ほんの少しだけ本の話 [読書 本]
濃霧の日の昼に里見公園で薔薇を写す 第1回
活字が欲しいと妻が言った。
新聞ではなくストーリーを追う活字。
ねえ、何かないの?
私は開高健の『日本三文オペラ』を勧めたが、活字が小さかった。
昔、つき合ってた頃、本の読破競争をしたことがある。
限った期間で、本を何冊読むかって競争。
結局、何が何でも勝つために童話ばかり読んだ私が勝った。
私の競り勝ちだが、見るからに体育会系でも、読書家の少女だった。
最近、忙しいのだけど寝る前に読みたいと言う。
さて困った。
順番待ちしている山田詠美の本があったけれど、先に読まれたくはない。
で、開高健を渡したのだけど字が小さいと言われ、山田さんを献上。
市川駅南口図書館に本が届いていたので、受け取りに行った。
食べ歩きの本だけど、妻のために開架式から3冊、本を借りてきた。
山田詠美は、虐めや家庭崩壊を書かせたら上手い。
東須磨小学校を思いながら、山田詠美の短編集を借りてきた。
まず、自分の眼を通して、妻に勧めるか否かを決めるのだ。
最近、お勧めの映画が空振りで、汚名返上。
食べ歩きの本も含めて、読書の秋を始める。
もちろん、食べ歩きのための本を先に読む。
ファイト!