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自民党には生まれ変わってもらいたい   [新聞から]



先月終盤から、風邪のような症状で寝込んでしまいました。
熱は38℃少々、めまいと喉の異常、薬を飲んでずっと寝てました。
体重が2㎏減ってしまい、せっかくの正月の蓄えを、なくしちゃった。

少しボンヤリする頭で深く考えてひと苦労。
ちょっと自民党には一度、滅んでもらおうかな。
明日から散歩も復活して、体力を再び付けていく。




■ 夫婦別姓を考えてほしい親心
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(2024年2月3日 毎日新聞・朝刊)

選択的夫婦別姓制度の導入に向けて経団連を中心とした経済界が動く。
娘が博士なら、改姓により旧姓時代の論文が認識されない。
女性の働き方とか言うだけで、改姓でキャリアが台無しになるのだぞ。

自民党の保守系議員が、反対するのだ。
「伝統的な家族制度の崩壊につながりかねない」
「子どもへの悪影響が懸念される」

伝統と言って、どれほど古いのか。
1898(明治31)年に「家」を基本とする戸籍制度を定めた。
1947(昭和22)年に「家制度」を廃止したが、夫婦同姓を存続。

かつてはアジアの新興国でも「夫婦同姓」制度が存続した。
しかしジェンダー平等の観点から、次々に夫婦別姓を認め始めた。
現在、世界の中で、日本だけが夫婦同姓で、なにをもっての伝統か。

選択的夫婦別姓、賛成が83.9%と、キシダ支持率より高い調査がある。
1996年の法制審議会以降、選択的夫婦別姓が議論されずに眠る。
パー券売って裏金隠しに多忙を極め、あらゆる議論を逃げるキシダの解党を願う。




■ 目を合わさない柴犬
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愛嬌があるように感じるのだけど、人に愛想が良くない。
じっと見ていても、眼中になく、いわゆるシカト、絶対に目を合わさない。
飼い主にジャレて懐く姿はよく見るのだけど、ヒップの可愛いこの犬、ボク嫉妬。




■ 久遠チョコを知って脱帽
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1月11日放送のカンブリア宮殿で見た。
障害者をショコラティエに変貌させ急拡大! 久遠の奇跡とは?
 チョコレートやクッキーの製造販売で、いまや北海道から九州まで40店舗を構える久遠チョコレート。その急拡大の秘密は、生き生きと働く様々な障害を持つスタッフたち。400人を超える障害者に働く場を生み出し、奇跡の成長を遂げる異色のショコラティエ集団の舞台裏に迫る!

一定数の障碍者を雇うという、ぎりぎりの線ではなく。
しっかりと給料を払い、技術を身につけさせ自信を持たせる。
こういう正しい発想が社会に行きわたるような政治、裏金自民じゃだめだな。




■ 弱者と大声で言う人は避ける
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むかし、学生時代にいわゆるボランティアをしていた。
(好きな子が参加するからと)動機は不順で、毎週の日曜に、施設に通った。
通いながら、生活のお手伝いをし、学ぶことが多かった。

活動の中で1冊の本を知り、近江学園の園長さんの『この子らを世の光に』。
冒頭で、「この子らを世の光に」と「この子らに世の光を」の違いを言うのね。
「を」と「に」が逆になれば、この子たちは哀れみを求める可哀そうな子になる。

大学で教育課程を履修する者にとっては、目から鱗でした。
生きていく姿勢は言葉に現れ、思索を深める人間でありたいと思った。
失敗ばかりの人生を生きてきたけど、自民党も生まれ変わってくれ、嘆願だ。




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ひと風呂浴びて妄想族   [温泉]


 一人きりで人生の迷路に迷い込み、立ち尽くしている時、心の中の空模様は土砂降りである。雲間に空さえ見えず、濡れるに任せることもあるだろう。そんな時、誰かの手でスッと傘が差し出されることがある。見覚えのあるその傘は、きっと昔、誰かに差し出したはずの自分自身の傘である。老いてなお、時間の流れの中でふと気づくあれやこれや、ありがたいと思うこともある。




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そでふれあうも タショウのエン
 袖振り合うも多生の縁  道を行くとき、見知らぬ人と袖が触れ合う程度のことも前世からの因縁によるという意味から、どんな小さな事、ちょっとした人との交渉も偶然に起こるのではなく、すべて深い宿縁によって起こるのであるという意味。





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あなたは私を夢中にさせたのよね。
懐かしい映画のような出会いをして、あなたを追いかけて北海道へ。
あなたが夫で、本当に良かった。

妻がそんなことをわざわざ言う。
驚いて、嬉しくて、感激して大きな声を出した。
その声に驚いて目が覚めたけど、何となく幸せな気分だった。




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TVのトーク番組で「よその家庭が羨ましかった」ことを語り合っていた。
やがて話は子ども時代の自分の家庭の貧しさの話になっていた。
便乗して自分も考えたが、貧しさの問題ではなかった。

うちの三姉妹の弟に生まれたい、ということを考えた。
次女と三女の間に生まれれば、姉に絶対に濃厚に可愛がってもらえる。
上の真似してれば人生は大丈夫だし、三女が妹なら少しエラそうにできる。

何と言っても、うちの三姉妹と過ごすなら刺激的で充実しただろう。
彼女たちとなら、楽しむことを楽しめる子ども時代を過ごせたかなと思う。
ただ、姉も妹も博士で、劣等感を持ったかもしれないが。




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海岸へ日の出を見に行ったら、キャンピングカーが止まっていた。
札幌ナンバーで、2kさんかなと思ってしまった。
屋根にはソーラーパネル、パラボラアンテナ付き、あれこれ手を加えている。

いわゆるリタイアして、「老後」を考える時。
できることなら、ゆっくりと妻との時間を充実させたいと思う。
同じ日の出を見て、同じ風に吹かれ、同じ夕日を眺め、手をつなぐ。

人生の終盤は、温かい気持ちを満たしたい。
大好きな人と過ごす時間は、楽しいことこの上ない。
人生は出来ることなら、ハッピーエンドが好き。




ファイト!





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新生オレの出発   [日常]


およそ2か月間の、妻との同棲生活を終えた。
妻のリハビリが完了し、少しずつ社会復帰をすると言う。
再び2拠点生活が始まった。

ちょっと寂しいよと言うと、おバカさんねと妻が笑う。
やっぱり大好きなんだよと言うと、なに言ってんのと妻が笑う。
そういう他人が見たら、くだらないような瞬間も、いとおしい。

現役時代に単身赴任は断った。
余生の時代に入り、風変わりな、エラそうにしない夫になる。
そのためにも、老体に鞭打って、新鮮な空気を吸う。




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ぶつかったり仲直りしたり、人と人が一つ屋根の下で暮らす。
そして少しずつ距離が縮まり、木の年輪のように愛は育っていく
一人の人間を心から好きになることは、一生の仕事だ。

ふたりで朝の散歩と称し、人の少ない道を歩く。
ただ昇る朝日を見ているだけで、なんとなく幸せな気分になる。
それはそばに妻がいるからだと、私は知っている。




キミたちがそうであるようにボクたちも世界観としてふたりが好き.jpg


子は親を、いつしか越えていく。
親鳥は毎日、巣にエサを運びヒナの命をつなぐ。
身を挺して天敵を追い払い、雨の冷たさを一身に受ける。

そして巣立ちを迎え子は飛び立っていくのだが、ただそれだけのことだ。
しかし人間は意味を考えるから、 結局はふたりなんだねと肩の力を抜く。
出会った頃のように新鮮に、老いてはしまったけれど、もう少しね。




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気持ちのいい風に吹かれて、一日の終わりを妻と語り合う。
するとまた、笑顔で明日を迎えられるような気がする。
いつもの見慣れた景色、いつもの生活、当たり前が明日も続きますように。




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一人で生まれてきたという事実があり、記憶はない。
一人で死んでいくと分かっていて、認識しようがない。
すべては無に帰すという真理が、ただ横たわるだけである。

そうであればこそ、愛する者たちの幸せを願う。
だからこそ今日を愛する人たちと過ごす。
今日をやり切ったという満足に、明日を託す。




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漠然と崩壊する中で   [考え方]


昔は、という言い方になるが、自分が若かった頃、息苦しかった。
たくさんの違和感を抱えながら、大阪の高校時代に爆発して、逃げた。
高校を中退し、大阪を脱出し、家を飛び出した。

その禍根は引きずり続けているが、最近、違った意味で息苦しい。
自分を取り巻く社会が歪みを見せ始め、隠していたものが露見し始めている。
民族と宗教と、小競り合いが加速し、民主主義国家は分断が始まっている。




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意味などわからなくても働く人間に仕立て上げる場所、それが学校。
そんなことを言ってるのが不思議で、海外の番組を録画した。
そしてその流れを追ってると、確かに、時代は変わったのだと思ってしまった。


 学校とは、ちょっと考えれば誰でもが変だと感じることに疑問を持たないように教育する場所です。例えば、利益を生まないのに、なぜこの書類が必要なんだろうとか、誰も読まないのに、なんでこんな報告書を書くんだろうとか、当然の疑問ですが仕事の担い手たちは、そんな疑問を抱かないことも仕事だとわきまえています。





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初等教育で子供の自然な好奇心を叩き潰している、と番組は続ける。
教育は幼心に芽生えた自然な好奇心を破壊するために行われている、と。
ここで疑問を持ったけれど、その後の幼子の動きを見ながらナルホドと思う。


 子供が自分と周囲の世界の区別がつくのは、自分の力で変化を起こすことができると分かった瞬間です。例えば、腕を動かして偶然テーブルの上の鉛筆を転がしたとしましょう。もう一度手を動かせばどうなるか、もうその子には分かります。鉛筆をもっと遠くに転がせるんです。すごい、僕は他のものに影響を与えられる。その子が人間だと自覚する瞬間です。周りの世界とは違う存在なのだと。


そうした感覚を奪われると人は崩壊します。
自分を人間だと感じる大元の理由を奪われてしまうからです。
と説明しながら、社会変化の中、労働も変化しなくては人間性が壊れると言う。


 市場経済が認めている価値と、働く人が感じている価値との間に不一致が生じていて、何かが大きく間違っていると人々は感じています。彼らは本来、仕事とは世の中の役に立ち自分の心の中にある何かを深めていくものだと思っています。





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いまの時代、結婚と出産だけが女の人生じゃないんだから。
ドラマの中のそんな台詞に、ようやく日本にも来た新しい時代を感じる。
言えなかったことが言えるようになったこと、遅ればせながらの前進。

他者の価値観で縛られ、他者の価値観を押し付けられる苦しさが嫌だ。
ずーッとそう思いながら、自分も似たことをしてきたのかもしれない。
本当はバカな話をして笑って生きていたいだけなんだけど、もどかしい。




ファイト!







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負けるな民主主義   [ことば]



確かに元旦から予期せぬ出来事、良からぬ事象が発生している。
しかし、自分に出来ることは準備して備えて、目の前のことに対応する。
もちろん遊んでいる暇はない。

何が出来るのか、それは勉強、それは金を作ること。
たやすいことではないけれど、萎縮するほどの若さもない。
出来ることをする、近くにいる人に愛を注ぐ、妻にね。

まずは。
お好み焼きを食って、作戦を練る。
まだ、時間はある。




■ 頑張れ民主主義
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海を見下ろすこういう朝もボクは好きなんだ


ものすごく傾斜がかかってきた世界。
それでも、民主主義は頑張るしかないと思う。
最近ロシア、北朝鮮、中国が力強く張り切っている。

ところが、「戦争」という言葉を使っただけで禁固7年だ。
そんなことが横行する国に憧れはしない。
ボクは民主主義が好きなんだけど、負けそう。


ニナ・ハーゲン「カラーフィルムを忘れたのね」
 2021年に行われたドイツのアンゲラ・メルケル元首相(在任2005-2021)の退任式で、旧東ドイツで少女時代を過ごしたメルケルの「青春のハイライト」として彼女自身のリクエストにより軍楽隊に演奏された曲。

 この曲は私の青春時代のハイライトでした。いろんなことが私の体験と重なっているのです。東ドイツ時代に味わった独裁制や秘密警察による盗聴の経験から、民主主義は私にとって特別なことであり続けています。この国に、自由が向こうからやってきたのではなく私たちが勝ち取ったのです。

人権も自由も平等も、戦いの中で勝ち取られたものである。
始めからあったものはなく、向こうからやってきたのでもない。
うかうかしてるとやられると思う、頑張れ民主主義。




■ 母は偉大なりと思うダメ夫
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モデルのママはステンドグラスに囲まれて今でも輝いているの


出会った頃、少女だった妻が「冬来たりなば春遠からじ」とよく言っていた。
完了の助動詞「ぬ」未然形+ば、仮定法やんか、古文の達人か。
いや違っていて、『エースをねらえ』の藤堂貴之のセリフと言い、知らん。

藤堂貴之ファンで「たかチャン」と呼ばれていたが、私と結婚し母になる。
可愛い娘だった少女が母になるや俄然、母性爆発、いかに大変だったか。
と母性のせいにするな、最近、反省させられる妻の大きさ深さ。

 私は娘が大変だった時いつもそばにいるようにしました。過去にあったことは確かに色々と大変でした。ただ、いつでも娘を一人にさせず、家族で一緒にいるようにしました。それが彼女に勇気と信頼を与えたと思っています。「暗闇の先には必ず光がある」と信じています。私は娘たちの母ですから。

自信だとか信念だとか、偉そうにまとめる先生は他人事ですね。
妻のリハビリのお手伝いをしただけで、主夫も大変やんけ、です。
人生の残り時間が少なくなりましたが、感謝を尽くします、わ。




■ 綾瀬はるかに齧りついて何が悪い
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バカだとお言い「ベーカリー麦田特製つぶあんぱん」を食べてみた

『義母と娘のブルース2024謹賀新年スペシャル』を見て、泣く。
そして、セブンイレブンとコラボした粒あんパンを買って食べた。
もちもち触感生地に外さない粒あん、そこそこ美味しかった。

さて、ドラマ。
漫画にしてはセリフが刺さり、考えながら泣くの。
お前のためにしてやった、なんてこと、親は言っちゃいけないと思ったの。


義理の娘の結婚式で。
義母の亜希子(綾瀬様)に娘が言う。
これまで沢山のことを有り難う、これからは私が返す番。

それに対して、しみじみと返す綾瀬の言葉が良かった。
見ながらパパは思うのね、最近、オレの方が有り難うだよって。
既にボクは十分だと思わされたその、亜希子の切り返し。

「ごはんを作れば1億円の笑顔が返ってくる」
「寝顔を見れば時間外手当をもらった気になる」
13年間でいったいいくらいただいてきたのか。

それは優に国家予算を超えるでしょう。
あなたは24時間365日、小さな奇跡を与え続けてきてくれた。
あなたそのものが奇跡だから、何も返す必要はない。

たかがドラマを見ながらボクは泣く。




■ 娘夫婦と小室山で愛を誓う
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伊東から富士山が眺望できる場所を見つけた


伊東に321mの小室山がある。
元旦、そこに登って娘夫婦と幸せでいようねって誓ったの。
婿殿はその夜、用事があってロンドンに飛んだけど、悪いことばかりじゃない。

ニュースでは悪いことばかり繰り返して楽しむマスコミ。
それよりも、義援金や支援金、寄付金を捻出する努力を始める、オレ。
裏金はもう作れないから、オモテのお金を作るぞ、オレ。




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謹賀新年   [ことば]



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 旧年中は大変お世話になりました。

 去年も結局はいろいろあり、世の中は大谷翔平さんが一手に引き受けてくれて、WBC優勝から始まり記録づくめ後、ドジャース移籍、山本投手獲得と楽しみました。

 途中で熱海富士を応援する悦び増加でも、あとは裏金問題とか統一教会問題。中古車販売店、ダイハツの偽装と詐欺めいた出来事にウンザリ、ニュースが不快でした。


 物忘れが激しくなり、2023年の記憶も薄れる中、4月には一時帰国した長女と過ごせたこと、7、8月の富士登山、10月の三女の結婚は鮮明に記憶します。また、妻の手術、リハビリに対応して少しばかりのお世話が出来たのは、ある種の存在感が示せたかなと思っています。

 終わりの始まりだとしても悔いは残さず、ドラマ・映画鑑賞、散歩、NISA対策、登山の日々を暫く続けます。

 いつもの見慣れた景色、いつもの生活、当たり前だと思っていたものがもう二度と手にできないものだと知ります。だからたくさんの幸せが花開く一年となりますように。




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皇居前散歩   [旅]



自称『週刊サンデーM』と手抜きを始めてどれだけかは忘れた。
それでも、大晦日が日曜で、今年の最終回になるのは初めてのように思う。
さすがに、ど年末、休んでもいいように思いながらも、律儀に。


妻のリハビリ生活を支えるために、伊東で初めての同棲生活をしている。
新鮮ではあるけれど、飽きられてしまうのか不安はある。
そんな中、通院もあり、東京ついでに駅前の夜景でも見ようかと散歩した。




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暮れゆく2023年、個人的にも後半は良くなかった。
精神的にも落ち込んだし、暗い暗い、Cry !
いちど悪く考えてしまうと、どんどん落ち込んで、ダメになっていく。

だから悪い奴らのニュースは見ないで切る。
でも、大谷翔平さんのニュースだけは追っかけて支えてもらってる。
12月はドジャースがらみで夢も希望も描けそう。




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人生に反省などしている暇はない。
ダメだったのはなぜなのか分析をし、立て直すか、逃げる。
そういう選択の連続で、ボクたちは生きているのだ、人生を。




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新しく何かを始める勇気はない。
ただ毎日の目の前にある今日を、何とか楽しく乗り切る。
そういう生活を続けるしか、老いの道はないのだと思う。

老いるのが怖いのではない。
やがて終わる人生、暮れてゆく。
だから、今日を楽しく面白く、伴侶を笑わせて、悔いることなく。




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今年の良かったこと。
富士山に2回登ることが出来、無事帰ったことだろう。
また来年も何度か登りたい、それだけの魅力がある富士山。




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もういい加減にグチや文句を言うのは辞めにしょう。
だって、そばで聞かされる側には溜まったもんじゃない。
きっと妻にはストレスだったかもしれない。

批判精神がつい、口をついて文句になるのかな。
全ては自己責任、新しい時代を理解して終わりたい。
謙虚に、そして馬鹿には近づかない。


渾身の、だらしない文章を読んでくださり感謝です。
それでもまた、来年も良いお年をお迎えください。
皆さんの生活の充実と幸せを祈ります。




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むかしは汚かった   [むかし噺]


春ではなく師走ではありますが、
静心(しづごころ)なく 花の散るらむ
改め 正義の散るらむ

落ち着いた心がなく、大道廃れて仁義あり。
世界に分断と紛争があふれ、国政の乱れ、逃げる。
大谷翔平さんの話だけを聞き、蟄居して心を立て直す、よ。




■ ゆうのすけさん 江戸川沿いに富士山あり
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さて、富士山写真。
市川橋から江戸川を遡上します。
里見公園方向へ行く遊歩道の最後のところ、

いちど切れてまた遊歩道は再開しますが。
そのとりあえず一区間終了の二輪車止めの場所まで。
次の遊歩道に移る間のところ。

そこに富士眺望、絶景ポイントがあります。
スカイツリーの右側に富士山を配置できます。
私の散歩コースの一つです。




■ 1996年12月30日 札幌駅南口は鳩の溜まり場
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かつてのアジアの後進国ではなく、札幌駅南口。
27年前は大昔、大丸百貨店もなく、ただ鳩が溜まり場にしている。
随分と汚い時代を生きていたんだなと、思う。

時代は便利になり清潔感が増し、デザインのセンスも良くなった。
私たちは前進し、進歩し、それでも何かを置き忘れてきたような。
街はきれいに越したことはないけれど、さて、自立できているのか。




■ 断捨離が写真に及ぶ
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断捨離に重要なこと。
あの世に持っていけないものは全て捨てること。
そして持っていけるものは残す、それは信仰と愛だね。

写真でプリントアウトしたものは、選別する。
家族、特に子どもに関わる素敵な写真はスキャンし、残す。
ピンボケや変な写真はただ捨て、自分に関してはカッコいいものだけ残す。

スキャンしている間は1.5倍速でラジオを聴きながら、単純作業。
先の、時代を感じられる写真は残した。
この、不思議な面白さを持つ写真も残した。

サンフランシスコからモントレーに南下した途中の移動遊園地。
そこのメリーゴーランドが、異常な速さの高速回転だった。
姉二人は興奮し歓喜、末娘は恐怖でしがみつく、風船が真横に流れる。

安全棒にしがみつく三女も、すでにパートナーとクリスマスを楽しむ。
ドイツ、どこか、曳舟と娘たちも自立し、大活躍で宜しい。
私は妻と、この国の行く末を憂えながら、法事の案内状を作っている。




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畑富子礼賛   [笑われ噺]


思いついたら断捨離。
自身の卒業アルバムも、職業柄のアルバムもほぼ捨てた。
遠い過去の記憶は、記憶の中にしかない、それでいい。

脳も委縮し始めているのだから、家族の写真データのみ。
そうやって、宝箱の中身は減っていく。
しかし、大阪時代の写真はないと思っていたら1枚、出てきてしまった。

おもしろい。
半世紀前の写真が、私の50年を超える大移動に追随していたなんて。
笑うしかないが、葬った思い出。




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高校1年の最初の国語の時間。
青木先生は遅刻して入ってきて、更紙(藁半紙・ざら紙)を配った。
紙を横にして半分に折って、半分に折ってを繰り返し、開く。

出来た線に沿って作文を書け、初めにタイトル、次にクラスと名前。
テーマは「今思うこと、考えること」だった。
最後に集めるからなと言って、青木先生は走って出ていった。

教師になって分かったこと、年度始めの忙しさは半端じゃない。
作文を書かせて時間を稼ぐという手を、原稿用紙も用意せずに、青木め。
後に国語教師としての私は、印刷した原稿用紙の備蓄は救いの「かみ」だった。




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テーマが「今思うこと、考えること」なら、書くことは一つしかない。
自分では「畑富子改造計画」にしたかったが、熟慮し「畑富子礼賛」とした。
構成を考え構想に時間を割き、30分余りで猛烈に書き切った。

向こうの列の先頭に座る少女、その子の名前は畑富子。
惜しいことに彼女は赤のセルロイド眼鏡をしている。
あまりにもそれは彼女をおとしめるもので、何とかして外させたい。

赤眼鏡をはずせば彼女の顔が、いかに輝いて見えるだろうか。
そういう考察を加え、時代はコンタクトレンズだと主張した。
自画自賛ではあるが、よくぞ書き切った。

後日、いよいよ授業が始まるその初日、所感文が一人ずつ返却された。
私の番になり受け取りに行くと、いきなり、どつかれたのだった。
何を書いてんじゃアホ、もっとまじめに書け、と更紙は投げ返された。

国語の授業の思い出。
体罰なんて言葉がまだ通用しなかった時代。
自分では面白い文章が書けたことに満足をしながら、血をぬぐう。




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宿泊研修? 半世紀も過ぎりゃそりゃあもう色褪せるってよ。
半世紀前の色褪せた写真を見て思うのは、時代は貧しかったのだろう。
お嬢さんだと記憶しているが、小汚い衣服は時代のセンスのなさか。

ある意味で私の一念が通じたのか、赤眼鏡を外してコンタクトに変えたもよう。
周囲も好印象を持つ、私による改造計画の妄想。
始めの一年間は単なるクラスメイト、生きる希望。

自らリークした「好きやねん」は外堀を埋めていき、潮は満ちる。
しかも翌年の浮き沈みは増幅し、Rebel Without a Cause へと傾斜する。
サッカー部の先輩にカノジョを取られた純情少年、自暴自棄になる。


現在、サッカー部のキャプテンは同窓会の常任幹事をしている。
11月に同窓会をしたみたいだが、中退している私が出ることはない。
来年に向けて、キャプテンに写真を送って大阪との関係は、法事以外は終了。

京都に住む友人もファンだったようだが、やっぱりね。
自分の見る目というか、赤眼鏡排除プランの正しさを再認識。
そして、二度と会うことがないのが美談なのね。




ファイト!





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『いつかの君にもわかること』   [映画]


キシダは馬鹿だと、多くの方が思っていると感じる。
でも、同姓の方々には可哀そうな話ではある。
あれほど世間一般と感覚がズレていては、アホにしか見えない。

一国のリーダーでありながら、やることなすこと全てが手遅れのキシダ。
歩きながら天寿を全うしそうな大統領も困るけど、日本国のリーダーは。
後出しジャンケンばかりして、それで負け続けるのは、何かが足りない。


キックバックの話が出ると、1995年に北海道教育界を揺るがした裏金問題。
北海道新聞が先頭に立って、当時の管理職が物凄い叩かれ方をした。
校長と事務長が結託してカラ出張を乱発して、裏金を生み出していた。

組織的であったし、検証できない工作も緻密だった。
そうやって生み出した「裏金」で文部官僚を接待しまくっていたのだ。
新聞を読むのが嫌になるぐらいの、桁違いの巨額の金を、カラ出張で生む錬金術。

エライ校長先生ですら手法を受け継いで脈々と。
自民党よオマエもか、こいつら落とすしかないのだけど、後援会は頑張るのかしら。
裏金問題で自殺する先輩もいたけど、正直に話して出直そうよ政治家さん。




『いつかの君にもわかること』
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■ 作品データ
 原題/Nowhere Special
 制作年/2020
 制作国/イタリア/ルーマニア/イギリス
 内容時間(字幕版)/96分
 ジャンル/ドラマ

■ 解説 余命わずかなシングルファーザーが、4歳の息子の新たな家族を見つけようと、里親探しに奔走。「おみおくりの作法」のU・パゾリーニ監督が新たに放った感動の人間ドラマ。窓拭き清掃員として働きながら、4歳の幼い息子マイケルを男手一つで育てている、シングルファーザーのジョン。まだ33歳の若さながら、不治の病を患い、余命宣告を受けた彼は、息子の将来のために新しい家族が必要と、マイケルを養子にしてくれる里親探しを始める。理想の家族を求めて、何組もの家族候補と面談を重ねるジョンだが、いざとなると踏ん切りがつかず、なかなか決断を下すことができない。果たして父子の運命は?


リハビリ中の妻のリクエストで録画し、一緒に見た。
自分の中では全くなかった視点で、ある意味で新鮮だった。
同時に、自分は何てお気楽な人生を生きているのかとも思った。

子育ては終わり、無罪放免ではないが、生きなければという義務感は消えた。
子どもが小さいとき、将来を考えて保険めいたことは妻が手を打っていた。
とにかく働いて、定期収入、安定収入を確保するのが親としての、使命感だった。

自分が癌になって、子どもたちが路頭に迷うことなど考えもしなかった。
お気楽な私は、飛行機が堕ちても自分だけは歩いて帰ってくるような。
そんな根拠のない絶対安全に自信を持っていた。

だから映画の中で切実に、4歳の息子の里親を探す姿勢が新鮮だった。
全部オレが引き受ける的な錯覚をした親だったから、自分は幸せだったのだ。
おそらく子育ては終わり、美人三姉妹は確実に社会人として役割を果たしている。

ある意味で、自分は幸せだったんだと振り返り、妻や子どもへの感謝の念がある。
明日、自分たちが食べる物の心配もしない贅沢を自分は生きている。
あの世へは手ぶらで行くしかないのだから、さらに断捨離を進めるかな。




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妻が病院に行き、義母様訪問をする間、住宅展示会場に行った。
車を止めて、ゆっくりと、あれこれの家を見て歩いた。
これがいいなと思ったのは、賃貸もしながら二世帯でも住む家。

おや、これなら犬も飼えるかなと妄想族。
いまの私の救いは妄想だけ。
現実逃避が、いまの一番の栄養だ。




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お風呂上りに共用スペースで血圧を測った。
そして飾られた花を見ると、何となくクリスマス。
今年はデコレーションケーキを1つ、アイスケーキを2つ予約している。

今はまだ、妻と外食できる状態ではない。
だから、自宅で楽しもうねって、バカみたいにケーキを予約した。
いまはただ、妻のリハビリを援助する(ふりをしながら)、一緒に映画を見る。




ファイト!






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