ファイナルカウントダウン

「梅は個人戦で、桜は団体戦。」
これは焼肉不足の詩人が言ってた台詞だけれど、言い得て妙。
同じように、菜の花も確実に団体戦のように思う。

昨日は25℃ちかくまで気温が上がった鹿児島から、友人が写真を送ってきた。
写真添付メールという奴で、便利な時代になったものだと思う。
「半袖短パンで、日中は十分の暖かさです。」とあったけれど、札幌も私には暑すぎる暖房だ。

桜が大好きだった。
梅も好きになり始め、去年から菜の花も好きになっている。
3つが競演するような場所があったら行ってみたい気もするが、意外に北国にありがちな光景か。

札幌も昨日は10℃を越え、大きな通りの雪は消え始めている。
春が来たのかも知れない。
新年度の本校のスタッフ配置が昨日確定し発表された。
もちろん、オレの「居場所」はない。
弱体化を感じるのは、オレがいないからだと気づく。
欲を出せばやり残したことだらけ。焦点を絞れば、やり尽くしたことになる。

　バケツに水をくんで、その中に手を手首のところまでつけなさい。手を抜くとそこに残っている穴は、どのくらいあなたがいないと困るかを測る尺度なのだ。◆バケツに入って好きなだけ水しぶきをあげてもよいし、豊富な水をかき回してもよいが、止めて一分もしたら、バケツの中は前と同じように全く同じままということに気づくのである。◆このおかしな例えにある教訓とは、いつもベストを尽くすだけだということだ。自分に誇りを持ち、この世に必要不可欠な人間は誰もいないということを覚えておくべきである。

1988年8月発行の、『BASKETBALL チーム創りシステムブック』の中にあった言葉である。
強くなりかけたチームの指導者にある「思い上がり」を戒めるたとえ話だったと思う。
始めは何を言ってるのかよく分からなかったけれど、今はその残酷な事実にまで理解が及ぶ。

だから去りゆく者たちは、黙るのが良いのだと思う。

・・・ファイト！

コメント 6

今日はすごく曇ってる空・・・・
そして暖かい。
もう春やけど・・・・

北海道も、そろそろ春かな？
時間出来たら、また大阪で語って飲んで歌います？
by hatumi30331 (2015-03-18 06:32) 

梅は個人戦、桜は団体戦、なるほど、そのとおりですね。
以前に伊豆旅行をしたときの、菜の花と河津桜は綺麗でした。

バケツのくだり、そのとおりですね。
でも、そのバケツにはきっとその指導者の味付が残っていると思います。
味付を残して、皆に良い影響を与えて、去られていくことでしょう。
そして、新しい天地でも良い味付けを残してください！
by isoshijimi (2015-03-18 06:51) 

なるほどと頷く教訓でした。ベストを尽くせるよう頑張らなければ！
by momo (2015-03-18 06:59) 

春の花も秋の花もいつも花はやさしいものです。
そのやさしさに人はどれだけ救われているでしょうか。
去りゆく者は静かに黙って去るのが美しいものなのです。
問われればこたえることはありますが、今までに残したものが引き継がれて行くことでしょうし、もし引き継がれないとするのなら、それはそれで仕方のないことでもありますよ。
自分が残してきたいろいろな有形無形のものたちが、いつかどこかで花開くことがあります。
そんな財産をきちんと受け取って育ててくれる教え子さんたちがいらっしゃるはずですし、ね。

by あるいる (2015-03-18 12:19) 

面白い見方ですね。
by JUNKO (2015-03-18 21:03) 

北の大地でも菜の花は季節を先取りするんですね。
多感な時こそ親以外に自分を導いてくれる師の存在は大きいものです。
ただ、その存在が無くなったからと言って歩が止まってしまっては
基も子もありません。何事もなかったかのように元通り再生する能力が
備わっているのなら、師の功績はほんとうに大なりです。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2015-03-18 22:22)