真っ赤っかや [旅]
土曜の朝、母の所へお話をしに行った。
午後に宝塚へ行くからメッセージを、と言って写真。
寝たままはダサいからと、なぜかピースで笑顔。
日曜の朝一番、ノートパソコンを担いで母の所へ。
宝塚のビデオメッセージ、これは何度もリクエストされた。
花のスライドショーと、伏見稲荷巡礼のスライドを楽しむ。
真っ赤かやなぁ。
伏見稲荷の山門から頂上、そして下山と、300枚あまりの写真。
解説を入れ、大いに楽しんで貰った。
それにしても赤いなぁ。
キレイなぁー。
ありがたいなぁ。
ありがたいことや。
もう行かれへんと思てた。
お父ちゃんと途中までは行ったんや。
頂上までは行ったことあらへん。
毎年、本殿にお参りするだけやった。
ありがたいことや。
「エエモン見せてもろた」と母は手を合わせる。
お参りさせてもろた。
良かった良かった。
たとえば限界というものがあって、残る時間に何ができるのだろうか。
何を伝えることができるだろうか。
むしろ、何か思い出の場所があるなら、写真に撮って見せてやるかな。
できることしかできないのだ。
相手は確実に弱っていく。
暑さ対策で、次に来るのは秋だが、さて。
一番会いたい人にインタビューでもして上げるかな。
ビデオを配達して上映ならできる。
何を望むか、聞いてみるかな。
おけいはん、これも一つの手だな。
お疲れ気味のおっさん、もうひと踏ん張り。
ファイト!