ゆるやかに復活 [日常]
少しばかりの復活。
腰が抜けるという表現がしっくりくるのかもしれない。
先日、夕飯の支度で小松菜を洗っていた時のことだ。
あれ? っと思ったら、腰から力が抜け、へなへなと腰が沈む。
おかしいなと、流し台の縁に手をかけ、腕で立ち上がった。
何が起きたのかと、そっと腕の力を抜くと、そのまましゃがんでしまった。
何が理由で腰が抜けたのか、わからぬまま、立ち上がることが出来なかった。
脚は動くし、腕も動くが、立ち上がることが出来ない。
寝たきりになるのかと不安が襲うが、自分で身動きは取れない。
妻が帰るのを待つしかなかった。
しばらくの期間、寝たきりを経験した。
風呂用のテレビを横にして、寝たまま相撲を見るのが楽しみだった。
正岡子規になるのかと考えながら、激痛はなかった。
這い這いが出来るようになり、伝い歩きが出来るようになった。
まだ寝込むわけにはいかず、ストレッチと軽運動を積む。
おそらく長時間、立つことなく座ったまま机に向かう日々が続いたからだろう。
どう考えても骨の構造と筋肉は、座ったままを許さないだろう。
歳を考えると、座ったままを避け、動きも入れる生活改善。
そんなふうに、生活を改めなくっちゃと思う、脳天気なオヤジだ。
こころなしか、ゆるやかな復活。
明るい未来はないけれど、復活しよう。
硬直していく体を少しでも柔軟に、脳みそも柔軟に、ファンケル。
ファイト!
何が急務か [新聞から]
白鵬がまた負けた。(北の富士コラム/大相撲初場所3日目)
過去の対戦成績は20勝1敗と負けるはずのない妙義龍に敗れてしまった。
と、北の富士の文は続くのだが、不覚にもドテって白鵬、前に突っ伏した。
筑波の国籍不明な輸入雑貨店内の写真3枚を添えて
白鵬のぶざまな姿に座布団が飛んだけれど、私は座布団を投げない。
見てはいけないものを見てしまったような、つらさがある。
前日の遠藤戦は白熱し、キッチンでガッツポーズを出したが、ドテっじゃね。
金星の乱発に、世代交代を感じる。
両横綱が1勝3敗、大関の豪栄道は0勝と、ブザマでござる。
過密日程で怪我が治せないのか、それとも稽古不足か、世代交代か。
北朝鮮、イラン、不安定になってきた。
そんな中、安定しているのは韓国の大統領だけかな。
日本の野党もマスコミも安定して、何でも反対だしね。
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は14日午前、大統領府で新年の記者会見に臨み、日韓関係に言及した。韓国大法院(最高裁)が日本企業に賠償を命じた元徴用工問題について「日本も解決策を提示し、膝をつき合わせて話し合うべきだ」と強調。原告側が差し押さえた企業資産を現金化する可能性があると指摘し「韓日で協議を急ぐ必要がある」と述べた。 (日本経済新聞/2020/1/14 12:43)
あっち行ってくれ、韓国、トランプは2月16日、斬首作戦やるんだって。
在韓米軍撤退なら、習近平は正恩氏の排除を認めるってよ。
日本は安全保障、これこそが喫緊の課題だが、桜を見てろ飛んで来るゾ。
ファイト!
運気上昇 [道具]
新関脇の朝乃山が玉鷲を送り出した際、踏ん張りすぎて疲れた。
白鵬と遠藤の取り組みでは、ビビンバを作る手を完全に止めてしまった。
キッチンで3度も踏ん張ってしまったが、いい内容だった。
座布団が舞う両国国技館。
自分もその場に居たかった、投げたかった、両国国技館。
前回の対戦で憎まれ役に堕ちた白鵬、覚えてるのさ、ビビンバ焦がしながら喝采。
筑波の娘アパートに行くたび、ずっと気になっていた店がある。
インドカレーの店かと思っていたが違った。
国籍不明の輸入雑貨を売り、喫茶と軽食もやっている。
外に置いてある、木を寄せて作った像はタイから輸入したとか。
アフリカ、アメリカ、アジアの輸入雑貨を見て歩く店内は面白い。
国籍不明の店内、時間の流れもゆるく、珈琲を飲みながら三女の話を聞いた。
観葉植物やサボテンも売られていた。
三女は研究室用にサボテンを買い、妻も買った。
オレ、ガジュマルを買ったが、こういう表示に弱いんだよね。
西に置くつもり。
異性運に期待して、妻に好かれるようになればいいな。
ボクの純粋な気持ち!
ファイト!
『マスカレード・ホテル』 [映画]
東野圭吾ファンで構成される家族にとって問題なのは、映画化での演者。
『マスカレード・ホテル』の映画化では、開口一番、違うだろだった。
新田浩介:木村拓哉は年配過ぎたし、山岸尚美:長澤まさみはキリリ感不足。
妻が5年前、一番最初に読み、家族に流通させた。
その時、こんな仕事も面白いよねと、ホテルマンの仕事に興味を見せていた。
彼女が就活で、警視庁を受けたことを私は知っているが、ホテルマンにも興味か。
『マスカレード・ホテル』
■ 作品データ
制作年/2019
制作国/日本
内容時間/133分
ジャンル/サスペンス ミステリー
■ 解説 東野圭吾の「マスカレード」シリーズ第1作を、木村拓哉と長澤まさみの共演で映画化したミステリー。殺人が起きると予告されたホテルで、刑事とホテルクラークが謎に挑む。◆東京都内で3件の殺人事件が連続して発生する。各々の事件現場に残された不可解な数字の羅列から、刑事の新田はそれが次の犯行現場を示すと推理、ホテル・コルテシア東京が4番目の犯行現場になると突き止める。警察はホテルでの潜入捜査を決断し、新田をフロントクラークにするなど、捜査員たちを配置する。新田は彼の教育係として任命された一流フロントクラークの尚美とともに、ホテル業務をこなしながら捜査を進めるが……。
イタリアから帰る機内上映で、次女は見ていて、面白いと言っていた。
WOWOWで録画してあり、妻と一緒に見るつもりだったから、機内では見なかった。
原作が東野圭吾の場合、映像化が難しいと思うので、どこまでできるか楽しみだった。
原作を思い出しながら複雑な人間関係を見ていく。
が、途中から、シリーズの違う作品と混同し始めてしまった。
それでも、ちゃんと犯人は見抜くことが出来た、面白かった。
次女も接客業をしているが、映画の中のようなクレーマー連中の対応もあるのだろう。
そういうことを考えると、接客業は大変やなぁー、と思う少しクレーマーのパパ。
夫婦でノンビリ見るには楽しい映画になっていた。
映画の最後、エンドクレジットで「明石家さんま(友情出演)」と出た。
さんまがどこに出てたかの議論になったが、出演はセリフなしだった。
明石家さんまと出た前後2秒ほど、さんまがフロントでチェックインしていた。
帽子にスーツ姿のサンマが小さく、手続きをしているのだけど、普通は見逃す。
そういう遊びができるほど、楽しんで作った映画だなと思った。
次回作の予告めいた映像も執拗に入っており、続きがあるのね。
さて、初場所が始まり、朝乃山の仕上がりが良いように思った。
炎鵬は盛り上げてくれるので、大いに期待。
そして北の富士がまた素晴らしい。
アナウンサー「残り30秒ですが、初日を振り返ってどうでしたか」
北の富士親方「うん、楽しかったよ」
アナウンサー「(しばらく沈黙)」
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『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』 [映画]
久々に硬派の映画を見た気がする。
自分にとっては同時代だから、そうだったよなと懐かしさもある。
半世紀近くの時間で、この世界は少しでも良くなったのかなと思った。
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
■ 作品データ
原題/The Post
制作年/2017
制作国/アメリカ
内容時間/117分
ジャンル/ドラマ・サスペンス
■ 解説 監督S・スピルバーグ×主演T・ハンクス&M・ストリープと当代最高の実力派が集結し、ベトナム戦争の時代、報道の自由と真実を懸けて闘った人々の姿を描いた渾身の傑作。◆1971年。ベトナム戦争に関するアメリカ政府に不都合な事実が記された最高機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」が、その文書作成に関わった人物の手でリークされてNYタイムズがその一部をスクープし、社会的反響を呼ぶことに。政府はただちに記事を差し止める訴訟を起こす一方、他社に先を越されたワシントン・ポストの編集主幹ベンと同紙の女性発行人キャサリンは、報道の自由と真実のため、全貌を公表しようと奔走する。
映画の最後で、ウォーターゲート事件を暗示するエピーソードが30秒ほど流れる。
同時代ではない知らない人には、何のこっちゃ、となる。
余計なお世話だが、あるいはもしかすると、何だろうねって調べるかもしれない。
メリル・ストリープは上手い役者だと思う。
揺れる心を巧みに出すかと思えば、ちょっとした動作の違いで印象を激変させる。
いきなりだが、毅然としたリーダーに変貌する。
終盤のメリル・ストリープにはゾクッとさせられた。
名声だけではない実力派の女優さんだ。
さすがトランプに嫌われるだけある。
トムハンクスは相変わらず渋く正義を貫く優等生的な役者だなと思った。
彼はいつからこんな役者にハマったのだろうか。
還暦も過ぎ、今後も良い役しか出ないのだろうなと思う。
ニクソン大統領は汚点を残したまま終わった。
そして、相変わらず汚い大統領として語り継がれていくのだろう。
一線を超えてしまう不名誉は汚名を残すのだが、ゴーンも潔くない。
世の中に恥ずかしい大人が多すぎて、偉そうなことを子どもには言えない。
それでも、貴景勝と朝乃山を応援する潔い老人になって行こうと思う。
大相撲も始まるが全豪オープンでは、大坂なおみを応援しようっと。
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筑波さん [旅]
つくばねの みねよりおつる みなのがわぁ ♬~
~♬♬ こいぞつもりて ふちとなりぬるぅ~
昨日、筑波山に登ってきた。
三女がお世話になっている場所だし、ご挨拶かたがた。
良く晴れた日には、市川のビル45階展望室からもよく見えるのだし。
高速を使えば拙宅から40分あまりか。
江戸川を越えてから、富士山見えるか? と妻に聞く運転手。
わぁキレイ、と左を向きながら妻、キミの方がずっとと運転手。
筑波嶺の 峰より落つる 男女川 恋ぞつもりて 淵となりぬる (陽成院)
百人一首、13番手。
9歳で天皇になり、政局に翻弄されて15歳で譲位。
幸か不幸か、隠居生活を65年間も続ける、ボクは嫌だ。
下界に降りると、さすが筑波学園研究都市。
車はブレーキを踏んでいて赤信号で停車中に写したのだけど。
「藻類バイオマスプロジェクト実験中」とある。
何をしているのかは知らないけれど。
それでも、予算が下りて、研究が進んでいく。
こういう予算を確保しなくては、日本の将来のためにはダメなんだよね。
三女と一緒に昼ご飯を食べた、ステーキ食堂・肉の番人。
これがまた、安い割に美味くて、今後の遠征時必ず喰うと決める。
肉が苦手の妻も、赤身が多いので食べられると。
帰る頃には月が出ていて、恋ぞつもりて淵となりぬる。
途中、道の駅で買ったイチゴが非常に美味かった。
しかし、落花生はやっぱり千葉の方が美味い。
妻が三連休。
仲良くしてねとお願いし、恋ぞつもりて 淵となりぬる。
こんな感じで2020年が始まっている。
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およぐ [趣味]
さて、どうしたもんじゃろのぉー。
昨日、今年の初泳ぎをしたが、去年泳いだ記憶がない。
そうだ、去年は左肩が痛くてずっとかばっていたんだ。
まだ明るい午後にブラブラ写しながら、小岩のプールへ向かう。
小岩アーバンプラザスカイプール、210円、ロッカー10円、よし。
泳いでいたらね、最後には、夕陽がきれいだった。
老いの老化、イタリア遠征のために脚力は鍛えていた。
今でもまだ50段の階段はダッシュで登れるのだが、ねぇー。
左肩をかばい続ける一年で、肩の可動域が極端に狭まってしまった。
五十肩の悪影響やいかに。
無理をせず、ちゃんと肩のインナーマッスル鍛えよっと。
なんだかね、運動をしっかりしなくっちゃと思う。
次女は複数の副業をやっているが、水泳の個人レッスンもしている。
登録をしていて、教え方が上手なのか、連続指名になる。
個人レッスンの遠征では、福岡まで飛行機で往復することもある。
オレも飛行機代を出したら、2時間1万5000円で教えてもらえるのかな。
でもな、飛行機代を出したら家族割引でタダにしてくれないかな。
富裕層に教えると、飛行機代も普通に出してくれるわな。
働き方改革、小中高大と水泳に特化してそこそこ結果を出したからこそか。
そういう打ち込みオレ、してなかったから、副業は正業と共になしだ。
回数券を買ったから、ジムとプール交互に行く2020年、五輪に間に合うか?
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塩野七生と高校生の対話 [TV]
元日の放送だったように思う。
録画しておいた番組を見て、学ぶことが多かった。
Eテレ/「2000年を生きる」塩野七生と高校生の対話
塩野七生が学習院の高校生100人の前で、代表数名と対話する講義。
元高校教師として、こういう有意義な授業を経験する生徒を羨む。
迷いながら学ぶ高校生に、このようなどっしりとした話をする機会が、ない現実。
・将来役に立つ唯一のこと、教養を身に付けること。
・将来、役に立つかどうか考えずに勉強する。
・30代まで失敗してもいい、四十にして惑わず、40歳で迷ったらカッコ悪い。
・年を取ることは自分がやれそうなことを消していくこと。
・五十にして天命を知るのだから、あ、これしかないと知るのが50歳。
・将来、何をやりたいか分からない方が健全。
塩野七生が一番嫌いなこと、それは、自分が一番正しいと思うこと。
82歳のどっしりとした女性が、高校生に語る話の潔さに、素敵だと思った。
・老いは瞬発力が無くなり、考えてしまう。
番組内で紹介された本を読みたくなった。
『生き方の演習 若者たちへ Kindle版』¥ 847
Kindle版の書籍を初めて購入したが、PCでもスマホでも読める便利さよ。
2020年、少しずつ自分の生活が変化し始めている。
照れるけれど、絶対恩師に似てきてしまっている。
まあ、あと5年は、最後に見た絶対恩師に近づいてみようと思っている。
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是枝裕和とケン・ローチ [TV]
基本的に、バカ騒ぎだけのTV番組は見ない。
人生に関与しない無駄な時間に思えてしまうから。
年末年始、それでも優良番組に飢えて、再放送も含め掘り出した。
働き方改革のせいか、各TV局は再放送がやたら多かった。
ドラマでも一挙再放送なんて、労働時間を守るためのことか。
良い番組、見ごたえのある番組を作ってくれるなら、何でもいい。
両国 旧安田庭園を楽しむ写真 3枚
BSの再放送だけど、日英ふたりの映画監督がする対談が良かった。
是枝裕和とケン・ローチである。
「人を尊敬しながら節度ある距離でどう見つめるか」という姿勢が素敵だ。
「わたしは、ダニエル・ブレイク」(2016年/ケン・ローチ監督)
私は依頼人でも顧客でもユーザーでもない。怠け者でもたかり屋でも物乞いでも泥棒でもない。きちんと税金を払ってきた、それを誇りに思っている。地位の高い人に媚びないが、隣人には手を貸す。施しは要らない。私はダニエル・ブレイク。1人の市民だ。それ以上でも以下でもない。
新作もそうだが、ワーキング・プアの現実を提示する。
しんどい時には見たくない映画だが。
おそらくこの監督の映画、長女はチェック済みだろうな。
働き方改革は曲者で、残業が出来ない、時間を増やして稼ぐことが出来ない。
すると、副業で稼いだり補填するしかないのだが。
さらに労働時間が増えて行くのだよ。
立派に通用する、軽薄ではない資格を早くに取っておくことだな。
これからの5年、10年という時間が、格差を固定するんだろうな。
仕事はね、ちゃんとして、しっかり税金を納めるのが大事。
ファイト!
むかしは良かったという幻想 [考え方]
江戸東京博物館の常設展を見て回った。
江戸期から知識の記憶があり、ある種の懐かしさを感じた。
それらは全て、昭和へと凝縮されるものだった。
懐かしい、と言うと語弊がある。
なぜなら、そんな不便な世界へ戻りたくないから。
ただ、確かにそんな世界で自分は生きていたのだと、思い出す。
こんなトイレを使ったことはない。
ただ、脇にある「便所紙」は見た事がある。
鼠色の粗悪な紙が、トイレには積んであった。
子どものころ、一時期、こんな卓袱台があった。
丸いテーブルの脚は折りたためて、布団を敷けば寝室にもなった。
居間が寝室にもなるという、小さな家の記憶。
風呂はこんな風ではなかった。
ただ、トイレの記憶として、これが主流だった。
今はもう脚力的に使えないが、こんな便器なら、イタリアを笑えない。
時代としては昭和30年代だろうか、団地という世界。
アメリカのTVドラマ、うちのママは世界一、日曜の朝にやっていた。
TVドラマで知るアメリカの生活に憧れていた。
ただ、いくら真似ても手狭な日本はアメリカにはなれない。
テーブル上にある魔法瓶、落とせば中のガラスが割れて、怒られた。
こんな不便な世界に生きていたけれど、今の便利さからは戻りたくない。
昔は良かったとは思わない。
いま、ここが、いちばんイイ。
これからも、もっと良くなってくれたらいいと思う。
ファイト!