番狂わせは蜜の味

あれ、何やってるの？　ラグビーやってるでしょ。
16時15分開始を、6時15分と勘違いしてノンビリ晩ご飯の支度をするオレ。
妻はテレビをつけて、始まってるじゃない、と特等席。

前半が終わるまでキッチンで晩ご飯の下準備をしながら観戦。
試合のために買っておいたシャルドネを飲みながら、包丁を持って観戦。
ハーフタイムで大急ぎに妻は風呂に入り、絶好調。

勝っちゃったけど、どうしよう。
こんな事があるもんだ、負けでも7点差以内ならボーナス1。
そんな風に考えていた下馬評。

ところが世界2位のアイルランドが、ほぼ負けを迎える80分。
彼らはタッチに蹴って試合を終え、1ポイントを取りに来た。
これは凄いことだと思ったら、観戦してる我らに速報を出すNHK。

下剋上が好きだし、番狂わせが好きだし、大金星はスカッとする。
馬鹿げた連中の話はどうでもよくて、この、勝ち星に溺れたい。
でも試合後のリーチ主将は、相変わらず怒り顔で、喜びは終わり、次だと。

舞い上がり続ける連中がほとんど居なくて、次戦を見据えている。
そういう鉄の統率が、期待を膨らませる。
サモアにも、勝たせてもらいましょう。


インターセプトで独走の福岡クン、あと少しで捕まってしまった。
ケガからの復帰で、なかなか全力ではもたなかったらしい。
でもな、オレなら、200年前のオレなら、トライしてたぜ。

ファイト！