SSブログ

秋への傾斜   [日常]



一昨日のニュースで山崎正和さんが亡くなったと知る、86歳。
高校1年で、小説は芥川の「羅生門」、評論は山崎氏の「水の東西」、定番だ。
元高校教師、亡くなったかと思い、何年かおきに読み続けた「水の東西」を思い出す。

彼は劇作家でもあるが、評論の構造が舞台演劇みたいでしっかりして好きだった。
固く難しいこともあるが、構造的な読みも出来、入試問題にも多用された。
最後の進学校時代は、山崎氏の文章を使った入試問題を解説したりもした。

私は、夢中になると立って本を読む癖がある、などと言うお方。
彼の文章を速読するのは苦手だから、ゆっくりと読み直してみようと思う。
図書館へ行けと、そう言うことなのだろう。





AA4I7179.JPG

映画時々村上春樹、そういうゆっくりした時間を過ごしている。
それでも発汗を楽しむ午前中は、これでもかというほど汗をかき、麦茶が友。
台所は猛暑と酷暑がミックスされているので、夏本番である。

そもそも中部、関西方面の真っ赤な天気予報の晴れマーク。
見ているだけで暑苦しいけれど、住んでいる人は、虫の息ではないのか。
体温以上の気温の中を歩く人々に、適応と進化を感じている。




1598081247560.jpg

教え子から、うちの庭でキリギリスが鳴いていましたと、LINE。
元来、虫は苦手なんだけど、おそらく風流で送ってくれたのだと思う。
道北には確実に秋が来て、虫の鳴き声がするのだろう。

シャンシャン、ジージー、朝から晩までまだセミがうるさく鳴く。
夏の日照り感の猛暑日の私に、秋の訪れを教えてくれる教え子に感謝と敬意。
こういう挨拶は好き、虫が苦手でも、こういうのは好き。




AA4I7190.JPG

高温から雷雨、コンクリートも少しは冷やされるようだ。
花火大会を失った、特別な夏、稲光で我慢するけど、あの音は怖いな。
来年はしっかりと花火大会を楽しめる夏であってほしい。

その前に、倒産と失業が一気に増加しているようで、頑張れ日本経済。
経済が大打撃を受けると、治安が低下するので不安である。
強盗や泥棒が過激化すると、怖いからね。

真っ赤になる晴れマークは少し減るようで、秋への傾斜が始まるのかな。
それでも30℃を超える日々は、9月も続くようである。
台風も来るらしいので、まだまだ緊張した日が続きそうである。




ファイト!






ファイト!(104)  コメント(10)