56年ぶりの男子会 [旅]
24週間前、私の Instagram に書き込みがあった。
私の顔を見て「これはまさしくCクンなのではないだろうか?」と。
中学2年生の時、国語の守井先生から名付けられたニックネームが記されて。
すぐに投稿者が中2で同じクラスだった「少年」と気づいた。
大阪での、短い子ども時代。
何かをどうしたいわけではないが、会おうと誘われた。
14歳だったボクたち。
56年という時間がどういうものであるのか、興味があった。
栄光と挫折、青春の光と影、その直前の季節を過ごした思い出。
発見者は金曜の夜に大阪から、伊東に集合した。
土曜日には残る2人が名古屋と大阪から来た。
金曜の夜は10時から2時まで、ワインを飲みながら語った。
記憶の修正と履歴を語り合い、距離を詰めた。
土曜の昼に駅まで2人を迎えに行き、合流後、温泉に入った。
ふしぎなもので、4人は仲良しだったようで、ずっと喋っていた。
年に1、2回、妻も女子会をする。
ずっと喋っていたと言い、バカだなと思っていた。
初めての男子会、あろうことか、ずーっと喋り続けていた。
日曜の夕方まで、何度も温泉に入りながら大笑いした。
飲み続けて喋り続けて、とても疲れた。
持ち寄った食材を披露し合い、10本のワインは空になった。
枯れることのない会話は、14歳の複雑な時期を思い出させる。
恥ずかしい話ばかりだが、これだけ笑えば善人になれるだろう。
次回は4月22日に、大阪で会うことが決まってしまっていた。
ファイト!