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かき捨てない戦い   [旅]



クレジットカードの支払い請求が来た。
JALカード君だが、マイルとか溜まってるのかな。
思いのほか多額請求だったが、全て思い当たるフシあり。

利用明細の中で一つだけ19年11月21日利用というのがあった。
利用内容は、BIGLIETTERIA SA MILANO とある。
利用額が-3,204円、現地通貨が-26.0 €、換算レートが 123.231円だった。

何じゃいなと思って驚いた。
ミラノのドゥオーモでの入場券に関するバトル。
そこでの返金だったのだ!




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この建物の右側にギフトショップ兼チケット販売がある。
簡単に言うと券売機で、入場券が受け取れなかったのだ。
受け取らなかったこっちがアホかもしれないが、もちろん抗議。




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階段を歩いて上がり、内部を見るチケット2人分、26ユーロ。
クレジットカードでの支払い。
券が出てくるまでの時間が長すぎて、文句を言いに行ってる間に盗られたか。




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カウンターに行き、どないなってんねん、と猛攻撃。
イタリア語しかできませんと受付嬢は、英語のできるお兄ちゃんを連れてくる。
お兄ちゃんも困ってしまうのだけど、機械を開けて、分からないの一点張り。

おんどりゃ金喰い機械を置いるんけ、われぇー、の迫力で抗議。
どたまカチ割ったろか、金取って、券なしで入られへんのか、しばき倒すぞの迫力。
泣きそうになったお兄ちゃん、これしかできないと、やがて被害届を持ってきた。

要するにそこに、金を払ってもチケットが出なかったと陳情し、署名。
メールアドレスも書くことになり、後日、クレジット番号の下4桁を教えろとメール。
ありゃりゃ、思い出したぞ、文句は言うものだ、金が返って来た。




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書類記載後、2倍の金を払ってやると悪態ついて、もう一度チケット購入。
そばに居た気の弱そうなお兄ちゃん、気まずく疲労したでしょう。
30分近い戦いで、彼も走り回ってくれたので、がっちり握手して、別れた。

3000円くらい屁でもねぇと、倍払ってやると、エラそうに、悪態オヤジ。
まあ、旅先で引いたら負けだと、次女と共に戦った。
それでも、準備で鍛えた脚力で、尖塔まで一気に歩いて登ったのは快感だった。

捨てたつもりのお金にしていたから、ビックリである。
あのお兄ちゃん、日本に来ないかな、飲みにつれていくぞ。
世界はまだまだ平和だと、思うのだった。




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