ひとつの終止符 [@真いか]
21年という時間はとても長いものだと思う。
次女が函館で水泳を始めたのは3歳だったろうか、それから21年。
昨日、やっとのことで、次女が水泳を「卒業」した。
「選手コース」に入ってから16年という時間の中で、遅咲きではあったが花も咲かせた。
花は桜木、人は武士。
精根尽くして颯爽と、なお笑顔で競技生活を終えた。
この背中も見納めだった。
私自身、涙が出ることもなく、その楽しそうな泳ぎを見ることができた。
塩素くさい、このジュニア中心の地方大会だが、もうこの会場に来ることもあるまい。
辞めることがわかっていたので、チームジャージは購入していない。
もう着る物もないので、国体用のジャージや水着を使っていた。
そう言えば、国体も10年連続で代表だったし、先頭を行く辛さも背負っていたのだろう。
孤影はもちろん寂しそうだが、凜として、肩の力が抜けた、おだやかな表情だった。
混合リレーは自ら率先して、出ようと、所属チームに声をかけたようだ。
大学3年次のインカレで400、800リレーで表彰台の中央に立った笑顔は美しかった。
彼女自身、「チーム」を感じる瞬間を好んだのだから、リレーで競技を終えたかったのだろう。
やはり彼女のレースで、会場がどよめくことはもうなかった。
しかし、終わるときにはそれで良いのだと思う。
そして、いろんな終わり方があって、次女にはこれが似合うのだった。
いま、まさに、引き継ぎの準備に入るその瞬間、アドレナリンが放出される。
しみじみと、ファイト!
2015-11-16 05:43
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コメント(3)
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笑顔で終わることができて、よかったね。(*^▽^*)
スカートはいて、お出掛け…
今までとチョビット違う世界が見えて来るかもね。
by hatumi30331 (2015-11-16 07:46)
水泳が終わったお嬢様の次の言葉は・・・・
「お父様長い間お世話になりました」が近そうですね。笑
by 旅爺さん (2015-11-16 10:30)
「ひとつ」が終わりましたか。
水泳時代に終止符を打ち、次の時代につなぐ。
リレーなのかマラソンなのか、それとも近代五種なのか。
いろいろな例えは出来たとしてもどれもこれもオリジナル・ワン。
まだまだ道は長く繋がっています。
この肩に、次はなにを背負い込むのでしょうか。
笑顔で背負ってほしいものですと、ちょっと応援。
by あるいる (2015-11-17 03:10)