地震 [日常]
1日、午後11時45分頃、地震があった。
妻がキャーと叫んで飛びついてきた。
可愛いヤツだな、大丈夫だよ。
(東京 丸の内 「KITTE」1階アトリウム/6月16日)
夜中の地震も、自転車の疲れか、熟睡中であったオレ。
悲鳴と共に、しがみつく妻の動揺に目が覚めた。
横揺れだから大丈夫だよ、と言い、揺れが収まってからTVをつけた。
この地区は震度4であることを確認し、大丈夫だろうと、すぐに眠る。
蒲団に入ると、なぜか、笑いがこみ上げてきた。
可愛いヤツだなと、再び妻のことを思った。
昨日の朝、照れ隠しなのだろうか、妻が言う。
ゆうべは起きないんだもん、ビックリした。丸太にしがみついている気分だった。
どういうことだろうか。オレ、丸太? 安心感の形容?
都知事選の結果が出た。
激震、自民惨敗。
当然でしょ、普通の神経で考えれば予想できること。
国政では、自民不支持の受け皿がない。
しかし、自民党の倨傲に反感は溜まりに溜まった。
となれば、自民への批判票がどこに集まるか、おのずと知れている。
文句しか言わない民進党に集まるわけがない。
都民には良識があったと言うこと、予想通りの結果。
寄らば大樹の陰という。
オレのような、丸太にしがみついてみないか。
丸太、素敵な褒め言葉と受け止めておく。
また地震が来たら、また、妻にしがみついて貰おう。
意外に、オレ、震えてたりして。
ファイト!