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働き方快感   [仕事]



分の悪い話はあとから小出しにするけど、出来るだけ先送り。
ずっと知らん顔していたけれど、限界が近づいたので、一人が小出しに。
するとあちこちから、一気に小出しが始まり、日本だいじょうぶか?

先月だと思うが、終身雇用はもうできないと、遂に本音が出て、確定。
それを手助けする「働き方改革」は、とっくに法案が通っている。
残業ダメ、副業はオッケーよ、年金払ってね、100年安心だから。

年金は危ない、地方銀行は危ない、銀行の店舗閉鎖も始まる。
老後に向けて個人で貯えなさい、自分で何とかしなさい。
でもまだ隠していること、年金機構の運用失敗、夏以降まで隠す。




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拙宅の次女は、馬力抜群。
本業はしっかりと務め、休日は大いに遊ぶ。
趣味の、ボート各種、波乗りむすめ。




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娘は2つばかりの副業もこなし、まるで特区かモデル地区。
そして、お台場、豊洲、館山、山下公園、あちこちに出没して、漕いでいる。
レースもこなし、練習も参加し、打ち上げ、飲み会もオヤジ風。




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夏あるいはそれ以降にはグアムでレースに出るとか。
応援に行こうかと思ったが、移動に宿泊費がシーズン中の高値、断念。
娘は招待チームだから、自腹は切らず。

賢いというか、全力で、生きている。
本当に毎日が楽しいと、仕事先でも高評価を得ている。
五輪選手にするつもりだったけど、楽しそうな娘を見ていると幸せだよ。


おいらも少ない残り時間を有効に生かさなくっちゃ。
働くことが余生の楽しみではない。
やりたいことを(あればだけど)、やりつくして終わりたい。



ファイト!




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『職業としての小説家』より   [村上春樹]



『職業としての小説家』という本があり、著者は村上春樹である。
その第二回の「小説家になった頃」に、ふと彼が思い立つ瞬間が描かれる。
「そうだ、僕にも小説が書けるかもしれない」

その思い立つ場所が神宮球場で、ハルキストの隠れた聖地である。
天啓に打たれるつもりで、私も神宮球場へ行った。
そう、童話を書き始めるために。




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神宮球場で六大学野球を見ながら、一人称で始めようと思った。
神宮はある種のパワースポットかもしれないと、ひそかに思っている。
舞台は海、夏休み、父と息子、小学2年生、一人称、ぼく。




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(p41~42)
 一九七八年四月のよく晴れた日の午後に、僕は神宮球場に野球を見に行きました。
(中略)
 広島の先発ピッチャーはたぶん高橋(里)だったと思います。ヤクルトの先発は安田でした。一回の裏、高橋(里)が第一球を投げると、ヒルトンはそれをレフトにきれいにはじき返し、二塁打にしました。バットがボールに当たる小気味の良い音が、神宮球場に響き渡りました。ぱらぱらというまばらな拍手がまわりから起こりました。僕はそのときに、何の脈絡もなく何の根拠もなく、ふとこう思ったのです。「そうだ、僕にも小説が書けるかもしれない」と。

 そのときの感覚を、僕はまだはっきり覚えています。それは空から何かがひらひらとゆっくり落ちてきて、それを両手でうまく受け止められたような気分でした。どうしてそれがたまたま僕の手にひらに落ちてきたのか、そのわけはよくわかりません。そのときもわからなかったし、今でもわかりません。しかし理由はともあれ、とにかくそれが起こったのです。それは、なんといえばいいのか、ひとつの啓示のような出来事でした。英語にエピファニー(epiphany)という言葉があります。日本語に訳せば「本質の突然の顕現」「直感的な真実把握」というようなむずかしいことになります。平たく言えば、「ある日突然何かが目の前にさっと現れて、それによってものごとの様相が一変してしまう」という感じです。それがまさに、その日の午後に、僕の身に起こったことでした。それを境に僕の人生の様相はがらりと変わってしまったのです。デイブ・ヒルトンがトップ・バッターとして、神宮球場で美しく鋭い二塁打を打ったその瞬間に。

 試合が終わってから(その試合はヤクルトが勝ったと記憶しています)、僕は電車に乗って新宿の紀伊國屋に行って、原稿用紙と万年筆(セーラー、二千円)を買いました。当時はまだワードプロセッサーもパソコンも普及していませんでしたから、手でひとつひとつ字を書くしかなかったのです。でもそこにはとても新鮮な感覚がありました。胸がわくわくしました。万年筆を使って原稿用紙に字を書くなんて、僕にとっては実に久方ぶりのことだったからです。




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神宮球場周辺の激変には驚いた。
オリンピックの準備が進んでいるんだなと思った。
妻と国立競技場はよく応援に行ったけれど、神宮球場はない。

今は亡き岳父、国鉄スワローズファンだったらしい。
おそらく少女だった妻も、連れて行って貰っただろう。
岳父は、村上春樹のそばで観戦していたかもしれない。

さて、応募作品、自己陶酔中。
でも、恥ずかしくてまだ妻にも見せていないし、見せないと思う。
ただ祈願するのは、当たればいいなー、賞金欲しいな、である。



ファイト!




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懸賞金に目がくらむ毎年の姿   [仕事]



5月31日締め切りの懸賞に挑戦をしていた。
まだ何もできておらず、焦っていた。
あと2週間足らずとなった時、打ちのめされそうなニュース映像を見てしまった。

4月に池袋で87歳の男が暴走し、ふたりの親子を殺した事件があった。
約1か月後に、任意の事情聴取を受けるために警察署を訪れた姿。
その姿の異様さに呆れてしまい、その後、怒りを覚えたのだった。

もちろん口先では謝罪するが、帽子にサングラス、マスク着用。
自分自身を透明人間にするだけではなく、両手に杖を突いている。
弱者を装う狡猾さに虫唾が走った。




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男らしく、男のくせに、子ども時代に言われ続けたこと。
そこで描かれる姿はおそらく、潔さというものだろう。
だから、透明人間に加工して弱者を装う輩に怒りを覚えるのだと思う。




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潔さや正義感から距離を置いて、10日あまり情報を遮断した。
今年で3回目の挑戦になる、懸賞童話。
懸賞金目当ての不埒な姿勢でも、書き上げて2日かけた校正は実に楽しかった。




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今まででイチバンの出来だと思う。
だって、いままで応募したら読み返すこともなかった。
実は今回は、毎日読み返してニヤニヤしている。

タイトルは、ぼくは泳げない。
応募は添付ファイルで送ったが、一太郎は始めの1行が自動的にタイトルとなる。
何も考えず、だからタイトルは、始めの1行がそのまま。

小学校で習う漢字だけを使った。
主人公は小学2年生だけど、小3で習う「泳」を使った。
こういう別世界で遊びながら、カネにならんかなぁ~と下世話なオヤジ。

だから応募後も、暫く、ずるい年寄りを見たくなかったのでした。
しかしまあ、知らぬ間に、暴走事故だらけ。
異常事態だと思い、天変地異を恐れ、末法の世ぞ。



ファイト!





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笑顔の会見   [TV]




元気が出た。
南海キャンディーズの山ちゃんと蒼井優の結婚報告会見を見た。
元気になるしかないなと思った。


5月31日締め切りの挑戦を終了し、自分を解放していた。
ちょっと鬱気味に凹んでいたけれど、元気が出た。
腹の立つことも多かったけれど、ボツボツ、日常を始めていく。




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社長みたいに別荘を買って、管理人さんを雇うのは無理かな。
でも、別荘みたいな場所を求めるなら、館山だねって。
そんなことを妻と話しながら、「場所」を探した。




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海を眺めて暮らす「時間」を、ふたりで求めている。
限られた時間であっても、海を眺めて暮らしたいと思う。
そんな漠然とした下見を、館山に求めている。




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恋も結婚も、「きっかけ」から動き始めることがある。
ものぐさな自分が重い腰を上げるのも、きっかけで、動く。
山ちゃんと蒼井優の結婚会見は、大いに楽しませてもらった。

また、ブログを再開。
今日はここまで。



ファイト!






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