「考える力」をつける本 [読書 本]
だまされた。書斎派だからこういう表紙に騙される。羊頭狗肉。
朝日新聞の元記者だし、長く「素粒子」をお書きだったから、と期待するのが間違いだった。
持って回った言い回しにウンザリするも、売国的捏造記事の大朝日だから仕方がないか。
『「考える力」をつける本』 轡田隆史/三笠書房(2013年 9月25日第1刷)
私がいくらワルだったとは言え、国語教師を30年以上もやっていれば、読解力も付く。
それに思考力も付くだろうし、「素粒子」の親方を雲の上と見るのもおかしく、成長もしたのかな。
むかし、ご自身がお書きになった「素粒子」の文章を、解説されるのには腰が抜けそうになる。
文筆稼業、いちど手の離れた文章を、自分で解説してはいけない。禁じ手。
読者である私は、読解作業の教師稼業だったわけで、しかし書くことを磨かなかった。
だから人に駄文と言うだけで、自分は書けないのであって、それは悔しく思う。
大久保利通と西郷隆盛の確執に距離を置くための浮気読書。
駄文から離れて、重い『飛ぶが如く』、残り3巻に突入せよというメッセージなのだろう。
古書店なのだろうか顔が見えない
昔は古書店も、本を売るのに身分証明書の提示があったはずだ。
対面販売が崩れて、中高生の万引きと売却がスムーズになったのだろう。
便利と言えば便利になったが、ある種の薄気味悪さを感じている。
次女に任せて、処分方法を選んで貰った。
ほとんどは蛍光マーカーで線を引き、書き込みがあるので古紙回収。
奇跡的に汚れのないものを、箱に詰めて送ると、幾ばくかの買い取り料金が振り込まれる。
国語教師なら絶対に持ちたい50冊ほどは、教育大に通う教え子に進呈した。
その学生を3月には、徹底的に叱り飛ばしたのだが、真面目さを買うので、彼の未来に投資。
最後の65冊の中に、筑摩書房の『坂口安吾全集』があるけれど、これは捨てない。
予定では、市川の図書館に寄贈するつもり。
晩年を過ごす土地の図書館から、札幌が外れたことになる。
快晴の今日、断捨離はさらに加速し、午後はすがすがしく散歩である。
ファイト!やでぇー
2015-07-05 08:00
ファイト!(110)
コメント(5)
トラックバック(0)
モノを捨てて整理整頓すると、心の整理も付いてスッキリする!という
断舍離講座が流行です。
うちの女性センタ−でも人気。
捨てられない人が増えてるようです。
順調に断舍離進んでるね。
私もそろそろ一杯いっぱいかも・・・心の中が・・・
ふ〜〜〜〜〜
考える力は・・・日頃の生活の中から養われると思うけどね〜
今の子は・・・自分がどう思うか?自分の意見を持たない子が多いね。 もっと、意見交換しながら、人の事も認められるような
教育的チャンスを与えてあげなきゃね。
それは、大人のう役割やと思うけどね。
たまにはハズレの本もある。
ハズレの映画も多いよね・・・・へへ
by hatumi30331 (2015-07-05 11:01)
転勤や引っ越しのたびに整理してきた身の周りですが、今でも捨てられずに残してあるものがいくつかあります。
筑摩書房が倒産しかかったときに少しでも応援になればと買った芥川龍之介全集は、仙台から大阪へ戻るときに古本屋さんへ売られて行きました。
他の本も一緒だったのでまとめて1万円近くだったと記憶していますが、
文庫本1冊は5円だと確認したことをなぜだか憶えていました。
今、書棚に並ぶ筑摩書房の本はなだ いなだ氏の「人間、この非人間的なもの」一冊だけになりました。
この本は処分できないようですね。
by あるいる (2015-07-05 13:38)
断捨離順調に進んでいますね。
タイトルに騙されて残念でした・・・。
今頃はウォーキング中でしょうか。
1万歩超えましたでしょうか?
by isoshijimi (2015-07-05 13:56)
65冊の中に『坂口安吾全集』が残りましたか。私は何が残るのかな。
by JUNKO (2015-07-05 20:35)
考える力、う〜ん、普段ほとんど考えずに、
行動しているような気がします。
石橋も叩かずにとりあえず渡ってみるです。
断舎離、私もやらなけれなですが、
北京で入手した本、手放す事ができずにいます。
by youzi (2015-07-08 06:35)