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『ステップ』   [映画]



生を養うに一字の秘訣あり。「畏」の字これなり。
常に天の道を畏れて慎み従い、人の欲を畏れて慎み忍ぶは身を守る心構えなり。
我が身不幸にして福薄かるは浮世の習い、天命を受け入れて憂うべからず。
常に楽しみて日を送るべし。   (「養生訓」より)






『ステップ』
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■ 作品データ
 制作年/2020
 制作国/日本
 内容時間/119分
 ジャンル/ドラマ

■ 解説 重松清の同名小説を、当代きっての人気俳優・山田孝之の主演で映画化。愛妻に先立たれ、幼いひとり娘の子育てに奮闘するシングルファーザーの姿を優しく見つめた感動作。結婚してわずか3年、30歳の若さで愛妻を病気で失い、まだ1歳半の娘・美紀とともにこの世に取り残された武田健一。妻の両親から美紀を引き取って面倒を見ようかと言われたものの、健一は自らの手で娘を育てることを決意。会社のトップセールスマンだった彼は、その実力を買う上司の反対を押し切って営業部から事務の仕事に異動し、保育園から小学校卒業まで、朝夕、娘・美紀の通学の送り迎えをしながら、懸命に子育てに励む。


重松清の原作で山田孝之が主演なら見ないわけにはいかないだろう。
そんな風にして見たのではなく、TVをつけてたまたま引き込まれて見てしまった。
だから、邦画なら倍速で見るはずが、録画ではないから、標準速度で見た。

心温まる質の高い、いい映画だった。
義父を演じる國村隼がとても良くて、タイトルから stepfather が重要なのかなと。
シングルファーザーが主演だけど、義父の存在も大きかった。

おそらく、Step by step にも懸けたタイトルなのかもしれない。
ひとり親で子育てしながらの会社勤めはキツイなと、思う。
少子化の世に、きちんと子育てをし納税する人への手厚い支援が欲しい日本社会。

学校の先生が日時指定するのはいつも急なんだよな。
と、子どもに絡む話や面談の申し入れの急さに、内心文句を言うシーンがあった。
元教師としては、その視点に、ゴメンナサイと思うのだった。

原作は重松清だが、彼の視線は温かいなと思うのだった。
片親とか、母子家庭、父子家庭というくくりではない。
子育てをする親の信念と、周囲の支えに、ジーンと来る良い映画だった。






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日曜の妻の誕生日にプレゼントした文庫本、安上がり。
WOWOWを見ていた時、誰かがお勧めの本として紹介していた。
おもしろそう読みたいわ、と言っていたので買って贈った。

ボクの誕生日までに読んで、おもしろかったらプレゼントしてねと書いておいた。
それから数日、忙しそうでまだ読んでいる様子はない。
果たして面白いのか、自分の誕生日が待ち遠しい。





埼玉/幸手権現堂桜堤/4月3日(土) 3枚つづく

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大阪府は6日、新型コロナウイルスの新たな感染者を719人と発表した。
大阪の過去最多の感染者数を、危ない以外に、どう考えればいいのだろうか。
第4波だと誰かが言えば、きっとそうなんだろうなと思ってしまう。




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水泳の日本選手権が始まっており、選手末からの8日間を楽しんでいる。
確かに池江さんが奇跡的な復活はしているけれど、そこしか見ないのはどうかな。
中学生や高校生でも決勝に残っている頑張りも、取り上げて欲しいな。




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黄砂に降られて洗車の数が増えたけれど、必要経費。
五輪開催国がワクチン接種で相当の出遅れを見せており、あかんやろ。
解除だとか宣言だとか、まんぼうだとか、混迷ニッポン何処へ行く?


軍隊を持たない日本に、有事対応も、緊急時対応も、無理なんだろうなと諦める。
私たちの国は、暴動も起きず、粛々と坂道を転げ落ちているような気がする。
チューリップ畑で、ちょっと考え事でもしてこようかな。



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