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塩野七生と高校生の対話   [TV]



元日の放送だったように思う。
録画しておいた番組を見て、学ぶことが多かった。
Eテレ/「2000年を生きる」塩野七生と高校生の対話

塩野七生が学習院の高校生100人の前で、代表数名と対話する講義。
元高校教師として、こういう有意義な授業を経験する生徒を羨む。
迷いながら学ぶ高校生に、このようなどっしりとした話をする機会が、ない現実。




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・将来役に立つ唯一のこと、教養を身に付けること。
・将来、役に立つかどうか考えずに勉強する。
・30代まで失敗してもいい、四十にして惑わず、40歳で迷ったらカッコ悪い。

・年を取ることは自分がやれそうなことを消していくこと。
・五十にして天命を知るのだから、あ、これしかないと知るのが50歳。
・将来、何をやりたいか分からない方が健全。




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塩野七生が一番嫌いなこと、それは、自分が一番正しいと思うこと。
82歳のどっしりとした女性が、高校生に語る話の潔さに、素敵だと思った。
・老いは瞬発力が無くなり、考えてしまう。

番組内で紹介された本を読みたくなった。
『生き方の演習 若者たちへ Kindle版』¥ 847
Kindle版の書籍を初めて購入したが、PCでもスマホでも読める便利さよ。

2020年、少しずつ自分の生活が変化し始めている。
照れるけれど、絶対恩師に似てきてしまっている。
まあ、あと5年は、最後に見た絶対恩師に近づいてみようと思っている。




ファイト!





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ファイト! 86

コメント 3

あるいる

塩野七生さんを初めて知ったのは姉がもらってくる資生堂のPR雑誌「花椿」に連載されていた「ローマからの手紙」でした。
それから数年、兄の本箱に「チェーザレボルジア・あるいは優雅なる冷酷」や「海の都の物語」を見つけて読み、ただのおばさんではないなと思ったものでした。
「生き方の演習 若者たちへ」は図書館の本棚に見つけ、彼女の本にしては薄いし、文字は大きめだし、高校生への講演をまとめたのだなと思いながら読んだのを思い出しました。
この本に書かれていたように、現実を正確に知ることはおっさんになっても難しいものです。
と、本を読んでも身についていないことや理解していないことは山ほどあるおっさんです。
見たいものしか見ないのが人間でっせ庶民でっせと、つくづく思う今日この頃です。
なんてことを云うと、おっさんと一緒にせんといてんかと、世間のみなさまからお叱りを受けそうです。
そしてある日突然に現実が目の前に現れると理解できずに立ちすくんでしまうのも人間です。
彼女の云う教養は身についていませんが、半端な知識だけがそれなりのおっさんになりました。
これしかないがこれもないでは笑い話にもなりません。
だから、あとは笑うしかないのかも、です。
苦笑い&ため息ひとつ。

by あるいる (2020-01-09 03:59) 

Take-Zee

おはようございます!
恥ずかしながら不勉強でこの方知りませんでした。
いい年して知らないことが多すぎる爺さんです((´;ω;`)ウッ…
by Take-Zee (2020-01-09 07:16) 

向日葵

昔々。。
高校生の頃だったか。。
チェーザレ・ボルジアについて書かれた著書について、
思わずファンレターを差し上げたら、ビックリ!!

なんとお返事が頂けた!!のだ!!

そのお返事にお礼のお返事をまた書いて送って。。

3-4回は往復した、と思うのですが。。
良くある話でいつの間にか途絶えました。。

今なおお元気でご活躍なのでしょうか・・??
by 向日葵 (2020-01-13 23:53) 

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