秋をひとかじり [旅]
妻がママさんバスケットの仲間と、年に一度の女子会。
ということで、行く? 留守番? と問われ、くっついて行く。
だから先週の土曜は三部制の女子会と、別班の男子会。
秋をひとかじり、北大のイチョウ並木はまだ少し早かった。
秋をたらふく、体重を4㎏増やして、満腹の幸せ。
かつて20年以上住んだ札幌、変化しても、良い街だと思う。
とにかく建設ラッシュで、ビルがどんどん、恐ろしや。
新幹線が来るらしいが、どでかい岩にぶつかり工事が難航中とか。
新宿駅西口側も迷路になっているが、大改築工事中の札幌駅も迷路。
怒ってるように見えますか? 怒ってます。
自民党にはお灸をすえます、たった1票だけど、お灸の Q!
言ったことを守らないイシバ、非公認だ、と言って得意げに。
でも、実は非公認議員の政党支部に政党交付金2000万円を振り込んだ。
これって税金だし、こまごまと言い訳をしているけれど、問答無用。
ここまで腐った連中には、天誅、お灸の Q!
勝手にわが庭、北大構内を歩くのは大好きだ。
特に春と秋は好き、色づき始めたイチョウを写した。
おや? よく見ると、これって、舞い落ちる?
よく見ると確かに、舞い散る1枚のイチョウ、葉っぱ。
落ちるところを一撃、となれば腕も達者だが。
ただの偶然だけど、偶然なればこそ嬉しかった1枚、1枚の葉っぱ。
随分と長く続いて、去年もやっていた工事中。
それでも観光名所の改修工事には、見えずとも見せる、微笑ましい。
来年、ここに来て覆いは取れているのだろうか。
さざ波が起きている。
イシバが大敗するのは当然の理性、解党的出直しを頼む。
痛い目に遭わなきゃ分からんのだろう、議員さん。
ロシアが世界の中心に立つ、中露に北。
習近平の断末魔の悪態、きな臭い。
やがて上がる火の手に、日本国はどうする、未だに裏金だけか。
検察も、警察も、学校も、証券取引所も、ムチャクチャやないか。
好きじゃないけど、大人の道徳教育をせにゃならんぞ。
ラーメンの話は選挙が終わってから。
そして次回からは、再び、日曜の更新。
ファイト!
『クスノキの女神』 [東野圭吾]
映画『シモーヌ フランスに最も愛された政治家』(2022/フランス)を見た。
フランスの政治家シモーヌ・ヴェイユを描いた映画。
彼女はホロコースト体験者であり、女性初の欧州議会議長を務めた。
映画は追想ふうに歴史を語るのだが、1974年のパリも閉鎖的で遅れている。
圧倒的な男性社会、不当な差別と偏見の中、女性解放への道を切り開く。
重たい映画ではあるけれど、力強く生き、どこまでも孤独だった。
そんな中で、主人公が諦めにも似た語りをする。
私たちは今や親であり、曽祖父母となった。健全なのは一握りだ。この世代はまもなく終わりを迎える。私たちの話を聞いた人々も、いずれこの世を去る。記憶を留めるものは本だけだ。情報は残る。だが当事者から話を聞くという貴重な体験は、二度とできない。
彼女の語りの中で「この世代はまもなく終わりを迎える」の意識。
自分がやがてそこに含まれることを意識し始める。
何も残せないけれど、少しでも自分の人格を良き方へと意識する。
『クスノキの女神』 東野圭吾/実業之日本社(2024年6月5日初版第1刷発行)
ずっとこだわりがあった。
推しの作家は新刊を買って応援すると決めていた。
村上春樹、村上龍、東野圭吾は新刊を買うと決めていた。
しかし、もう終わりかなと思った。
ちょっと寂しくなるが筆も枯れたか、体力減退、お疲れか。
休みなく読ませる筆の威力が落ちたかしらと、終了。
シモーヌが言うように、「まもなく終わりを迎える」のだ。
彼の『新参者』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『手紙』を再び読んで終わる。
彼には十分楽しませてもらったし、泣かせてもらった、もういちど。
夜の首都高は時間帯によっては大渋滞となる。
それでも、最高速度は20㎞設定、車間距離は最短にして追随走行。
足を楽にして、渋滞を楽しむ。
東京タワーが右に見えていたのに、左に見えたり。
ほとんど停止しているので助手席の妻は窓を開けて写真を撮る。
淡くルームライトが青紫というのも良い、ピンクは刺激が過ぎた。
事故が起きてドラレコをチェックされても、問題のない会話。
夜景の素晴らしい中を、出会った頃にこうしていられたら。
若さに貧しさはつきもので、その頃はただ歩いていた。
ノロノロと動き、話や景色に夢中になっていたら、車線を変えろと。
渋滞の中で車線を変えるのは、さて、後方に優しさを求めて。
ダメなら直進すればいい、若い頃と同じく、あてもなく。
前に、77-77ナンバーの車が並ぶ。
何となくツキを感じるぞ。
品川ナンバーと千葉ナンバー 、行先に応じた路線選択だ。
湾岸を走っていてディズニーの花火が見える時もラッキー。
一極集中を嘆く人もいるが、夜の灯りの中を走るのは好き。
星明りだけの北海道を走るのも楽しかったけれど、都会が好き。
来年の夏、また来ようね。
ボクはプライベートビーチが好き。
そのためには生きておかねばなるまい。
だからボクも武装して、ベッド脇にワルサーP38を置いて。
その前に、銃を手に入れなければならない。
闇バイトの押し入り強盗がいきなり金槌で叩くらしいから、武装蜂起だ。
怖い世の中になった。
恐怖で支配するために金槌で問答無用に叩きまくるなんて。
教育が間違ってるとしか思えないが、自分の責任でもある。
ファイト!
これも1996年 [ボクのアーカイブ]
ささいなことを気にして意識してしまうのは何故か。
父は「13」という数字を嫌がって13日は外出しなかった。
そんな父が亡くなったのが(13年前の)1月13日という皮肉。
最近ふと気が付くと自分も13日を妙に気にし始めているのだ。
カレンダーを見ていて13日が日曜になっていて、気にした。
それでふと、今月はブログの更新を土曜にして、済ましている。
本当はそんなことに意味はないと分かっていての行動に、興味がある。
父の支配が呪縛と化して、今も息づくのか。
あるいは父が一人息子に取り憑いたのか、妙な習性に暫く付き合ってみる。
再び三たび断捨離を進めていて写真の処分に鋭意努力中。
時代は今や小型HDDが1TBという大容量。
しょうもない写真も、目つぶりブス写真も廃棄して。
いずれそのうちに娘にあげて好きにしろと。
目の痛む作業中だけど。
少し懐かしく、時代も掘り起こしたり。
1996年の些細な出来事
1996年8月3日、札幌から家族5人で夏休みの東京遠征。
乳母車を押してもらいながら、電車内で大きな顔をする三女。
親指が何よりも美味しい時期なのである。
街では華原朋美の歌う「I'm proud」が流れていた。
子どもを「世界」に進出させる道筋を模索していた。
夢いっぱい、夢にどっぷりつかる幸せを生きていた。
ネタニヤフはパレスチナ過激派のイスラエルに対する自爆攻撃が多発した1996年7月の総選挙で勝利し、首相に選出された。
その後、1999年の総選挙で労働党に敗北した後、ネタニヤフは汚職事件から身をかわすため、政治の世界から一時身を引き、議員の職も同時に辞していたが、2009年に政権に返り咲く。現在は第6次ネタニヤフ内閣で、15年連続。
ずーっと私は平和の中で生きていて、感謝。
28年の時間の中で益々おかしな「世界」になっている。
往生際の悪いネタニヤフのせいで、連日ほぼ、虐殺が続く。
アメリカ主導の世界に無理があるのだと思う。
かと言って中露の暗躍も困ったものだ。
あっちへ行ってくれと鎖国すると、自国主義になるのか。
私が過ごしている平和と、幸せな時間。
救いもなく今日を生きる人が世界にはいる。
心を寄せることしかできないが、微弱ながらも何らかの協力をする。
ファイト!
秋は芸術(舟越 桂) [ひと]
キシダ雲隠れ、イシバ豹変。
組閣と言って、ほぼポンコツの在庫一掃セール。
悲劇だが、イシバの嘘は今日に始まったことではない。
落としても落としても湧いて出て来るダメな政治家。
定数を半減して、危機感を持ってもらわねば。
税金を吸い上げられているだけの我々、武装蜂起すべき時か。
(樹の水の音/舟越桂 2019年)
今年3月に72歳で亡くなった舟越桂さん、好きな作家だった。
天童荒太の『永遠の仔』の表紙に使われて以来、知った。
丸の内 STREET GALLERY の丸の内仲通ビル前の作品も好き。
とらえどころのない視線と、モディリアーニふうの首の長い女性。
木目を生かした彫刻、彩色された大理石で作られた眼球。
不思議な魅力に満ちた作品、お別れ方々展覧会に行く。
彫刻の森美術館 開館55周年記念
舟越桂 森へ行く日 (7月26日−11月4日)
「新美の巨人たち」で見て知り、慌てて箱根の山を越えた。
■ 舟越桂/森へ行く日
森へ行く日、遠い目の人がいる。自分の中を見つめているような遠い目をしている人が、ときどきいる。もっとも遠いものとは、自分自身なのかもしれない。世界を知ることとは、自分自身を知ることという一節を思い出す。私が感じている人間の姿を代表し、象徴してくれるような個人に出会った時、私はその人の像を作ってみたいと思う。 (創作メモより)
舟越桂さんが3月末に亡くなったこと、最近のTVで知った。
72歳か、自分も接近して、さてオレは何も残さない。
少し寂しい気持ちです。 合掌
(ミス・ブラック・パワー/ニキ・ド・サン・ファール 1968年)
フランスの作家で、長女がパリ時代から好きな作家だったと言う。
2002年に72歳で亡くなっていて、舟越桂さんと同じだ、と気になる。
彫刻の森美術館の広い庭の展示物も魅力で、半日遊べると思った。
この作品の説明に曰く、
妊娠した友人の、日ごとに大きくなっていくお腹に発想を得ました。
生命の源として、全ての女性を讃えています。 (同感、喝采)
小室山にも秋の訪れ。
そして典型的な秋雨前線の雨が続く。
停滞前線だ、しばらくの我慢、再来週の札幌までには止んでおくれ。
最終コーナーを回って、活路を見出すつもり。
それでも日々の断捨離は、究極の整理。
新しいことは何も出来ないけれど、妻が大好きを続ける。
ファイト!