勝負 ハナショウブ [旅]
自宅にテレビが来たのは東京五輪のときだった。
東洋の魔女を見て家族で興奮したのを覚えている。
それ以前は、テレビは近所へ見に行くものだった。
テレビが来る以前は、家庭ではラジオを聞くのが娯楽だった。
ラジオドラマを真剣に聞いていたのを覚えている。
とても小さな世界で、想像力を膨らませ生きていた。
プロ野球のオールスターが今夜あると、父が教えてくれた時、テレビはまだなかった。
それでも、王や長嶋が出る話を父から聞いた記憶がある。
わくわくして、裕ちゃん(石原裕次郎)や大鵬も出るんか、と聞いてバカにされた。
そもそも、父に合わせてキャッチボールをするくらいだった子ども時代。
オールスターと聞き、それが、各界のスターが出るのかと思うほど無知だった。
だから石原裕次郎や大鵬が野球をするなら、見たいなと思ったのだった。
いまどきの子どもは情報が豊かで何でも知っている。
野球のオールスター戦に関取や俳優が出ることなど考えもしないだろう。
だが、あの頃の自分には、普通にあり得る話だった。
昨日、5時起きして「水郷佐原あやめパーク」へ行った。
自宅から60㎞あまり、2時間もあれば着くので日帰りコースである。
細い街道を走るので渋滞もあるが、利根川沿いの走行は信号も皆無で快適走行。
ショウブを撮影するという課題をこなした。
ほぼ予定通りの5枚が写せて、良しとしておく。
サッパ舟と呼ばれる小舟を漕ぐ女性をボカシて背景に入れて、完成だった。
大谷翔平がHRを打ち、勝利投手になると、大いに喜ぶ。
全米女子オープンゴルフで笹生優花と、畑岡奈紗のプレーオフは興奮した。
その前に、松山英樹が優勝したマスターズでは、眠気も吹っ飛ぶ感動だった。
サッカーの男子代表日程は6月に混み合っていて、全てが楽しみだ。
テニスの全仏オープン、大坂なおみの棄権は痛かったし、錦織くんも終了。
たくさんのスポーツTV観戦で、大いに一喜一憂している。
日曜に、ワクチン接種の予約をした。
流れを読んで、乏しい電話回線数には参加せず、ネット申し込み。
個人番号も暗証番号も記憶させて、6回目ほどのポチっで予約完了。
申し込めなくても、東京の大規模接種会場ならさばけると読んでいたし。
基本的に自転車で行きたいから、最悪で、大規模会場。
弱気な泣き言や文句には付き合わず、明るく前向きの、ノンビリ対応だった。
いよいよ来月半ばから、遊び人として日光浴に参加する。
内村航平だったか、やるやらないより、どうしたら出来るかを考えて欲しいと。
同感ゆえ、五輪のTV観戦を楽しもうと思っている。
ワクチンが終わっても自粛はして、暫く、テレビでスポーツを楽しむ。
全豪も全仏も、欧州サッカーも、バブル方式で運営している。
日本国民を隔離するのは無理だけど、五輪選手を隔離するのは簡単にできる。
別にオリンピックが無くなっても、困らない。
ただ、あるのならテレビ観戦を楽しむ。
コントロールできない話には参加せず、ワクチン打って、カメラを積んで撮影会。
ファイト!