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『コロナと潜水服』   [読書 本]


子育てを失敗したのだと思う。
よその家の子がどう生きようが、オレの知ったこっちゃない。
ただ、金銭トラブルを起こす親を見れば分かるやろと、自分の娘なら諭す。

婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する、と憲法24条では言う。
だから、妻の友人や両親が反対や反感を持っても、自分は今の妻と結婚できた。
ただ、それって、オレ、一般の日本国民だからやもん。

今さら家と家の結婚と、子どもを縛るのは難しい。
しかし、日本国民としてのパスポートをお持ちでないなら、お立場があるでしょ。
自由が拘束されて、何不自由ない生活をしている皇族の暴挙に驚いている。

歴史そのものを生きる皇族が、カネの問題だらけの母親と、結婚するわけではないが。
人の金で留学し、裕福ではない育ちながら、NYで大学院に行き、司法試験を受ける。
皇族にリーチなしで、それだけの金を誰が出してくれるのだろう。

各種儀式を返上しと、節約するから良いというわけではない。
余計な金、特に人件費や手続きを浪費させて、愛を貫く茶番。
あと何十年かの時間の中で弟が天皇となり、義理の兄は、その母親は。

法律がなく、解釈だけでは身動きが取れないものを、勝手にシンドバット。
立場をわきまえないじゃじゃ馬に、不快感が増す。
アヒル口をしても、好感は持てないし、月も太陽も、こんな不快感は生まない。





『コロナと潜水服』 奥田英朗/光文社(2020年12月30日 初版1刷発行)
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短編小説は人生を切り取った断面図だという人がいた。
昔、片岡義男は事件を通過した登場人物の変化に、ストーリーが発生すると定義した。
事件を通過した登場人物 Aが、A’に変化するところにストーリーが生まれるという。

ヨーグルトの封を開けた時に見る液体。
ホエイとか乳清と言い、それだけではヨーグルトと呼べないが、ヨーグルトでしかない。
切り口が重要だけど、短編小説には仕掛けもあり、作家の癖も出る。

さて、手に取って読んだ作品、若い人には好感できるかもしれない。
東野圭吾の短編がつまらないのは、切り口より仕掛けに重点があるからだと思う。
時にこの方の短編を読むにつけ、こう来るだろうなと容易に想像がつく。

断片的な待ち時間を埋めるのに手にした本。
最後の「パンダに乗って」という作品は好きな部類に入る。
ファンタジーと呼ぶ仕掛けなんだけど、出会いを確認する旅は好きだ。

何十年という時間を交錯させる短編が書けたら面白いと思う。
何が起きたか分からないけど、確実に何かを感じていた時間。
後にそれが交錯して、一瞬の出来事で一生が決まる偶然、それを確認する語り手。

真剣に肩に力を入れて読む大感動本ではない。
でも、読み終わって少しだけ、あの日の出来事を思い起こしたりしている。
少し触発してくれた本、次の読者である妻は、どう読むか、彼女の机に置いておく。





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前日の雨が、土手から染み出して、河川敷の道は川のように濡れている。
肌寒い朝だから、長ズボンを履いていたが、裾は跳ね上げたしぶきで濡れた。
伴走するコウモリが不気味で、わぁ、って声を出し手を振るいながら走った。





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しばらく雨模様の日が続き、室内干しが続く。
暑さが和らいだ分、洗濯の量は減ったけれど、室内干しの鬱陶しさが続く。
ピーカンの洗濯日和はいつやってくるのだろう。




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河川敷の水たまりに、シラサギが集まっている。
溺れたミミズでも狙っているのだろうか、不明である。
丸投げ辞任の首相は追い詰められての暴挙、そのくせ株価高騰。

責任を伴わない自由は果たして、許されるものなのか。
皇族の義務と責任、首相の義務と責任、少額納税者でも文句は言いたくなる。
オレの文句は簡単、勝手にしろ、オレは娘主催の今夜のお誕生会を楽しみにする。




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『護られなかった者たちへ』   [読書 本]



 北海道・旭川市の女子中学生、廣瀬爽彩さんがイジメを苦に今年2月に命を絶った事件。今月18日には爽彩さんの母親が綴った手記が公開され、学校と旭川市教育委員会のあまりに杜撰な対応が波紋を呼んでいる。(2021.08.19 20:05/ [コピーライト] Business Journal )

「10人の加害者の未来と、1人の被害者の未来、どっちが大切ですか。10人ですよ。1人のために10人の未来をつぶしていいんですか。どっちが将来の日本のためになりますか。もう一度、冷静に考えてみてください」  (旭川市の中学校教頭の弁)

「子どもたちに囲まれ、ウッペツ川に飛び込んだ事件の後、爽彩の携帯電話に、いじめを受けていることを示す履歴があることを学校に知らせ」(手記より)たものの、学校の教頭から上記のような言葉を浴びせられたという。






『護られなかった者たちへ』 中山七里/宝島社文庫(2021年8月24日 第1刷発行)
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新聞広告を見ていて、阿部ちゃんとタケルくんで映画になるんだと思った。
売り込みの文句が私を誘惑し、この作家を知らないでいたが読もうと決めた。
“どんでん返しの帝王”が日本の社会福祉制度の限界に挑んだ問題作!

推理小説ではないのか、よくは分からない。
それでも謳い文句の「どんでん返し」はそういうことか、うすうす気づいたけど。
それでもよくできた小説で、ちょっと読み込んでしまった。

アッシー君をやりながら、義母様の病院通いに付き合いながら、読んだ。
社会派推理小説と言うのかな、現代の闇の部分にも切り込んでいた。
伏線は張られていて、終盤で世界観が変わるのは、良い、やっぱりなと得意になる。

読み終えて思ったこと、映画では阿部寛は刑事・笘篠の役だろうな、合う。
佐藤健は刑事の相棒だけは絶対にダメ、刑務所帰りの容疑者役であってほしい。
容疑者・利根を主人公に据えて、佐藤健の熱演を期待する。

と、ネットで見れば予告編(60秒)があった。
やっぱり佐藤健が容疑者だな、阿部ちゃんは刑事、おかえりモネの清原果耶は何かな。
倍賞美津子をそこに配したか、桑田佳祐の音楽も売りになるのか、映画も見るぞ。





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たまたま読んでいた文庫と、旭川の女子中学生の事件が重なってしまった。
無神経な言葉が発せられて、いじめで自殺した少女が再び殺される。
教頭よ、オマエも親だろ違うのか、子を持つ親の立場で考えろ。

事件や事故で人が死に、残された親族は、なぜそこに至ったかを知りたい。
ましてや、学校での虐めで、自殺であろうが死に至った子の親は、神経もやられそうなの。
そういうことに配慮できないバカが管理職をやると、また被害者を生むのね。




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少子化対策と言い、それなら妊婦さんを最優先で守れよ。
子どもを増やす必要があるなら、妊婦さんを不安がらせるな。
少子化に手を打ちたいなら、妊婦になれば優先的に安全だ、ぐらいの保証を。

千葉県柏市、行政が、赤ちゃんを一人殺したんだろ。
病院がなく、自宅で出産? 助産婦さんでも付けたのかな。
若者が子どもを産みたいって思える環境かよ、最優先事項なんだよな。




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妊婦になればこんなにお得、それが少子化対策だけどな。
コロナ下で露見してきたのは、弱者と若者を置き去りにする政策。
無神経な言葉で人を切り捨てる窓口、教頭、医師会。

自分の身は自分で守るしかない。
それでも、どうしても無理な人が増産されてきている。
絶対的に弱い人を見殺しにする側にはならないと、たかが文庫を読んで思っている。



ファイト!







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『アーモンド』   [読書 本]



いまなんじ? 2時半だよ。
おさんぽいついくの? あと30分したらだよ。
義母様の和室に正座しながらの問いに、妻が答える。

犬みたいだけど、散歩を楽しみにして、義母様は歩いて疲れて夜にはよく眠る。
そういう、良い循環を造れば、あまり問題は起きず、乱れることもない。
ただ、義母様の精神が安定せず、抜き打ちの、突発だけが怖い。






『アーモンド』 ソン・ウォンピョン/祥伝社(令和元年7月20日 初版第1刷発行)
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 SNSの急速な普及により、情報のやり取りは以前よりもはるかに緊密かつ大量に行われるようになった。しかしその一方で、人と人との直接のふれあいは減り、その分、ふれあうことで育つ感じる力、共感する力も弱くなっているように見える。◆現代を生きる私たちは自分に関係のあることでなければ、たいていは「感じても行動せず、共感すると言いながら簡単に忘れ」(p245)て暮らしているのだ。◆ところが、物語の中のユンジェは、誰も近づこうとしなかったゴニの心を理解しようとする。感情が分からないがゆえに、本物の共感とは何か、と問い続けるのだ。そして、ゴニと向き合う時間は、ユンジェに「愛」というものを気付かせる。  (p265/訳者あとがき)



扁桃体が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳の高校生、ユンジェ。
目の前で祖母と母が通り魔に襲われたときも、ただ黙ってその光景を見つめているだけ。
母は、感情がわからない息子に、感情を丸暗記させて、普通に見えるように染める。

誰だったかな、映画評論家の人が、大いに勧めていた。
AI が感情を学習して上書きしていくような、不思議な物語。
喜怒哀楽の感情を定義していくことは可能なのか。

久々に楽しく読んで、嘘つき韓国は嫌いだけど、この本は勧めてみよう。
比喩表現などを見ているとこの作家、もしかすると村上春樹のファンかもしれない。
村上春樹的な対象の観察と表現を感じた。




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人は落ち込んだり、不運に見舞われたり。
生きていればつらいことの連続だ。
でも、誰かに褒められることがあれば、また前を向くことが出来る。

人の役にさえ立っていれば、喜びは後からついてくる。
あの人と過ごした楽しい日々、思い出は消えることがない。
人を悪く言うのは嫌い、あの人が教えてくれたこと。




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大相撲初場所、大栄翔と北勝富士の立ち合いでは、頭蓋骨のものすごい音がした。
この一番だけは迫力満点の、物凄い相撲だった。
大関の不甲斐なさが、横綱の不甲斐なさを隠す初場所、休場者の多いこと。




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新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない。
感染力が高いとされる英国型の変異種の、市中感染が疑われる事案が発生した。
これはかなりの悪さをしそうで、暗澹たる状況が想定される。

変異種は、強毒化して重症化する危険性はないのか、誰か教えて欲しい。
ところがコロナに関しては全て、わからない、という現状。
むかし竹槍で戦わそうとした日本軍だが、マスクと手洗いは違うよね。

欧米の爆発地域の報道を見ていたら、やはりマスクをしていない人が多い。
日本は、ほぼすべての街行く人がマスクをしている現実。
ただ、防衛ラインが突破されれば、雪崩を打ちそうで怖いと思っている。



ファイト!





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『半沢直樹 アルルカンと道化師』   [読書 本]



法事・京都遠征の旅の友に本を1冊持参。
素敵な1冊を読むために、新幹線ではビールを飲まず、珈琲のみ。
一気に読み終わってしまった。




『半沢直樹 アルルカンと道化師』 池井戸 潤/講談社(2020年9月17日 第一刷発行)
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 結局、世の中の事象には表と裏があって、真実は往々にして裏面に宿る。
 人が見たつもりになっているのは見せかけで、背後に回れば思いがけない真実が存在し、表向きの矛盾も理不尽も合理的に語りつくされるのだ。

 耳にすることは事実ではなくて意見。目にするものは真実ではなく視点。   (第16代 ローマ皇帝)


池井戸潤の小説を読んでいると時々、東野圭吾の小説を読んでいる気になる。
全く筆は違うのだけど、テンポの軽快さと、推理させていく卓越したカット。
なおかつ、人物を掘り下げる丁寧さ、推理小説ではないのだけど、圭吾ふう。

最近の書籍は1冊が、1600円とか1800円と高額。
しかし売れっ子作家は、古書店やメルカリでも、買取価格も高く設定される。
でも、学生時代と同じく1冊を回し読みし、学生じゃないから、誰かにあげてしまう。




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既にプラス思考になれるのは、一期一会の精神。
今後は、一生に一度と思えるような体験を、選ぶ。
老後の貯えも目途が付けば、時間を惜しんで、楽しむことを優先。

読みたい本を読み、見たい映画を見、講談や落語を聞きに行く。
後に回していたら、結局、一生に一度の機会も逸する。
そんな風に思いながら、倍返しの原点を楽しく読んで、スッキリ!




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TBSドラマ「半沢直樹」が終了した。
勧善懲悪ものの醍醐味を現代版にして、かつ、テンポアップ。
複数の原作を1回に注入して濃厚な内容、引っ張らない内容がスリル。

引っ張るのは歌舞伎役者が複数登場していて、1つ1つの顔芸は引っ張る。
まあ、憎たらしいったらありゃしない、その大袈裟な顔芸でさらに憎たらしい。
そうやって叩きつけられた後、水戸御老公の印籠みたいに大逆襲が痛快。

小逆襲で少しスッキリし、さあ今回こそ大逆襲と思えばさらにピンチ。
そうやってマグマのように溜まっていく怒りが、一気に噴き出る快感。
世の中の嫌なことが鬱積しているので、代弁してよ、カタルシス。




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さて次は何だ、かかって来い。
そんな心境が生まれ、読書の秋に突入する。
映画も溜まっているけど、まずは、食欲の秋かな。




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明日から10月。
天気予報も外れ始めたけれど、こころはピッカリ秋晴れの、空。
絶好のドライブ日和は、出来る限り、カメラを持って、お出かけだ。

コロナ感染者数が、微妙な数字を出し続けている。
3密を避け、手洗い、マスク、酸素飽和度(SpO2)93以上。
検温は入店時に測られるようになったので、酸素飽和度は各自チェック。



ファイト!





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ほんの少しだけ本の話   [読書 本]



濃霧の日の昼に里見公園で薔薇を写す 第1回



活字が欲しいと妻が言った。
新聞ではなくストーリーを追う活字。
ねえ、何かないの?
私は開高健の『日本三文オペラ』を勧めたが、活字が小さかった。




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昔、つき合ってた頃、本の読破競争をしたことがある。
限った期間で、本を何冊読むかって競争。
結局、何が何でも勝つために童話ばかり読んだ私が勝った。
私の競り勝ちだが、見るからに体育会系でも、読書家の少女だった。




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最近、忙しいのだけど寝る前に読みたいと言う。
さて困った。
順番待ちしている山田詠美の本があったけれど、先に読まれたくはない。
で、開高健を渡したのだけど字が小さいと言われ、山田さんを献上。




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市川駅南口図書館に本が届いていたので、受け取りに行った。
食べ歩きの本だけど、妻のために開架式から3冊、本を借りてきた。
山田詠美は、虐めや家庭崩壊を書かせたら上手い。
東須磨小学校を思いながら、山田詠美の短編集を借りてきた。

まず、自分の眼を通して、妻に勧めるか否かを決めるのだ。
最近、お勧めの映画が空振りで、汚名返上。
食べ歩きの本も含めて、読書の秋を始める。
もちろん、食べ歩きのための本を先に読む。



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『ケーキの切れない非行少年たち』   [読書 本]



北朝鮮が昨日、短距離弾道ミサイル2発を5月に続いて発射した。
台湾国籍のれんぽうも、社民党も、安全保障は考えないからコメント出さず。
閣僚たちは、吉本興業に苦言を呈して終了。

とてつもなく平和ボケした極楽とんぼ(加藤?)状態の日本。
夏枯れ対策で粛々と利確、所得税20万は痛いやないか。
ハスは開期が長くあと1ヶ月弱は撮れると知り、無知蒙昧を恥じるせっかち男。




『ケーキの切れない非行少年たち』 宮口幸治/新潮新書
  (2019年7月12日 第一刷発行)
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『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治/新潮新書、という本。
この本の帯は、精神科医である著者が医療少年院勤務時代のもの。
「ケーキを三等分する」という課題に在院中の少年が答えた例。

この絵のように「物事を正しく認知する力」自体が欠けた少年が多くいる。
そのような少年が放置される社会に、著者は危険を感じている。
そんな少年たちへの支援方法も言及されるが、果たして実現可能か、吉本頼み。





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参院選で投票に行かなかった人、選挙権のなかった人への総括が必要。
政党要件を新しく満たした党が2つあるという話。
政党助成法により(得票率2%以上)、8月分からの政党交付金がうけられる。




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 ・れいわ=比例区で2人当選し、比例区の得票率は4・55%。
 ・N国党=比例区で1人当選し、比例区の得票率が3・02%。
 ・社民党=比例区で1人当選し、比例区の得票率は2・09%。

ちなみに受け取る政党交付金は、
 ・れいわ新選組が6700万円、
 ・NHKから国民を守る党が5900万円になる




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N国党が政党助成金で受信料を支払ったらお笑いだ。
しかし、議員会館内のTVに対して、NHKは受信料の徴収に行くのか。
N国党とNHKは全面戦争を始めるのか、吉本より、この矛盾が興味深い。



ちなみに最後の写真、矢切の渡しを過ぎたあたりの江戸川。
千葉側ではゴルフコースになっていて、江戸側では、ちょっとした森。
野球やサッカーグランドには出来ず、浮浪者が住む「森」だね。



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「日本型組織の病を考える」村木厚子 (角川新書)    [読書 本]




まんぷく
マンペイ ジルシのダネイホン
立花萬平が不当な勾留を受けたまま、国(国税局)と戦おうとする。
あまりにもタイムリーで、ゴーンと東京地検を思い浮かべてしまう。

カルロス・ゴーンを擁護するつもりはないが、人権問題だと思うよ。
村木厚子さんの「日本型組織の病を考える」 (角川新書) を読んでそう思ったよ。
立花萬平もハメられたわけだし、村木厚子さんは検察の証拠捏造での不当勾留だし。




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村木厚子さん
2009年6月14日 - 虚偽公文書作成、同行使容疑で逮捕、その後大阪拘置所で勾留
2009年7月4日 - 虚偽公文書作成、同行使罪で大阪地裁に起訴され、刑事被告人となる
2009年7月8日 - 大阪地裁が保釈請求を却下したため、引き続き大阪拘置所で勾留
2009年10月15日 - 3度目の保釈請求を大阪地裁が認容。しかし検察側は大阪地裁へ準抗告。これが認められ、引き続き大阪拘置所で勾留
2009年11月24日 - 4度目の保釈請求を大阪地裁が認容。検察側の準抗告も却下され、保釈される
2010年9月10日 - 大阪地裁で判決言い渡し。求刑・懲役1年6月に対し無罪
2010年9月21日 - 大阪地検が上訴権を放棄し無罪が確定。

 信じてくれる家族の存在は大きかった。あとね、子育てしながら働いていると、色んなことが起きる。子どもが熱を出した時、「プールで長く遊ばせすぎた」とか思い出しても仕方ない。それより、仕事やお迎えをどうするか、今やれることを考える。だから、なぜ逮捕されたのかはちょっと横に置いておいた。拘置所でできることは、「体調を崩さない」「裁判資料が届いたら必死で読む」の二つしかない。そう思ったら、すごく落ち着いた。  (2018年12月21日/読売新聞コラム)



立花萬平の勾留はTVドラマでの話だが、村木さんの本を思い出し、立腹する。
NHKは国民を立腹させ、ゴーンを支援させようとしているのではないと思う。
でもね、特捜部の暴走は、秘密主義の中にやりすぎ感があり、良くない。




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『羊と鋼の森』   [読書 本]




或る日、賢者曰く
近頃、新世界界隈と周辺での犯罪が増えて来ているそうです。
夜はとくに油断大敵、十分に気をつけてください。


母の百箇日で大阪遠征、2泊3日の旅をした。
新世界に泊まり、カメラ持ってブラブラ散歩、晩ご飯は串カツ。
そして賢者の言葉を思い出し、深追いの深酒はせず、ホテルに戻る。

途中で、壁際店舗の古書店を見つけ、1冊買った。
ビールと焼酎だけだったから、酔っ払いにはならないだろう。
酒気帯び読書なら、お巡りさんも見過ごすさ。




『羊と鋼の森』 宮下奈都/文藝春秋 (2015年9月15日 第一刷発行)
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まあまあ面白かった。基本的に、少年が青年へと成長していく小説は好きだ。地味な仕事でも、意味を見つけながら生きていく。いいなあ。300円の古本だったが、鬱陶しいテレビよりはずっと優雅な時間だった。妻にも勧めるために、捨てずに持ち帰った。


登場人物の双子姉妹の名前が、和音と由仁。何らかの意図があって名付けたとしても、ピアノを弾く少女が和音だと、「わおん」も出てくるので、紛らわしいったらありゃしない。思わせぶりな名ではなく、もう少し混乱を避ける名前にして欲しかった。


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「いくら弾いても、ぜんぜん疲れないんですって」
 佐倉さんはそう言って目を細めた。
「そんなに練習できるというのは、それだけで才能ですね」
 柳さんが相槌を打っていた。
 ほんとうにそうだと思う。和音が何かを我慢してピアノを弾くのではなく、努力をしているとも思わずに努力をしていることに意味があると思った。努力していると思ってする努力は、元を取ろうとするから小さく収まってしまう。自分の頭で考えられる範囲内で回収しようとするから、努力は努力のままなのだ。それを努力と思わずにできるから、想像を超えて可能性が広がっていくんだと思う。


p224
「才能がなくったって生きていけるんだよ。だけど、どこかで信じてるんだ。一万時間を越えても見えなかった何かが、二万時間をかければ見えるかもしれない。早くに見えることよりも、高く大きく見えることのほうが大事なんじゃないか」




あんたたち雀じゃないだろ 誰なんだ

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昨日は午後から雪が猛烈に降り始めた。
午前中は太陽の日差しが強かったのだけど、雪が道を埋めていく。
買い物には、埋まるので、だから長靴で出かけることになる。

幼稚園の近くに鳥が密集していて驚いた。
家に戻ってからカメラ持参で近づくと、逃げる飛び散る。
雀とは違った集団行動で、人間(おっさん)を恐れているようだ。

木も電線も埋めつくしていた鳥たちは、居なくなってしまった。
鳥の数羽が行ったり来たりして、偵察し、伝令か? 斥候か? オマエ。
木の下で見上げるオレは、ひとり置き去りにされてしまった。




ファイト!






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『夫のちんぽが入らない』   [読書 本]





裏・市長さんがこの小説のことを以前、話題にしていた。
その時、図書館に予約を入れていたようで、届いた。
同人雑誌からの出版だというので、興味を持ったのだと思う。



『夫のちんぽが入らない』 こだま著/扶桑社 (2017年1月16日 初版第一刷発行)
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連続する4つの短編集と捉えて良いのだと思う。
同人誌で先頭の一つ目が着目され、引き続き書いていくことになったのだろう。
ユーモアを忘れない筆に救われるが、まあ、特殊なお話だ。

本名を含め経歴は提示されておらず、覆面投稿のようだ。
おそらく、正体がバレたら、旦那も親も、恥をかかすなと怒るだろう。
そもそも文士は、身内からの罵詈雑言など覚悟の筆だろうが、覆面を被った。

私小説の典型だが、覆面を被ったぶん、テーマの追求は甘くなっていったのだろう。
書き切ってしまい、晒し者になる覚悟の欠如が、掘り下げを甘くしたのだろう。
それでも話題性だとかタイトルで、図書館の順番待ちは数が多そうである。

2つ目あたりの章、主人公が小学校教師になり、学級崩壊に遭う。
この章に関しては、現実味があり、現実そのままのコピーであろう。
独立させて掘り下げ、壊れていく先生を主題に書くのも面白かったと思う。

まあ面白かったよ、以上。
そんな感想。
コソコソと売れていくんだろうな。






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家庭菜園の水まきをずっとしておらず、そろそろと思っていたら雨が降ってくれた。
こういう巡り合わせはラッキーで、図書返却以外に出歩きはしなかった。
図書館へ本を返しに行く途中の公園では、花も水滴を溜めていた。

雨の日の作業、母に見せる写真、どう見せるかの整理である。
写真に花の名前を入れていく。
連続して、名前の入っていない写真を並べる。

そういうスライドショーにすれば、八百長もできる。
同じ写真が出てきて、始めには名前が出るのだと法則を理解すれば。
母も、得意になって花の名前を言い出すかなと、考えた。




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分かる花の名前だけは全て入れてみようと思う。
そして2枚続けて並べて、八百長の、名前当てクイズを作るかな。
名前の分からない花は、「これ花や」で、済ますつもりだ。




ファイト!






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『コーヒーが冷めないうちに』   [読書 本]




もしあなたが本当に読みたい本があるとしたら、それはまだ書かれていない。
だから、あなたが書くべきなのだ。   (トニ・モリソン)




『コーヒーが冷めないうちに』 川口俊和著/サンマーク出版 (2015年12月6日 初版発行)
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タイム・マシーンもののファンタジーだと思う。文学では掘り下げていき、切実なそこには人生がある。ファンタジーには気楽なスイッチがあり、切実さに対してファンタジーでは緊迫感がイノチ。

コミック全盛時代の手軽なファンタジーだった。グッと来ることはあっても泣くことはなかった。人物の掘り下げが浅く、描写が乏しいのは残念だった。一種のタイムトラベルだが、作品冒頭に取扱説明書めいた約束事が書かれていて、それが本編(4つの章)でも繰り返される。どうしても文章は説明口調になってしまい、惜しいなと思うのだ。

東野圭吾の『ナミヤ雑貨店の奇跡』を読んでひどく気に入ってしまう者にとって、小手先で泣かそうとするのではなく、しっかりと人物を描写し、「感動」へ持って行けば良かったのにと、残念がっている。現在50万部を超えているらしいが、話題作りが上手かったんだろうな。

伏線の張り方に散漫さがある。また、つじつま合わせに強引さもある。伏線の甘さと筆の注意散漫さは、読者の集中力を低下させる。読書人口を増やすための入門書、うーん、それなら東野圭吾のナミヤ雑貨店だ。もしどうしても読むなら、図書館で借りましょう。





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母がまだ三途の川を彷徨っている頃、バスの中で不思議な表現を聞いた。
おばちゃんたちが、「鯉のぼりつってる」と言うのだ。
鯉のぼりは上げるものだと思っていたので、その不思議を姉に尋ねた。


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京阪電車の寝屋川市駅ちかくの川で、この光景があり、それをさしてのこと。
鯉のぼりは姉も「あげる」と言い、「吊る」のは、吊された状態をさしているのだろう。
確かに、鯉たちが吊されていたわな。

吊された鯉のぼり写真を母に見せて、反応をもらえるようになったのはGW明け。
徐々に劇的に変化して行ってくれた。
瀕死の状態から1ヶ月あまり、古巣に戻り、元気になろうぜ。




ファイト!






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