禁じ手

Pan Am Japan
1986年2月11日 ユナイテッド航空へ太平洋地区路線売却。
1986年2月12日 成田・サンフランシスコPA12便日本からの最終便。
1991年12月4日 パンナム消滅。

1986年1月 4日 Pan Amで成田発－ホノルル
1986年1月11日 Pan Amで成田帰着
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すでにPan Am が消えていくことは知っていて、残念に思っていた。子ども心に「兼高かおる世界一周の旅」で知ったPan Amは、私にとって「世界だから」感慨というものはあった。

1年1ヶ月遅れの新婚旅行だった。
気を遣う私は、結婚式は12月6日。東京で小さく実施し、嫁さんの実家がちゃんと出られるように、そして、わっ、大学の先生まで来てくれた。上迷様はもちろん、皇室御用達の鼓師系列の柳田様、思い出すと失礼無礼、恥じ入ります。

と、東京版が終わればそのまま「新婚旅行」は南紀白浜。大昔の新婚旅行の定番ですが、さすがに廃れ始めているスポット。そして、大阪で身内の披露宴。そういう路線は、2学期期末考査を作って、授業などの振り替えをしなくてすむようにという配慮。

帰着後、天塩で職場の披露宴。新郎新婦が三カ所を移動する披露宴という美しさ。披露宴会場三カ所へ国内線を3回飛んだわけで、呼びつけるというのも気が済まない。ついでの新婚旅行国内版でした。

海外版は、1年1ヶ月遅れのハワイでした。その帰路、禁じ手の茶髪姉ちゃんがスチュワーデスです。金髪で真っ赤な口紅。日本語ではとうてい話しかけてはいけない雰囲気がありました。つぶれる会社ってこんなもんだ。
1986/1/11 Pan Am
この12年後、3週間の文部相による視察でアメリカに行く。はじめにNYに立ち寄り3日間を過ごしたのだが、Pan Amビルの、てっぺんの「Pan Am」のロゴはなくなっていました。しかも、このとき使い、その後しばらくの期間アメリカに行くたびに使っていたデルタ航空も消滅していきます。日本航空は幽霊のように生きています。ふしぎ発見。