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白檀の香りと曼殊沙華と   [考え方]



老いては子に従えと、子どものころ教わった。
教えてくれた大人が、かなり我が儘に、子どもの人生を振り回す。
そういう現実を通過して、いろいろ思うことがある。




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妻は散骨、樹木葬、そういう路線で子どもたちには伝えてあるらしい。
私は無茶をしていた時代から、野垂れ死にかなと思うので、消滅でいい。
形を示すなら、妻と同じく、どこかにまき散らしてもらう。




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個人的には信仰としての墓に興味はない。
母の十三回忌が終われば墓じまいも前向きに検討する。
故人たちへの深い思いはあっても、墓への執着はない。

そういう信仰上のことを強制する人たちの論理には従わない。
奇跡を見せろと、過去の人のように罵るつもりもない。
信じているのは故人たちとの良い思い出だけ。




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昨日は義母様のお誕生日。
妻は休みを取って、市川でいちばんの老舗の鰻屋さん。
二人で極上の鰻重を食べ、義母様大喜び。

妻の献身は、ご老体の我が儘でストレスを伴うことがある。
親子と言っても人間関係、甘えは禁物、互いの敬意を忘れぬよう。
我々の親世代、かなり我が儘にできているので少し困る。



仏壇で、日本香堂の「特撰御香【白檀】司薫」を使い始めた。
ちょっとだけお高いのだけど、追加発注である。
仏壇用の線香をネットで買うのも妙だけど。

使い始めた線香は、すごく私になじむ良い香りで、心落ち着くのだ。
日韓関連の記事を読んでイライラするとき、その包み紙の移り香を嗅ぐ。
包み紙の匂いを嗅ぐなんて、変質者めいた姿だが、落ち着くんだもん。




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