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親と本人と教師が本気になれば   [子育て]

本日の件について
From: Mother
Date: 2011/08/23, Tue 22:35
To: Tom
お疲れ様です 8時少し前に無事帰宅致しました

迎えた私に背を向けてジャンパーを脱ぎながら涙が溢れていました 彼の涙を見たのは中学の最後の面談でA高を諦めるように言われて以来のことでした 溢れた涙をこらえながら先生に言われたことを彼なりに伝えてくれました。ここに逃げてきたこと、彼は必死に違うと言い張ってましたが、何故2ヶ月死ぬ気でやらなかったのか。

どうしてM君のノートを見せてもらった次の日連絡をしなかったのか。三週間も経過してからのこのこやってきたのか。

K大学なんか受けるくらいならB高以下だ。経済に行きたいなら明治や一橋、早稲田じゃないなら応援などしない。

私が何より驚いたのは先生の前で泣いたことでした。勿論彼の中に甘えがあったのは事実で励ましてもらえるとたかをくくっていたと思います。が、彼が初めて出逢った教師で大人で自分に甘ったれて生きていることを当てられて恥ずかしくなったと思います。

私はやるかやらないかのどちらかしかないこと。たっぷりある自分の時間をどうして大事に使わないのか。何故力があるのに本気を出さないのか。

今、今日、先生とふたりで初めて話して初めて涙を見せた。初めて泣かせてくれた。今日を一生忘れないでどうしたら本気を見せることができるか。

自分で考えて欲しいということと、お母さんは本気を出さないやつの応援は決してしない。でも今日のことを忘れないで本気でやるならこちらも本気で応援するから、ちゃんとあなたの本気を見せてくれと話しました。

これから意地悪を承知で見ていきます。

確かに息子は泣かせてくれたことに驚いたと思います。また、泣かせてくれる人には母親以外いませんでした。私は本当にありがたいと思いました。たぶん彼はまずいと焦り、まだまだ時間はあるとたかをくくり、先生にむしろ励ましてもらえると思っていたはずです。

しかし恥をかいてでもかっこ悪い姿を見せてでも、今日のことを一生忘れてはならないとむしろ今日があったから数年後感謝できる日が来るのだとわかって欲しいと伝えました。

長い時間割いて頂きありがとうございました。先生はなかなかその日の時間帯には帰宅できないとおたよりで拝読してきました。たぶん間違いなく学校にいらっしゃる時間帯だと思いますが、今日の報告とお礼だけはお伝えしたかったので初メールを致しました。

無礼をお許し下さい。
帰宅した途端、殴り雨に変わりふたりで話しながら、最後に先生は何と言ってくれたのかを聞きました。するともう暗くなったから帰れ、と言ってもらったと。ほらみなさい、あなたがうちに帰るのを待って殴り雨になった。先生はちゃんとあなたを守ってくれている。

話しているうちにこちらまで涙が溢れました

私は夏休みの面談日にここでまっすぐ帰宅したら後悔をする。入学式に受けたカルチャーショックと毎回頭を殴られるような「○○だ・より」に魅せられてきた自分をそのままお伝えしたいと、半ば嫌がってらしたお迎えのY先生に諦めることなく勇気を出して面会をお願いしました。しかし正直、私の想いやM君のノートの感動は思ったより息子に伝わらずもどかしく何日もかけて話してきました。

私の恥を晒すような形になりましたがどんなに恥をかいても全く関わることやすれ違うことすらないよりもずっと幸せでありがたいことだと息子の涙を見て痛感致しました。

長くなり申し訳ありません

息子は今、自分の部屋でもう涙を流す暇もなく机に向かって何やら独り言をぶつぶつ言いながらノートをまた一からやっています。

まずはもう一度自分に言われた言葉を振り返ってやり直しです。私も息子もです。
本日はありがとうございました。


Re:本日の件について
From: Tom
Date: 2011/08/24, Wed 07:18
To: Mother
昨夜、8時を過ぎた頃でしょうか、30分ほどの間に3回くらい学校に電話がありました。基本的に、私に用事がある電話ではないと常に判断します。過去に、つい出てしまって大変な目に合ってばかりだったからです。クレームの電話であったり、訳の分からない電話。私に用事があれば、携帯か自宅に電話する。しかも私は出ないで、録音を聞いてから返事をする。あるいは、メールに対して対応する。自分の時間を奪われないための自衛策であり秘策です。もし母上であればごめんなさい。

基本的に私はハードルをまたごうとする人を応援はしません。すでに越える力がある人を応援するのは私の主義ではありません。金に任せて人集めをする読売巨人軍を応援した事がないのも同じ理由です。強い奴を倒す、人生の醍醐味です。

彼からうまく話が伝わっているとは思っていません。国語力の不足が遠因とは思いますが仕方がありません。実は昨日、「モチベーションアップ講座」を実施しました。教科の偏差値65を越えた人を集めた会合です。そこでの話を聞かそうと、ついてくるように言ったのですが、そしてその50人の中に彼が居るものと思って話したのですが、彼は隣の部屋にいました。

それは失望ではなく、伝わらない相手だ、言語レベルを一段下げることにする、それだけのことです。ゆえに、優しげな対応はしないという事です。「教育と調教の中間」で対応しました。私の話をどこまで理解しているか、期待はしていません。

聡明な母上の、おそらく必死の子育てが推察できるにも関わらず、うまく伝わっていない。当然、私の話が簡単に伝わるとは思わない。彼にも言いましたが、またキミは逃げる。キツイ言い方ですが、「『バカはごめんなさいと言ってはまた同じ事を繰り返す』の法則」に従っているだけです。この法則下にあれば、必ず失敗します。

もし、昨日の収穫があったとすれば、失敗を繰り返す道から、もしかすると脱出できるかもしれないという期待の発芽ではないでしょうか。じゃあ、成功の道へはどう転進するか、それは母上の言うとおりにする事だと持っています。

彼は私の子どもです。里子に出している期間、どこかで甘えを増殖させたのでしょう。

彼に提言したのは、模試の個人成績票、それを教室の掲示板に貼りだしてはどうかという事です。何の言い訳もせず、自分をさらけ出す。臥薪嘗胆。背水の陣を敷いて、11月模試に向けて戦う。教科偏差値65を越えたら、次回からは名前を張り出すのだから、汚名返上が確定する。

我が子にはそうしてきたけれど。またヘコんだら大変ですね。

定期考査、数学で90%の得点をすれば、次の事を約束します。「母上と本人との進学三者面談」をします。他教科が0点でも構いません。数学のみを見ます。得意らしいので、一点豪華主義。他教科を捨てても構いません。推薦入学を希望するわけではないのだから、5がつかなくてもいいのです。追試に回ろうが構わない。それが、なりふり構わない「本気」というものです。

その時、英語の面倒を見る話になります。お金はかかりますが我慢してください。中学の総復習をします。予算は5000円ほどになりますが、教材をそろえておきます。1年後には英語の偏差値は60に届きます。K大学なんて目じゃない、ということです。

彼が今やっている方法は、絶対に失敗する方法です。目覚めた方がいいでしょう。
取り急ぎ。 


オフレコ
From: Tom
Date: 2011/08/25, Thu 15:47
To: Mother
朝の慌ただしい中で出したメールを読み返し、2カ所間違いがありました。
①「それは母上の言うとおりにする事だと持っています。」→末尾が「思っています」。
②「定期考査、数学で90%の得点をすれば」→「80%」でした。訂正します。

相談にも乗ってやってください。アドバイスと応援もなさってください。誰かがそばで応援してやらねばなりません。「フレーフレー」ではなく、ヒントを出してあげてください。ヒントは、「数学で80%を越えたら一緒にお願いしてあげる」という約束をして、越えるだろうから、そのときには即座に動く。時間がありません。

現在の彼が40ポイントなら、K大学で応援をします。未来時間と、現在のポイントと、対象校の関係です。

また、何か疑問点などがあれば連絡をください。このアドレスでは音も鳴りませんし、一日に3回チェックしています。即答できることは少ないです。

母上の踏ん張りが彼の一生を救います。頑張ってください。やがてお手伝いできることでしょう。それでは、また。


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