病めるアメリカ

　　　　　　　　順調に「長女の居る風景」を楽しんでいる。
　　　　　　　　余す所あと2泊分、よく喋る光景を垣間見たい。
　　　　　　　　連日のお座敷をこなしながら、楽しそうにしている長女がイイ。

　　　　　　　　渾身の 「しめサバのセビーチェ」 を、長女も大いに好んでいた。
　　　　　　　　女子は、オリーブオイルとレモン汁に酢、という味バランスを好むのか。
　　　　　　　　チキン・グラタンは長女のリクエストだったから、好評は当然だった。

　　　　　　　　鮭のハラスとたっぷりキノコの炊き込み御飯。
　　　　　　　　妻がおかわりを2度していたので悪くはなかったと思う。
　　　　　　　　私の登板チャンスはあと1回、明日の昼食で炊き込み御飯、新作、勝負。

　　　　　　　　BS世界のドキュメンタリーを3本見た
　　　　　　　　シリーズ「米大統領選目前　アメリカの影を見つめて」
　　　　　　　　なぜか全てフランスの作製であった。

　　　　　　・『子どもに広がる銃社会』 （2015 仏）
　　　　　　　　　NRA （National Rifle Association of America） は強すぎる。
　　　　　　　　　議会でも全米ライフル協会の支配力は極めて強靱で、規制強化は厳しい。
　　　　　　　　　「神と憲法と銃を信じている」国の病巣は単純だが、まだまだ変わらない。


　　　　　　・『ハイテク化する国境』 （2016 仏）
　　　　　　　　　シェンゲン圏における、トルコやアフリカからの難民流入阻止の幻想。
　　　　　　　　　アリゾナ州とメキシコの国境警備で抱える問題は、何を正当化するか。
　　　　　　　　　軍需産業がハイテク技術を売りに、国境警備産業へと利権を拡大。

　　　　　　　　　「恐怖」を煽り、「最新技術」を売り込み、ロビイストと議員が暗躍する。
　　　　　　　　　しかし、何の役にも立たない「最新技術」は検証もされず、数千億円はゴミ。
　　　　　　　　　けっきょくは、どこの国でも金の成る木と議員さんが、社会を歪めている。


　　　　　　・『捨てられる養子たち』 （2016 仏）
　　　　　　　　　REHOMING （主として捨てられたり迷子になった犬や猫に新しい棲み家と飼い主を与えること）
　　　　　　　　　アメリカでは何万人もの子どもたちが、養子再縁組みを待っている。
　　　　　　　　　合法的な養子縁組ではなく、ネットでトレードし始め、闇が広がっている。

　　　　　　　　　ネットでの養子再縁組みは、全米51州のうち、ごく一部が広告を禁じるのみ。
　　　　　　　　　「使い捨ての子ども」の国が、闇を抱えて広がりつつある。
　　　　　　　　　相性があり、里親の適性も注視して、時間を掛ける作業が簡略化される落とし穴。

　　　　　　　　　子どもたちは、安全な環境で人との接し方を学んでいく。
　　　　　　　　　しかし、子どもを商品のように取引する姿を見ると、危ねぇーな、と思う。
　　　　　　　　　子どもすら、不良品だから交換してよって、そういう合理主義にはついていけない。



　　　　　　　　もうすぐアメリカ大統領選挙で、緊張感がある。
　　　　　　　　どうするんだろうね、どっちを選んでも最悪なんだから、どうしようもない。
　　　　　　　　日本はしっかり自立するチャンスとして、アメリカから独立して自分の足で立とうぞ。

ファイト！

コメント 5

私も女子やから？
セビーチェが好き！（笑）

アメリカ・・・・
どうなって行くのやら？
変わり行くこと〜
変わらず続くこと〜
根本には・・・大陸を勝手に乗っ取った？そこからしか始まってない
浅い歴史があるような気がしてならないのよね。
by hatumi30331 (2016-11-06 08:04) 

小さな小さな幸せの中で生きている私達・・・
優しい心があってもこの社会の歪みに手も足も出ない…
心が痛む日々です。
by 侘び助 (2016-11-06 08:20) 

『子どもすら、不良品だから交換してよって、そういう合理主義にはついていけない。』
これは合理主義なんてものではなくて、ただのアホの戯言でこんなコトをどんな感覚で言っているのかはわかりませんが、少なくともこの言葉を発した大人が自覚症状のない不良品だと思いますよ。
そんな不良品の大人が闊歩して大統領候補にまでなってしまうという怖ろしいコトが現実に起っていて、もしかすると明後日には当選してしまうかもしれないという前代未聞の出来事が起きるかもしれないのです。
おそろしい世界になりそうですし、もうかなり浸食されてしまっています。
まだ間に合うはもう危ない。
そんな交通標語がありました。
銃規制も大気汚染も地球環境ももう手遅れなのかもしれません。
地球上でいちばん危険で残酷で愚かなイキモノはやはりニンゲンのようです。
それでも今日と明日をしっかりと楽しく生きるために小さな努力を続ける方々がいらっしゃいます。
せめて半径10mの小さな世界のシアワセを守るべく明日もファイト！です。
小市民の僕、それぐらいしかできません。

by あるいる (2016-11-06 16:13) 

UKの再現となるのか、そんな一種いやな勢いと空気が伝わってくる世紀
の瞬間まであと3日。どうしてこの二人が競ってられるのかなんていう質
問をアメリカで投げかけるのはもはや危険行為となり得るかもです。そん
なアメリカをよそに紅葉をたっぷりと楽しんできた私ですが、明日からは
また気を引き締めてまずは直面する現実と上手に付き合っていくことに
なりそうです。第二の故郷とまでは言いがたいアメリカですが、今度の
大統領選の結果はどっちへ転んでも我が国への影響大ですから、正気
を保ちながら静観して行くことにします。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2016-11-06 21:48) 

はい、オリーブオイルとレモン大好きです。
女子は「美味しい」と同じ位「身体に良さそう」とか
「太らなそう」という料理が好きなんです^^;
by ぱんだはんな (2016-11-06 22:14)