断捨離加速中

断捨離、かなり進んできました。

大事にしていた、吉行淳之介のサイン本も、えーい、ままよと、捨てました。物凄い勢いで、捨てまくっております。残す本は６５冊だけと決めて、捨て捨て作戦です。



「終活」なる言葉が散見されるご時世となり、団塊の世代への警句なのでしょう。「もったいない」をしつけられ、言われ続け、そのくせ高度成長期に子ども時代を過ごし、溢れる「もの」の時代を生き、「捨てられない」大人になってしまったのでしょう。



何も持たずに生まれてきて、何も持ち出せない「あの世」への通過ゲート。考えるなら、残された者たちの、思い出以外の「遺された物」の処分は、苦痛に近い課題となります。生前処分が、マットウな大人の姿勢かなと思い始めています。

スライド式本箱、昨日1つ処分しました。スチール机と椅子をこの週末に処分できたら良いなと考えています。そして、折りたたみ机が1つと最後のスライド式本箱、これも夏が終わるまでに処分したいと思います。夏には自由を手に入れて、本当にやりたいことをやるのだろうと思います。



『カイエ』や『國文学』の特集物も、坂口安吾と石川淳を残して全て廃品回収に出しました。昔で言う古書店に持ち込めば、価値を認めてくれそうなものも、神経を麻痺させて捨てていきました。けっきょく残しても、家族には必要ないのでした。



何回もの段階を経て、えぐい選択を重ね、いよいよ廃棄処分も核心に迫りつつあります。やはり、何か神経の薄皮が麻痺し始め、おそらく、やがて自分自身が鮮明になり始めるように思います。ただ、オレの人生が無駄であったとだけは、発見したくありません。



坂口安吾全集を中核に、残る65冊。ほとんど無一物となった私が、そのまま「私自身だ」と、発見をしたいと思っています。家族以外にはない、子どもたちのために、それが自分の全てだと、予測は付いていますけれどね。

自由になるために。

ファイト！

コメント 5

おはようございます
私の場合、趣味のギター関係は捨てられません。
今も弾いています。
よって、ギター関係の保証書やパーツなどを入れた大きなケースがあります。
その中に１通のメモを入れてます。（妻に伝えてあります）
もしもの時は〇〇店の〇〇さんに電話して買い取ってもらいなさいと。
また、部屋のレイアウトも書いてあり、ここにはギターケースがあるとか
ここの一角は全て〇〇店へ出しなさいとか。
世界の１本しか存在しないギターなのでそこそこの値は付くはずです。
困っているのが仕事関係のＰＣです。ノート３台、ディスクトップ１台
私の場合いつ倒れるか分からないのでもっとメモを残し、処分方法を明記して家族に手間がかからないようにしたいと思っています。
by aru (2015-07-04 08:02) 

断舍離お疲れさま。
捨てるのは・・・・いろいろ複雑な気持ちも伴うよね。
でも、私も・・時々・・何もかも捨てたくなる時があるんよ。
防波堤は・・・捨てられないパパリンです。
せめぎ合い。
で・・・・なかなかスッキリしないけど・・・
過ぎないで丁度いいのかもね。＾＾
by hatumi30331 (2015-07-04 10:26) 

ヒトはもともと自由なはずなのに余計なモノを纏ったり持ったりで身体にもココロにも贅肉がついてくるのかもしれませんね。
スッキリさっぱり作戦の進行を進めましょう。
最低限の廃棄処分は家族にしてもらうしかないのかもしれませんが、負担を出来る限り少なくするのはオトナのつとめでしょうね。
時間も精神的にも肉体的にも負担をかけ迷惑をかけるのは、自由なハズである彼ら彼女らの自由を少しかもしれませんが奪うコトにもなりかねませんしね。
死んでまでどなたかに迷惑をかけるのはあまりほめられたコトではないなと思える今日この頃ですよ。
気軽に 身軽に。
これからのモットーになるかもしれません。

by あるいる (2015-07-04 15:04) 

65冊とはどんなリストなのでしょう、興味があります。終活が必要なのは私の方なんでうが、まだ人世への未練が捨てきれないんですね。
by JUNKO (2015-07-04 21:48) 

坂口安吾も捨てたほうがいいのでは？図書館に幾らでもあります。私は昔、読んだきりですが、書かれた内容は魂に刻んでいます。って私の方が断捨離やらんとイカンねんけど。
by シルフ (2015-07-05 05:39)