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自分自身の修正   [考え方]



 言葉の守備範囲を考えるなどという国語教師をやっていた立場上、表現に興味を持つのは当たり前のことだと思う。あまりにも的確な表現を聞くと、とても嬉しくなってしまうことがある。そしてメモをとったりして、ノートがたまっていく。ここ最近では娘による2つの表現が非常に気に入っていて、自分を戒めている。




■ 私たちにはまだ50年あるから大丈夫
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美人三姉妹のパパは過保護なほどの心配性。
心療内科で重篤な鬱だと言われて静観中の娘がいる。
距離を置いて静観するのはつらいけど、鬱が相手なら仕方なし。

そういう凹みの中で、パパは責務感に苛まれる。
そんな中で三女に励まされてしまって、肩の荷が下りた。
大丈夫、私たちにはまだ50年あるんだから、と心配を吸収された。




■ パパの話ってよく蛇行するよね
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国語表現の指導で、平成の途中から「結果を先に」と流れが変わった。
ディベートが脚光を浴び始めると、文章表現の「味」は削がれ始めた。
いわゆる「天声人語」に溺れる表現ではなく、事実を積み上げて端的に。

最近の国語の授業から文学的表現、文学作品が削られたと思う。
実用的な文章に重きが置かれているのだと思う。
時代の要請だろうし、思考回路への変更も生まれる。

長女は仕事柄、英語での分析と論述が日々の基本となっている。
そんな娘が帰国して、数日だけど相手してもらうと、私の論点はズレまくる。
またパパの話は蛇行してるよと言われ、修正を加える刺激が好き。




■ パパは娘のストーカー
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ドイツから帰国した長女と過ごした3日間は、脳を活性化する時間だった。
彼女はベトナムでの調査活動後、ドイツに戻る前に4日間だけ同居する。
ウザいとかキモいとか、パパに対して絶対に言わない娘に甘える。

ベタベタせずに、適切な距離を保ち、お喋りをしたい。
話が蛇行してるよと言われる数を減らしながら、喋る。
でも本当は、一緒に居るだけで嬉しいんだよね。




■ やっぱり大谷翔平さんが良い
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土曜や日曜の早朝6時頃からの2時間、TVの情報番組がすき。
20分ほどの時間をかけて「大谷翔平の1週間」を振り返るのが良い。
出来たら「週刊 大谷翔平」とでも題して毎週特集してほしい。

セクハラやパワハラで開き直り辞任会見、聞きたくねぇー。
未だに自浄作用のない自民党の言い訳グダグダ、聞きたくねぇー。
だから大谷翔平さんの特集で癒やされ、スッキリしたいのですよ。



GWは混雑を避けて基礎体力作り。
ストレスをためないようにするにも、大谷さんに打ってもらおう。
そして春のヤマザキパン祭りも最後の追い込み、頑張るぞ。




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『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』   [映画]



せっかくの景色も、黄砂にやられて鬱陶しい。
321mの小室山に登って見る富士山が好きなんだが。
薄っすらと空は黄色掛かり、もやのように、けだるい景色になる。

心が晴れないのは梅雨以上である。
梅雨には既に情緒も感じられるのだが、ザラザラの黄砂は鬱陶しい。
娘が出張や旅で中国へ行くので言う、黄砂は中国のせいではありませんよぉ~。




『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』
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■ 作品データ
 原題/Revolutionary Road
 制作年/2008
 制作国/アメリカ/イギリス
 内容時間/119分
 ジャンル/ラブロマンス/青春
■ 解説 「タイタニック(1997)」のL・ディカプリオとK・ウィンスレットが再び顔を合わせた話題作。いつしか自分たちの夢を見失ったある男女の葛藤を描く夫婦ドラマの佳作。多くの米国人が黄金時代を謳歌した1950年代、“革命の道”という名が付いた郊外の新興住宅街に住み始めた主人公夫妻。しかし、安定した暮らしの行く先に夢も希望も無いという皮肉な状況を意識しだしたことで、かえって追い込まれていく。夢物語のような恋愛ドラマだった「タイタニック」と正反対のベクトルに向いた、シリアス夫婦ドラマの佳作。郊外の生活が破綻をきたしていくとの展開は本作のS・メンデス監督がアカデミー作品賞に輝いた「アメリカン・ビューティー」の発展形とも思わせ、さらなる関心を誘う。


アメリカでも1950年代には、女性の閉塞感が満ち溢れていたのだろう。
見ていてとても息苦しく感じたのは、女性が閉じ込められて当然という大前提。
絵に描いたような幸せに閉じこもらない女性は、はじかれる。

自分はフェミニストと思っていた。
しかし三姉妹の父親になって、娘を通じて未来を見ながら愕然とした。
手に職をつけるという言い回しだけでは全く足りない絶望。

妻も娘たちも本当はもっと息苦しく感じながら生きているのだろう。
個人の時間が増えて、考えることも増え、反省を突き抜けて凹んでいる。
ゴメンナサイ、もう二度としません、そういう心境である。


大河ドラマでは清少納言が女房として昇殿するために夫と子を捨てる決意表明。
朝ドラでは男に隷属させられる女性の反発マグマを露骨に見せつける。
男の子として生まれ育って来て、知ろうとしてこなかった部分だ。

ひどい話だったんだよね。
TVドラマも女性の「自立」に寄せてきている。
特に、NHKは多様性や女性の息苦しさへの反発が扱われ始めた。

どうやればいいんだろう、どうすればいいのだろう。
とにかく、社会の中堅へと巣立った三姉妹が、息苦しくなく生きていける社会。
その方面の開拓をほとんどしなかった自分の人生を悔いている。

いまさら政治に参加しても、もうダメだろう。
自爆テロの手もあるが、後進国ニッポンの改革にテロは不向き。
願い祈り、活躍してくれる人を応援するだけなんだろうな。


1950年代のアメリカ社会では、女性は息狂いし生き方が強要されていた。
評価されず尊重されず、正直、人としての価値など顧みられていない。
自分らしくあるためには、女性だけが自らリスクテイクさせられる。

この閉塞感が息苦しいのだが、2024年の日本ではまだある空気。
働き方改革より昔、男女雇用機会均等法から40年近い時間を過ぎ。
未だに不備な社会、不足だらけに既に、諦めの蔓延が進むのか。

多少息苦しく思えるチェックも受け入れて、老害を減らす作業をする。
大変な時代を生きていく若者、女性の邪魔にはなりたくない。
何かしなくちゃと焦るばかりで、ボンヤリしている。




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昨日、長女がドイツから帰ってきた。
水曜には、シンガポールで学会があり、その後はベトナムへ。
またもや研究作業が続くらしいが、頑張れ。

もう、父さんには理解できないことだらけ、だから、頑張れと言うだけ。
言うのはタダだよと思われないように、冗談を連発して笑わせてみよう。
父さんに出来ることはもう、そんなことぐらい。

寂しくもあり、嬉しくもあり。
日曜には家族のだんらんを演じると思うので、楽しむ。
今夜あなたたちと一緒にいられる幸せに、乾杯!




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良い子にしていよう   [スポーツ]



『未知との遭遇』ではないが、嬉し恥ずかしの演説、岸田首相。
米議会で「You are not alone. We are with you!」なんて。
随分と有頂天な語りを聞いて、腰をぬかしそうになった。


さらに腰をぬかしそうになったのは、24億。
水原容疑者が大谷翔平さんの口座から24億円以上を盗んでいたこと。
6億ぐらいと思っていたが、24億、これは私にも痛く感じる金額だ。




■ 他山の石
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シロか、クロか、中学の教科書に載るはずだった水谷容疑者、人生終了。
ギャンブル依存症は病気だからまあ、仕方がないのだが。
この衝撃的なヤミに関しては、中高生への、最高の教材だと思う。




■ 大谷翔平選手の心の処理
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為末大さん曰く 
 私たちが振り回されているのは、事実ではなく、情動です。ですから事実そのものではなく、情動の発生に注意を向けそれが起こらないようにしています。大事なのは、全ての問題を解決するには人生は短すぎて、人間は小さすぎること。問題は主観によって発生すること。これらを理解することだと思います。


北新宿のレストランで妻と出会って40年以上、彼女は上記の説を実践している。
彼女に注意され続けてきた私だが、妻は怒りに任せて行動をすることがない。
おそらく私が牢屋に入っていないのも、妻による良い影響だろう。




■ 自分を制御する策
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悩むというプロセスには段階がある。
 (1)注意が向かい
 (2)想像が膨らみ
 (3)情動が生まれる

このプロセスは(1)がなければ作動しない。
だから、(1)を発生させない作業が必要。
まずコントロールできないものを頭の中で意識的に箱に入れて蓋をする。

解決したり忘却するのではなく『一旦閉まっておく』ことにする。
なぜなら解決したり、忘れることは不可能だから。
それを意識すると、結局とらわれることになるから。

大谷翔平さんは『一旦閉まっておく』という作業が確実に出来るのだろう。
私は妻によく指摘されて、『一旦閉まっておく』ことが出来ずに凹む。
ネクラな私だが、くよくよ悩まないようにするぞ、6億ぐらいなら。




■ 風邪の愚図愚図から脱出したい
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週の半ばから、めまいと咳と、ダダ漏れの鼻水に苦しんでいる。
朝から三食後にはルル3錠、時々悪寒が来ても熱は上がらず。
始めは花粉症を疑ったけれど、食って飲んで寝るのが良かろう。

日ごろの行いが悪いのか、人生の行いが悪かったのか、めまい攻撃はツライ。
暫くアルコホールは飲んでおらず、バランスが狂ったのかな。
あるいはやっぱり老いとやらで、体調も体力も減退しておるのですかね。

そんなときはせめて、妻へのプレゼントを夢想でもしようか。
やっぱりティファニーがイイかな。
そんなことを考える良き夫に、幸あれ。




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とりあえずしんどくも新年度   [ひと]



やっと大谷選手が移籍後の第1号HRを打って、ほっと一安心した。
第2号も出て少しは気が晴れると言うか、安堵感がある。
自由民主党の腐敗や静岡県知事の不快感は、それでも心を淀ませる。

ヤマザキ春のパン祭りに応募する毎年の楽しさ。
それにも増して春の値上げラッシュ、我慢の限界近し。
拍車をかけて苛立たせる諸悪の、何と生きながらえることよ。

静岡県に恨みはなく、お茶も美味しく飲ませてもらっている。
太平洋側からの富士を鑑賞し、その分、高めの固定資産税は払っている。
選挙権がなく知事は選べないが、変な一派の狂気の継承は辞めて欲しい。





 静岡県民と立憲民主党に支えられる川勝知事
■ 億単位の退職金を払うリッチな静岡県
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馬鹿は、ゴメンと言ってまた同じことを繰り返す。
リニア着工を止め、工事を遅らせるという役割を全うした。
すり替えばかりで環境問題だと静岡県民を扇動し続けた、自称頭脳派。

やっといなくなるかと思えば、何でも反対屋の後継者選びとか。
リニア開通も10年以上先になり、私は乗れないで地球を去りそう。
新幹線は、静岡県内に停車するのは2時間に1本に減らしてあげればね。

既にリニアの是非ではなく、巨額をつぎ込んだ仕事、どうせよってか。
ゼロ金利が終わり、借金には利子が付くのだから、さらに負債が増える。
准国策なんだから、人手不足、材料高騰、これ、静岡県で補填するのかね。




■ 娘の手料理で大満腹だった
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娘が期間限定のチャレンジ休暇を取得したようだ。
テーマは「両親に料理を作っておもてなし」だそうで、嬉しい。
市川の家に親子3人で家族部会、久々の三女の料理に舌鼓。

手前の鮭のタルタルは、豪州土産のクラッカーにのせて頂く、最高ぅ~。
右上の鱈の香草焼きは、十分に店頭販売に耐えるぞ、うまし。
私は娘や妻の手料理が極上で、それだけで嬉しく、よし、お返しはフレンチだね。




■ 福山雅治とは無縁
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kome さんの写真のグループ展があった「さくら坂」は提灯だけが満開。
「君よずっと幸せに 風にそっと歌うよ」と目的地へはこの坂を上る。
でも福山さんの桜坂は田園調布、ここでは歌うだけのボク、うぅーイェー。


■ 昭和第2ビルには昭和の香り
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写真展の会場へ階段を上がりながら、むき出しの引き込まれた電線。
まさに昭和の香りで、探偵事務所がありそうな雰囲気だった。
松田優作は出てこなかったけれど、もうすぐ取り壊しとか、惜しい。




■ 渋谷が顔を変えていて驚く
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写真展の帰路、渋谷を散歩して驚いた。
噂どおり大開発に大発展だった。
ある大群衆に驚いたのは、ハチ公前。

とにもかくにも外国人観光客の群れ様でした。
ほぼ行儀よく並んで、ハチ公と一緒に写っていました。
世界は平和だの象徴国ニッポン、リニア新幹線に乗りたい!




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