とんけい [新聞から]
意識を持って60年以上過ぎ、初めて知る言葉がある。
豪州の友人デイブが癌になり慌てて激励に行き、寛解したと知る。
寛解という言葉の正体を、遅ればせながらそのとき知るが、嬉しい言葉だ。
先日、「遁刑」を初めて知った。
実刑判決確定後に行方がわからなくなった人物は「遁刑者」と言う。
単なる逃走者や逃亡者ではないのだった。
そして、あろうことか、驚いたことに遁刑者が26名いるのだという。
ちょっと待てよと思った。
人手不足や武装不足で逃がしてしまうのは分かるが、情報を隠蔽するな。
刑が確定した人って、自由に走り回ってちゃいかんだろうが。
どこの地域で逃げたのか、どんな罪を犯しているのか、再犯は絶対ないのか。
不安を持たせないために隠したのか。
酒鬼薔薇聖斗と自称する少年がむかし、いた。
少年法の背後に消えたまま、それでも今は、どこかに住んでいるのだろう。
猟奇殺人、無差別暴行、性犯罪、これらの再犯率は高いと思う。
罪を犯した人の人権も大事なのだろう。
でも、キレやすいってすぐ無茶苦茶な言動をなさる方の近所は怖いな。
せめて刃物を持って走り回っているという情報ぐらい、早くに教えてよ。
遁刑者26名の情報、隠したままでいいのかな。
うちの上の階の人かなぁ・・・。
そんなことを下の階の人が考えているかもしれない。
ファイト!