。

人が死ぬと言うことを、かなり身近に考える領域に来た。
人は亡くなる時どうなるのか、片道だからよく分からない。
色々なドラマや映画で見て、話を聞くだけである。




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言いたいことを全部喋ってから、首がカクって傾いて終わる。
あるいは言いたいことが言えず、もがき苦しんで終わる。
色々な死を見てきて、まだ、当事者にはなっていない。

さて、いかなる事象にも対応できるようにしておかねば。
慌てふためくのも恥ずかしいと思っても、あとの祭り。
どうせ地獄に行くのだろうが、生き地獄のまま終了は嫌だな。




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ずっと以前に、長女に話したことがある。
大阪時代の十代から、好き勝手なことをやりまくってきた。
だから何の未練もなく、やりきった感ゼーゼーで、痛くない終了良し。

その先がどうなのか未知への不安や、魅力的な自分を惜しむ心はある。
でも、醜悪に害毒を撒き散らして延命したいとは思わない。
子どもたちの自立もある程度見届けたし、未練はないかな。

そのときは、今ではないことだけは分かる。
だから、美味しいものを食べてよく眠る、そんな幸せな日々を送る。
今日も十分に疲れる一日だったと、大いに疲れて笑顔で寝る。




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末期症状   [考え方]



みうらじゅん最後の講義をeテレで見て笑った。
妻にも面白いよと教えたけれど、再放送がない。
と、諦めていたら YouTube で見られる。

みうらじゅん最後の講義  (YouTube に行くよ)

速度が変えられるので、1.25倍から1.5倍速で見るといいよって。
ママ、こんど休みのとき見てね。
考え方次第で楽勝の仏教だなと笑える。


なんと言っても痛快なのは
自分じゃなくても、理想の自分を盛ればいい。
そういう自分を抱いて消えていけばいいのだと理解する、哲学だ。

笑って良い趣味みたいな番組だったが、母のことを思い出していた。
この番組のように、重圧を軽くいなして生きていた。
不良だった私を抱えて、めげることはしなかった。




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月に一度ではあるが、金曜の仕事(授業)が終わると新千歳の最終便で関空へ。
2泊3日、墓参り以外は出歩くわけではなく、ずっと母の話を聞いていた。
あるいは、テレビを見たり仕事もするが、そばに母は座っていた。

そばにおるだけでええねん。
それが口癖だった。
しかし3年後、転倒骨折、入院、骨折、入院、最後は施設にて。


どう振り返ろうと、正しい生き方なんてない。
バリアフリーにしたから札幌の家に来てほしかったが、拒まれた。
同居を拒まれたら、出来ることをするしかなかった。




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施設に入ってしまうと激変するのだが、出来ることをする。
花が、伏見稲荷が見たいというなら、写してきてノートPCで見せた。
私の自己満足に付き合いながら、母は楽しそうだった。


この1年後に母は亡くなる。
誤嚥性肺炎、ありがちな終わり方だった。
不良時代だけは母に悪いことをしたなと思うが、孝行息子だと盛ることにする。


攻撃的な父や、暴れん坊の不良息子には柳のように対処していた。
田舎育ちを笑う親戚は母を悪く言うことが多かった。
半世紀以上、母の悪口を聞いてきたが、私も母と同じく気にはしなかった。

母が腹を立てることはなかった。
ただ、執拗に母を悪く言われると、それでも私の親だよと釘を刺した。
人を悪く言うのは楽しいのだ、でもね、その口撃は益をもたらさない。




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 「人皆良く語る」と言い、人は自分にとって都合のいいようにしか語らず、少なくとも幾ばくかのバイアスはかかっている。というようなことを、谷沢永一が何かのエッセイで書いていました。自分では事実を書いているつもりでも、やはり誤魔化したり嘘をついたり、ズルいことをしているのかも知れません。

 客観的な事実はいつでも「そちら側」にあり、「こちら側」にあるのは常に、主観的な思いでしかないのでしょう。それでも自分の中にあるものを伝えるという、精一杯の努力はしておこうと思っています。

 おだやかでありたい。ただそれだけで、戦闘モードの人、攻撃的な人とは可能な限り接触を避けなくては、自分が壊れてしまいそうに思い、人生の最後は逃げていこうと思います。




いい加減に見える「みうらじゅん」が言うように、自分を盛るのは得策だろう。
母も「ごもっとも」「仰るとおり」の人で、抗うことはしなかったように思う。
ただ、人は人、自分を守るには理想の自分を盛っておこう。



腹が立つものどもから逃げ、距離を置き、鶯の鳴き声を聞いてる方がいい。
お節介や押しつけは避け、鶯の鳴き声を聞いていたい。
そう、最近の仕事BGMは、YouTubeで鶯の鳴き声にしている。




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自分自身の修正   [考え方]



 言葉の守備範囲を考えるなどという国語教師をやっていた立場上、表現に興味を持つのは当たり前のことだと思う。あまりにも的確な表現を聞くと、とても嬉しくなってしまうことがある。そしてメモをとったりして、ノートがたまっていく。ここ最近では娘による2つの表現が非常に気に入っていて、自分を戒めている。




■ 私たちにはまだ50年あるから大丈夫
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美人三姉妹のパパは過保護なほどの心配性。
心療内科で重篤な鬱だと言われて静観中の娘がいる。
距離を置いて静観するのはつらいけど、鬱が相手なら仕方なし。

そういう凹みの中で、パパは責務感に苛まれる。
そんな中で三女に励まされてしまって、肩の荷が下りた。
大丈夫、私たちにはまだ50年あるんだから、と心配を吸収された。




■ パパの話ってよく蛇行するよね
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国語表現の指導で、平成の途中から「結果を先に」と流れが変わった。
ディベートが脚光を浴び始めると、文章表現の「味」は削がれ始めた。
いわゆる「天声人語」に溺れる表現ではなく、事実を積み上げて端的に。

最近の国語の授業から文学的表現、文学作品が削られたと思う。
実用的な文章に重きが置かれているのだと思う。
時代の要請だろうし、思考回路への変更も生まれる。

長女は仕事柄、英語での分析と論述が日々の基本となっている。
そんな娘が帰国して、数日だけど相手してもらうと、私の論点はズレまくる。
またパパの話は蛇行してるよと言われ、修正を加える刺激が好き。




■ パパは娘のストーカー
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ドイツから帰国した長女と過ごした3日間は、脳を活性化する時間だった。
彼女はベトナムでの調査活動後、ドイツに戻る前に4日間だけ同居する。
ウザいとかキモいとか、パパに対して絶対に言わない娘に甘える。

ベタベタせずに、適切な距離を保ち、お喋りをしたい。
話が蛇行してるよと言われる数を減らしながら、喋る。
でも本当は、一緒に居るだけで嬉しいんだよね。




■ やっぱり大谷翔平さんが良い
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土曜や日曜の早朝6時頃からの2時間、TVの情報番組がすき。
20分ほどの時間をかけて「大谷翔平の1週間」を振り返るのが良い。
出来たら「週刊 大谷翔平」とでも題して毎週特集してほしい。

セクハラやパワハラで開き直り辞任会見、聞きたくねぇー。
未だに自浄作用のない自民党の言い訳グダグダ、聞きたくねぇー。
だから大谷翔平さんの特集で癒やされ、スッキリしたいのですよ。



GWは混雑を避けて基礎体力作り。
ストレスをためないようにするにも、大谷さんに打ってもらおう。
そして春のヤマザキパン祭りも最後の追い込み、頑張るぞ。




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漠然と崩壊する中で   [考え方]


昔は、という言い方になるが、自分が若かった頃、息苦しかった。
たくさんの違和感を抱えながら、大阪の高校時代に爆発して、逃げた。
高校を中退し、大阪を脱出し、家を飛び出した。

その禍根は引きずり続けているが、最近、違った意味で息苦しい。
自分を取り巻く社会が歪みを見せ始め、隠していたものが露見し始めている。
民族と宗教と、小競り合いが加速し、民主主義国家は分断が始まっている。




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意味などわからなくても働く人間に仕立て上げる場所、それが学校。
そんなことを言ってるのが不思議で、海外の番組を録画した。
そしてその流れを追ってると、確かに、時代は変わったのだと思ってしまった。


 学校とは、ちょっと考えれば誰でもが変だと感じることに疑問を持たないように教育する場所です。例えば、利益を生まないのに、なぜこの書類が必要なんだろうとか、誰も読まないのに、なんでこんな報告書を書くんだろうとか、当然の疑問ですが仕事の担い手たちは、そんな疑問を抱かないことも仕事だとわきまえています。





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初等教育で子供の自然な好奇心を叩き潰している、と番組は続ける。
教育は幼心に芽生えた自然な好奇心を破壊するために行われている、と。
ここで疑問を持ったけれど、その後の幼子の動きを見ながらナルホドと思う。


 子供が自分と周囲の世界の区別がつくのは、自分の力で変化を起こすことができると分かった瞬間です。例えば、腕を動かして偶然テーブルの上の鉛筆を転がしたとしましょう。もう一度手を動かせばどうなるか、もうその子には分かります。鉛筆をもっと遠くに転がせるんです。すごい、僕は他のものに影響を与えられる。その子が人間だと自覚する瞬間です。周りの世界とは違う存在なのだと。


そうした感覚を奪われると人は崩壊します。
自分を人間だと感じる大元の理由を奪われてしまうからです。
と説明しながら、社会変化の中、労働も変化しなくては人間性が壊れると言う。


 市場経済が認めている価値と、働く人が感じている価値との間に不一致が生じていて、何かが大きく間違っていると人々は感じています。彼らは本来、仕事とは世の中の役に立ち自分の心の中にある何かを深めていくものだと思っています。





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いまの時代、結婚と出産だけが女の人生じゃないんだから。
ドラマの中のそんな台詞に、ようやく日本にも来た新しい時代を感じる。
言えなかったことが言えるようになったこと、遅ればせながらの前進。

他者の価値観で縛られ、他者の価値観を押し付けられる苦しさが嫌だ。
ずーッとそう思いながら、自分も似たことをしてきたのかもしれない。
本当はバカな話をして笑って生きていたいだけなんだけど、もどかしい。




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非常識だよ昭和   [考え方]


あなたの時代は終わったの、呪文も無駄よ。
あなたたちの道徳は、あなたたちの道徳でしかないの。
家事・育児・労働、全て同じ時間を使うのに、労働だけが評価されるのね。


昭和というバーチャル世界を生きてきて、分からないことが多すぎる現在。
会社が家族になるという倫理、終身雇用が崩れ始めて新しい哲学が必要になった。
新しい基準と、新しい価値観、新しい倫理、新しい哲学、だが脱皮できない昭和。


目の前に生まれてきた新しい価値観。
それを早く見抜いて受け入れていきたいと思う。
我が子の生きる新しい未来を、早く垣間見れますように。




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ラグビーやるの考え直そうかな、と妻が言う。
何を言ってるのか不可解なので、どういうこと、と尋ねた。
ラグビーワールドカップの決勝戦を見ている時の話。

ニュージーランド対イングランド戦は激しい肉弾戦で、顔も腫れ血が流れている。
妻は、生まれ変わったら絶対男に生まれてラグビーをやろうと思っていたそうだ。
しかしあの異常な激しさに度肝を抜かれ、やっぱりサッカーの方がいいねと言う。

生まれ変わるという説、真偽は定かではないがもしそうなら、なのだと思う。
以前も生まれ変わるなら男と言ってたのだけど、それは変わらないようだ。
すると私はやはり、女になるための心の準備を始め、彼(妻)に好かれないとな。

悪さばかりしてきたから、自分はきっと虫になるのだろうと思っている。
できたら、可愛い犬に生まれて、彼(妻)に愛されるようにしたい。
彼(妻)はマメシバが好きだと言うから、私は豆柴に生まれ変わるのが理想かな。




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いま現在、古くて硬い考えは忌み嫌われているのは感じる。
催促されたり押し付けられたりするのが嫌なのだろうと、少し分かって来た。
自分に関することには、自己決定権を重視したいのだと薄々感じる。

娘たちの世代の話を聞いていても、時代の息苦しさを知る。
新しいTVドラマでも、予定調和の定番ではなく、常識に疑問を投げかけてくる。
ここでは、いままでは、「こうやっていた」というスタイルが通じなくなっている。

価値観を共有できる人たちとパイプを保ち続ける。
判断基準の変化に、敏感になっておくことが重要だと思う。
だって、当然と思っていたことが間違っていたんだと思い知るのだから。




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弱気になることはない。
佳き日を迎える娘の報告を聞くだけだ。
毛虫にとって最後の姿が蝶々だと、老子も言っていた。

把握できなくなることの不安を、いかに管理せずに乗り越えることができるか。
一つの個性、一人の人間として子どもと付き合うための、親の心構え。
子どもは親に所属するのでもなく、当然、親の支配するモノでもない。

「おい!」とか、「ビール!」、「風呂!」と吐き捨てるだけで我が意を通した父上。
やっぱりエラかったんだな、男は黙ってサッポロビールだったし。
忖度を強要し、慮ることを強いた父上は、本当にエラかったのだと思う。

しかし、いったい何だったんだろうなあの昭和という時代は。
大人になり、老けて、トシ食って知るのは、話が違うじゃないかということばかり。
背負うのは、一人では身動きも取れない親、墓も仏壇も、どないせぇっちゅうねん。

心情的には追い詰められてきた。
それでも11月はこうしてやってきた。
待ってろよ、師走はもうすぐ、クリスマスケーキは3つも予約したんだから。




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お父さん、私はあなたの事がずっと好きだったのよ。
でも、どうしても譲れない部分もあって、嫌いな所もたくさんあるの。
私が私らしく生きているための、私自身が大切にしているものに気づいていますか。

お父さんが思うような人間になれなくて、ごめんなさい。
それでも、私にはまだ50年の時間があるの。
お父さんに支配されて、恐れて生きるのはもうオシマイにします。


娘にそんなことを言われる。
怖い話で、TVドラマの中だけであってほしい。
さて、さて、娘のパートナーとやらを見に行くことにするかな。




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変化の中で   [考え方]


長女が日本滞在でのアパートを引き払った。
ドイツに帰国までの3泊4日を、妻の実家で過ごすのに付き合った。
あるいは、自分の通院もあり1週間を市川で過ごした。

しかし、都心および都市部での外出は暑すぎた。
海や川、森林の呼吸による冷却が乏しく、最低気温も高い。
長い間、北海道で生活していた者には猛暑日がつらい。

それでも、長女のそばにいられるならいい。
市川で、3泊4日を過ごしてくれた長女との時間は濃密だった。
日本での仕事を終えて、時間を共有して遊んでくれたのは嬉しい。

ちょっと贅沢な食事を重ね、ドイツでは食べられないものを喰おう。
寿司、天ぷら、外国人を接待するようにね。
あるいは、自己責任の注意付きで、鶏の刺し身は長女も喜んでいた。


成田空港で見送ると、無性に悲しくなり、淋しくて叫びそうになった。
子どもは成長し巣立ち、新しい世界を作り、そこで生きていく。
自分もそうしてきたのだから分かりきっているのだけど、ね。




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飯田橋で、朝食に台湾料理を食べた後、早稲田に向かった。
基本的に歩くのが主だけれど、それは登山の日が近づいているから。
水分補給の目安 = 体重 ✕ 5 ✕ 行動時間 ✕ 0.8、経口補水液で水分補充。




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村上春樹の新刊を読み終えた長女と、歩く。
村上春樹ライブラリーを目指し、バカな話をして娘を笑わせる。
思い返せば長女はよく笑っていたし、笑った顔の記憶ばかりだ。




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札幌時代、父が亡くなった後に毎月2泊3日の大阪帰省をしていた。
それは、ただ母と過ごす時間を持っただけなのだが。
仕事を終えた金曜の夕方、空港でカニ弁当を買い飛行機に乗る。

居間で仕事をしたりTVを見たりする私の横で、母は新聞を読んでいた。
そばにおるだけでエエねんと母は言い、ああそーかと、ぶっきらぼうな私。
札幌へ帰る私に「ほなな」と母は言い、「ほな」と言って別れた。

実家から関空へ向かう電車の中、頭の中は仕事のことで一杯だった。
思いは既に札幌の家族や、生徒の方に移っていた。
さて、いま、空港の保安検査場に向かう娘が手を振り、襲われる淋しさの一撃。

おそらくこれが「親」の、独特の遠慮がちな感情なのかもしれない。
あのときの母、という思いは既に届かない。
我が子の成長と共に距離は開き、それでも誇らしく思いながら来年を期待する。




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女の子という人格はない、という表現に戸惑いながら。
あなたを幸せにすると言われた娘が、私は自分で幸せになると言う。
キミを幸せにするとか、キミを守るという決め台詞が市民権を失った。

日々の生活の中で、時代が変わったということを痛感している。
こういう問題意識のズレを、ちゃんと修正しておかねば、と思う。
欧州で、遙かにタフな生活をする長女を見て、怖いぐらい大人だと思った。

妻と三姉妹、家族内で少数派の私、女子会をされたら勝ち目はない。
ついていくしか、合わせていくしか自分に生きる道はない。
イライラしないで、言葉を選んで、終わる日に向かっていく。




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難民貴族とどのクチが言うや   [考え方]


崖っぷちかもしれないけれど、ノンビリ生きている。
可能な限り立腹を抑制し、不足を数えず、今日の幸せを喜ぶ。
少し余力ありそうなら、お礼の行脚、おかげさま参り、


奈良在住の叔母が退院したので激励に行った。
御年98、どうしようもなく元気いっぱいで、健康に生きるための講釈を受けた。
その妹である叔母が95歳、私の育ての親であり、宝塚在住。

両方を訪れるには弾丸もキツく、大阪ミナミのホテルで2泊した。
別々に訪れ、各夜は、旧友と接した。
宝塚はちょくちょく訪れていたが、奈良も旧友も、長い空白時間があった。




■ 君の名は
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いま「君の名は」と言えば新海誠監督のアニメ、これキミの名はメジロ。
父の妹二人98歳・95歳コンビは喜劇のように元気いっぱいで怖いぐらい。
おふたりは共にお洒落で、当然、「君の名は」にハマる。

1953年(昭和 28年)に大ヒットした映画『君の名は』。
あの悠長すぎる映画のヒロイン真知子のストールの巻き方、真知子巻き。
叔母二人は今でも、岸惠子、越路吹雪の大ファンだからファッションは真似た。




■ 健康であることが日課
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奈良の叔母は、90歳を超えてから腫瘍と闘い、がんと闘い、盲腸と闘う。
それ以外にも、顎を割り、頭部も7針ほど縫い、奇跡の生還を繰り返している。
毎朝大声を出して食道を鍛え、納豆を食べ、スクワットをせよ、ハイ承知仕り。

誤嚥を排除し、足を鍛え、食生活に配慮せよ、何度も繰り返す講釈。
令和の「金さん銀さん」姉妹は異口同音に、同じような講釈。
最後は、死んだら拝んでなと笑顔たっぷりに言い、返答に困る。




■ オッサンの28年ぶりっ子
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1995(H17)年1月17日、火曜日早朝、大震災。
函館で勤務していた私だが、その翌日、大阪にいた。
震災の翌日だが、大阪入りの手はずを整えてくれた友人と、その日以来の再会。

お互いにその後、激しく色々あってな、で28年ぶりだった。
なんや太ったな、開口一番そう言われ、いやいやあの後、凄く太って落としてるの。
お好み焼きで飲みながら、互いに抱える重い悩みの救済法を探り合い、激励し合った。




■ いくら何でも許せんな
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シップス・キャットよ、日本の誇りを守ってくれよ。
この国には確実に「老害」が蔓延っていると思う。
腹は立てないようにしたいのだけど、こいつ、バカだな。


■ 前橋の日本語学校で学ぶウクライナの学生 学費めぐりトラブル
NIPPON ACADEMYの清水澄理事長は24日夕方、県庁で記者会見を開いた。
清水理事長は会見で「ウクライナの人たちの支援の状態は、はっきり言って難民貴族だ。ものすごく真面目にやっていて頭の下がる人もいるが、お金を払わないで牙を向ける学生もいる。『牙を向けた学生の言い分が正しい』となっている社会の現状はおそろしい」と述べました。◆清水理事長はこの発言の真意について記者団から問われたのに対し「ウクライナの学生は家賃や税金、渡航費もただの中で、アジアの人たちはみんな自分でお金をまかなっている。アジアの人と比べたら、お金を持っているのは事実だ」と述べました。 (NHK NEWS WEB/02月24日18時46分)



過去に教育に携わり、それなりに真っ当に仕事をしてきた者として、許せないな。
大上段振りかぶって国政を語り教育を語るのも、大事。
しかしよ、絶対弱者を見誤るようでは、教育に携わる資格はないと思う。

主義主張、政治思想、ひとそれぞれに色々あってイイと思う。
でもよ、難民貴族なんて言ったらオシマイ、弁解の余地はない。
どういう情報を元にそう断じるのか、顕著な老害だと思う。

文脈を切り取るのではなく、会見を見て、難民貴族を聞いてアウトだと思った。
侵略されたウクライナが一方的に攻められ、生きるために逃げてきた。
どう見ても絶対弱者、何をもって難民貴族と言うか。




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他者の人権を否定したら終わり   [考え方]



ただいま脱力中。
動けば損をするから静観を粧い、傍観中。
夏は避暑地、冬は避寒地、うまく取り繕いながら虎視眈々、狸。

人生の悲哀に疲れたし、バカを相手に戦ったり嘆いたり、しない。
人生のエネルギーを、やりたいことだけに注力する。
楽しめる相手とだけ時間を共有し、ノイズだらけの人間は遮断する。

2023年、跳ねる年、42日ほど過ぎてしかしながら、革命が必要な日本。
国力が衰えるのは別に良く、人口減少も仕方がない。
でもなぁ、おかしな連中をどうやって黙らせるか、打つ手はないのか。




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私の頭はワイヤーで牽引されている。
だから今は動けないので、お勉強。
それでも、財務省の傀儡キシダに毒されたバカを殲滅しておくれ。


■ 首相秘書官差別発言の”オフレコ破り”報道
首相秘書官が同性婚を巡る性的少数者への差別発言で、更迭された。
毎日新聞がオフレコ破りをしたと言うことが問題ではなく。
毎日は元々そういう新聞だし、反安倍キャンペーンも先陣を切っていた。

密室で声を落として「オフレコで」なら分かる。
首相官邸のブラ下がりでオフレコの「個人的な見解」などと、甘ったれるなである。
しかも、「秘書官室は全員反対」と、小学生が「みんなやってる」と訴えるレベル。

おまえら世界に出て行け、高学歴だけのバカどもよ。
一発で潰されるぞ、やけどする、オフレコなどない。
こういう連中が日本の政治の中枢を担っているのだから、取り残されるのは当然。




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日本は歪み始めている。
まっすぐに成長することなどあり得ないが、よりよい社会を求めたい。
大阪の高校時代、戦いの中で自由を勝ち取る、はずだったけどね。


長髪は不良だ、という大人の意見が主流だった。
吉田拓郎が「元気です」なんてレコードアルバムを出した頃。
僕の髪が肩まで伸びて、と歌う「結婚しようよ」が流行った。

畑富子に熱を上げ、乱暴乱痴気男は大馬鹿ヤローのピークだった。
学校を相手に、「制服制度廃止」「長髪禁止は人権侵害」と訴えていた。
当時の生徒指導部長と、大衆団交などと調子こいていた。

我が体内から伸びる毛髪を、本人が認めない形で断髪するのは許せない。
長髪は見苦しいと言うが、我々はあなたのトクトウにとやかく言ってない。
あなたに見苦しいからカツラを被れなどとは言ってない、とクソ論理。

当時、そういう言動は普通に殴られたものだ。
しかし自分が放校され、やがて教師になってもこの一線は守り続けた。
他者の人権を否定したら、その時点で社会人失格なんだけどな。





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昨日、妻と一緒に泳いだあとのビールを楽しんだ。
伊東漁港直送と自称する、メヒカリの唐揚げを食べた。
驚いたのは、ビールに合う、魚臭さや骨骨感がなく、食べやすく美味い。

妻は塩で、私はポン酢で楽しんだ。
レモンのぶっかけも美味しかった。
初めての食だけど、大当たりだった。




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