ゆるやかに復活 [日常]
少しばかりの復活。
腰が抜けるという表現がしっくりくるのかもしれない。
先日、夕飯の支度で小松菜を洗っていた時のことだ。
あれ? っと思ったら、腰から力が抜け、へなへなと腰が沈む。
おかしいなと、流し台の縁に手をかけ、腕で立ち上がった。
何が起きたのかと、そっと腕の力を抜くと、そのまましゃがんでしまった。
何が理由で腰が抜けたのか、わからぬまま、立ち上がることが出来なかった。
脚は動くし、腕も動くが、立ち上がることが出来ない。
寝たきりになるのかと不安が襲うが、自分で身動きは取れない。
妻が帰るのを待つしかなかった。
しばらくの期間、寝たきりを経験した。
風呂用のテレビを横にして、寝たまま相撲を見るのが楽しみだった。
正岡子規になるのかと考えながら、激痛はなかった。
這い這いが出来るようになり、伝い歩きが出来るようになった。
まだ寝込むわけにはいかず、ストレッチと軽運動を積む。
おそらく長時間、立つことなく座ったまま机に向かう日々が続いたからだろう。
どう考えても骨の構造と筋肉は、座ったままを許さないだろう。
歳を考えると、座ったままを避け、動きも入れる生活改善。
そんなふうに、生活を改めなくっちゃと思う、脳天気なオヤジだ。
こころなしか、ゆるやかな復活。
明るい未来はないけれど、復活しよう。
硬直していく体を少しでも柔軟に、脳みそも柔軟に、ファンケル。
ファイト!