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『グランド・ブダペスト・ホテル』   [映画]




昨日は、とんでもなく楽しい映画を見てしまった。
映画好きにはお楽しみの映画だった。長女に勧めたいと思う。
「戦争反対」とエエ格好するより、しみじみとこの映画を楽しみたい。
ある種のコメディー映画だけど、戦争の怖さも感じた。



『グランド・ブダペスト・ホテル』(原題: The Grand Budapest Hotel)
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(ウィキペディアより)
ドイツ・イギリス合作のドラメディ(コメディ・ドラマ)映画である。ホテルのコンシェルジュと若い従業員の交友を描いた作品である。監督・脚本はウェス・アンダーソン、主演はレイフ・ファインズが務めた。第64回ベルリン国際映画祭審査員グランプリや、第87回アカデミー賞の4部門などを受賞している。◆仮想の国ズブロフカ共和国が物語の舞台であり、歴史的なトピックスがパロディとして登場する。また、時間軸は1932年と1968年、1985年の3つであり、1.33:1、1.85:1、2.35:1の3種類のアスペクト比を使い分けることで入れ子構造を表現している。



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出てくる役者さんが主役級の知ってる人ばかり。
いちいち「あっ」とやっていたから、妻はそばで辟易していたに違いない。
ふしぎな映画だった。
3つの時代を錯綜させて、それを画面サイズで理解させていたように思った。







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ウェス・アンダーソン監督のこだわりは、真横、真正面のカットがほとんどだと言うこと。
「絵本」と表現しても良い色合い、あるいはデフォルメ、効果的だったと思う。
ゲシュタポ高官めいた役のエドワード・ノートンが一瞬お茶目だったが、私は見逃さない。
構図とか、画面割りとか、シンメトリーとか、映画を二次元の世界ふうに絵本化したのだろう。


実におもしろい映画であった。
そして、戦争は怖いと、心の底の方で思う映画だった。
『マルコヴィッチの穴』以来、久しぶりに、ひとに勧めたい映画であった。






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こんな写真の感じがする片岡義男を以前、読みあさっていた。
いま、少しだけこんな感じのする村上春樹の短編集を、時間をかけて読んでいる。
大感動ではなく、しみじみと、しみじみ、時間を感じる作品を読んでいる。

すると、少し推理仕立ての、『グランド・ブダペスト・ホテル』のような映画が、後味、しみじみ。
おそらく、繰り返し見ても飽きない「技術」が、しっかりとあるのだと思う。
忙しくて駄作を見ている暇のない長女に、オススメ と強調しておく。


ジュージツのゲージュツの秋 はじまりはじまり


ファイト!




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ファイト! 93

コメント 5

hatumi30331

面白かったよね。( v^-゜)♪
私もこの映画大好きですよ♪
by hatumi30331 (2015-10-03 10:46) 

korokoro

ご訪問ありがとうございます☆niceまでいただきまして(^-^)
是非、映画観たいと思います。
by korokoro (2015-10-03 10:54) 

isoshijimi

秋・・・食欲しか頭に出てこないここ数年でしたが、芸術もありましたね(^^;

by isoshijimi (2015-10-03 15:48) 

korokoro

いろいろな出会いも有るもんなんですね☆
貴重な体験談も聞かせて頂きありがとうございます(^-^)
by korokoro (2015-10-03 17:36) 

あるいる


観たいなあと思いながら、上映が東宝系の映画館でした。
阪急(グループも)嫌いの僕、観には行きませんでした。
セゾン系の映画館でも短い期間上映してくれたのですが、タイミングが合わずに忘れたままになっていたのがこの映画でした。
思い出させていただいて感謝です。
ありがとうございます。
もしかしてと調べてみたらヨドバシ梅田でBD・1530円の超お買い得価格で売られていました。
これは買い求めに行かないと、です。
あとは上映時間100分プラスアルファ、集中できる時間を確保です。

by あるいる (2015-10-04 01:00) 

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