失っていないのに喪失感　　：週刊　サンデーM：SSブログ

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北別府学さん死去、65歳は早い。
広島カープの隠れファンだったから、悲しい。
アンチG、Tにとって、頼れる大エースだった。

一昨年から年下の人間が消えていくのがつらい。
親友や元同僚を奪われ、好きだった人の死もキツイ。
自分の人生に起きる喪失感をも増幅させてしまう出来事である。

三女のパートナーが紹介され、何度か一緒に食事も重ねた。
頭の切れる好青年で、三女を通じて好きになっていく男子だ。
やがて先様のご家族とも会うとなり、緊張を盛り上げて準備した。

長女が帰国中にと、三兄弟と三姉妹と両親の勢揃い。
若い者が二人で準備して中華料理店の個室。
後からLINEに投稿された全員集合の記念写真3枚。

どういうわけか、3枚とも、全員が激しく笑っている。
すました顔など一人もおらず、やっちゃったか。
3枚とも違うポーズは私だけ、何か、ぼそっと喋ったんだろうね。

銀行家のご家族で、特にご長男は真面目なお方。
時間が進むにつれ、私を珍種と認定したのか、興味津々のご様子であった。
おそらく見たことのない元教師、いつか機会があれば彼の興味を満たして進ぜよう。

事前にアンケートがあり、写真も何枚かテーマで提出を求められていた。
娘とパートナーは冊子を作って当日の記念品としたようだ。
なかなか粋で、そういう作業を教師時代にやっていた父は、嬉しい。

ただ、わかりきったことだけど、あちらの家族と娘が笑顔で撮った写真。
三女さんの作ったシフォンケーキが美味しくて、と言われるとね。
めでたいことではあるのだけど、何だかとても淋しくなるのだった。

三女が小学校低学年の頃、担任の先生に言われた。
いつもニコニコしてるんですもん、こちらも笑顔になります。
そんな女の子も成長して、笑顔の源は秘めてしまった。

あのニコニコちゃんは何処へ行ったのでしょうか。
不思議な魅力へと変化して、それを今はパートナーが享受する。
何だかなぁ～と思いながらも、娘の存在は最愛の快晴なのだ。

正直に言うと淋しい。
何かを失ったわけではないが心に穴が空いたような。
既に自立した娘たちと、熟年離婚阻止だけを考えるパパ。

人生、先のことは誰にも分からない。
だからあれこれ悩まず、笑顔でいるくらいがちょうどイイのかもしれない。
見守ってくれる家族や友人が一人でもいれば、何だって乗り越えられるはずだ。

ファイト！

これがまた見事なお穴が空くもんなんですよ
俺ちょっと先輩ですね

by (。・_・。)２ｋ (2023-06-18 03:25)

両家族のご対面、無事に成功の様子、なによりです。
準備のしがいがあったのか、それとも素のまま飾ることもない姿勢が効を制したのか、おまけに先様が興味シンシンのご様子とあればこれはもう大成功です。
三女さんの足を引っ張ることもなくますます何よりで万々歳です。
子離れしているつもりでも、やはり子どもはこどものようで、愛情が深ければ深いほどに穴が深く大きくなるのかもしれません。
娘を持ったことのないオヤジには想像することしかできませんけれど、ね。
それはまた、娘を持ったシアワセを十二分に感じていることの裏返しかもしれません。
なんとニンゲンは贅沢にできているのでしょうか。
見守ってくれる家族や友人に感謝とファイト！です。

by あるいる (2023-06-18 05:28)