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重岡建治と付き合っている   [ひと]



 人は皆、バトンをつないでいく。先祖が培ってきた生きる知恵を学び、自分なりに工夫を重ねていく。そしていつの日か、息が切れる日がやってくる。しかし時を経て、思いのギッシリ詰まったそのバトンは、必ず次の世代が受け取っていく。今日もあたらしい風を受け、時は流れていく。




■ らんまん
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子どもの頃「絢爛」が読めなかった。
だが、「爛漫」は何となく当てずっぽうに読んでいた。
初夏の風に当たり、春爛漫を今年も堪能できたことを嬉しく思う。


そして今、NHK「連続テレビ小説」が久々にマトモな作品を放送していると思う。
最近の作品は伏線回収などとばかりに気を取られ、浅はかな作品が続いた。
しかし、現在の「らんまん」は武者震いをする時がある。

恋のワクワクは心を軽くしてくれるが、それが主ではない。
大昔にバニーガール姿で「愛の水中花」を歌っていたあの松阪慶子がド迫力だ。
何かを選ぶことは 何かを捨てることじゃ、鬼気迫る松阪慶子の真ん丸顔。

実在の人物を扱うと、ちゃんと作れるやないかと思う。
人とぶつかって岐路を選んできた自分の人生を思い起こしながら見ている。
親の思い、恩師の思い、先輩の思い、人々の思いを振り返っている。




彫刻家 重岡建治
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伊東の浜、オレンジビーチの隣りに「なぎさ公園」がある。
そこには重岡建治の24基の彫刻が設置されている。
写真は、アダムス像とサン・ブエナ・ベンツーラ号の碑(按針メモリアルパーク)

5月2日(火)付、日経の文化欄に重岡建治氏の記事が載っていた。
彼の作品は街のあちこちで見られるが、伊東市役所にもあるという。
見に行かなくっちゃ。


■ 伊東市役所
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市役所と市議会になるのだろうか。
GWのさなかに訪れたので庁舎には入れなかった。
なかなか美しい設計で、しばし見とれ、今度は中を見学に来ようと思った。


■ 大地より生ずる(1995年)
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この作品は、イタリア中部のリエーティの街に重岡建治は寄贈した。
と、日経には書いてあり、その都市の市役所を飾ってもいるとのこと。
そう言えば、イタリア共和国ラツィオ州リエティ市が伊東市の友好都市と聞いた。

リエティ市の「樽乗り競争」と伊東市の「タライ乗り競争」で、姉妹都市になったとか。
昭和60年に樽とタライで友好都市提携を結んだという。
去年も7月にタライ乗り競争をしていたが、なるほどの世界である。




■ 白旗
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妻の実家には、時々「赤旗」の「お試し版」が入る。
読んでみると、あまりの偏りに腰を抜かしそうになるが、頑張っているんだね。
どうぞご自由に、朝日新聞も月額を500円値上げして焼け石に水を掛けるようだ。

何でも反対ばかりして足を引っ張り時代も読めない政党が陥没を始めた。
無法国家の侵略が起きた際に、自国民の安全をどう確保するのか、議論がない。
来年の増税を隠し、年金制度の見直しも煙に巻くキシダ政権には怒りを持つ。

悪い奴ほどよく眠る。
滅び行くものたちは元気よく文句を言う。
バランス感覚を失った厚顔無恥が消滅を始めているが、知ったこっちゃない。



正確な情報を集める。
バカには近づかない。
美味いワインを飲む。




ファイト!





ファイト!(51)  コメント(10) 

ファイト! 51

コメント 10

とし@黒猫

らんまん、良いですね。
こういう朝ドラを継続して企画して欲しいです。
by とし@黒猫 (2023-05-07 01:47) 

あるいる

松阪慶子と云えば1982年の映画「蒲田行進曲」の小夏です。
売れない女優役で、健気でいじらしい女をうまく演じていたのですが、久しぶりにテレビで見ると、その貫禄にちょっと驚き、です。
あのバニーガールは衝撃的でしたが、今の造り酒屋の大女将も衝撃的なのかもしれません。
40年の時間は美人女優には試練なのかもしれません。
重岡建治さんの彫刻はその骨太なディティールが好きな作家です。
「触っても壊れない彫刻」とご本人は語っているそうですが、たしかに壊れそうもないと、妙なところに感心あいたり笑ったり・・・です。
大室山の麓にあるアトリエは今でも期間限定で公開されているのでしょうか。
こどもの頃、絢爛も爛漫も読めませんでしたが、大人になりおやじになりつい最近は「懈る」が読めませんでした。
前後からなんとなく意味はわかるような気になるのですが、読めないのが気持ち悪くて辞書に手が伸びました。
「憂事」や「虚貝」など知らない言葉が次々に登場しました。
富岡多恵子さん、詩人の使う日本語は綺麗だけれど難しいです。
辞書片手に読むエッセイ、なかなかしんどいです。
こりゃ、売れるわけないなぁ、と、めんどくさがりおやじは思うGWの昼下がりなのでした。

by あるいる (2023-05-07 05:48) 

HOTCOOL

姉役の佐久間ゆいさんの啖呵切った演技も良かったですね。

by HOTCOOL (2023-05-07 06:17) 

ニコニコファイト

松坂慶子で頭に浮かぶのは、西郷どんの母役が好きでした^^
by ニコニコファイト (2023-05-07 08:45) 

青山実花

最後のお写真は、
蔦で覆われたビルでしょうか。
廃ビルなのか、
そういうデザインなのか。
窓が開けられないので、
廃ビルかな、とは思うのですが、
直接見てみたいです。

by 青山実花 (2023-05-07 10:40) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

連続テレビ小説が観れなくなって幾久しくなってしまいました。最後に
観たのは「おはなはん」だったか。たまにランチの蕎麦屋のTVから流れて
いる「らんまん」ですが、もちろんちんぷんかんぷんです。
オシャレな伊東市役所、みなとみらいに建っていてもおかしくはないですね。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2023-05-07 11:25) 

Inatimy

重岡建治さんの作品、青空を背景にした写真、いい感じですね。
ふと思い出したのが、オシップ・ザッキン。なんとなく通ずるものがあるような。
by Inatimy (2023-05-08 05:48) 

英ちゃん

松坂慶子さんの愛の水中花も懐かしいけど、無名時代の忍者ハットリくんやウルトラセブンに出演してたのが私は印象的です(^_^;)
by 英ちゃん (2023-05-10 16:58) 

向日葵

比較的いつも見ている朝ドラですが、今期の「らんまん」は
より一層楽しみに見ています。
母が朝ドラファンだったので、今一緒に見られたらいろいろ
話しが出来るのになぁぁ。。と本当に悔しい限りです。
(ワタクシ一人でのトイレ介助が無理になり、仕方なく施設に
入って貰いましたが、頭もまだしっかりしていますし、介護も
介助もなんとかまだまだワタクシ一人で出来る範囲なので。
ーーその「介助」の「トイレ介助」が南天なのですが。。)
by 向日葵 (2023-05-11 02:14) 

yokomi

今から30年以上も前に少子化が判明していたのに、時代も読めない時の政権党が陥没せずにだらだらとしていたので、この有様。キシダーは「次元の異なる少子化対策」を唱え始めましたが、30年も国会議員をやっているようなので、まずはこれまでの反省から述べて欲しいです(^_^)v 
低金利政策のツケも有るのでしょうけれど、多くは少子化による影響かと。年金制度の見直し=改悪が実施されるなら、適切な政策を執らなかった為の害悪=「政治害」と呼んで良いでしょう(>_<)
by yokomi (2023-05-19 00:12) 

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