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思い出と旅人   [旅]


早めの予約投稿で、穴を開けずにいる。
今日はきっと、二日酔いだと言いながら、元同僚と午前の珈琲を飲んでいる。
その後、脳梗塞で倒れた元上司を激励に行き、闘う教え子を激励しながら飲む。

金曜と土曜は、昨年亡くなった同僚を偲びながら飲み、現在の話を聞く。
あるいは昼は教え子、元同僚、総勢つねに1対1の再会とご挨拶。
北海道を去るにあたって、ちゃんとご挨拶しなかった人たち。




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自分が人生の節目を迎えていることを再確認している現在。
出会えて良かったとお礼をし、少なくとも虚礼の時代を終えて新しい道を探る。
気になるから会いに来たのと、少し可愛い顔を作る。

サッポロは大好きな街だから、また住みたい。
だから、ちょっと尻尾を振って、良い人を演じる。
おそらく、自分の願いはいつものように叶うのだと思う。




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今回の旅をするにあたって。
数か月前から手紙を書き、LINEのQRコードを送っていた。
見捨てられるかなと思っていた人から、ギリギリに返事が来た時は嬉しかった。

まだ自分が思い上がっているころ、祭り上げられて私が踊ってた頃の同僚。
ずっとサポートを続けていてくれた人に、ちゃんとお礼をしていない。
しかも、退職激励会を催すこともなく、仕事に熱中していたオレ。




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あるいは。
言い出したらキリはないのだけど、自分の不義理は動けるうちに解消したい。
個人的なゴメンネも含めて、少しの時間を割いてもらって饗応できたらと。

3日連続で使う店は、大事な教え子の店。
店、旧知、オレ、三方良しと勝手に決めて、呑む。
そんな時間を共有したい人との時間を、札幌ですごしている、ハズ。

あんたバカじゃないのと思う人もいる、上等。
挨拶も出来ないと叱られた落ちこぼれでも、筋は通す。
なぜって、オレはそういう人間だから。




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半世紀近く前の、むかし話。
大阪の高校を辞めようと決めて、担任の先生に言いに行った。
彼は、そうかオマエは太陽の下で働くのが似合ってると、喜んでいた。

嫌な生徒だったんでしょうね、彼の作る世界史のテストはいつも高得点。
しかも、弁が立つ振りして糾弾ばかりしてた問題児だからねオレ、ワル。
いまにして思えば、辞めてくれて良かったと思ったのでしょうね。


中退で社会に出ても、当時はチンピラ並みに、世界は狭いだけ。
生まれ変わって定時制高校に行き、大学に行き、教師になったのだけど。
報告というか、大学に入った時と同じく、教師になった時も手紙を書いた。

でも、あの世界史教師、私の不肖の担任。
ずーっと、なしのつぶて。
彼なりの事情があったのだと、返事を期待したのでもなく、それでいい。


出来の悪い教え子が、しっかり家庭を築いていたのなら、私は絶対に嬉しい。
ダイレクトメールのような挨拶は苦手だけど、筋を通す奴が好きだ。
世界史は好きなんだけど、世界史教師に狭量な奴しか出会っていないと思う。




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むかし話はオシマイ。
え? 何で世界史がいつも高得点だったかって?
いつも職員室に呼び出されてたから、彼が使ってる問題集を知ってたのサ。

紀伊國屋に行って、彼の使う4冊の問題集の試験範囲だけやってたの。
満点にならないようにケアレスミスを装うのは当然。
我が現役教師時代、ふっふっふ、そんなマネは絶対にさせなかったゼ。


帰って来たら、11月になっている。
ジャンボ当てに行くよボク、じゃあね、そんな札幌の秋の味。
それでも太らないのは、入れたカロリーは消費をしちゃうからなのね。




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