難民貴族とどのクチが言うや

崖っぷちかもしれないけれど、ノンビリ生きている。
可能な限り立腹を抑制し、不足を数えず、今日の幸せを喜ぶ。
少し余力ありそうなら、お礼の行脚、おかげさま参り、


奈良在住の叔母が退院したので激励に行った。
御年98、どうしようもなく元気いっぱいで、健康に生きるための講釈を受けた。
その妹である叔母が95歳、私の育ての親であり、宝塚在住。

両方を訪れるには弾丸もキツく、大阪ミナミのホテルで2泊した。
別々に訪れ、各夜は、旧友と接した。
宝塚はちょくちょく訪れていたが、奈良も旧友も、長い空白時間があった。




■ 君の名は

いま「君の名は」と言えば新海誠監督のアニメ、これキミの名はメジロ。
父の妹二人98歳・95歳コンビは喜劇のように元気いっぱいで怖いぐらい。
おふたりは共にお洒落で、当然、「君の名は」にハマる。

1953年(昭和 28年)に大ヒットした映画『君の名は』。
あの悠長すぎる映画のヒロイン真知子のストールの巻き方、真知子巻き。
叔母二人は今でも、岸惠子、越路吹雪の大ファンだからファッションは真似た。




■ 健康であることが日課

奈良の叔母は、90歳を超えてから腫瘍と闘い、がんと闘い、盲腸と闘う。
それ以外にも、顎を割り、頭部も7針ほど縫い、奇跡の生還を繰り返している。
毎朝大声を出して食道を鍛え、納豆を食べ、スクワットをせよ、ハイ承知仕り。

誤嚥を排除し、足を鍛え、食生活に配慮せよ、何度も繰り返す講釈。
令和の「金さん銀さん」姉妹は異口同音に、同じような講釈。
最後は、死んだら拝んでなと笑顔たっぷりに言い、返答に困る。




■ オッサンの28年ぶりっ子

1995(H17)年1月17日、火曜日早朝、大震災。
函館で勤務していた私だが、その翌日、大阪にいた。
震災の翌日だが、大阪入りの手はずを整えてくれた友人と、その日以来の再会。

お互いにその後、激しく色々あってな、で28年ぶりだった。
なんや太ったな、開口一番そう言われ、いやいやあの後、凄く太って落としてるの。
お好み焼きで飲みながら、互いに抱える重い悩みの救済法を探り合い、激励し合った。




■ いくら何でも許せんな

シップス・キャットよ、日本の誇りを守ってくれよ。
この国には確実に「老害」が蔓延っていると思う。
腹は立てないようにしたいのだけど、こいつ、バカだな。


■ 前橋の日本語学校で学ぶウクライナの学生 学費めぐりトラブル
NIPPON ACADEMYの清水澄理事長は24日夕方、県庁で記者会見を開いた。

清水理事長は会見で「ウクライナの人たちの支援の状態は、はっきり言って難民貴族だ。ものすごく真面目にやっていて頭の下がる人もいるが、お金を払わないで牙を向ける学生もいる。『牙を向けた学生の言い分が正しい』となっている社会の現状はおそろしい」と述べました。◆清水理事長はこの発言の真意について記者団から問われたのに対し「ウクライナの学生は家賃や税金、渡航費もただの中で、アジアの人たちはみんな自分でお金をまかなっている。アジアの人と比べたら、お金を持っているのは事実だ」と述べました。　（NHK NEWS WEB／02月24日18時46分）

過去に教育に携わり、それなりに真っ当に仕事をしてきた者として、許せないな。
大上段振りかぶって国政を語り教育を語るのも、大事。
しかしよ、絶対弱者を見誤るようでは、教育に携わる資格はないと思う。

主義主張、政治思想、ひとそれぞれに色々あってイイと思う。
でもよ、難民貴族なんて言ったらオシマイ、弁解の余地はない。
どういう情報を元にそう断じるのか、顕著な老害だと思う。

文脈を切り取るのではなく、会見を見て、難民貴族を聞いてアウトだと思った。
侵略されたウクライナが一方的に攻められ、生きるために逃げてきた。
どう見ても絶対弱者、何をもって難民貴族と言うか。

ファイト！

コメント 12

なんか理解できない。
難民なんて言葉自体が嫌い。
入管法は改悪だし。出生数80万人を割り込んだ日本は海外の方々に頼らなければ国が存続しない。
そこに文句言うなら、文書費（だっけ）の名目で月100万円もらっているどこぞの国の国会議員に文句言え。一般人が月100万円稼ぐのにどんだけかかると思ってんのか。もう、構造的に政治を変えてくれ。
by HOTCOOL (2023-02-26 04:42) 

職業訓練生という名前の低賃金労働者がアジア各地から日本に働きに来ています。
日本に来る費用も借金でまかない、借金を返済しながら故国への仕送りも続けるという、どう見ても苦しい暮らしを続けている彼らです。
ウクライナから日本に来ている学生は、戦争前から来ている学生や、戦争が始まってから日本に避難して来た学生とは、立場も経済状態も違っているのかもしれません。
かといって、みんなが皆裕福なわけもなく、難民貴族という言葉を使うAKADENMYという名を冠したところの理事長が使う言葉とはとうてい思えませんね。
AKADEMYを名乗るのは自由だけれど、せめてNIPPONの名前を外してほしいものです。
恥ずかしい限りですよ。
こんな偏見と思い込みと決めつけを持つお方、昭和のおやじだけでなく、平成のお方にもそれなりに多いようです。
その中でも怖いのは、無意識に差別をしてしまっているお方かもしれません。
そういう僕だって、ウチのヨメは･･･と、酒席で話すことも度々でした。
フェミニズムのお方が聞いたらきつく叱られそうですよ。
本音を云えば、フェミニズムのお偉いセンセ、僕、ちょっと苦手です。
宝塚と奈良の姉妹はフェミニズムなお方なんでしょうか。
そんなものは軽く超越したお方かもと、勝手に想像しています。
亡くなったら心をこめて拝んであげてくださいな。
お洒落で元気な婆さまたち、なによりですよ。
それにしても被災ぶりのご近影、昔の写真と比べるとなんとも表情もかたちもまあるくなったような。
28年ぶりに再会の友人の言葉に思わずうなずいてしまいました。
なんと正直なお方やら、です。ごめんなさい。
余計なひとこと、ごめんなさい。
中之島美術館にあるシップス・キャット、何年か前に、大阪駅の北・グランフロント・大阪の噴水のある広場に展示してありました。
あまり好きではないのです。
理由は簡単、ネコが苦手なものですから。
それに、顔から首、全体のバランスがどうもおかしいもん、なのです。
ま、現代美術はなんでもアリですからいいのですけれど、ね。
今週は長生き姉妹にファイト！です。


by あるいる (2023-02-26 05:30) 

90歳過ぎてから盲腸になるものなんですね
それだけ お若くいられてると言うことでしょうか
まだまだ長生きしていただきたいですね

by (。・_・。)２ｋ (2023-02-26 06:07) 

98歳と95歳の姉妹が、
揃って元気とはすごいですね。
「食道を鍛える」、
なるほど。
確かに重要かもしれませんね。
毎日使う場所ですものね＾＾
by 青山実花 (2023-02-26 08:16) 

難民貴族、何を考えて、こんな言葉を使うんだろう。
脳の思考回路がおかしいのではなかろうか。
ウクライナで何が起きてるのか、報道を見ていないのか、
腹が立ちます。
by とし＠黒猫 (2023-02-26 10:18) 

避難してきて、不安症やPTSDになってる人や子供だって多いでしょうね。

by kome (2023-02-26 17:55) 

私も人様のことは言えないことが多々あるんですが
言葉言霊というものが　格好よく聞こえるよう（聞き映えという
言葉があるか判りませんが）に使われてしまいがちなことに不安を
感じることがあります。私自身も気をつけなくては！☆彡
by ゆうのすけ (2023-02-26 23:52) 

鍛え方を熟知しているというのか、ツボをしっかり押さえているとうのか、戦争経験者が向き合う「生」はそうでない者とは次元が違うのですね。病気を患って一歩は近づけたかなとは思うのですがまだまだですわ。
大きく偉そうに頷けるのがお二人とも前向きの明るさをお持ちだということですよ。負の連鎖の正反対を実証されているようです。
昨日は月一の診察日、診察室前で順番待ちをしていると中の会話が聞こえてしまいます。噛めるようにはなったけど飲み込むことが出来ない、と先生に訴える患者さん。入院中の嚥下特訓を思い出し、吞み込むことの大切さを久しぶりで再認識しました。
困った時はお互い様やんか、なぁ、と奈良と宝塚から聞こえてきそうです。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2023-02-28 08:09) 

納豆は手に入れるのは難しいけれど、スクワットならできそう＾＾。
by Inatimy (2023-03-01 07:06) 

あら、すぐそこまで来られてたのですね （＾∞＾；
by ちょろっとぶぅ (2023-03-01 17:44) 

ダイビングの認定を取得するなら、団体は「PADI」が良いですよ。
昔は、学科は座学でしたが、いまは、Webサイトで eラーニングで
OKです。
プール講習やって、スキルが出来たら、海洋の限定水域でスキルをやって、めでたくダイバー認定カードを取得できます。
おっしゃる通り、いきおいで合宿で行っちゃったほうがよいです。
定年退職後の趣味で、還暦過ぎて認定を取って、80歳まで潜ってるひが、そこかしこにいます。
by とし＠黒猫 (2023-03-03 23:01) 

「老害」と言えば私は白髪が増えました(^_^;)
生活ではそんなに苦労もしてないのに？
ぁぁでも、何でも値上げは痛いけど(;^ω^)
by 英ちゃん (2023-03-03 23:25)