遠征で育つこころ [@miina1207]
2007年2月 三女/小6を終える頃
ブレインさんちに遊びに行くか? うん。・・・それで決まった。およそ一ヶ月間、「家庭の事情」で学校を休んでポートランドに行っていた。小学校の卒業式も、中学の入学式も「家庭の事情」で休んだ。その代わり、現地の小学校にも通い、地元のスイミングスクールにも入れてもらった。異文化コミュニケーションを積極化した。ちゃっかり座って指導を受けている図は楽しい。たまたまあった小さな大会に参加させてもらって、心地良く泳いだようだった。ビデオには奥さんのメアリーが、「Go! Go! Miina」と絶叫していて、笑った。このご夫妻には子どもがおらず、それもあってか現在も我が子同然のようにしてもらっている。
他流試合というか、異文化交流というか、単身乗り込んであちこちで生活を重ねると、いつでも一回り大きくなって帰ってくる。犬とすら仲良くなって帰ってくる。私にはない能力を開発している。イイコトだと思う。そして今日、鹿児島へ遠征合宿に出発する。また経験を積んでくるのだろう。
隠れた銘菓「よいとまけ」
どんな地方にも銘菓はある。北海道の表の看板は「白い恋人」だけど、裏看板には苫小牧が生んだ「よいとまけ」が位置していると思う。次女は遠征合宿で、大学生を追いかけ回して自身を鍛えてくる。この1ヶ月あまりの期間中、何度か、我が「晩年の親友」に泳法チェックとデータ計測、指導を受けることになっている。その御礼に、これを渡してくれよと娘のトランクに押し込んだ。
「よいとまけ」、500円くらいの大したことのないお菓子だけど、凄腕の美味さだった。決してよそ行きの、お洒落な銘菓ではないけれど、しかも苫小牧の社長自ら唱うように、日本一食べにくいお菓子であり、実際に食べているとその食べにくさに腹が立ってくる。それでも美味いから、つい食べてしまうのでした。
ハスカップを塗りたくった単なるロールケーキでしかないのだが、身内には勧めるお菓子。近所で寄ってお茶する時に、有効なお菓子。友は喰わずとも、奥様方は喜ぶはず。おそらく会社規模では、物産展に出す体力はないと思う。札幌市内のスーパーでは売っているけれど。
今日から2週間あまり、わたしたち夫婦は二人だけのしみじみ生活を噛みしめる。その後1週間、大阪で母と二人。急激に慌ただしくなった年末。年を越せばもっと忙しくなる。どういうわけだか、しんどい日々。それでも結果を出す楽しみに生きる。
2012-12-12 04:21
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コメント(8)
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新婚生活と親子水入らずですね。
我が家も月末からは夫婦と三女のみになります。
父母が介護施設入所です。寂しくなります。
おいしいお菓子は元気の素ですね。
妻は毎日ケーキ類をほおばっています。
by muk (2012-12-12 18:01)
小学生のアメリカ短期留学はインパクトが強そうですね。
日の丸を背負うためには持って来いの教材でしたね。
もし紅白で美輪さんがこの歌を歌えば、売り上げ急上昇間違いなし!!
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2012-12-12 22:06)
muk 様
さすがに毎日は食べません。
口内炎が出来てしまうからです。
本当は毎日、食べさせてやりたいのですが。
by tommy88 (2012-12-13 06:09)
Lonesome社っ長ょぉ〜 様
おそらく三女は小5の1月から12週間、豪州ゴールドコーストでホームステイしながらスイミングスクールに通いました。午前中は語学学校に通わせました。現地で大量の韓国人と出会い友だちにもなり、無茶苦茶なズルさも体験し、センサーを磨き始めたと思います。平和ぼけの日の丸だけは、娘たちは背負わないと思います。・・・なんちゃってね。
苫小牧の「よいとまけ」は、あまり売れては困ります。手に入りにくくなるからです。札幌のスーパーや、札幌駅の土産物屋さんで買って食べますが、こんな美味しい物を、そう簡単に「内地の人」に食べさせてたまるかい、なのです。細々と出荷してくれるのがちょうど良いです。
by tommy88 (2012-12-13 06:15)
たまたま
先日、美輪明宏が紅白に出ると聞き
ヨイトマケの唄を思い出したら、「よいとまけ」を思い出し
食べたくなり、砂川のSAに寄ったときに買って帰りました。
このタイミングがなんとも。(笑)
by rukano (2012-12-13 21:36)
rukano 様
本当に美味しいですよね。それでいて全く食べにくい。
面白い物を作ったと思います。
こういうこだわりのお菓子が受け継がれるのはグッドです。
むかしの天塩のシジミを大事にすれば良かったのにとも思う。
by tommy88 (2012-12-14 05:43)
切ってあっても、ベタベタですからね。(笑)
必ず手が汚れます。
昔の天塩のシジミの味を知ってると今のシジミはとても美味しいとは
言えませんね。捕れる量も減ってるから、値段は高くなっていて地元
だと、なかなか買ってまで食べません。
確かに何も考えずに大量に捕ってた漁師にも問題がありますが、数年
前に調査したところ、どうやら昔と塩分に違いが出てるようです。つま
りは、港の開発で防波堤などを作ったせいで、微妙な水質バランスを崩してしまった結果ですね。
by rukano (2012-12-19 03:00)
rukano 様
個人的には赴任した頃から真剣に取り組んでいた護岸工事は、「辞めれば良いのに」と思っていました。いわゆるハコモノも衰退の一途で、作れば維持費がかかるという所までは考えないでバラまいていたのでした。人口減の中、地方切り捨てだけが唯一の生き残りの方法となってくるでしょう。そして、切り捨てられても生き残る方法を生み出した「地方」だけが、生き残っていくのだと思います。
by tommy88 (2012-12-20 03:37)