特急に乗れば雪国 [日常]
札幌は積雪と言っても、数㎝あるかないかで、場所によっては地面が浮き出ている。
これじゃあ雪まつりが大変かなと、余計な心配をするおっさんだった。
昨日は6時前に家を出て、しかし職場に着いたのは8時近かった。
特急に乗り30分もすると外の景色は激変し、雪に埋まっていた。焦る。
線路は内陸に向かうのだから、雪が深くなるのも仕方はなかった。
そこは誰が見ても、ゆきぐに、そう、雪国。
雪国の人は寡黙で、それは口を開けると寒く冷たいから。
雪国に住む人は実直で、ぐうたらであれば埋もれ、命を落とすから。
雪国では、自然に対して文句を言ったりはしない。仕方のないことだから。
ERなどを見ていたら「気道確保」などと言うが、ここでは毎朝、自分で道を作る。
そういう脇を通るには、ありがとうございますと言って、通らせてもらうしかないのだ。
手伝わなくて御免なさい、お母さんと、思うわな。
最高気温が-5℃だったけれど、ヒートテックの着用を忘れていた。
職場は経費削減で、ボイラーも時短操業、ちゃっぷい寒い。
寝るな凍え死ぬぞと叱咤激励しながら、昨日の日経電子版の朝刊を全ページ読んだ。
(生徒がいないから)仕事がないのに、アリバイ作りの出勤をするおっさんの無駄話。
人間にはだいたい一定のエネルギーしかないから、抗議するのにエネルギーを使ってしまうと、創造するエネルギーがなくなってしまう。 (塩野七生)
けだし至言である。
エネルギー保存の法則とし、創造に心血を注ごうぞ。
ファイト!
2016-01-13 05:27
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コメント(7)
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おはようございます。
おっしゃる通りです。自然には何を言っても敵いませんね。
それでも私は、文句ばっかり言ってますけど^^;
by タンタン (2016-01-13 06:13)
コメント有り難うございました。続きを見落としてしまいました。見たかったのですが・・・早寝早起きの私は。。。
by 沈丁花 (2016-01-13 06:31)
うわーすごい雪ですね。
そっか北海道はまだ学校が始まっていないのですね。
アリバイ作りお疲れ様でした。
体調、崩さないでくださいね。
by isoshijimi (2016-01-13 07:39)
これは寒そうです。
雪国に住んでいなくてよかったとつくづく思います。
仙台に住んでいたときも、街中に雪が積もるのは一冬に一度ほどでしたし、案ずる以上に寒くはなかったです。
出張で行く盛岡は盆地ですから底冷えしましたけれど。
ヒートテックを忘れてしまったのは東京・大阪で過ごした暖冬の年末年始休暇の後遺症でしょうか。
塩野七生ファンの一人として、彼女のこの言葉は知りませんでした。
よほどの体力の持ち主でない限り、抗議するのにも消耗を考えてほどほどにしないといけないものだとこれからは要注意です。
悲しいコトに想像はできても創造するものがないような気がする僕ですが。
「ローマ人の物語」も読み終えるのにまだまだこれから先が長いですが、気がつけば「ギリシャ人の物語」が発表されこれからも続くそうな。
確か80歳近いと思える彼女、すごい体力・気力・知性の持ち主のようです。
by あるいる (2016-01-13 16:01)
寒さでエネルギーを奪われて想像力が失われる。
想像力は大事なのにな〜〜〜。
再生エネルギー。
体内に取り込みたいですね。
ファイト!!!
by lamer (2016-01-13 16:40)
札幌以外は豪雪ですね。好きな写真が並びました。最後の1枚はどういう状況かちょっとわかりません・・・塩野七生さんは痛烈なことを無駄なく言うので好きです。
by JUNKO (2016-01-13 17:34)
すっかり遅くなりました。
今年も宜しくお願い致します。
↑ こんな凄い雪の中に、すっぱりと埋まってみたいものです。。
いえ、別に。。
「雪」をなめている訳では無く。。
七生さんなら言いそうなセリフですね。。くす。。
だから七生さん、好きです。。
by 向日葵 (2016-01-14 04:34)