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凱  第24号/平成23年10月6日(木)発行   [学年だより]

卒業まであと877日/11月模試まで30日

進路講演会に向けて予備知識①  これからの時代には英語が必須
 以前に生徒を通じてお知らせしましたとおり10月20日(木)に本校で「1学年進路講演会」を実施します。講師はB社のN氏です。

 本校第1体育館にて、午後2時20分開始(開場は午後1時30分)です。出席連絡の提出は10月14日(金)になっておりますので、期日までに担任にご提出ください。

 N氏との打ち合わせはまだ一度しか持てておりませんが、内容は今後も詰めていき、有効な講演内容を用意したいと考えております。

 また、講演の内容がしっかりつかめるように、学年だよりで3回に分けて「進路講演会に向けて予備知識」を掲載していきたいと思います。まずは、「卒業生への手紙を掲載し、「これからの時代には英語が必須である」旨をお伝えします。(両面印刷してあります)
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親愛なる△△さん
 まず始めに、私はキミが「英語大好き人間」だと思っています。自分から「英語が好き」と言えるのは、テキなことで、私は未だに好きになれないでいて、コンプレックスを持っています。おそらく好きになれないは、自ら「きっかけ」を失ったからだと思っています。だから、キミのような才能あふれる人には、何らかので「きっかけ」を作ってやりたいと、常々考えているところです。

 シンプルに考えます。キミはいつから、どうやって日本語を操るようになりましたか。それはまず、絶対耳から入ったはずです。読むことから始めたわけではない。だからキミが英語の達人になるには、聴くこから始めるのが一番だと思います。生まれた時に、キミが始めたことを英語を対象に再び始めればよいです。

 世の中にはCD付きの英語教材がたくさんあります。自分に合ったものを選んで、あるいは選んでもらて、まずは聴く。集中して、聴く、耳を傾ける。そして、聞こえた通りに真似をして声に出す。シャドーイング言いますが、それを繰り返す。キミが生まれた時、おそらく始めは泣くことが仕事だったのですが、やがて周囲の音を聞き、動きを見、語りかけられるコトバを蓄積させていったのだと思います。一日に何時間もそしているうちに、いつの日か、セキを切ったように喋り始めた。

 三重苦の人と言われているヘレン・ケラーも蓄積の後に、「世界」が統合され、セキを切ったように喋始める。そういう過程を経ているようです。キミが、毎日の生活の中に、確実に時間を配分して、やり続けば必ず達人になってしまいます。すでに大学生ですから、一気に変身しなければならないので、毎日3時のシャドーイング。語学学校に通うより、とてつもなく安く、そして語学学校へ行くよりも力がつく。

 投資すべき時間とお金には必ず限界があります。有効に使って、結果が出れば、ご褒美で、カナダやーストラリアなりに3ヶ月のホームステイで短期留学に行っちゃいましょう。その軍資金は、80万円の語学校代金を使わないことで流用できます。語学学校へ行かずに結果を出すには、毎日3時間のシャドーインを生活の一部にするということです。規則正しく毎日3時間やりつづけるから達人になれるのです。

 ただし、毎日3時間というのは飽きちゃいます。飽きさせないためには、教材を多様化させる。NHK教育Vの「リトル・チャロ」なんて楽しめるし、番組改編期だから、変身の為に終わってしまったけれど、「ギフト」とか「トラッド・ジャパン」(と思っていたら、4月から新「トラッド・ジャパン」が始まっていましたし、鳥飼さん「ニュースで英会話」も良い。)などは、キミのレベルよりちょっと上だから、ちょうどいいはずです。教材はでにあるのです。しかも無料。やらなかっただけです。世の中、いつでもやるか、やらないか、なのです。こで一つ格言です。『やらないことは100%の失敗』ですね。

 人間が頑張れるには、それぞれ理由があるのでしょうが、少なくとも頑張りつづけるには、「くやしさ」大きなエネルギーになります。幸いに、キミには、くやしさがあるようです。キミの手紙からは悔しさを感じことができました。だからこうして返事を書くことに決めたのです。私にはアドバイスができる、と知っていからです。実は私は後悔の塊で、「くやしい奴」なんですね。私は悔しい奴だけど、ここをこう変えれば、必よくなる、というシミュレーションをいつもやっている。子どもを育てるには、変えるには、そういう工夫や考が必要だと思ってきました。

 才能豊かなキミには英語の達人になってもらう。そのためには、まず悔しさをバネにして生活をしてもう。生活を変える覚悟を決めてもらう。そして次には、シッカリとした目標を持ち一歩ずつ、強引なくらい地に、決めたことをやりつづける。その覚悟を決めて前へ進んで下さい。明るい未来が確実に開けて来ます。

 目標を決めなければ何も始まりません。目標は英語で「ゴール」というわけで、運動会でもゴールの極に「スタート」地点がある。と言うことはゴール(目標)が決まらなければ、スタートしない、始まらないといわけです。

 そして、「英検1級合格」も確かに目標にはなりますが、そこには合否しかなく、長い距離に息切れしてまうかもしれません。その点、TOEICとかTOEFLはスコアですから、目標として設定しやすいです。息切れにくいだけではなく、努力目標としてはわかりやすく、努力する方向もわかりやすいので、モチベーション低下せずに済みます。

 TOEICは就職用、TOEFLは留学用と、とらえておけばいいと思います。それぞれのスコアが「目安」とて利用されています。全国各地で日程を変えて実施されているので、インターネットでチェックしてみて下い。料金は1回$200と高額ですので、予算を組んで予定を立てて取り組むことをすすめます。成功の秘訣計画的であること。お金と時間の予算配分をしっかりやること。準備が正しければ必ず成功します。

 去年の11月にNHKの「クローズアップ現代」で「新・就職氷河期」に関して取上げられました。ここで使たい話は「就活」の時期、のことです。就活(就職活動)は、大学3年の6月から始まります。ということは、学に入って2年2ヶ月で、もう就職活動が始まってしまうということです。高校入学後のセンター試験までの間より7ヶ月も短いのです。

 あらゆることへの準備期間が短く、実は高校時代にどれだけ自分の将来をしっかりと設計したか、目に向けて確実に取り組んだかによって、結果も変わってくるのです。たかが英検であっても高校時代に2をめざしていた人と、準1級をめざしていた人とでは大きな差がすでに生じているのです。

 大学入学後2年2ヶ月で勝負が始まるなら、今すぐ計画と戦略を練るべきです。そして、一日でも早く備を始めなければならないし、しかも「強引なくらい地道に、決めたことをやりつづける」と私が表現するの理解してもらえるのではないでしょうか。

 大手製薬会社の武田製薬が次年度からの新卒採用に関する指針を出しました。それによると、条件一つにTOEICスコアが「730点以上」の者に限るということです。国内市場の先細りは目に見えていますで、企業は生き残りをかけて、率先して海外に出て行こうとしていますし、優秀な外国人を自社に取りこもとします。そんな流れの中で、社内の公用語を英語に切り換えるところも出てきています。ユニクロを展するファーストリテイリングも社内公用語を英語にしたし、楽天や京セラなども舵を切りました。

 社内公用語を英語にする動きより以前に、早稲田大学の国際教養学部やICU(国際基督教大学)、秋の国際教養大学は学内の公用語を英語にしていました。さらに、明治大学の一部の学部や、早稲田の板学部である政経も、授業は完全英語化をめざしています。道内の一部大学の一部学部でも、英語で授をするという「世界標準」へと舵を切り始めました。

 この一連の大きなうねりは何を意味するのか、と言うと、英語ができて当たり前の時代がそこまで来いるということです。しかし、国民全員が英語ができるようになる必要はなく、大手の会社や世界を相手日本の生き残りに役立つような人材は、大前提として英語ができるようになっている必要があると言うことす。

 それでも聡明な人はすでに気づいているはずです。接客業ですら、英語とそれ以外の外国語が求めれ始めている。そして単に観光業に携わる人だけでなく、たとえば看護士という業種ですら、労働力としの外国人を取り込まなければならない現実があり、安く働いてくれる「彼ら・彼女たち」との共通語は英語なります。言い方を変えるなら、英語が堪能で、物価の安い国、たとえばフィリピンからは、世界中に労働が輸出されているということです。

 私は「英語さえできればいい」と言っているのではありません。キミ自身にやりたいことや、やるべきと、あるいはできることがあって、それを売りこんで就職するのだけど、その前に英語もできる人でなくて必要とされなくなるという時代に、いま直面しているのだということです。そんな時代に「TOEIC730点以上」言うのです。

 キミが武田製薬にチャレンジするなら、TOEICスコアで何点以上を目標にしますか。条件が出されてるので、いかに成績優秀であっても、どんなにすごい資格を持っていても、TOEIC720点なら、審査もされに落とされる。それを「条件」と言います。730点以上と言われたら、800点以上と考える人が多いと思いまが、それでは対等になるだけで、条件の面から圧倒するには、900点以上を確保したいものです。満点(99点)なら大いに光りますが、満点は結果であって、狙うものではありません。

 大手の会社がTOEICスコアを要求してきたという事実。今まで外資系の企業では当たり前だったのでが、国内企業にその動きがあったということは、4年後、5年後の姿を思うと、もっと多くの企業がTOEICスアを要求するようになっているはずです。かつては、企業が社内で社員教育をしていましたが、採用条件上げることで、より確実な力を持った人材を確保することができるので、今後もこの傾向に変わりはない思います。

 こういうふうに考えていくと、どこの大学に入ったかは問題ではなくて、どういう出口を用意すべきかをえるべきです。高校時代には、より有利な条件を手に入れるために、あれこれと志望大学を選ぶと思いす。しかし、第1志望だけが全てではなくて、「今いる所がイチバン」であって、「住めば都」と言います。

 大事なことは、今、どうしているかです。自ら設定した高い目標に向けて、「強引なくらい地道に、決めことをやりつづける」自分を感じて、しっかり生活するのが確かなことだと思います。

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