目を光らせる [むかし噺]
(オルセー美術館の時計はデカイが 刻む時間は同じ)
試験監督にて
半世紀近く前、柔道の御園先生は試験監督でいつもスポーツ新聞を読んでいました。
きっと新聞に穴を開けて覗いているんだ、監視しているんだと噂していました。
体育の木下先生は新卒のフレッシュマンでしたが、いつも単行本を読んでいました。
故木下先生が、北杜夫の『楡家の人々』を読んでいたことを記憶しています。
国語の先生も読書をしていた記憶があります。
しかし、数学の先生や社会の先生は、答案を持ち込んで採点をしていました。
今では絶対にあり得ないことであり、許されないことです。
管理社会、監視社会、アリバイ社会、追求社会、問答無用社会だからです。
味気なく感じながら、カンニングを阻止する警備員のような存在です。
そして、できることなら、カンニングは見つけたくありません。
(眼光鋭く・・・目を光らせる)
若い方に怒鳴られる役立たずのオレ、・・・ファイト!
2015-02-26 05:07
ファイト!(112)
コメント(4)
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今の先生方は試験監督中は読書できないのですか!?
自分が学生時代の頃も先生方は読書していたりしていましたが・・・旧き良き時代となってしまったのですね。
by isoshijimi (2015-02-26 06:46)
試験の間、監督の先生はなにをしていたんだろう。
思い出そうとしても、まったく思い出せず、きっと試験に集中していたのか、先生の存在をまったく気に留めていなかったのか、たいしたコトではないと意識になかったのかもしれません。
監視されているとはまったく思ってもいなかったのは確かな能天気な時代でしたよ。
若い方になぜ怒鳴られてしまったのでしょうか。
怒鳴られるのは嫌ですが、無視黙殺されるのも嫌なものですよ。
by あるいる (2015-02-26 15:31)
昔を思い出しますが、試験監督は楽しくない時間でしたね。
by JUNKO (2015-02-26 19:32)
大方は自分の机で何やらしてた様な記憶はありますが、いったい何を
していたのかは定かではありません。時代と共に試験監督の方法も
随分と変化したんですね。うちのチームの監督は練習監督をサボって
用務員さんと将棋をさしていましたね。キャプテンが指示を受けによく
用務員室へ行ってました。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2015-02-26 22:04)