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EUと日本の傾斜角度は   [考え方]

『すぐそこにある希望』村上龍(p24) 自分に金がなくても、社会的な尊敬か地位があれば国際線のファーストクラスに乗ることは可能だ。たとえば政治家や大臣や官僚は税金でグリーン車やファーストクラスに乗るだろうし、企業幹部は会社の費用でそれらを用意してもらえる。歳を取ったときに経済力か社会的尊敬がなければ辛いのだと実感し、どうしてそういうアナウンスメントが日本の社会にないのだろうと考えた。
『すぐそこにある希望』村上龍(p25) 老後に経済力と社会的尊敬がないと生きるのが辛いというようなアナウンスメントもほとんどない。定年後や老後、そして年金や保険に関する書物を読むと暗澹とした気分になる。貧乏な老人はこれからいったいどうやって生きればいいのか、誰も真剣に考えていないようだ。

結局は、教育の怠慢。そのツケが回ってきたのだと思う。ころころと目先を変えるばかりで、器を変えて中には同じものばかりを盛り込んできた。優秀な人材を育てるためのシステムを作らなかったわけだから、衰退は覚悟しなければならない。

そうやって後継者を育ててこなかったのだから、オレの面倒を見てくれる若者、それが万人にあてがわれることはない。囲い込んでファミリーを築き、自分を守るしかない。それと併せて使いものになるよう自分自身をさらに鍛えておく。残り時間で実行可能なこと。

バブルで金があった時に、「超エリート育成校」を作り、この国の未来はその連中に任せて、あとは下々で日々をめいっぱい好き勝手なことをして楽しめば良かったのだ。全員で好き勝手をしてしまったから取り返しの付かない事態になっている。

しかも刀狩りをされてしまっているので、クーデターが起こせない。平成維新が起きない。

さて、娘たちにはロシアの金持ちと結婚させるか、インドのIT王か、貧乏なだけのストーカー男にだけは騙されないように、今の奥さんを騙した私が指南しておかねばならない。騙しのテクニックをね。

もしくは、階上中学校の生徒会長だった梶原裕太君のような気概ある男を発掘してもらおう。
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