132年ぶりより近い56年ぶり [むかし噺]
アメリカ大統領が返り咲いたのは132年ぶりだという。
富士山の初冠雪が、130年前の観測開始以降、もっとも遅かったらしい。
大谷翔平さんも130年ぶりに何かをしていたけど、多すぎてわからない。
130年前の話は教科書の中に閉じ込められている。
たった100年でも、自分の生きた時間からはかけ離れている。
しかし、「56年ぶりに再会する」という話は人生の中に存在する。
(ビゴーの描いた当時1887年の風刺画)
日清戦争が始まる10年以上前から、朝鮮半島で両国の駆け引きが繰り広げられていました。このころの様子を描いたのがビゴーによる魚釣りの風刺画です。朝鮮という魚をめぐって日本と清国が釣りをして競っており、橋の上からはロシアがその様子を伺い、隙あらば魚を奪い取ろうと狙っています。
130年前というと1894年(明治27年)の話になり、経験も記憶もない。
1894年、日清戦争が始まり、翌年勝利し下関条約が結ばれ、三国干渉が入る。
日英通商航海条約も結ばれ、後に日英同盟へと進み、露仏からの侵略も回避。
明治維新から国際舞台に産声を上げた日本、130年前は頼りない国だった。
危なっかしい時代を肩ひじ張り始めるのだけど、現代にも似たような映像が流れる。
130年前のアジアの攻防を振り返ると、ロシアが仕掛けて暗躍し、いつでも南下する。
アメリカでトランプが大統領に再選され、いよいよ危なっかしくなってきた。
出川哲郎じゃないけど、台湾、ウクライナ、パレスチナ、やばいよやばいよ。
なんだか、とんでもない2025年が始まりそうで、本気で怖がっている。
8月だったか、インスタグラムで掘り起こされた。
大阪の中学時代の、中2で同じクラスだった男子から、発掘された。
同窓会の連絡も送られ、予定がかぶって参加はしなかった。
中2の時、一緒に遊んでた4人組で会うことになった。
私を発掘した男子が行動的な人で、今月末、伊東の私の部屋に集合。
大阪と名古屋から3人がやってきて、お泊り会、男子会をする。
掃除機をかけるのは直前にして、冬用の布団を出さねばならない。
妻の女子会の方は1月に実施だから、私が先に冬布団を出すことになった。
すぐにできることだろうけど、私を発掘した男に、前泊して、やってもらう。
ヤオコーで2割引きだったワイン、長女がドイツから持ってきたワイン、運ぶ。
北海道のワイナリーで買ったのは既に運搬済み。
ホスト側として、10本ばかり用意すればいいのかなと。
56年ぶりに4人で会って、何が起きるのかはわからない。
ただ、どんなふうになるのか少し好奇心を持って楽しみにしている。
大昔、初めて錦糸町でホストのバイトをした時と同じ不安もありながら。
同窓会的な行事が嫌なのは、オマエニ イジメラレテ クルシカッタ とか。
自分ではイジメたつもりがなくても相手が傷ついていたらと、怖い。
だから同窓会的な行事は好きじゃないのだけど、まあ、興味本位の好奇心。
おそらく自分はバカだったんだろうな、彼らの記憶の中では。
132年ぶりにはかなわないけれど、56年ぶりに頑張ってみる。
新しい何かが始まることはないけれど、興味ある景色を月末に見る。
ファイト!