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『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』   [映画]



今月の高速料金が片手万円と言われ、ビビリながらもドライブはするぞ。
醜悪な選挙期間が始まったのだから、病は気から、景気も気や。
大胆に脚力を使って気分転換、発想転換、そのうちよくなる。




『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
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■ 作品データ
 原題/Extremely Loud & Incredibly Close
 制作年/2011
 制作国/アメリカ
 内容時間(字幕版)/130分
 ジャンル/ドラマ

■ 解説 2大アカデミー賞スター、T・ハンクスとS・ブロックが初共演。最愛の父を失った少年が父の遺した1本の鍵を見つけ、その鍵穴を探す旅を描いた、心のロードムービー。大好きな父を9.11で失った少年オスカー。1年後、父の死を受け入れられないでいる彼は、クローゼットで1本の鍵を見つける。何の鍵かも製造元も分からないが、鍵業者が鍵の入った封筒に書かれた“ブラック”という文字に気づく。調べると“ブラック”が名前に入った人物はニューヨークに472人いた。オスカーは、これが父の仕掛けた調査探検ゲームのひとつで、鍵穴を探し当てればメッセージが受け取れると思い、鍵穴を探す。


朝のドラマ「おかえりモネ」でも大津波の経験が刻んだ傷が扱われている。
簡単にトラウマと言っても、その具合いは人それぞれに影を落としている。
そういう決定的体験もないまま今日までこれたことは、感謝である。

この映画も 9.11 を経験してしまった少年と母親の記録である。
頭ではわかっていても、心が拒否してしまう傷口。
結局は人とのつながりの中でしか、人は傷を克服することが出来ない。

じっとうずくまっているのではなく、人との関係の中で立ち上がる。
それしかないのだと、外野で生きる傍観者は思うのだ。
アメリカ人も傷ついているのだな。

この映画の主人公となる少年、いい演技だったと思う。
しかし調べてみると、他に映画もドラマも出ていない、今は24歳か。
綺麗な顔立ちなのに、1本で消えた彼もカッコいいなと思う。





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当たり前のように格差は広がる。
コロナで凹んだ後、回復する企業と横這いの企業。
企業に投資する一つに株を買うという話がある。


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日本郵船という会社があって、この株価を一例に見る。
1月4日の株価が2400円、9月に11300円をつけたが、昨日の終値が8100円。
1月に1株2400円で買い、現在8100円で考える。

初めての個人投資家は100株購入し、24万円が81万円になり、ウシシと喜ぶ。
資産家は1万株購入し、2400万円が8100万円になり、マイバッハまであと一息やな。
日本郵船の配当金は1株700円、初心者の100株では7万円の配当、何か食いに行くかぁ。

初めから資金力のあった資産家は1万株を有し、700万円の配当金をもらう。
所得税が20%引かれ手取り560万円、そこそこの年収、不労所得という。
資金力のあった者と無い者の格差は、確実に拡大するようになっている。


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格差を埋めるにはどうすればいいのかという議論がないのは、どの国も同じ。
しかし制度を変えるのも大事だけど、お金の教育をしてこなかった我が国。
やっぱりお金は大事だし、ゼロ金利の時代に、黙っていても格差は拡大中。

我が子にも、金は別人、強制はしない。
しかし、お金の勉強はした方が良い、保険も投資信託も勉強すべきだと言う。
お金の勉強をしっかり積んで、選挙権を手にしてほしいと思う。

与野党の色が見えなくなった衆議院選挙。
財源の話をせずに、バラマキの話ばかりである。
お金の勉強を少しでもすれば、無理な公約ばかりだと白ける。




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オータニさん、大谷翔平、出来たお方だなと思う。
自分が27歳の時、ここまで冷静に物事を考える人間ではなかった。
老成するには、良い教育を受け、正しい姿勢で教育を享受したのだろう。

ご両親のお力、少年団や学校教育の力なのだと思う。
環境が子どもを大人に変えると言うが、脱帽です。
オレ、教師時代も自己評価が高すぎちゃった、今更だけど反省、ゴメンね教え子たち。




ファイト!





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『糸』   [映画]



何だか昨日は朝から楽しむことが出来た。
週刊ニュースの特集で、大谷コーナーがあり1週間の活躍を振り返る。
よく打つなぁとしか言いようがない。

そしてその後、オリオールズ戦を見ていたら、ホームラン29号、30号と放つ。
何度も何度も繰り返し映されたが、凄い。
3打席連続までふつうに期待してしまった。

圧巻は同点で迎えた9回裏、勝負はしてもらえず四球で1塁へ。
バッターの妨害で盗塁成功も戻され、凹みそうになったが、すかさず二盗。
ヒットで長躯ホームイン、クロスプレーだがきわどくも生還、サヨナラ。

劇画みたいやなぁと、話相手がいないのでひとり呟いていた。
藤井棋聖の初防衛も霞む、大谷劇場だった。
もう毎日がヒリヒリする大活躍、とてもうれしい事あるね。




『糸』
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■ 作品データ
 制作年/2020
 制作国/日本
 内容時間/131分
 ジャンル/ラブロマンス/青春

■ 解説 菅田将暉と小松菜奈がW主演したラブストーリー。平成元年生まれの男女が13歳の時、運命的に出会う。2人はすれ違いを繰り返しながら、平成という激動の時代を生きる。平成元年生まれの漣と葵は、北海道で花火大会の夜に出会い、初めて恋をする。だが、葵が突然いなくなり、彼女が養父からの虐待に苦しんでいると知った漣は葵と駆け落ちをしようとするが、周囲の大人に阻止される。8年後、2人は友人の結婚式で偶然再会するが、葵にはすでに恋人がいて、漣は北海道で生きることを決意。一方、葵は世界中を巡って自分を試したいという思いを持つ。そして年月は流れ、北海道で2人は巡り会う。


昨日、WOWOW初登場で、録画したものを夜、妻と見た。
中島みゆき様の「糸」をモチーフに作られた映画で、曲が流れて嬉し。
赤い糸で結ばれた妻と出会った者としては、曲を、北海道のロケ地を楽しんだ。

美瑛・富良野から函館は隣町ではなく、一日で往復は出来ないぞ。
違うぞ、おかしいぞと思われる部分も多々あるが、中島みゆき様の曲に免じて。
北海道だからある話だと思う、地域だとか繋がりとか過疎だとか背景がある。

教師時代、アザを作って登校する生徒の家庭内暴力に介入して、ひどい目に遭った。
連日吊るしあげられたのだけど、暴力で家族全員を支配する狂気があった。
子どものトラウマは一生もんで、無力な子どもの不幸は、確かにある。

どんなに狂った親に育てられても、生きてさえいれば、出うべき人と、人は出会う。
人と人のつながりを考えながら、見ていた。
菅田くんや中島みゆき様の曲が好きな人は、見るのもイイでしょうね。






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水元公園の大賀ハスを4枚、先週の半ばに早朝遠征したもの。
ここ数年見てきたものとは様子が違ったけれど、工事の影響かな。
雨が止めば、また数は増えているのかもしれない。




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線状降水帯に見舞われると、日本は弱い。
連日の梅雨の長雨に祟られて、あちこちで家が流され川が氾濫している。
土石流が家を呑み込むシーンは、あまり何度も流すものではないなと思う。

品性下劣なマスコミと思うのは、人が住む家屋が崩壊する映像の繰り返し。
情報を語り、1回流せば、どんな馬鹿でも大変だと思うものを。
何度も何度も家がぶっ飛んで行く映像を流す意図は何か、楽しんでいるのか。




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コロナ感染に関しては首都圏、特に東京は緊張する数字が出ている。
神奈川も千葉も全く下げる様子がなく、発射台に乗った感じがしている。
爆発的増大と、ワクチン接種のイタチごっこだが、勝ち目が減少中。




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サッカーの欧州選手権、準々決勝の2試合が終わった。
観客の興奮は見ていても伝わるけれど、マスクをしていないで大騒ぎ。
イギリスの賭けはどう転ぶのか、テニスもサッカーも、ロンドンに人が集まる。

ロンドン、ロンドン、ロンドン、むかしそんなキャバレーがあった。
学生時代、真冬に文無しの北海道旅行をしていて、道東で助けられたことがある。
その時、ハッスルキャバレー・ロンドンで皿洗いのバイトをして旅をつづけた。

ロンドンの各種イベントの開放を見ていて、大盤振る舞いやなぁと思う。
この賭けに、どういう結果が出て来るのか、次は日本の番だ。
ロンドンの最近の騒ぎを見ていて、ハッスルキャバレーを思い出したの。



ファイト!






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『ステップ』   [映画]



生を養うに一字の秘訣あり。「畏」の字これなり。
常に天の道を畏れて慎み従い、人の欲を畏れて慎み忍ぶは身を守る心構えなり。
我が身不幸にして福薄かるは浮世の習い、天命を受け入れて憂うべからず。
常に楽しみて日を送るべし。   (「養生訓」より)






『ステップ』
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■ 作品データ
 制作年/2020
 制作国/日本
 内容時間/119分
 ジャンル/ドラマ

■ 解説 重松清の同名小説を、当代きっての人気俳優・山田孝之の主演で映画化。愛妻に先立たれ、幼いひとり娘の子育てに奮闘するシングルファーザーの姿を優しく見つめた感動作。結婚してわずか3年、30歳の若さで愛妻を病気で失い、まだ1歳半の娘・美紀とともにこの世に取り残された武田健一。妻の両親から美紀を引き取って面倒を見ようかと言われたものの、健一は自らの手で娘を育てることを決意。会社のトップセールスマンだった彼は、その実力を買う上司の反対を押し切って営業部から事務の仕事に異動し、保育園から小学校卒業まで、朝夕、娘・美紀の通学の送り迎えをしながら、懸命に子育てに励む。


重松清の原作で山田孝之が主演なら見ないわけにはいかないだろう。
そんな風にして見たのではなく、TVをつけてたまたま引き込まれて見てしまった。
だから、邦画なら倍速で見るはずが、録画ではないから、標準速度で見た。

心温まる質の高い、いい映画だった。
義父を演じる國村隼がとても良くて、タイトルから stepfather が重要なのかなと。
シングルファーザーが主演だけど、義父の存在も大きかった。

おそらく、Step by step にも懸けたタイトルなのかもしれない。
ひとり親で子育てしながらの会社勤めはキツイなと、思う。
少子化の世に、きちんと子育てをし納税する人への手厚い支援が欲しい日本社会。

学校の先生が日時指定するのはいつも急なんだよな。
と、子どもに絡む話や面談の申し入れの急さに、内心文句を言うシーンがあった。
元教師としては、その視点に、ゴメンナサイと思うのだった。

原作は重松清だが、彼の視線は温かいなと思うのだった。
片親とか、母子家庭、父子家庭というくくりではない。
子育てをする親の信念と、周囲の支えに、ジーンと来る良い映画だった。






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日曜の妻の誕生日にプレゼントした文庫本、安上がり。
WOWOWを見ていた時、誰かがお勧めの本として紹介していた。
おもしろそう読みたいわ、と言っていたので買って贈った。

ボクの誕生日までに読んで、おもしろかったらプレゼントしてねと書いておいた。
それから数日、忙しそうでまだ読んでいる様子はない。
果たして面白いのか、自分の誕生日が待ち遠しい。





埼玉/幸手権現堂桜堤/4月3日(土) 3枚つづく

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大阪府は6日、新型コロナウイルスの新たな感染者を719人と発表した。
大阪の過去最多の感染者数を、危ない以外に、どう考えればいいのだろうか。
第4波だと誰かが言えば、きっとそうなんだろうなと思ってしまう。




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水泳の日本選手権が始まっており、選手末からの8日間を楽しんでいる。
確かに池江さんが奇跡的な復活はしているけれど、そこしか見ないのはどうかな。
中学生や高校生でも決勝に残っている頑張りも、取り上げて欲しいな。




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黄砂に降られて洗車の数が増えたけれど、必要経費。
五輪開催国がワクチン接種で相当の出遅れを見せており、あかんやろ。
解除だとか宣言だとか、まんぼうだとか、混迷ニッポン何処へ行く?


軍隊を持たない日本に、有事対応も、緊急時対応も、無理なんだろうなと諦める。
私たちの国は、暴動も起きず、粛々と坂道を転げ落ちているような気がする。
チューリップ畑で、ちょっと考え事でもしてこようかな。



ファイト!






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『ナイブズ・アウト』   [映画]



土曜はまるで台風が襲い掛かるような大雨で、横風と雷も奇襲攻撃を仕掛けた。
いくつかの川は氾濫するだろうなと、予測できた。
その濁流を見に行きたくなる気持ちを押さえて、外出をせず、読書とテレビ。

嵐が過ぎ去るには半日以上の時間だった。
網戸をバルコニーに並べておけば、キレイにお掃除できるところだ。
暫く断水の心配はないが、氾濫や浸水を心配する。

おそらく春の花たちは装いを新たに、交代を済ませるのだろう。
散りそうだったハクモクレンは、きれいさっぱり花弁を落としただろう、春よ来い。
梅もミモザも河津桜も役を終え、ソメイヨシノを招き寄せることだろう、春が来る。





『ナイブズ・アウト』
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■ 作品データ
 原題/Knives Out
 制作年/2019
 制作国/アメリカ
 内容時間(字幕版)/131分
 ジャンル/サスペンス/ミステリー

■ 解説 6代目007俳優D・クレイグなど豪華キャストが共演した、話題のミステリー。自身の誕生日パーティーの夜、作家が殺される。犯人は作家の家族にいるのか、それとも……。マサチューセッツ州の邸宅である朝、裕福な犯罪小説家ハーラン・スロンビーが喉を切られて死んでいるのが見つかるが、警察は自殺と判断。やがて何者かに雇われた探偵ブランが来て調査に乗り出すと、ハーランの家族がそれぞれ問題を抱えており、誰かがハーランを殺したとしてもおかしくないような状況だったと分かる。やがてハーランの遺書により、彼が看護師のマルタに全財産を与えようとしていたと判明し、一同は動揺するが……。


あら、007の人やんかという程度で見たけれど、面白かった。
殺人事件の謎に私立探偵が挑む正統派ミステリーを久々に見た。
時代がかった設定や、展開、それぞれの視点で角度を付ける妙はあった。

謎解きの楽しさ、どんでん返し、ハラハラもあり、良かった。
遺産相続という、しかも遺言書の書き換えを公証弁護士が発表するとなる。
密室殺人を、どう解いていくのか、A・クリスティーばりの推理も楽しめた。

とんでもない日々に、ちょっとこの疲れを吹き飛ばそうと、試みるのが成功。
重い映画を今は見たくない、3.11.がからんで毎日が重たかった。
脳味噌を、娯楽推理で解放してやれるのが今は救いだ。




■ 元気いっぱいの金融株
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キミはいつか白梅だったのか

みずほ銀行のシステムトラブルが続くのだけど、株価は上昇している。
第一勧業、富士、日本興業銀行などの分割・合併で統合したのはいいけれど。
つぎはぎのシステムでは、根本的な解決ができない、いつまでトラブルを続けるのか。


日本郵政が楽天に1500億円を出資し、両社が資本・業務提携をする。
まずは物流、そして基地局、フィンテックへと展開するのだろう。
日本郵政の株価は4.89%上げたし、今月末の配当も4.88%と、不祥事どこ吹く風。




■ 固定電話をなくしてもボクは困らない
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見上げてごらんキミは水仙なのか

固定電話を掛けたのも出たのも、ここ数年はない。
詐欺や勧誘の電話が嫌いで、そう言えば10年近く、電話には出ていない。
出るとすれば妻と宝塚の叔母さんくらいで、すでに電話嫌い。

スカイプやズームのような、顔の見えるお喋りはする。
恋人だった妻と、何時間も電話で話をしていたのは大過去のこと。
今の子の概念に、固定電話やそれにまつわる迷惑話は、きっとないのだと思う。

夜にカノジョから電話があり、留守ですと取り次いでもらえない。
そういう管理的な親の強権は、すでに消滅しているだろう。
子どもが裏で何をしているのか、親は見えなくて困っているのだろう。




■ 1年が過ぎ10年が過ぎても変わらないダメ姿勢
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あなたは寒椿さんですか、それとも愛?

いよいよ21日に、緊急事態宣言が解除になると報じられた。
しかし、最近の動きを見ていると、反転上昇中ではないだろうか。
それこそ、変異株の威力が増していると考えられるのではないか。

春になれば大丈夫だよと、去年なら言えたかもしれない。
今年は変異株という、また新たな脅威が加わった。
もう少し様子を見てもいいのではないだろうか。

当然のことだけど、来月21日に奈良で予定していた従妹会は中止になった。
皆さん私より高齢ですから、慎重な姿勢です。
ワクチンを打って、街にもワクチン効果が出るまでは、まだまだ我慢かな。



雨あがる 日が差すところ 春の花
爪あと残す 宵越しの風     (朴珍)




ファイト!





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『黒い司法 0%からの奇跡』   [映画]



研究によれば先進国では、人口の三分の二が、親より貧しくなると言う。
格差もウンザリ、改善の見通しがないのもウンザリ。
ウンザリしながらも、手近なものにしがみついて今日を生きる。


ここにこうして生まれてきたという運。
黒く、または白く生まれてきたのも運でしかない。
その運で、多くのことが左右されるのはフェアじゃないよな。

推奨される努力も、鉄壁に跳ね返され続けたら諦めが先走る。
WOWOWで録画していた映画を見た。
ちょっと暗い気分になりながらも、ホッとする正義感だった。




『黒い司法 0%からの奇跡』
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■ 作品データ
 原題/Just Mercy
 制作年/2019
 制作国/アメリカ
 内容時間(字幕版)/138分
 ジャンル/ドラマ

■ 解説 実話を下敷きに、白熱の法廷を再現。「クリード」シリーズのM・B・ジョーダン、アカデミー賞に輝くJ・フォックスとB・ラーソンという3大ハリウッドスターが豪華共演。ハーバード大ロースクールを卒業して弁護士になったブライアンは、人種差別が残るアラバマ州で人権運動に携わることに。1988年、ブライアンは、白人女性を殺した罪で死刑を宣告されたアフリカ系男性ウォルターの無実を証明しようと決心。つらい経験を重ねたウォルターは当初、エリート風のブライアンを信用できなかったが、真摯なブライアンに対して次第に心を開いていく。やがてあらためてウォルターの罪を問う裁判が始まる。


Based on a true story. 初めにそう記されてしまうと、実は、弱い。
1988年の事件と聞くと大昔ではなく、怖いなぁと思ってしまう。
正直、アメリカに有色人種として生まれなくて良かったと、思ってしまう。

差別が慣習によって社会に組み込まれてしまうと、色眼鏡は外せない。
当たり前のように普通に、差別して、まるっきり悪気がない。
差別され弾圧される者の声が聞こえないような仕組みに生きるのは恐怖だ。

中国政府が少数民族ウイグル族に対しておこなっているジェノサイド。
分かっているくせに、経済は別と、金持ちの中国に、面と向かって文句を言わない。
なぁーんも変わらん、自分だけでも被害に遭わないように、ささやかな不買運動。

映画は、自分の中にある正義感を煮えたぎらせた、とても怖いんだけどね。
アメリカはとんでもない国だけど、改めようとする実行力もあり、そこは好き。
五輪関連で大騒ぎして、通過すれば元の木阿弥は恥ずかしいニッポン。





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私の部屋から見える家の庭に、ハクモクレンが咲いていた。
枝が垂れないようにタコ糸を張って支えていた。
汚れが少ないその優美を、楽しもうとする方が育ててらっしゃる。

太陽が出れば、大きいカメラを持って写しに来よう。
変なストーカーと間違われないように、マスク越しに笑顔を見せてね。
汚れてしまう前に、太陽が照ってくれると成功だ。




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遊びは好きだよ。
猿が咲いた、咲いた咲いた猿が咲いた。
残されたセミの抜け殻を背景に、猿が咲く。




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三女が、笑い話のようなマスクの写真を送ってきた。
実験の手伝いをした方から、お礼で貰ったマスクだと言う。
ギャグかと思ったら、もちろん中国製で実用的なんだそうだが、覆面である。




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私が子どものころ、絵の具やクレヨンに「ペールオレンジ」はなかった。
むかし、「はだいろ」と普通に呼んでいた色の呼び名が変わった。
神経質な言葉狩りは嫌いだけど、時代は変わったのだと気づく。


夕焼けが美しい、そう言って朝日を差別しているのではない。
緊急性を感じない緊急事態宣言も延長されたし、夕日が美しい。
たこ焼きだけが救いだ、夕焼けが美しい。

来週末には四季報が発売される。
もう少し我慢をしなくちゃ、借金地獄に陥る。
晴れの予報が二日続けて裏切られたことを、少し根に持ちながら。




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『プライベート・ウォー』   [映画]


この前の土曜日、朝焼けと共に、沈み始める月が美しかった。
その月に、先に気づいたのは妻だったが、素敵で美しいと思った。
今日は晴れる、富士山が見えるぞと思った。

1月2日に三女と鋸山に登った。
1月30日ひとりで登ったが、どちらもロープウェイを使った。
昼が近づくにつれ人も車も増え、海岸散歩を終えたら食堂も寄らず帰宅した。


去年からまだ電車もバスも乗っていない。
千葉県内から出ることもせず、不要不急の外出を、少しは制限している。
そして、読書と映画鑑賞の量が増えて行くのが最近の悦び。




『プライベート・ウォー』
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■ 作品データ
 原題/A Private War
 制作年/2018
 制作国/イギリス/アメリカ
 内容時間(字幕版)/111分
 ジャンル/ドラマ

■ 解説 世界各地の戦地に赴き、命懸けで戦場の真実を伝え続けた今は亡き実在の女性戦場記者、M・コルヴィン。彼女の半生を「ゴーン・ガール」のR・パイクが熱演した実話ドラマ。UPI通信社を経て英国のサンデー・タイムズ誌に移籍し、レバノン内戦や湾岸戦争など、世界中の戦地に赴いて危険な取材活動に従事してきたアメリカ人女性戦場記者のコルヴィン。2001年、彼女は、内戦中のスリランカに乗り込んで取材中、被弾して左目を失明。以後、彼女は、重い心的外傷後ストレス(PTSD)に悩まされながらも、なお眼帯をトレードマークに世界中の戦地を飛び回って、命懸けの取材に挑み続けるのだが…。


チラシ広告の「挑む女は美しい」と、どこのバカがこんなことを書いたのだろうか。
映画を売るための飾り言葉が、実話の価値を蔑んでしまっている。
全く美しくなどなく、戦地で真実をえぐり取る姿の、どこが美しいというのか無礼者。


冒頭に、述懐のように主人公のナレーションが入る。
恐怖を受け入れればそこに行きつけない、恐怖は全てが終わった後に来る。
映画の終わりにも、同じく述懐するようにこのナレーションが入る。

知る限りでは湾岸戦争以降の、着弾点からの映像や写真を、NHKでは見せない。
局の特派員は安全な場所に居て、着弾点に入り込んだ人からの受け売りをする。
そういう情報は、時に誤解を生み、嘘を流してしまうことになる。

スリランカ内戦の取材で、爆風に巻き込まれて左目を失う。
トラウマに苦しめられてもなお、イラクやアフガニスタンなどに渡るコルヴィン。
戦場での取材をやめることはなく、シリア内戦の取材に赴き、命を落とすことになる。

民間人が虐殺され、飢えに苦しみ、暴行を受ける。
着弾点に入らなければ「真実」が手に入らないのだが、その一線を越えるのは狂気。
内戦での「政府側」の嘘を暴くイノチガケは、見ていても怖い。

私も少しは正義感を持ち合わせているが、そこまで突入する勇気はない。
しかし、彼女が示した真実は、少なくとも「政府側」の嘘を暴いた。
キャンキャン大声で騒ぐ糾弾ではなく、着弾点に一歩踏み込んで行く凄味。

事実をもとにしたと聞いていたので、襟を正して見た。
おそらく中国周辺のチベット、モンゴル、ミヤンマーでも不正はあるだろう。
が、国連常任理事国の2か国の闇までは暴けないが、世界事情を注視しようと思った。





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朝焼けを受けて、月が沈んでいくのは美しかった。
快晴が期待でき、富士山を見に行こうと思った。


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1月の始まりと終わりに、鋸山に登って富士を仰いだ。
月の始めより雪の量が多かった。


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いつか、コロナが収束すれば、このフェリーで三浦半島に渡りたい。
向こうから、こちらを見てみたいと思う。




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若者が悪いのでもなく、大人が悪いのは分かり切っている。
嘘をつき、さらに嘘をつき、そして嘘でしたと認める。
ということは、嘘をつきながら謝ったことも嘘で、口には嘘変換器が付いている。

嘘変換器を口に付けた大人の言うことは信じられない。
だから我々は、勝手に外出を自粛し、マスクをつけ、手を洗う。
銀座のクラブへ、さあ、久しく行けてないしなぁ。



ファイト!





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『ラストレター』   [映画]



昨日は松戸の南部卸売市場へ買い出しに行った。
すき焼きの準備と、中トロも欠かせないし、酢だこも買った。
大好きな北海道産の真ダコも買った。

心の掃除と飾り付け、散髪が終われば用意周到。
年末の年越し人に変身して、お気楽モードに入る。
次女が来るので接待、三女は年を越してからか。





『ラストレター』
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■ 作品データ
 制作年/2020
 制作国/日本
 内容時間/121分
 ジャンル/ラブロマンス/青春

解説 松たか子、広瀬すず、福山雅治など豪華キャスト共演。「Love Letter」から25年、岩井俊二監督が新たに“手紙がつなぐ愛”を描いた。WOWOW製作参加作品。岸辺野裕里は姉・未咲の葬儀の場で、彼女の娘・鮎美から未咲宛てに届いた同窓会の案内と、未咲が鮎美に残した数々の手紙の存在を告げられる。その直後、裕里は姉の死を知らせるために向かったはずの高校の同窓会で、高校時代は自分と似ていた姉として誤解され続けてしまう。さらに初恋の相手で、今は小説家をしている乙坂鏡史郎と再会。ひょんな成り行きから裕里は姉のふりをしたまま鏡史郎と手紙のやりとりをするようになり……。


福山雅治にヒゲは似合わないと、思った。
広瀬すずはキレイな人として成長するのかと今後を期待した。
森七菜は可愛いのだと思うが、歪まずに育ってほしいと思う。

岩井俊二監督は奥が深く倍速では見られないと思った。
彼の作品を見るのは2作目だが、台詞と展開を注視せねばならない。
人生の選択で「もしも」これを選ばなかった時の話、が発生する。

高校時代の姉妹、現在の姉妹とその娘が登場する作品。
人間関係を追うのが少し複雑で、「その人の立場」を確認しながら見る。
SNS ではなく手紙だから、時間が畏まってじわじわと進んでいく。

25年という時間差を利用したストーリー、恋文、まあ乙女座のオジサンは弱い。
亡くなった人を語り続けることの意味を、折り目正しく丁寧に描く。
ちょっとしみじみと、いい映画だなぁと思った。




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共に駆け抜けた時代の友人を失い、ちょうど彼を語りたいと思っていた。
共通の友人である二人の女性に、亡くなった彼のことを書かねばと思っていた。
そんなおり、この映画を見たので、書き方を変えてみようかと思った。




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夢ばかり見ていた時代の友人は、同窓会の幹事長。
彼が見落としていた女性のことを、彼に誰も伝えていない。
実はこうだったんだよと書きかけて、この映画を見たので、難しいなと思った。




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伝えることの難しさを痛感し始めている。
何十年という時間の中にあったはずの「もしも」が消えて行く。
言い訳や弁解の言葉ではなく、向き合うための言葉を用意しなくては。


作家の村上春樹が21日、仏紙リベラシオンのインタビューに応じた。
 (前略) 最近気にかけていることとして、SNS上で交わされる言葉や言論が貧しくなっている、との認識を示した。「批判を受けたら(それには応えず)別の批判を投げ返している。方法として恥ずべきこと。日本の首相さえそうやってふるまっている」と嘆き、「自分の中に何をもっているのか、明確に説明しなければいけない」と注文した。   (パリ=疋田多揚)





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どこでもドアがあるといいな、と思う。
実際にはないのだけど、せっかくの年末、もしもを想像してみる。
もしもコロナがなかったら、新車は手に入れてなかっただろうな、遊びすぎて。

たくさんの選択の結果ここに居て、年末を迎えている。
無難に無事に年末を迎え、年越しの準備も終わろうとしている。
すき焼きを食べて、もつ鍋を食べたら、年越しそばは海老の天婦羅で。

身の安全と家族の幸せはもちろん、来年も世界平和を願いたい。
これからも良い言葉と出会うため、本を読み、映画を見て、おやつを食べる。
月並みではありますが、皆様が佳い年を迎えられますように。



(元旦は臨時増刊号のつもり)




ファイト!





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『リチャード・ジュエル』   [映画]



大阪で住民投票があって、結果が出た。
大阪市民じゃないから、どちらに転んでも関係はない。
しかし、自民党と共産党が組んでいる姿を見て、怖いなと思った。


先日、国立新美術館へ行った帰り、最寄り駅の地下鉄・乃木坂駅まで歩いた。
美術館のすぐ隣りに、日本学術会議の大きな建物があって驚いた。
そう言えば、学術会議の学者さんも共産党幹部と一緒にこぶしを突き上げていた。


ところで乃木坂という名前、初めて知ったのは梓みちよの歌だった。
今は、女子グループの名前で乃木坂が使われている。
個人的には欅坂が好きだけど、今は櫻坂に変わってしまっている。




『リチャード・ジュエル』
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■ 作品データ
 原題/Richard Jewell
 制作年/2019
 制作国/アメリカ
 内容時間(字幕版)/131分
 ジャンル/ドラマ・サスペンス/ミステリー

■ 解説 果たして彼は、英雄か、それとも事件の犯人なのか? C・イーストウッド監督が、1996年、アトランタで起きた爆破事件の知られざる舞台裏の真実に迫った実話ドラマ。1996年、アトランタ五輪の会場近くの記念公園で、警備員のR・ジュエルが不審な物体を発見。彼の迅速な通報と行動により、爆破前に多くの人がその場から避難し、ジュエルは一躍、英雄視されるようになるが、現地の新聞社とTV局が彼を事件の容疑者であるかのように報じ、FBIも徹底捜査を開始したことから、状況は大きく一変。そんな中、彼の無実を信じる旧知の弁護士ブライアントが、真相究明のために立ち上がることに。


SNS時代の今ならこの事件がどのように展開していたか、と思った。
捏造ではないけれど思い込み捜査から、彼が犯人でしかないと方向づけられる。
スクープが欲しい記者が、ヒントを貰って憶測記事を書く。

記名式の思わせぶりな記事が既成事実化して、無実の人間が犯人扱いになる。
裏が取れているのか、それは事実か、そういう単純作業の手抜き。
官製の冤罪、踊るマスコミが牙をむき、市井の人の生活が破壊される。

今でも起きていることだけど、濡れ衣を払拭する困難はつらいだろうな。
さて、C・イーストウッド、今年90歳だとか言うけれど、老いて益々。
88歳でこの映画を作ったとは、どうしよう、オレも頑張るのかなそこまで。




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秋薔薇が終わるころだから、里見公園に行った。
もやもやした空だけど、富士山が見えたので長めのズームで写した。
しかし、富士山らしい雪にはまだ少し足りないと思った。




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東京都の陽性率が上がっているけれど、それを報じず感染者数しか出さない。
札幌市の感染者数は確実に急上昇したが、どう身構えるべきか。
結局はよく食べて良く寝て、三密を避け、うがいと手洗い、外出にはマスクしかない。

長女が住むドイツも感染増加傾向にあるらしく、パパは心配する。
ユニクロのマスク3枚組を2袋、航空便で送った。
送料240円には驚きながら、娘の健康と無事を祈る。




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アメリカの大統領選、投票権がないので傍観している。
どちらが勝っても、お年寄り大統領ということで、ある種の不安しかない。
C国の侵略と、K国の横暴を止めるのは、自助・共助・公助では物足りない。

新しい米国大統領が、日本の安全を保障してくれるのだろうか。
専守防衛のニッポン、色んなものが盗まれてるのだけど、じっと我慢。
きっとアメリカが助けてくれるって信じるしかないけど、憲法9条があったか。



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『ザ・ネゴシエーション』   [映画]



休日を妻と過ごすときのひとつに、映画鑑賞という時間がある。
彼女が見たいという映画が少なくて、私が選んだものを見ることが多い。
現実的なリケジョだから、面白くなかったら途中でも席を立って自室に移動する。

そういうことが3回続けば言い訳にならず、かなり慎重に作品を選ぶことになる。
今回は、もうこれだと、自信をもって選んだのだが、最後まで見入ってくれた。
捏造と怨念のK国は嫌いなんだが、予想通りに面白かった。





『ザ・ネゴシエーション』
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■ 作品データ
 原題/The Negotiation
 制作年/2018
 制作国/韓国
 内容時間(字幕版)/113分
 ジャンル/サスペンス/ミステリー

■ 解説 人気女優ソン・イェジンが、危機交渉人であるヒロイン役を熱演したサスペンス。バンコクで韓国人が拉致される事件が発生、犯人はなぜかヒロインを交渉人に指名するのだが?ソウル市警危機交渉班の敏腕交渉人ハ・チェユン警部補。ある事件で犯人と人質両方を死なせてしまった彼女は、自責の念から辞表を提出した。だが10日後、彼女は緊急事態で呼び戻される。タイでミン・テグなる男が韓国人を拉致、交渉人に彼女を指名したのだ。事件の概要を聞く間もなくビデオ通話の画面越しに犯人と相対するハ警部補。なんとか交渉の糸口をつかもうとする彼女だが、人質の中には彼女の上司チョン班長の姿があった。



韓国はエンターテインメントに力を入れていて、年々レベルが上がっている。
すでに映画は『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー賞を取っている。
作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞と4部門を取る快挙、本物だ。

我が国の固有の領土を実効支配し、告げ口外交とイチャモンを続けるK国。
それでも、映画作りでは日本より面白いものを作っているのは事実。
日本はと言えば、アニメで勝負しかないのかと思ってしまう。

徴兵制度があり、軍隊を持つ国は、平和ボケ国家とは違って、圧を感じる。
日本で銃撃戦は禁じ手だけど、韓国映画ではハリウッド並みに迫力がある。
圧だけではなく、もちろん脚色が上手くて、よく練られているのだ。

映画のテンポが良く、伏線が張られ、ひねりも効いていて大いに楽しんだ。
2時間なんてあっという間に終わり、妻も席を立つことなどなかった娯楽作品。
政治家の腐敗、検察の闇、日常のことだから彼らは描くのが上手く、迫力がある。





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日曜に、あけぼの山農業公園に行った。
コスモスが見ごろだと聞いたので、妻と次女を連れて。
ただ、この街道は道が狭く、すれ違いが厳しく、非常に疲れてしまった。

千葉から東京の下町にかけて、大通りを曲がると、道が狭すぎる。
真っすぐな北海道の道を爆走していても、都会はコワイの運転が。
笑顔を振りまきながら、道を譲ってもらったり、譲ったり。




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ハイキーでも撮らねばと思い、挑戦してみた。
もっと意図的に使わねばならないと、反省しきり。
人が多いので、人を排除しながら写すので精いっぱいだった。

コスモスの畑の中に入って写す人たちが多い。
アジアの客人もねぇ、マナー守ってよと言えないボク。
畑に踏み込んで入る爺ちゃんが多いからねぇ、恥ずかしいなぁ。




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ピンクの「どこでもドア」が立っていた。
そこにたくさんの行列ができていた、不思議。
この写真、コスモスを写す際、少し斜めに撮った後方に、ピンクのドアがボンヤリと。

たくさんの人を感じさせないように写すことが出来て満足。
マナー違反と注意されない撮り方をし、他人には関わらない。
野外だったけど、マスクをし、ぱっぱと写してさっさと帰った。

外出することが増えてきた。
人と接触し摩擦も増えるので、いがみあいに参加せぬよう細心の注意。
足元も、頭上も、前後左右も気にしながら外出し、無事に帰宅すること。




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『天気の子』   [映画]



映画「鬼滅の刃」記録的ヒット 興行収入 公開3日間で46億円超
   (2020年10月20日 17時42分 / NHK ニュースサイト)

漫画が原作のアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が、凄いらしい。
10月16日の公開初日からの3日間で342万人の観客を集めたと言う。
46億円を超える記録的な興行収入となり、勢いが止まらないらしい。

たかが漫画と笑うことはできず、大きな産業となっている。
人を押しのけて見に行こうという気になれないのは、なぜだろうか。
インタビューを受けた人たちが、泣いたとか感動したとか言うのだ。

斜にかまえてしまっているので、易々と感動はしたくないと、背を向ける。
そんなうまい話があっていいものかと、背を向ける。
ブームが去れば、コッソリと見てみるかもしれない。





『天気の子』
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■ 作品データ
 制作年/2019
 制作国/日本
 内容時間/113分
 ジャンル/アニメーション

■ 解説 「君の名は。」に続く新海誠監督の長編アニメーション映画で、2019年の日本で最大のヒットを記録。東京で出会った1組の少年少女は、自らの生き方を“選択”していく。日本映画として歴代第2位となる歴史的大ヒットを記録した「君の名は。」から3年。2019年夏に公開されて興行収入は140億円を突破し、同年の日本で最大のヒット映画となった本作。天候の調和が狂っていく時代、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を“選択”するストーリー。東京で出会う、家出少年・帆高と不思議な力を持つ少女・陽菜。2人の恋の物語は、美しく、切なく、新たな時代を迎えるあらゆる世代、そして全世界へのメッセージとして描かれる。スケールアップした“新海ワールド”を楽しもう。



写真みたいに綺麗な映像と感心するのだが、漫画。
写実的と言えばそれまでだが、現実とソックリの風景やカップ麺。
アニメの強さは、実写で出来ない現実を作り出せること。

時空移動やパラレルワールドにファンタジーはお手の物。
ちょっとやり過ぎかなと思いながらも、新宿が降り過ぎた雨に沈んでいく。
救世主として終わるのではなく、受け入れていくという姿勢は良かった。

ハッピーエンドのハードルを下げると、ある意味で現実的だろう。
中高生時代の、ぎこちない純愛時代を思い出して、オジサンは楽しんだ。
純粋だったあの時代に、私は誰誰に裏切られてきたのだろう。

あるいは、真っすぐすぎて挫折し過ぎた日々を思い出した。
出会いと失敗を振り返ると、なぜか充実していたように思う。
今の中高生は、どんな挫折を乗り越えていくのだろう。

ヒロインの声をどこかで聞いたような気がしていた。
朝ドラの『エール』で、三姉妹の三女役の森七菜だった。
名前の「七菜」は、「ななな」かと思ったら「なな」だったという蛇足。




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映画『天気の子』を見たら連日の雨が当たり前のように思えてきた。
雨が当たり前で、街の多くが水没した世界は体験したくない。
やっぱり、突き抜けるような青空が好き、空を紺碧の青で覆いつくして欲しい。

今年はまだ秋晴れを経験してないように思う。
雲一つない青空を、いちどは秋のうちに見せて欲しいなと思う。
羊雲ばかりの曇り空も、秋雨前線に連れて来られる雨も、好きじゃないな。




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欧米でCOVID19が第一波に比べ、感染者数が急激に増加しているという。
フランスやイギリスで外出禁止令が出る話を聞くと、日本が不思議に思える。
日本の感染者数が少ないし、言いにくいことだけど、危険を感じなくなっている。

マスクは車やカバンに予備を入れておき、確実にマスク着用で外出する。
帰宅すれば必ず手を洗い、そのことで、石鹸の減りも増えている。
対策を講じない店にはいかないし人混みも避けるが、欧米より危険は感じない。




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インフルエンザと同時の感染拡大を危険視するのは分かる。
それでも、やはり欧米に比べて危険な気がしなくなっている。
衛生観念や予防意識が高くて、比較的危険がなくなっているのか。

本当のことは何も分からないけど、日本は安全地帯になりつつあるのだろうか。
こういう状況が続くなら、思い切って紅葉でも見に行くかな。
油断しているわけじゃないけれど、コロナに対して、懐疑的になり始めている。



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