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ストレス過多に師走開始   [日常]


親族の葬儀があれば無理をしてでも関西へ赴く。
師走になり、季節の変わり目に老域は弱いのか、仕方なし。
あわせて、喪中ハガキが届く季節でもある。

僧侶も走る忙しさが先行する師走だった。
多忙の中心にいたころは周囲が見えず何も感じなかった。
忙しさの周縁に立つ現在、置き去りにしていた感情だけが押し寄せる。


リハビリ中の妻は、出会った頃と同じく明るく前向きで、素敵だ。
いちいち凹んで、ストレスを蓄積させる私は、リハビリ中の妻に激励される始末。
人間関係が嫌になり、今は毎週木曜のTVドラマ『いちばんすきな花』だけが楽しみ。

人生終了までの残り時間、楽しいこと、好きなことに限定してはダメなのか。
いちいちマウント取られながら苦痛を味わう人間関係は終了したいのだが。
ボクはあなたのことが大嫌いなんですけど、可哀想で言えない親族を相手に苦悶。






■ 痛い喪中ハガキ
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年賀状だけのお付き合いというのも終わりにするかな、と考えた。
それで今年の年賀状で、オシマイにしますの年賀状を出した。
ただ、10枚足らずだけど、腐れ縁の仲の相手には暫く出すことにして。

美奈子という女子は、毎年、近況に加えて会おうと記す人だった。
年賀状を終了するにあたり、50年ぶりに会ってみるかという企画をした。
奈良の叔母さんの家のすぐ近くに住んでるのだし。

叔母さんちに行ったついでに遊びに行くかと、軽く考えていた。
実はここ10年、「父の介護に振り回されている」という書き込みが続いていた。
喪主である父親の名前で出された喪中ハガキ、おそらく親族の親切なのか。

こういうのが舞い込む師走なのだけど、ちょっと参ったハガキだった。
お父さんの介護はと、私が心配することではない。
しかし、50年ぶりに会うという企画がボツになり、かなり寂しくなった。






■ 珈琲中毒と自覚する
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村上龍が何かの雑文で、いちばん美味しいと思った珈琲について触れていた。
それは村上春樹の家で飲んだ、奥様が淹れた珈琲。
何と言う贅沢か、カネを出すからオレも飲みたいは、通用しない。


おそらく既に自分は珈琲中毒なのかもしれない。
美味しい珈琲を飲みたいということに、かなり意欲的である。
今のところ、デイブがメルボルンから持ってきた珈琲豆が最高だったかな。

去年の師走、表参道の販売店でデロンギのエスプレッソマシンを買った。
CMのブラッド・ピットみたいになれるかなと、美しい店員さんに尋ねた。
なれるかどうかはわかりませんが、美味しく召し上がれますと言われた。

アイスカフェラテ、エスプレッソ、日本的珈琲と試飲しまくった。
簡単な使用方法も尋ね、気分はブラピで買ったのだが。
そのマシンが作動しなくなり、デロンギのテクニカルセンターに電話。

先月最後の金曜の午後に電話、土曜の午後にヤマト運輸が取りに来た。
そして、火曜の朝に修理終了で届き、保証期間にて無料。
ゼネレーター(ボイラー)断線による加熱不調、ゼネレーターの交換。

狂ったように使いまくっていたので、買い替えるかなと考えていた。
しかし妻の指示に従い、4日間の待機だけで元のマシンに戻って帰ってきた。
保証期間だから当たり前だけど、何だか得した気分でブラピ風に珈琲を飲む。

Perfetto,from bean to cup.
豆から挽いた極上の一杯を デロンギ全自動コーヒーマシン
些細な贅沢で寛いでしまっている、もちろん気分はブラッド・ピット。







■ 師走を受け入れて前を向くか
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マンションの受付ロビーも少し華やかに飾られた。
散歩から帰ると受付嬢に、寒くないですかと、Tシャツ姿に声をかけられた。
暑がりだから仕方ないです見苦しくてごめんね、と上滑りの会話。


届かぬ思い
至らぬ態度
世間とうまくやれない男は小難しい顔をして歩く。

妻の言うとおり、下を向くのだけはやめよう。
今を乗り切れば、妻も一緒に散歩ができる。
そんな小さな世界に花を咲かせておこう。




ファイト!





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自由だろうか   [勉強]


むかし「freedom」を「自由」と訳したのが福沢諭吉と聞いたことがある。
みずからによる(自らに由る)から、自由と。
なるほどと思い、自立を所以とするのか。

むかし、尾崎豊が「この支配からの卒業」と歌っていた。
そうだオレたちのこの、心の中で燻り制御できないもの、支配への怒り。
親、学校、社会、体制からの束縛、支配からの自由を渇望していた。


いまほど、自由を思う日々はない。
空爆もなく、餓死する危険もなく、電気もガスも水道も安定供給される。
世界のニュースを見ていて、本当にこの国に生まれて良かったと思っている。




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いまドイツの大学で研究を重ね、授業を持つ長女博士。
彼女が中学のころだったか、自由について語ったことがある。
もちろん、福沢諭吉の話もした。

そして、何かで読んだ「2つの自由」も語った。
束縛や支配「からの自由」と、飛び出して行く海外「への自由」について。
あなたが不自由なく、英語も仏語、独語も使えれば欧州で自由に生きていけると。

実際、本人の尋常ならざる努力の果てに、彼女は、通訳なしで欧州に生きる。
パリ、スイス、ベルリンと生活拠点を変えながら、現地市民生活を送っている。
おそらく、彼女は自由なのだと確信できるし、少し憧れる。




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 哲学者のアイザイア・バーリンは論文「二つの自由概念」で、「freedom from」を消極的自由、「freedom to」を積極的自由と解説しました。飢餓や災害や暴力といった、そこにいたら死んでしまうような脅威から逃れる受動的、消極的な自由が「freedom from(~からの自由・解放)」で、それより高次の何かを実現するための主体的、積極的な自由が「freedom to(~への自由・実現)」というわけです。      (別冊 NHK100分de名著「フェミニズム」/2023年7月30日 第1刷発行)


時代が変わり、うすうす感づいていた可笑しなことが是正され始めている。
ひとことで「昭和」とくくるほど簡単ではない、根強い変なもの。
違和感に感づかされることが多くなり、少し整理して考えてみたいと思っている。

誰が悪いという話ではなく、「時代」だったのだから、時代の変化に従おう。
可笑しな方向性は是正しなくてはならないが、まずは、知ること、理解すること。
親子、家庭という問題だけではなく、女性の生きづらさも理解したい。




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以前、サッカー日本代表だった内田篤人さん(35)が、何かで語っていた。
奥さんに、育児が大変なら手伝うよと言った時の奥さんの返し。
あなたの子よ、手伝うのではなくて、あなたが育てるのよ。

こういうことを当たり前のように気づき、生きている世代がいる。
昔々昭和の時代はと語る意味は全くの皆無と感じている。
正しい方向へと動くなら、私も参加したい。


他者へ依存(イソン)することなく、自立して自律できているように。
妻がそうであるのだから、私もそうありたいと倣う。
自分が自立できているかは不明だが、頑張る。

妻が退院し、静岡で静かに静養する、伊東でリハビリ中。
15分の歩行訓練、ストレッチ、指示されたリハビリを継続する日々。
15分以上歩くな、30分以上座るな、横になることが多いが、ファイト!

リハビリ第1シーズンは3週間、一緒に過ごす時間を得たと楽しむ。
妻は出来ることは勝手にやるし、私は手伝えることだけをする。
あとは、一緒にドラマを見たりお話をしたり。

最後の最後ではないけれど、神様がくれたふたりの時間。
リハビリのお手伝いも、大いに楽しもうと思う。
生まれ変わるなら男だという妻、受けて立つよボク。




ファイト!





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飛んだLINE 老域あるある   [ひと]


死んでいいよと許可される年齢があるわけではない。
白寿直前、百歳には届かなかったけれど、天寿を全うしたと人は言うだろう。
奈良の叔母が亡くなった、元気いっぱい、いつでも前向きな方だった。


奈良の叔母は90歳を超えてから腫瘍と闘い、がんと闘い、盲腸と格闘し手術。
それ以外にも顎を割り、頭部も7針ほど縫い、奇跡の生還を繰り返した。
2月に退院をしたので、見舞いかたがた激励に行けば、逆に元気づけられた。

この人との話で楽しいのは、「いま」だから。
入退院を繰り返してもお茶目で、昔は良かったという話がないから好きだった。
若い時は、父親に甘やかされた美人娘、遊んでたようでそれも好き。

いま、妻が入院中でもあり、金曜に日帰りをした雨の告別式。
まあ、いいトシして、やっぱり泣いちゃうよな。
夏に、妻と遊びにいった時も、元気いっぱいだったのにな。




■ アジアの後進国から1枚
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アジアの後進国から1枚の写真を考える。
祖父は70歳で亡くなり、祖母は104歳まで生き、母は87歳、そして叔母。
こうして見ると後列はついに全滅、最後の砦の叔母を失い、残るは前列。

姉は相変わらず厳しい目つきだし、従兄弟は柔和で、その弟は困り顔。
私はチリチリ頭というのか、天然パーマというのか、個性的な髪ですね。
現代日本に生きる若者は、この写真を見て日本だとは捉えないでしょう。

ドブも汚かったし、あちこちで立ち小便をする人がいたし。
昔は良かったという気持ちには、絶対になれない。
それでも小汚いなりに服を着せてくれたのだから、感謝だ。

こうやって写真を見て、不足するのはと来れば父。
おそらく父が写しているのでしょう、住吉の家に集合。
母はおそらく27歳、現在のウチの三女より年下だ。


規則正しく時間が過ぎていく。
確実に終末へと向かい、悔いは残すまいと。
そうだ、妻との時間を静かに充実させておこう。




■ ことばがすきだ
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文学部出身はつぶしがきかないと言われた。
確かにそうだろう、好きなことだけをやってるんだからね。
手に職を付けろ主義の親には、嫌がられてしまうのは事実。

言葉を紡ぎ、何らかの形なり影なりを残す作業は、既に好き嫌いの問題。
だから文学部出身はつぶしがきかないと言われた時も、気にしなかった。
だって、ことばがすきなんだもん、言葉を紡ぐ楽しさを知ってるから。


ね、あるいるさんはブログを閉じちゃって、消えてしまった。
それで、私の所に彼が書き込んだ文を見ると、消えていない。
おっ、と思って、つい遡って読んでしまった。

1年間だけど読み返してみると、色んなことがあったという感慨。
そして、あるいるさんの的確な表現には惚れ直してしまった。
言葉には力があるのだけど、さて、残り時間で私には何が出来るのか。

大切な人が去り、亡くなって、立ち止まる。
振り返りながら考えて、前を向く。
かぼそくなんだけど、道があるような気がしている。




■ 怖いぞ落ち着け
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入院中の妻に、自撮り写真を送りまくりました。
移動中の新幹線からで、音楽を聴きながら、ボクを忘れないでねって、つい。
もっといる? と、書き込んだら、いらん、とひとこと。

始めは新幹線の車内で自撮りして送ってたら、画面にテロップが流れ。
ん? 大谷翔平がMVP、慌ててそちらを読みに行きました。
そして継続して、過去の自撮り写真を探して妻に送っていたのでした。

すると、いらん、そっけないなと、よく見ると、姉のLINEでした。
奈良の叔母の葬儀に関してやり取りが多かったから上の方にあり、つい。
世の中でついうっかり、こうして浮気はバレるんだなと思いました。

まあ、朝から小汚ないオッサンの写真を送られた姉、あーあ。
葬儀会場で、会えばまた小言から始まると思うと、帰りたくなる名古屋通過。
判断力も鈍る年寄りに核の発射ボタンを持たせたら、絶対にダメなバイデン。




■ 宝塚よお前もか
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ずっと昔に、フランキー堺が主演した映画『私は貝になりたい』を思う。
もうどうあがいてもしゃあないな、もうええわ、口をつぐむ。
外界と関係を断って、私も貝になりたい。


大きな存在を巨象と譬え、ジャニーズ事務所、宝塚歌劇団、自民党、そして中国。
どうも説明に合理性がなく、強引辣腕、されど脆く、先行きが見えず、倒壊か。
今まで通り、ここでのやり方がある、これが正しい、言うことを聞けとお言いか。

現代の、遅まきながら少しだけ新しい教育を受けた人たちが社会に出てくる。
旧来の価値観で断じることができない、今は少数派だが新世代が生まれてくる。
寄らば大樹の陰が今や崩壊だけを予感させている、いでよ新勢力、最後の期待。




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なにも残さず消えた   [ひと]


何のためのブログか、不明だけど、家族の爪痕を残して来た。
そうやって、何となく、このブログを始めて時間は過ぎ去った。
たくさんの出会いがあって、オフ会にも参加して面白かった。

亡くなった方、ブログから撤収される方、それぞれの事情だが淋しい。
教職も終え、子育ても終わり、少しずつボケていく日々、更新も週1にした。
デイリーからウィークリーに変えて、ほどよいペースでやっている。


何度かだけど、辞めようと思ったことがある。
それでも何となく励まされたような格好で続けてきて、もう暫く更新する。
教え子への生息確認用とうそぶきながら。


それでも、ちょっとさざ波が起きて、ショックかな。
あるいるさんが撤収すると言い、実人生が大事だからそれは正しい。
でもね、一方的だけど波長が合ったし、何と言っても頭のいい人だ。

造詣深く、教養のある方で、いちどお目にかかって歓談飲酒したかった。
そのためには宝くじを当てるという高いハードルを設定してしまった。
しかし、お目にかかる機会は近づいていると錯覚していた。

かりそめの電脳空間に実人生はなく、それでも脳内の戯れを続けたかった。
かと言って文通する相手でもなく、住所も知らず、仕方なし。
大相撲が始まる、相撲を語る相手を失った。

あるいるさんの去り際を見て、ちょっと考え込んでしまいました。
彼を読者に想定して書くことも多かったけど、仕方ない。
いつかお目にかかる日に笑われないよう、自分を磨いておこう。




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今日の写真は、自分の中で気合いの入った過去の写真を3枚。
2017年8月の写真、北大植物園に三日、かよって撮ったサギソウ。
この時期は大阪で入院する母の元へ、月に何度か札幌から遠征した。

伏見稲荷を見たいと言われ伏見稲荷で写真や動画を写して、母の元へ。
あるいは住吉神社だったり、千里丘だったり。
時に、綺麗な花が見たいと言うようになる。



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たしかJUNKOさんだったか、サギソウのことを書いておられた。
実物は知らず、北大植物園にあると知り、電話確認しながら通った。
8月16日(水)、19日(土)、23日(水)と写した。

よっしゃ、これで母も喜ぶやろと思っていたが、24日に母は亡くなった。
見せたかった相手に、見せたかったモノを見せられない花、サギソウ。
私の中では、ちょっとだけ間に合わないギリギリアウトの象徴なんだ。



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ちょっとだけ間に合わないという喪失感。
それがいま私の中にある、あるいるさんへの想い。
既に彼のページは消えている、おいらの書き込みも、よどみに浮かぶうたかた。


流れる星は 今がきれいで  ただそれだけに 悲しくて
流れる星は かすかに消える  思い出なんか 残さないで
君の欲しいものは何ですか  僕の欲しかったものは何ですか
                   (「流星」 吉田拓郎 より)


秋が深まり、晩年の思いとは、去り際の形かな。
感傷も希望的観測も排除して、最終回を考える。
それまで今は、熱海富士を応援しようじゃないか。




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非常識だよ昭和   [考え方]


あなたの時代は終わったの、呪文も無駄よ。
あなたたちの道徳は、あなたたちの道徳でしかないの。
家事・育児・労働、全て同じ時間を使うのに、労働だけが評価されるのね。


昭和というバーチャル世界を生きてきて、分からないことが多すぎる現在。
会社が家族になるという倫理、終身雇用が崩れ始めて新しい哲学が必要になった。
新しい基準と、新しい価値観、新しい倫理、新しい哲学、だが脱皮できない昭和。


目の前に生まれてきた新しい価値観。
それを早く見抜いて受け入れていきたいと思う。
我が子の生きる新しい未来を、早く垣間見れますように。




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ラグビーやるの考え直そうかな、と妻が言う。
何を言ってるのか不可解なので、どういうこと、と尋ねた。
ラグビーワールドカップの決勝戦を見ている時の話。

ニュージーランド対イングランド戦は激しい肉弾戦で、顔も腫れ血が流れている。
妻は、生まれ変わったら絶対男に生まれてラグビーをやろうと思っていたそうだ。
しかしあの異常な激しさに度肝を抜かれ、やっぱりサッカーの方がいいねと言う。

生まれ変わるという説、真偽は定かではないがもしそうなら、なのだと思う。
以前も生まれ変わるなら男と言ってたのだけど、それは変わらないようだ。
すると私はやはり、女になるための心の準備を始め、彼(妻)に好かれないとな。

悪さばかりしてきたから、自分はきっと虫になるのだろうと思っている。
できたら、可愛い犬に生まれて、彼(妻)に愛されるようにしたい。
彼(妻)はマメシバが好きだと言うから、私は豆柴に生まれ変わるのが理想かな。




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いま現在、古くて硬い考えは忌み嫌われているのは感じる。
催促されたり押し付けられたりするのが嫌なのだろうと、少し分かって来た。
自分に関することには、自己決定権を重視したいのだと薄々感じる。

娘たちの世代の話を聞いていても、時代の息苦しさを知る。
新しいTVドラマでも、予定調和の定番ではなく、常識に疑問を投げかけてくる。
ここでは、いままでは、「こうやっていた」というスタイルが通じなくなっている。

価値観を共有できる人たちとパイプを保ち続ける。
判断基準の変化に、敏感になっておくことが重要だと思う。
だって、当然と思っていたことが間違っていたんだと思い知るのだから。




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弱気になることはない。
佳き日を迎える娘の報告を聞くだけだ。
毛虫にとって最後の姿が蝶々だと、老子も言っていた。

把握できなくなることの不安を、いかに管理せずに乗り越えることができるか。
一つの個性、一人の人間として子どもと付き合うための、親の心構え。
子どもは親に所属するのでもなく、当然、親の支配するモノでもない。

「おい!」とか、「ビール!」、「風呂!」と吐き捨てるだけで我が意を通した父上。
やっぱりエラかったんだな、男は黙ってサッポロビールだったし。
忖度を強要し、慮ることを強いた父上は、本当にエラかったのだと思う。

しかし、いったい何だったんだろうなあの昭和という時代は。
大人になり、老けて、トシ食って知るのは、話が違うじゃないかということばかり。
背負うのは、一人では身動きも取れない親、墓も仏壇も、どないせぇっちゅうねん。

心情的には追い詰められてきた。
それでも11月はこうしてやってきた。
待ってろよ、師走はもうすぐ、クリスマスケーキは3つも予約したんだから。




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お父さん、私はあなたの事がずっと好きだったのよ。
でも、どうしても譲れない部分もあって、嫌いな所もたくさんあるの。
私が私らしく生きているための、私自身が大切にしているものに気づいていますか。

お父さんが思うような人間になれなくて、ごめんなさい。
それでも、私にはまだ50年の時間があるの。
お父さんに支配されて、恐れて生きるのはもうオシマイにします。


娘にそんなことを言われる。
怖い話で、TVドラマの中だけであってほしい。
さて、さて、娘のパートナーとやらを見に行くことにするかな。




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総理の聞く力には陰りが見える   [新聞から]


税収、見積もりを上回った分ぐらいは国民に返してください。
得意のマイナンバーに紐付けした、例の口座に。
1人10万円、12兆4500億円だよ、大したことねえぜ、助けてくれぇ。

もうマスクは要らないから、現金が欲しい。
年末に向けてお小遣いが不足するの。
国民を闇バイトに追い込まないでください。


まあ、最近は無気力感満載で困ったもんだ。
来年のカレンダーやダイアリーが店頭に並び、手垢が付く前に買うとする。
そこに決まっている行事や予定を書き込んでいけば、今までは少し希望もあった。

しかしながら、希望が蒸発して最近は、むしょうに不安な日々となっている。
即死はしないけれど、このさき大丈夫かな、キシダじゃ心許ない。
全く時間がなくなってきたのは、キシダのせいでもあろうか。




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首相官邸のHPに行くと、内閣総理大臣の所信表明演説がある。
「先送りせず、必ず答えを出す」との不撓不屈の覚悟をもって取り組んでいきます。
などと冒頭で、客観的に見てウソ丸出しを平気で言う。

G7議長国の首相として、東京生まれ東京育ちのくせに広島出身と仰る。
私は子どもの頃、夏休みには母の実家である徳島で過ごしたが、徳島出身?
普通に考えてバレるようなウソが平気で言える頭、それは脳天気。


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所信表明の「国民への還元」で巧妙に仰る。
なお、還元措置の具体化に向けて、近く政府与党政策懇談会を開催し、与党の税制調査会における早急な検討を、指示します。

「所得税減税を含む還元措置」とは言わず、ただの「還元措置」の具体化。
あちこちでお漏らしをして、あたかも減税だという雰囲気だけ醸し出していた。
でも実際は、懇談会を開催し、与党税調で検討するよう指示するだけ。

懇談会を開け、検討しろと指示するだけ。
何をどのようには述べず、大丈夫かしらこの人、キシダ。
実際にいつになるか、先送りせずとも、開催、検討、審議、今年度は無理ですね。

「期限付き所得減税の実施」、こんなことで景気が良くなるわけもなく。
民主党政権で国破れて山河あり、キシダもこの国を滅ぼしにかかるか。
経済、経済、経済、即死はしないけど、キシダじゃ来年再来年のカネが心配なのだ。




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坂道を降りると帆船が居た。
むかし、このあたりに黒船が来て、ちょんまげさんたちは不安だったろう。
ハマスがテロを起こして 原油価格が上がり、ロシアは喜んでいる。

アメリカが中東で釘付けになれば、ウクライナが手薄になり、ロシア喜ぶ。
統制が取れていない中国軍は一歩間違ったら戦闘開始モード。
南シナ海で海軍が暴れ回り、空軍も米軍機にイタズラして、大丈夫かしら。

ただでさえ危険な台湾有事、総統選が近づき、沸騰間近。
火の粉が飛んできた時、G7議長国を、誰が守ってくれるんだろう。
経済、経済、経済、って、中露北の三正面が怖いんですけど。




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不安がいっぱい。
11月からは不安を記憶喪失して、さらに閉鎖的になろう。
今は、クマとの遭遇だけは全面回避するぞ。


各地で相次ぐ
 ・高齢者ドライバーの事故
 ・クマの目撃
 ・振り込め詐欺
 ・性被害


加害者にもならない。
被害者にもならない。
怒りを抑え込み、もう少しだけ役に立つ人間でいたい。




ファイト!





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中国は法治国家だそうです   [新聞から]



金がないと感じると、明らかに時間もなくなってくる。
異常気象だとか言い慣れてきたら、あちこちで戦争モードに突入だ。
反戦デモも起きてはいるが、そのデモも、戦争の火種になる宗教2000年史。

中露北の勝手な正義の解釈に、私たち日本は為す術もなく、遺憾、遺憾、遺憾砲。
人道的にって何よ、通じない宗教紛争と民族紛争の火種、国連も万事休す。
油で儲ける者と、武器で儲ける者たちは暗躍している。

私たちに出来ることは、読書したり映画を見ることぐらい。
そして散歩しながら考えて、なけなしの金をアフガニスタンに寄付することくらい。
地震で住居を失って路頭に迷う子どもに毛布を送るのを支援、鰻重は暫く休む。




■ 行列のできる火葬場
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墓じまいをする人が増えていると聞く。
拙宅もやがてはその時期が来るのだから、墓じまい後の転居先を探す。
時代の流れ、社会の変化、家族形態の変化と津波が押し寄せる。

最近、「火葬待ち」という現象があると聞く。
葬式も家族葬へと縮小され、樹木葬なり海洋散骨なり、プランが生まれる。
人生を終える儀式があるのだけど、火葬待ちという目詰まりが生じているという。

火葬場の能力が追いつかず、深夜の火葬もなく、順番待ち、待機。
家族葬にして費用を切り詰めても、火葬待ちで更に数十万円の経費がかさむ。
生身の人間が死すれば、自ずと腐敗も進むものだ。

困ったもんだと思うことのひとつだ。
火葬場の予約を取って往生際を迎えるなどと、都合の良い話はない。
確実に終了刻限が近づいてくるよと谷村新司さん、不安も増す。

先頃までは少子高齢化と言ってたのだけど。
この先15年に起きるであろう「多死社会」への対応が遅れているという。
人口ピラミッドが逆三角形を形成すると分かっていながらの無策かな。




■ 減税メガネへの変身
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キンモクセイめ、匂うと思ったら正体を現したな。
法人税が、円安もあり予想以上に入ってきて、減税と言ってしまうキシダ。
得意の、マイナンバーに紐付けた個人口座に一人10万円送金して12兆円。

DXを進めるならパッパとやってりゃ、おいらも助かるのに。
遅すぎるにもほどがあり、チチチチと鳴き、遅々として進まぬ。
何で菅さんを引き摺り下ろしたんよ、無能無策の分際でキ・シ・ダ。

日本国の首相は色んなコトを言い、ぷかぷか漂流しながら、言うだけ。
まだ彼は何もしておらず、執行されずに別会計に流れそうな予算がある。
無策、愚策、思いつき、虎視眈々C国が狙いを定めているのに、ジャパン。




■ 中国は法治国家だ
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アステラス製薬の日本人男性社員が正式に逮捕された。
スパイ容疑で3月に拘束され、日本政府は何をしてくれたのだろう。
親中派の外務大臣の林氏、体よくあしらわれてノコノコ帰ってきた。

半年の拘束の後、正式に逮捕。
スパイ容疑だから怖いよ、密室裁判だから怖いよ。
罪状認否なんてアハハ、一切の説明なく終わるんだよ、独裁国家だからね、怖いよ。

中国外務省の 毛 寧 報道官が凜々しく毅然と言う。
中国は法治国家であり 法に基づいて処理し 当事者の合法的な権益を保護する
(驚きのあまり腰を抜かしそうになる)




■ 希望はなくても暫く生きる
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妻が手術をする。
そういう時にこそ、愛妻家を演じたい。
金がないことに気づき、時間がないことにも気づき、思考回路も八方塞がりだ。

それでも、お花畑のような平和な日本に住む幸せ。
確かに希望は失っているのだけれど、暫く生きる理由は見つけた。
火葬場にゆとりが出来る頃まで、頑張ってみるかなと思っている。




ファイト!





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翔んで埼玉とんでもないか   [新聞から]



先生あなたはかよわき大人の代弁者なのか
              (尾崎豊「卒業」より)




支配からの卒業、束縛、押さえ込み、しがらみへの抗い。
どれだけ莫大なエネルギーを浪費して、粋がって調子こいて暴れていたのか。
本当に昔のこと、大阪の高校時代のことを思い出すと恥ずかしくなる。

バカをして無茶をした挙げ句に自分の人生を破壊して、その代償を払ってきた。
回り回って北海道の高校教師となって、暴れん坊たちと対峙して分かったこと。
両方のポジションを経て、大人はズルイ、ずる賢いと理解した。

もう少し、この知識を持って高校生をしていたなら、面白かっただろうな。
結局はあらゆる面で無知だったわけで、情熱と凶暴な体力だけだったのだ。
もし自分自身を正しく導けるのなら、もっと愉快に青春を謳歌しただろうか。




世界は宗教で戦争をするというのに
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昨日の7時のニュースを見ていて、この世は絶望に満ちていると知る。
重要で緊急性があるものから放送される手順だと思う。
見ていて、かなり気持ちが落ち込んでしまった。

始めのニュースが、イスラエルでのハマスとの戦争。
次に、ウクライナでのロシアとの侵略戦争。
3つ目が、アフガニスタンで7日に起きた地震の続報。

世界中でたくさんの課題が溢れているのだけど、誰も手が打てないでいる。
来週のポーランドの選挙も気になるが、民主国家には選挙というものがある。
内向きにならざるを得ない民主国家 VS 好き勝手な独裁国家のせめぎ合い。

イランがハマスを支援して、裏で繋がる中露北の三国同盟が暗躍。
仁義なき戦い、代理戦争と来れば、最後は頂上作戦。
世界は宗教で戦争をし、日本は他国の宗教で商戦が始まる、それでいいのか。




気休めかもしれないが偽善者の面目
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10月分の贅沢は辞めて、月刊鰻重のお休み、ボクノデキルコト。
アフガニスタン地震の被害に遭った子どもたちの毛布や食料のために、寄付。
ウクライナに戦闘機を贈りたいけど、ちょっと現金不足、ゴメン。

偽善的な行為は、自分で自分を許すために、私なりに必要なこと。
知らない神社でお賽銭を差し出すより、確実に絶対弱者への支援はしたい。
ほんの僅かだけど、ユニセフに寄付、そして感謝のシールを貰う。




未だ妻の愚痴は聞かず
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妻の弱音と愚痴を聞いたことがない。
だからというわけではないが、ママ、ママと妻に頼りっぱなし。
妻が怒るのを見るのは出会って42年、先日が二度目、ピリッと緊張した。

埼玉県議会の、子どもの留守番は虐待という馬鹿げた条例に対して。
男だけで決めるとろくなコトにならない、とやけに真顔で言うので焦った。
そんな時は逆らわない、そうだね、そうだよ、ジジイが裏で操ってんだ。

仕事バカを演じる私など頼らず、実質、三姉妹をしっかり育て上げた妻。
相当の苦労もし、工夫を重ねても、つらいことがたくさんあったのだと思う。
そういう実感から、真剣に怒っているのだと思った。

老害だとか昭和だとか、突き上げどころが満載の埼玉県議会。
誰も反対できないなんて考えられない非常識な条例案。
静岡県知事に並ぶほどの愚劣な埼玉県議に、嫌疑をかけるぞ。



埼玉県議その年収なら見えない現実
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(東京新聞ウエブ版/2023年7月4日)

一目瞭然。
1600万円の年収で子育てするなら虐待法案に賛成しよう。
でもよ、待機児童が全国2位であることをお忘れなきよう埼玉県。

翔んで埼玉、やっぱり田舎だねと言われちまう。
おらが村の世襲県議、他にやることがないのかしら。
ある意味でお金持ち県の余裕でしょう埼玉、選んだのは埼玉県民。




見せしめが大手を振る
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薄暗い頃に歩いていて驚くのは、見せしめ的なカラスの逆さ吊り。
恐ろしやとよく見ればプラスチック模型、でもよ、どこで売ってるの。
販売される商品なら、有効なのかもしれない。

ハマスの奇襲は、世界への見せしめ、オレたちの話を聞け。
選挙があるからアメリカはイスラエルに強くは出られず、イスラエルはやる。
現時点で漁夫の利を得るのは中露だが、ここも国内がヤバくなって弱体化中。


第5次中東戦争に発展しそうな現状だが、怖いね。
コテンラジオで2000年分の世界史をちゃんと学び直しましょう。
宗教問題だから話し合いでの和解はなく、行き着く果ては殲滅。

鈴木宗男を敵に回してでもウクライナを応援する。
しかし、イスラエルとパレスチナの問題では、わかりません、勉強します。
過度にイスラエル寄りのアメリカはユダヤ人の金目当て、一貫しない正義。

いつかのドイツと変わらないのだけど、ナチスは金を奪うために人種殲滅。
トランプの暴挙の後始末をガザのパレスチナ人がさせられている今日。
言えることは、情けない国だけど、日本に生まれて良かった。



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『RRR』   [映画]



こいつら、ひでぇな、蛮行、愚行、野蛮でかっこ悪い奴らだ。
そう思ったのは、アジア大会の男子サッカー、日本対北朝鮮の試合。
あいつらスポーツじゃなく、まさに戦闘行為。

試合が止まってピッチに入った日本側のスタッフからペットボトルを略奪。
その時に、腕を振り上げて威嚇行為をする、まるでガキか猿の態度。
人の国にミサイル飛ばして威嚇行為をする国だし、迷惑な奴ら。

レイトタックル、ボールではなく足を蹴りに来る、カニばさみで倒す。
やっちゃイカンことのオンパレードに、あの半島の民族性を見た。
しかも戦争中の北の、異質な価値観の教育のたまものだ。

そんな国や、その仲間たちに取り入ろうとする議員さんにもバカかと思う。
そもそもルール違反が常態で、威嚇と威圧がコミュニケーションの基本って何よ。
お隣さん3ヶ国、みんな核保有国かい、困ったもんだ。




   『RRR』
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■ 作品データ
 原題/RRR (Rise Roar Revolt)
 制作年/2022
 制作国/インド
 内容時間(字幕版)/180分
 ジャンル/アクション/冒険

■ 解説 第95回アカデミー賞で挿入歌「ナートゥ・ナートゥ」が歌曲賞を受賞。世界的に大反響を呼んだインドの娯楽超大作。監督は「バーフバリ」2部作のS・S・ラージャマウリ。1920年のインド。圧政を敷く英国人総督の一行は、ある村にいた少女を総督府があるデリーに連れ去る。部族の守護者ビームは少女の身柄を取り返そうと、仲間たちとデリーへ。そこにある警察で働く警官ラーマは、英国人の署長にビームたちを捕まえるよう命じられる。やがてビームとラーマは互いの正体を知らないまま交流を始めて友情を深めるが、ビームは少女を救い出すべく、パーティーが開かれている総督の公邸に乗り込み……。


面白い、実に面白い映画だった。
振り返れば3時間、確かに長いかもしれないが楽しかった。
これは恋人と一緒に映画館へ見に行って、ときどき手を繋ぎたくなる。

SFXも駆使して非常に新しい映画なんだけど、昭和を感じて見ていた。
想像を絶することはなく、あり得ないのだが全てが予定調和。
常識を越えてそこはみんなで踊っちゃえ、という底抜けの陽気さが良い。

主義主張もお構いなく、瀕死の状態でも薬草を使えば簡単に復活する。
コミックの世界、劇画じゃないかと突っ込むこともなく、楽しめた。
昭和の日活、無国籍映画のような定型で、映画に没入できる。

インドって、次に世界征服に至る国だろうが、片鱗は垣間見た。
この国を敵に回すと手強いなと思いながら、インド映画を見る機会が増えそう。
娯楽はこれでなくっちゃ、妻が回復したら、一緒に踊りたいナートゥダンス

忙しい娘たちにも、息抜きをしたい時はどうぞとお勧めしよう。
ちょこっとだけ凹んでた私も少しは回復傾向だ。
山田洋次監督が言うように「重苦しい時代だから笑いたい」ボクです。



生きる価値は どれだけ多く笑ったかである
             (ヴィヴァルディ)




笠置シヅ子の記憶
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笠置シヅ子と言うと、子どもの頃に見たTVドラマが始め。
確か役柄は回転焼き屋のおばちゃんで、軽妙な大阪弁の語りが面白かった。
いや、語りよりも「へ」の字に垂れた眉と目が、楽しい気分を誘っていた。

遅れて入った大学で、文学部の必須「映画研究」の毎週課題がキツかった。
オールナイトで映画を見てレポートを書いていたが、分析癖がついてしまった。
黒澤明監督の『酔いどれ天使』を見た時に、笠置シヅ子との再会に驚いた。

回転焼き屋のおばちゃんが映画の中で歌ってる、踊ってる。
服部良一作曲、黒澤明作詞の「ジャングル・ブギー」だった。
歌い踊る熱量に当てられたが、回転焼き屋のおばちゃんは売れっ子歌手だったのだ。

同時代を生きたわけではないが、重苦しい時代を明るく笑顔を振りまいたのだろう。
インド映画のさらにアップテンポの歌と踊りに、引けを取らないものがあった。
その笠置シヅ子を描いたNHK連続テレビ小説「ブギウギ」は、大いに期待である。

さらに恥をさらせば、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドで初めてブギを理解。
BGMに使ってレポート作業というわけにはいかないが、ブギウギに期待。
宏池会の傀儡キシダを笑い飛ばすために、笠置シヅ子を聞くさ。




小さな町の小さな山車と祭り
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伊東の少し山に入った神社、秋祭りなのか、鎮守の森から山車が出発する。
防災無線で連絡があり、法被を着た人が山車を引き、ゆっくり移動する。
少子高齢化の山あいには、神輿の担ぎ手もなかろう、山車を引くのが良い。

少しばかりの山路を、大勢の御隠居さんが引く山車。
終われば何やら振る舞われるのだろうか、参加に迷う。
コミュニケーション能力の乏しい私、飲み会だけなら参加したい。

小さな神社がいくつかあって、それは町内ごとなのでしょう。
おでんの具材を買いに行く道すがら、楽しそうな光景を見る。
駅に近づくほど、鎮守の森にキッチンカーが来て、新時代の屋台。


朝夕はひんやりした空気がすがすがしい。
毎夜の祭り囃子の練習は終わったようだ。
真っ白い大型犬の吠える声しかしない夜、そういうのも好き。




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しばらく沈思黙食   [味]


世の中、分断どころではなく、寸断、裁断、遮断されて混迷迷路。
多様性と言い、ちょっと誰か整理してくれないと、困っちゃう。
国力が低下し、公共サービスが低下し、税金は湯水のごとく使う。

何かおかしなコトが進んでいると思う。
今までこうだったと頑なな閉鎖性が私たちを道づれにして、置き去りにされそう。
やっぱり中国に賛成し、ロシアを応援して、北朝鮮支配者の髪型を褒めるべきか。

もう少し、様子を見て、時期が来れば脱藩か。
久々に朝の連ドラ「らんまん」は良かった。
でも最後の2週間の同窓会的な駆け込み詰め込みは、相変わらずだけど。




夏を惜しみながらサマートリュフのアイスを食べた
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サマートリュフのアイスクリームとマカロン・ド・サンテミリオン

わたくし史上、一番のアイスはカシスのアイスでした。
それが、レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港で最後に食べたアイスが逆転優勝。
なんと、ピスタチオのアイスがこれほど美味いとはと驚き、1位。

日本では圧倒的にピスタチオ量が少ないから絶品域には至らず。
と勝ち誇っていたら、サマートリュフのアイスを食べて椅子から転げ落ちます。
なんじゃぁこれは、この上品な甘さに香りに、大逆転の首位に躍り出ました。

夏を惜しみながら、冷房の効いた部屋で、妻と娘と友と喰い。
これが外食でなければ、娘も私も、ぜーんぶ舐めてしまうでしょうね。
やっぱり育ちがワルいのですが、我慢しましたよ。




夏から秋に向けてのイチジクを食す
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夏から秋に向かうイチジクと柿のフルーツタルト

手作りサブレ、フルーツに合うマスカルポーネクリーム、自家製カシスアイス。
こうやって出てくると、3位に陥落したと思えないカシスアイスでした。
イチジクを食べるのは何十年ぶりかだけど、とても美味しく頂きましたね。

妻も、子どもの頃には庭のイチジクを食べる夏休みだったそうで。
大人になって、買ってまで食べることは殆どありませんでした。
何かで出されて食べはしたけれど、実に何十年ぶりかの再会、立派になられた。

このタルト、添えられたディオスピロス・カキも絶妙でした。
神から与えられた植物そのもの、柿の甘味は幸福の味です。
いつかいつの日か、またお会いしたいと思います。




9月末に海に入るのはサーファーと外国人さんだけでした
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今年は一度も海に入らなかったことを思い出した。
最近は、プールで泳いだ方が温泉もあるし、楽だし。
あの海水浴あとのベタベタ感が嫌だし、見せる裸体もないし。

でも、妻さえ良ければ着衣のままで、足だけ入るのも一興かと。
そんなことを思っているうちに、富士サンに魅せられて、山男化。
来年も山のシーズンが中心になりそうで、海は卒業かな。




値上げ攻勢の中で天高く食べたきもの多し
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江戸川の土手には雑草として咲く彼岸花

情熱は時に猛獣のように暴れ回ることがあり、抑えが効かなくなる。
厄介なものを上手く制御できるようになれば大人と呼ばれる。
知性に支えられた冷静さは教養のように人間の深みを感じさせる。

そうありたいと今日も願いながら、なかなか上手く生きていけない。
夏目漱石先生とて同じのようであり、「草枕」の冒頭に記されている。
かくかくしかじか、とかくに人の世は住みにくい。

検討する、指示をする、言い続けるキシダの予算は執行されておらず。
電気ガス水道ガソリン値上げ、ステルス値上げ順次待機中。
せめて我が心だけは根を上げず、抑制をきかせて、教養、強要。




ファイト!





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