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行徳神輿ミュージアム   [旅]



8月や 6日9日 15日
はちがつや むいか ここのか じゅうごにち
(詠み人知らず/「不戦の気持ち」)



米寿を迎え生命力もあり、病があるなら駆逐したい。
そう思うのは家族として当然のことだけど、長引く検査に疲労が濃い。
義母様の舌癌、手術するための検査のための重要検査が続いている。

週に3日近くは病院に通うのだが、確実に半日拘束で、一日はつぶれる。
車椅子に乗って待機する病人は、ただの待機が重労働で、回復の意欲を失う。
そういうのが、いちばん困った話だけど、4つの診療科を渡り歩く。

初期の話では手術だったけれど、少しばかり手術回避の話も出始めた。
5年10年の話ではなく、目先の限られた時間を少しでも苦痛なく、快適に。
その願いをかなえるために、もう少しの辛抱で、来週には方向も見えるようだ。




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野暮用があって行徳方面に出向いた。
いつも使う大通りで曲がり損ねて直進し、知らない場所に侵入した。
小路に入って焦ったが、面白いものを発見し、行徳神輿ミュージアム。

市川に引っ越して行徳が日本有数の神輿の産地だと、広報などで知っていた。
市川駅前タワービルの展望室に、行徳で作られた立派な神輿が展示されている。
へ~、って見ていたがそれだけだった。


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迷い込んで見つけた神輿ミュージアム。
江戸時代から神輿の製作をしていた中台製作所が、開設したようだ。
新しく作られた、木の香りが漂う展示場だった。


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行徳は成田山へ詣でる成田街道の出発点、寺も多い、
行徳地区は塩の精製の為の特区として、江戸幕府から莫大な補助金が出た。
自然の恩恵を敬い、信心深く、神社やお寺も多く建造された。

すると宮大工が集まるわけで、その技を利用して神輿も作られた。
今でも全国の4割はシェアを押さえているようで、地味ながら根付いているようだ。
文化遺産の継承には、その作り手の育成も大事だとミュージアムが作られたようだ。


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道を間違ってなお、新しい発見があれば、嬉しい大収穫であった。
少しばかり、自分の住む地域への愛着が湧くのだった。
今さら宮大工にはなれないけれど、Dave の娘が来たら光り物を見せてやるかな。


新型コロナウイルスの感染者が衝撃的な増加をしている。
何があっても驚かないように自粛しているが、数字のカラクリでもあるのだろうか。
ワクチン接種以外に日本の回復は見込めない現状、国も金がなくなり赤字国債発行。

戦場降水帯とどなたかが言ってたけれど線状降水帯、無茶苦茶な雨の降り方だ。
命に危険が迫る暑さから、命を脅かす雨、洪水・土砂崩れの予想。
本物の緊急事態が起きている。



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