富津岬へ風を探しに [旅]
金曜の午後、安倍総理が辞任の意向を固めたころから、株価が急落した。
ある種の衝撃であり、薄々感じてはいても、そこまで病状が悪化していたのかと。
マスコミの質問は愚問ばかりで聞くに堪えず、コロナを超えてポスト安倍。
安倍憎しで世論をまとめていた韓国、これでやりやすくなるとバカな読み。
持病の重篤化で辞任するリーダーは、責めるべき相手ではない。
次をどうするか、みんなで考える、工夫する。
ささいなことだけど、拙宅でも問題が発生し、妻が対応する。
義母様の対応と言う繊細な話だが、いよいよ介護が必要になった。
ああでもない、こうでもないと、4件目の施設視察で、トラブル発生。
結局は本人が納得し、本人が決めること。
お手伝いをする我々が強要することではなく、お気に召すまま。
各種介護を利用して、もう少し自力で頑張ろうとなる。
昨日は私の誕生日で、妻は休みを取っていた。
珍しいことに、ドライブに連れてってと依頼される。
日常から離れてストレスを解消したいと、申し入れあり。
子どものころから、老いては子に従えと、繰り返し聞かされていた。
しかし老いた両親が子の言うことを聞かず、子どもの生活を振り回した。
けっきょく最後まで言うことを聞かず、子どもを振り回して消えて行った。
自立して自力でやれるところまでやる、あとは金を払って施設の支援。
そういう割り切り方をせず、血のつながりという甘え。
自分の生活を切り裂いて、毎日夕方に家庭訪問をすることが必然か。
親への感謝や、親への介護的サービスも大事だと思う。
しかし、公的支援を受けてくれることで、周囲も助かるのだが。
親子双方でストレスを発生させてしまう、良くない。
個人的には、平手友梨奈がいたころの欅坂46が好きである。
乃木坂46は、あまり好みではない。
高校教師をしていた余韻で、そういうことを少し分かってしまう。
好みではない乃木坂46の楽曲に「アナスターシャ」というのがある。
読売の日曜版、8月9日分の「ニッポン探景」にそのことが記載されていた。
千葉県富津岬の先端に、明治百年記念展望塔があり、そこが特集されていた。
記事を読んでいると、この展望塔を使って音楽ビデオが収録されたようだ。
実際、動画を見てみると空撮までされていて、大規模である。
なんとなく記憶にあり、ストレスを解消したい妻に、行こうかと誘った。
足の弱い妻だけど、到着して喜んでくれた。
手摺りに掴まりながら、てっぺんまで登る、22m。
正面、近くに横須賀が見え、右手に横浜の特徴的なビルが見えた。
ペリーたちも威圧的にやってきたのだろう。
展望台から見る海には、何とかこの国を守ろうと築かれた要塞が見える。
平和は願うだけでも、憲法9条を守るだけでも維持できないが、議論すらしない。
さすがに近代戦でこの水道が狙われることはないだろう。
それでも大型のタンカーや貨物船の出入りを見ていると、守らねばならぬ場所。
いい天気ではあったが富士山は望めず、魚でも食って帰るか。
犬と一緒にしては妻に叱られるが、やはり、たまに出かけてガス抜き。
日常の生活圏から離れ、肩の荷を下ろして、のんびりと空間移動を楽しむ。
そういう息抜きをしなくては、妻も、義母様の我が儘に耐えられなくなるだろう。
展望塔のてっぺんで写真を撮っていたら、妻が私にスマホを向けている。
ふだん写りたがらない私をスマホで撮っていた妻。
解放された気分で、なんだ、惚れたってことかと思っていた。
妻がスマホの中の私を見せ、言う。
ほら、こんなに太ってたら、愛されないぞって。
単なる弱点の指摘でしかなかったが、ピエロも演じることが出来て良かった。
いつも世界平和を祈りながら生きているが、今は、妻の精神衛生状況を考える。
考えると暗雲が垂れ込めるのだが、子の忍耐で支える親孝行。
9月こそ明るく良い日となりますように。
ファイト!