エチケットカッター [道具]
ねえ、鼻毛ぬくのはイイけど、もう少し上品にできないの。
内田百間の『贋作 吾輩は猫である』でも、漱石が原稿用紙に抜いた鼻毛を並べてた。
あなたいつから夏目漱石になったの。
オレ、夏目漱石には、なれなかったよ。
むしろ漱石には呪われているほどである。
よって、ヨドバシカメラへ「エチケットカッター」を買いに行った。
北大の遊歩道の入り口には花壇がある。
背中に真っ黒の雲を背負って、名も知らぬ花を写す。
影が美しいと思えるほどの日照、変な天気だが、ハレオ君である。
行きは遊歩道を使ったが、カラスの集会が不気味で、帰りは道を変えた。
往路で写しておいて良かったと、自分の運を褒めるのである。
そして妻に愛想を尽かされないように、エチケットカッターのフル回転である。
少しだけの俄雨は、キュウリとトマトのために。
札幌では、夏休み最後の土日であるが、天気予報も良好。
涼しくて晴れるのだから、街に出る、写す、ぞ。
ファイト!