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伊東温泉「夢花火」パート10・箸まつり     [旅]


23日、火曜の夜「江戸川シークレット花火」があった。
いつものことだけど、「シークレット」と言いながら話は漏れている。
漏れているからこそ、江戸川の土手には多くの人出である。

川向こうの江戸川区側からは「立ち止まらないでください」と人員整理のアナウンス。
盗みの見物が得意の、川を挟んだ市川では人員整理が出ていない。
江戸川区側の友人知人から情報を得た者だけが、100発、10分を楽しむ得意技。




■ 箸を供養する伊東温泉の箸供養
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 箸まつりは年間に伊東温泉の旅館などで使用された箸を供養する伊東温泉独特のまつりで、今年は「夢花火」パート10と合わせて開催。50本ほどの手筒花火は圧巻で、打上げ花火とはまた違う迫力ある花火が観られる。箸まつりのラストを飾るのは伊東オレンジビーチの海上に打上がる斜め打ちスターマインなど約1500発の花火で、伊東海岸の夜空を彩る。





■ 神輿だワッショイ
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無料観客席があり、その密集地帯は避けた。
波打ち際の、人が集まらない場所を確保した。
8月22日、月曜の夜のことである。

その土地にはその土地の祭りがあり、地元民が楽しんでいる。
通りすがりの者は、傍観して楽しませてもらう。
神輿の練り歩きが長いなぁ~、と思ったけれど傍観者の利己主義でしかない。




■ 手筒花火は面白かったなぁ
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何となく想像していたけれど、見るからに熱そうな世界だった。
不謹慎な女子は「罰ゲームみたい」と言っていたけれど、日本男児は真剣だった。
見栄を切るようなポーズで決めるのだけど、絶対に熱いと思う。

神輿の上に乗ったり、危険な花火を持ったり。
若い時ならやりたかったかもしれない、カッコつけてたから。
今はもう、離れた場所で見ているだけで十分だ。




■ 間髪をいれず海上から打ち上げ花火
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手筒花火がまだ終わらないうちに、間髪をいれず打ち上げ花火。
カン・ハツ ヲ イレズ、まさに間髪をいれずの勢いで海から音がする。
子どもが、あっと指をさす。

実行委員の方に、どこから花火を上げるのか聞いていた。
だいたいの予測を付けて、手筒花火と打ち上げ花火を見られる特等席を特定。
波打ち際で花火が映り込み、砕ける姿が楽しかった。




■ 景気の減速を一時でも忘れるか
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円安は相変わらずだが、ユーロ安も始まった。
秋以降の欧州、特にドイツの落ち込みが激しくなりそうで、物価高との戦い。
結局は、ほぼ独裁国家の中国とロシアの強引な舵取り、辣腕で勝ち抜くのだろう。

9月以降の予測は両極端で波乱含み。
激動と変化の中にチャンスがある、楽しもうと思う。
田舎町で、意気揚々とする景気のいい花火と祭りを傍観した。

夏休みが終わる、という寂しさは子どものころの感情。
いまは人生が終わろうとする寂しさを、時々かき消そうとしているボク。
実りある今日を、疲れ果てるまで楽しむだけのボク。




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富士山に登る   [旅]


4月が終わり、5月になった。
来週末には長女が独逸に帰る、寂しくなる。
2月に帰国し、隔離期間をホテルで過ごした後、中野のアパート住まい。

上智大学に籍を置き、研究活動を続けていた。
時々遊んでもらいながら、久々の家族ごっこが出来て嬉しい。
今週末にはアパートを引き払い、1週間、市川に居候と、親心は楽しい。

途中でハワイへ学会に行ったりと忙しく過ごす娘、仕事が捗っているなら良し。
もう、娘たちの話にもついていけないし、何の話かも意味不明が多い。
結局、思い出話が多くなり、楽しくないだろうから映画の話をする。




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日本らしい食べ物をと、天やで天婦羅、銚子丸で寿司、自宅ですき焼き。
そういう接待をして、独逸では食べられない本物のラーメンも、白樺荘で。
まあ、何とかやっているのだろうから、心配はしない。

ただ、何でもいいから美味いものを食わせてやりたい。
父が得意のアクアパッツアは美味しいと喜んでくれたし。
あと何回、父が料理を作ってやれるのか。




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GW前に、娘には年休を取ってもらった。
そうだ、家族で富士山に登ろう!
雨のち曇りの予報が続き、晴れ男のハレオくん、大いに期待された。

河口湖を攻めて富士山が見えなかったら、どないすんねん。
そこは登れば行った証と、富士スバルラインを攻めた。
五合目から仰ぎ見る富士山の姿が、少し変だった。




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ほうとう不動・東恋路店を出ると、見慣れた富士山が見えた。
雲がかかっていたけれど、満腹になって出て来ると、ハレオくんパワー!
長女は麺類好きで、初めてのほうとうも喜んでいた。




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宿は、島津藩の別荘だった場所。
GW前でもあり、客数は少なかった。
晴れてはいないけれど、庭のテーブル席に着き、呑み比べをした。

他愛のない話を小一時間、優雅な時間に思えた。
またこんな時間が欲しいなと、大いに盛り上がった。
でもちょっと父さん、喋りすぎたかな。




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青空だといいのに、などとは思わない。
家族で過ごすことが重要だったわけだし、車でだけど富士山も登った。
ずっとそばに置いておきたい子どもだけど、正しく距離を取る。

自立した大人であるとして、子どもたちへの敬意は忘れない。
既に自分の世界を持ち、長女は日本でも独逸でも税金を払っている。
富士山、寿司、天婦羅、すき焼き、ガイジン仕様で接待の総仕上げ。

来週末は父さん、きっと泣く。
それまでの2週間、娘の時間が許す限り、邪魔をしないようにして。
外国の話を聞かせてもらうんだ。




ファイト!





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コキアを見に   [旅]



損得の分岐点は76歳だと、テレビで言っていた。
年金の受け取りを65歳以降に遅らせると、76歳以降に得なのだと言う。
年金の受け取りを、損得で勘定するマスコミの真意は不明だが、好まない。

損より得の方が、価値があるのだろう。
しかし、損得だけでは考えられない、考えてはいけないこともある。
正しい情報の伝達や啓蒙の役割りがあるマスコミ、年金は損得じゃないと思う。

大阪の中学時代の親友は、年金を払い続けて58歳で亡くなった。
この夏、同じ高校で頑張った国語教師が定年も迎えずに亡くなった。
その1か月後、親友の55歳、大学教授が亡くなった。

彼らは損なのか得なのか、そういう計り方はできない。
亡くなるには早すぎるし、若すぎた、惜しいと言う嘆きだけだ。
しかし彼らは正しく年金を支えてきたし、そういう方たちは他にもたくさんいる。

特に今年は若くして亡くなる知り合いが多かったから、気分を悪くしている。
上の世代を、自分は支えてきたし、仲間も支えて、役目を果たしている。
支え合おう、お互い様だ、そうやって来たのだが、損得を言われたくないわな。




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コキアを見に行ってきた。
5時過ぎに家を出て、ノンビリと下を走って茨城県ひたち海浜公園。
見ごろの前ではあるけれど、平日に晴れは暫くなさそうなので行った。

早期行動、早く行って人が少ないうちに見て帰る。
忍者のように走ったが、直前に、NHKが朝ドラの前に映像を流した。
そういうブームもあって、帰る前には大型バスが何台か来ていた。


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個人的にはネモフィラの方が圧倒された。
これも個人的には、コキアの群生は緑の時の方が良いかもしれない。
と、緑の時に来ていない残念感があった。




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録画していた特番を見た。
大谷翔平 2021 MBL ハイライト「全本塁打・全奪三振・全盗塁」
なかなか素敵な番組で、年末にかけて地上波でも増えるのだろうか。

46本の全本塁打は見ていて圧巻だった、すげぇーなぁー。
26個の全盗塁はしびれた、速いなぁ、むかしのオレみたいやぁー。
156個の全奪三振の仕留めの1球は、見ていてすぐに飽きた。




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1年半の、私たちのコロナとの戦い、それは不安とガマンだった。
不安を煽る語り口も残ってはいるが、手段は自衛のみ、専守防衛。
まるで太平洋戦争当時の竹槍部隊みたいだが、うがい手洗い、マスク。

3回目のワクチンを待って、慎重に動く。
重症化しないであろうから自分のことではなく、戦犯になりたくないから。
あいつが来てうつしよった、そういうことを言いそうな連中が潜んでいるから。

差別はある、罹患すれば差別される、だから徹底的に自衛、自粛。
それでも隠密剣士のように、密やかに活動を始めた。
夜討ち朝駆け真昼の決闘、人生を楽しむ。




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三島スカイウォーク   [旅]



義母様の通院と検査とあれこれ送迎業務、アッシー君を楽しむには。
時間の有効活用に軽いものを読む読書ふうを装っている。
心酔の東野圭吾は全部読んじゃったので、新刊待ち。

たまたま書評を受けて中山七里さんの文庫を読み、達者な文章に追うことにした。
2冊目も知らない世界を楽しみながら読み終えて、この方を追っかけることにした。
どこまで行って飽きるのか分からないが、初期から読んでみる。



7月、8月と現役教師の元同僚、親友と、還暦を迎えずに亡くなった。
精神的にはかなりきつくて、事務的な数か月間を過ごした。
基本的に現実逃避した生活だったが、コロナの抑圧も大きかった。

お別れも出来ずに突然の遮断、オシマイ、コロナ禍の面会拒否。
理屈は分かるのだけど、何と言う1年半だったのか。
そしてそんな口惜しい思いをした人も、たくさん居るんだろうなと思う。




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寸断されたこの国も、感染者数の激減に気をよくして、動き出している。
とにかく動き始めて経済的なダメージを回復してもらいたい。
小心者の旅は、こっそりと富士山見物、車で攻める。

日本最長400mの人道吊橋「三島スカイウォーク」へ行ってきた。
伊豆と箱根の中間地点で、ほぼ自動運転で疲れはしなかった。
行きやすい場所だったが、客は20人ほどしかおらず、平日の勝利。




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ワクチン効果には確信を持てるが、大阪や兵庫が東京、千葉より多い感染者数。
国内旅行が動き始めているので、月末の北海道や京都の感染者数を注視したい。
落ち着いている現状から、悪い変化が起きれば、また勝手に貝になるつもり。

結局はご老人との接触があるわけで、感染させたら終わり。
近くに高齢者がいるので妻が厳重配慮中、私も付き合う。
でも、ストレス発散ドライブには、もう千葉県を出ても良いのだろう。




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やがて紅葉も始まるのだろう。
おそらく人出はさらに増えていくのだと思う。
満員御礼だった頃の写真を見て、橋を埋める人の多さに腰をぬかしそうになった。

アジアの同胞が押し寄せていたころ、土産物店に活気はあったのだろうと思う。
いまは、平日の今は、まるっきりやる気もない開店休業中である。
お金を使いたいのだけど、食指は動かなかった。




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ぼんやりと富士山を眺めているのは幸せだった。
望遠レンズを覗き込み、今年、登りたかったなぁと思った。
むかしそう言えば、三浦雄一郎はスキーで滑り降りたけれど、無茶苦茶だ。

そんな無茶苦茶な三浦氏も既にご老人、足をブルブルさせるCMに出ている。
あるいは何らかの怪しいサプリを宣伝なさっている。
私はもっぱら、養命酒の底力を信じている。

養命酒を飲んでじっくり熟睡して、脚力を強化中。
余命酒ではない、養命酒であり、まずい漢方薬である。
若い頃には必要なかったが、オジサンを自称しているうちに、もう老人。




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行徳神輿ミュージアム   [旅]



8月や 6日9日 15日
はちがつや むいか ここのか じゅうごにち
(詠み人知らず/「不戦の気持ち」)



米寿を迎え生命力もあり、病があるなら駆逐したい。
そう思うのは家族として当然のことだけど、長引く検査に疲労が濃い。
義母様の舌癌、手術するための検査のための重要検査が続いている。

週に3日近くは病院に通うのだが、確実に半日拘束で、一日はつぶれる。
車椅子に乗って待機する病人は、ただの待機が重労働で、回復の意欲を失う。
そういうのが、いちばん困った話だけど、4つの診療科を渡り歩く。

初期の話では手術だったけれど、少しばかり手術回避の話も出始めた。
5年10年の話ではなく、目先の限られた時間を少しでも苦痛なく、快適に。
その願いをかなえるために、もう少しの辛抱で、来週には方向も見えるようだ。




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野暮用があって行徳方面に出向いた。
いつも使う大通りで曲がり損ねて直進し、知らない場所に侵入した。
小路に入って焦ったが、面白いものを発見し、行徳神輿ミュージアム。

市川に引っ越して行徳が日本有数の神輿の産地だと、広報などで知っていた。
市川駅前タワービルの展望室に、行徳で作られた立派な神輿が展示されている。
へ~、って見ていたがそれだけだった。


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迷い込んで見つけた神輿ミュージアム。
江戸時代から神輿の製作をしていた中台製作所が、開設したようだ。
新しく作られた、木の香りが漂う展示場だった。


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行徳は成田山へ詣でる成田街道の出発点、寺も多い、
行徳地区は塩の精製の為の特区として、江戸幕府から莫大な補助金が出た。
自然の恩恵を敬い、信心深く、神社やお寺も多く建造された。

すると宮大工が集まるわけで、その技を利用して神輿も作られた。
今でも全国の4割はシェアを押さえているようで、地味ながら根付いているようだ。
文化遺産の継承には、その作り手の育成も大事だとミュージアムが作られたようだ。


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道を間違ってなお、新しい発見があれば、嬉しい大収穫であった。
少しばかり、自分の住む地域への愛着が湧くのだった。
今さら宮大工にはなれないけれど、Dave の娘が来たら光り物を見せてやるかな。


新型コロナウイルスの感染者が衝撃的な増加をしている。
何があっても驚かないように自粛しているが、数字のカラクリでもあるのだろうか。
ワクチン接種以外に日本の回復は見込めない現状、国も金がなくなり赤字国債発行。

戦場降水帯とどなたかが言ってたけれど線状降水帯、無茶苦茶な雨の降り方だ。
命に危険が迫る暑さから、命を脅かす雨、洪水・土砂崩れの予想。
本物の緊急事態が起きている。



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筑波山の中腹まで   [旅]


テレビ東京のモーニングサテライトで、先日、興味深い話があった。
特集(パックンの眼)で、米国の大富豪は所得税を納税していない、という話。
同じようなことは日本でも起きているのだろうが。

2018年度の資料
総資産 富裕層 上位25人 = 平均的な1430万人分
納税額 富裕層 上位25人 → 19億ドル
    平均的1430万人 → 1430億ドル


富裕層上位25人の資産に並ぶためには、平均的な1430万人分の資産が必要になる。
富裕層上位25人の納税額が19億ドルに対し、平均的な1430万人が1430億ドルの納税。
節税対策も有利に働き、格差が狭まることはない。

日本でもコロナ禍で、格差はより広がったと聞く。
より弱い人たちへの救いの手が、おそらく目詰まりして滞っていると思う。
もう諦めているのか暴動を起こさない日本だが、弱ってる若者を助けてやって欲しい。




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先日、筑波山に登ってきた。
と言っても車でだが、中腹に群生するアジサイを見に行った。
山だから、まだ少しは平地より頑張って咲いているように思う。

新緑の濃い景色の中で、アジサイが美しかった。
火山大国の日本、酸性の土壌が圧倒的に多く、アジサイは青色の花が多い。
土壌がアルカリ性か、老化して根からアルミニウムを吸収できなくなると花は赤くなる。




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同じ土壌で青と赤があれば、赤は老化なのだろうか。
赤紫~赤のアジサイは老化したと考えれば、青と赤の同居も理解できる。
白いアジサイのように色素を持たなければ、土の影響では色が変化しないのだろう。




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筑波遠征は、最後の年度を奮闘する三女の激励で、お菓子の差し入れ。
ついでに、自動運転の練習を常磐道でやってみようと思った。
今までは加速を楽しんでいたが、国庫金を納入するのも嫌で卒業。

時速100㎞設定で、車間距離を最大に取り、3-4車線の真ん中を前車追従。
さすがに手を放し続けると警告されるが、カーブも当然だが走り抜ける。
往路も復路も、心身ともに楽をさせてもらったし、楽しかった。

自動ブレーキも含めて、運転補助だと考えれば、助けられる道具だ。
より安全運転に集中できるので、高速道路では今後この機能を使う。
狼を卒業して丸くなり、うさぎのようなドライバーに変身中。




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梅雨入りをして以降の関東、暫く雨模様が続いた。
蒸し暑い日が続き、体調管理に細心の注意を払っている。
まずは熱中症にならないように、水分の補給とエアコンで温度管理。




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最近、連日のように大谷翔平が楽しく、嬉しいスポーツニュース。
鬱陶しいニュースが多いので、大谷くんには感謝・感激。
オールスター前日のホームラン競争も楽しみである。

15日= ホームラン18号
16日= ホームラン19号
17日= 勝利投手 3勝目
18日= 一試合2ホームラン、20号、21号


1年延期になっていた、サッカーの欧州選手権が始まっている。
予選リーグの、ドイツの初戦でのこと。
フランスに敗れ、ドイツ在住の長女は、窓の外から悲鳴が聞こえたと言う。

欧州各国のフル代表だから、レベルは高い。
WOWOWで見るだけなんだけど、緊張しながらテレビ観戦。
そして、いよいよウインブルドンも始まるが、大坂さんは棄権、残念。



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勝負 ハナショウブ   [旅]



自宅にテレビが来たのは東京五輪のときだった。
東洋の魔女を見て家族で興奮したのを覚えている。
それ以前は、テレビは近所へ見に行くものだった。

テレビが来る以前は、家庭ではラジオを聞くのが娯楽だった。
ラジオドラマを真剣に聞いていたのを覚えている。
とても小さな世界で、想像力を膨らませ生きていた。




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プロ野球のオールスターが今夜あると、父が教えてくれた時、テレビはまだなかった。
それでも、王や長嶋が出る話を父から聞いた記憶がある。
わくわくして、裕ちゃん(石原裕次郎)や大鵬も出るんか、と聞いてバカにされた。

そもそも、父に合わせてキャッチボールをするくらいだった子ども時代。
オールスターと聞き、それが、各界のスターが出るのかと思うほど無知だった。
だから石原裕次郎や大鵬が野球をするなら、見たいなと思ったのだった。

いまどきの子どもは情報が豊かで何でも知っている。
野球のオールスター戦に関取や俳優が出ることなど考えもしないだろう。
だが、あの頃の自分には、普通にあり得る話だった。




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昨日、5時起きして「水郷佐原あやめパーク」へ行った。
自宅から60㎞あまり、2時間もあれば着くので日帰りコースである。
細い街道を走るので渋滞もあるが、利根川沿いの走行は信号も皆無で快適走行。

ショウブを撮影するという課題をこなした。
ほぼ予定通りの5枚が写せて、良しとしておく。
サッパ舟と呼ばれる小舟を漕ぐ女性をボカシて背景に入れて、完成だった。




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大谷翔平がHRを打ち、勝利投手になると、大いに喜ぶ。
全米女子オープンゴルフで笹生優花と、畑岡奈紗のプレーオフは興奮した。
その前に、松山英樹が優勝したマスターズでは、眠気も吹っ飛ぶ感動だった。

サッカーの男子代表日程は6月に混み合っていて、全てが楽しみだ。
テニスの全仏オープン、大坂なおみの棄権は痛かったし、錦織くんも終了。
たくさんのスポーツTV観戦で、大いに一喜一憂している。




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日曜に、ワクチン接種の予約をした。
流れを読んで、乏しい電話回線数には参加せず、ネット申し込み。
個人番号も暗証番号も記憶させて、6回目ほどのポチっで予約完了。

申し込めなくても、東京の大規模接種会場ならさばけると読んでいたし。
基本的に自転車で行きたいから、最悪で、大規模会場。
弱気な泣き言や文句には付き合わず、明るく前向きの、ノンビリ対応だった。




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いよいよ来月半ばから、遊び人として日光浴に参加する。
内村航平だったか、やるやらないより、どうしたら出来るかを考えて欲しいと。
同感ゆえ、五輪のTV観戦を楽しもうと思っている。

ワクチンが終わっても自粛はして、暫く、テレビでスポーツを楽しむ。
全豪も全仏も、欧州サッカーも、バブル方式で運営している。
日本国民を隔離するのは無理だけど、五輪選手を隔離するのは簡単にできる。

別にオリンピックが無くなっても、困らない。
ただ、あるのならテレビ観戦を楽しむ。
コントロールできない話には参加せず、ワクチン打って、カメラを積んで撮影会。



ファイト!





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ネモフィラが写せない   [旅]



さて、どうしたものか。
三度目の正直となるのだろうか、緊急事態宣言。
誰も何かが良くなるなんて考えないでしょう、遅すぎて、期間が短い。

一年間、何も変わらず、負債のみが累積し、相変わらず不透明な未来。
ワクチン接種のみが希望の光でありながら、遅々として進まず。
街に出て自由に息をする日が、再びいつ来るのだろう。


関西圏の感染者数が連日、火を噴いている。
変異種の仕業であろうと理解するが、さらに新たな変異種が確認されたとか。
関東にもいずれその猛威は迫ると覚悟して、闇夜と黎明の散歩に移行するかな。




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先週の火曜早朝に、国営ひたち海浜公園へ行った。
夕刊にネモフィラが見ごろを迎えていると載っていた。
添えられた写真には、あの恐れをなす長蛇の列がなく、行くと決めた。

カメラを2台持ち、園内に入って驚いたのはチューリップの群舞だった。
目的は逆転し、チューリップで満足してしまった。
ネモフィラはついでと化した。




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おそらく好みだと思うが、自分がネモフィラよりチューリップ好きだと気づく。
たしかにネモフィラの絨毯は綺麗だけど、見たように美しく撮る腕はなかった。
綺麗だなぁ~とボンヤリ見上げて、それでおしまいだった。




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この場所はカレンダーにもなるほどの場所だから、絵になる。
青空と競うネモフィラ( Baby blue eyes )は、確かに美しかった。
見て満足をして、人が続々来るから帰ることにした。


国営の力か、530万本のネモフィラを植える雇用。
ネモフィラの丘を、夏秋のコキアに向けて7月には植え替える雇用。
その根気と頑張りには驚きもし、去年は植え替えただけで人を入れなかった。

今年はどうなるのだろう、GWが近い。
国営なら閉めるのは簡単だけど、地方の雇用が奪われる。
さりとて、コロナの変異種を運び込まれても困るだろうし。




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すでにマスクの心配はなくなったが、ワクチンに関しては不安がある。
接種予定時期が少しずつ遅れているけれど、来年には良くなってるとしよう。
今は相も変わらず、うがいマスク手洗い、家飲み、映画に読書。


インドの病院の映像が流れて驚いた。
入院患者が多すぎて、ベッドを二人で共用するという奇策。
失礼ながら笑ってしまったのは、それって感染力を高めてるやん。

あの糞尿流るるガンジス川に笑顔で入る彼らの、何と頑強な精神。
宗教の力だろうけど、感染者同士であっても、ベッドの共用はツライなぁ。
笑われても、潔癖症でありたいと思った。



ファイト!





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1時間の遠征で春爛漫   [旅]



今日は妻の誕生日で、それでもまだ還暦を迎えてくれない。
私はずんずん先を進み、なんだか確実に年の差以上の開きが生じている。
還暦仕様の赤い車に乗って、ボクはどこへ行こうか。



さて、妻の誕生日をどう祝うか。
あれこれ考えて、結局、人数限定のイタリアレストランを予約して晩めし。
いつも予約客だけの店だから、厚生官僚の送別会よりは良いだろう。

よりは良いだろう、どこかで聞いた気がする。
千葉県の職員4人が深夜まで居酒屋を利用する不適切な会食があった、らしい。
千葉県の重鎮が出てきて謝罪し、厚生省のよりはあれもこれもマシだと釈明。

随分とバカみたいな世の中になったものだ。
そして相変わらず、公僕の無軌道ぶりが美しい。
我々は何と、延長などせず、5時半からディナーで早食い夫婦の予定。






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車を買った会社から雑誌が届く。
季節ごとの発行か、2021年 春号 が届いた。
桜ドライブで春爛漫、という特集が組まれていた。

埼玉県「幸手権現堂桜堤」、3月下旬から4月上旬と書かれていた。
1ページのカラー写真は、青空と桜並木と菜の花畑の「青・ピンク・黄色」三層。
圏央道幸手ICより10分の場所、自宅から1時間で着く。




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昨日、意を決して行った。
ただ、満開は先月末だったろう、大いに散り始めていた。
青空と、サクラの花が少ないように思えた。




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宙を舞う桜の花びらは、所によって静止している。
5時起きで人混みを避けるのだけど、早すぎると光が足りないように思う。
桜には試練の雨と、黄砂と強風が続いた。




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1000台収容の駐車場が用意されているのだけど、無料開放されている。
思ってた以上の広大さで、来年、満開を狙ってしっかり通おうと思った。
届いた冊子を見るのが遅すぎたうえ、今年は例年より開花が早かった、残念。




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人が集まり始める頃には、帰る。
おそらく、ここでコロナに感染することはあるまい。
一体全体、どこでどうやって感染が広がるのか、1年経つのにまだ確証がない。

大阪で666人の感染者が出たのだけど、オーメンではあるまいに、6並び。
1年の時間と沢山の犠牲と我慢、莫大な税金を投入して、光が見えてこない。
マスク、手洗い、とにかく人が集まってきたら帰る。


まずは今日を乗り切り、晴れる日を待って、春風のドライブ。
運動不足を解消するために、また散歩。
洗濯機を買い替えたら10万円を超えた、また儲けなくっちゃ。



ファイト!





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パウル・クレーもルネ・マグリットも好き   [旅]


春眠不覚暁  処処聞啼鳥  夜来風雨声  花落知多少
夜来風雨の声、防風吹き荒れ夜更かしも、Wi-Fi不調。
妻に調整依頼、復旧の朝、寝不足。



BS日テレの1時間番組で『ぶらぶら美術・博物館』というのがある。
毎週これを録画して見ているのだが、発展のないニュース番組よりずっと面白い。
2月2日放送は「#368 日本の美術館の底力『トライアローグ展』」だった。

横浜美術館、愛知県美術館、富山県美術館の3館が、お宝作品を持ち寄る。
そして横浜美術館で、20世紀美術を網羅する一大コラボ展を開催していると言う。
生モノを見たいとすぐに予約して、先月、面白く見てきた。




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海外から作品を持ち込めないこの時期、創意工夫を凝らしたようだ。
テーマに沿った展示で、なかなか楽しめた。
説明の文字に人だかりが出来て、不思議な光景だった。

仏、伊、豪、NY、LA、SFでしか海外美術館、博物館の体験はない。
少ない経験からの話だが、余計な大看板の文字説明はなかったように思う。
作品と向き合いなさいと、文字より、作品が大量に押し寄せていた。


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有料の音声ガイドがサービスとしてあったけれど、消毒の関係か、なくなった。
QRコードを読み込んで、画像と説明文が頂けるサービスに変わっていた。
金沢美術館では作品にQRコードを付けて、スマホでの音声ガイドだった。

あれこれ工夫と変化の時期なのかと思った。
ただ、サービスはもっと単純でいいと思うのだけど、知りたい欲もあるし。
鑑賞には、直感の蓄積と学びの蓄積が役に立つから、サービスの変化にも期待。


個人的にアンディ・ウォーホルを好んだことはない。
時代の分岐点ではいつでも着想、発想の光り具合いが評価される。
技術的にはPCがあれば出来てしまうことなら、歴史に埋もれるのだと思う。




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うってかわって常設展では、写真撮影が許可されていた。
面白いなと思いながら、ルーブルでもオルセーでも、普通に写せていた。
メモ代わりになるので、助かるなと思った。

玄関前にあった看板の左横のモノクロで花のデザイン。
これが常設展で展示されていて、長谷川潔氏の作品「花束(1926年)」だった。
こういう作風も私は好きよって、思うのでした。




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イサム・ノグチの作品も楽しませてもらったが、今回のお気に入り。
吉村益信氏の「大ガラス(1969年)」という作品がお気に入り。
基本的にカラスの襲撃を二度受けた身には、大っ嫌いな存在ですがね。

私を襲ったあのカラスの眼、薄ら白い膜がかかった無表情な眼、怖い。
しかしこの作品にはそういう怖さのない、穏やかな眼で親近。
キョエちゃんの影響で好感しているのかもしれないが。


人出の少ない日時に奇襲して、久々の美術館にホッとした。
また、新旧混在する建物にも魅力のある横浜は、遠征価値があった。
こんどはカメラをぶら下げて遠征するかなと、思った。




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