おそらく生メジロ [趣味]
しばらく前から千葉県が危ないなと思って見ていたら、そう言われ始めた。
街の秩序に乱れはないが、クラスターがいくつか発生しているようだ。
さらに用心をしたいと思う。
陽光うららかにて、ずいぶんと春めいてきた。
数日、北風の強さは身に染みたが、河津桜も梅も咲き誇っている。
そして、おそらく生メジロを見ることが出来たのだと思う。
夕暮れ、江戸川の土手にて、河津桜の枝に鳥がいて緊張した。
しかしどう見ても、期待するメジロではない。
見たいのは生のメジロ、キミではない。
月が満ちてきて、あれよと言うまに如月は去る。
こんなんでイイのかなと、運動不足解消のため精力的に歩いている。
今月は平均で1万歩越えをしていて、お達者である。
日を変えて手児奈霊神堂に寄った。
創建年は737年と言い、歴史はあるようだ。
霊験あらたか念願の生メジロを初体験させてくれたので、感謝の参拝。
境内にある梅の木のうち、裏手の一本を写していた時。
木が揺れるので、あれれと思い肉眼でついに見た。
他人様がよく見ると言うものでも、願いが叶うのは嬉しい。
嬉しさのあまりしばらく見とれてしまったが、ついに写す。
ついにと言うほど大袈裟なことではないが、嬉しかった。
ただ、なかなか顔を見せてくれず、せいぜいこの程度。
雀や鳩よりは自分にとって希少価値があり、嬉しさを享受する。
米国金利の急上昇で日本株が大きく値を下げた。
気持ちいいほどの真っ青だけど、ある意味でのチャンス到来。
緊急事態宣言を少しばかり前倒しで、一部地域の解除が決まった。
しかし首都圏は、そう簡単にはいかないのだろう。
そして今年はオリンピックだ、という高揚感は湧いてこない。
明日からは弥生三月、何がどう変わるのだろうか。
ちょっとだけ気が重いのだけど、花が咲き始める予感を楽しむ。
サクラも出番をっているだろうし。
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とらぬ狸の皮算用 [日常]
うっかり天皇誕生日だということを忘れていた。
競馬の天皇賞が重なって春と秋だが、どうしても4月29日を思ってしまう。
うかつにも昨日が天皇誕生日で祝日だったとは、忘れていた。
江戸側の土手はものすごい人出だった。
走る人、歩く人、自転車の人、乳母車の人、大混雑だったから、途中で辞めた。
商店街も人通りが多くて、まだ解除されていないなんて、気にしなくなったか。
ホトトギスの鳴き声は以前、宝塚の叔母宅の近くで聞いた記憶がある。
ただその動く姿は見たことがない。
メジロにしろホトトギスにしろ、生の動く姿を見たことがない。
生メジロを見たいと言う私に、ゆうのすけさんのおススメは、須和田公園だった。
梅か桜の咲く所で、よくブログ写真を見るのだけど、まだ見たことがない。
正直、生メジロでいいから見たいと思っている。
須和田公園には駐車場もあるけれど、この界隈は道が狭いので、車は辞め。
天気もいいから、歩きながらノンビリ行くことにした。
もしかするとメジロや、ウグイスに会えるかもしれないし。
歩くのは心地よかったが、疲れた。
スマホを見ると21,000歩を越えていた。
ちょっと充実した疲労感である、風呂が嬉しい。
営業を長きにわたり止めている店がある。
シャッターが閉まった店も多くなっている。
それでも、新規開店している店には胡蝶蘭が飾られている。
この時期に新規開店するお惣菜店、華やいでいる。
昼呑みの店も多くなったが、時短営業の苦肉の策だろう。
大いに混雑しているが、面白いことに、アクリル板で完全に仕切られている。
4人卓では中央にアクリル板で、映画で見る刑務所の面接みたい。
入り口のドアは開放しっぱなしだし、客数も多い。
もう、大丈夫なのかな、と思えるほど人が活発に動いている。
計算式やらルールがあるのだろうけれど、大坂なおみは世界ランキング2位である。
全米、全豪と連続優勝しても2位の大坂、1位の人は全豪で準々決勝敗退なのだが。
やがて今年のどこかでは、ランキングも1位に復活するでしょう。
全仏、全英、五輪と、うまい具合に勝ってもらいたい。
とらぬ狸の皮算用でも、ワクワクしてしまう妄想である。
もう少し私たちも頑張る。
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海ほたるは場所が面白い [旅]
昨秋、身の安全のために買った車の能力を、ただいま確認中。
小物入れに置けばスマートフォンの車載ワイヤレス充電ができる。
でも、自分のものでは不可能だったので、スマートフォンを買い替えた。
菅総理の肝煎りで、スマホ各社の料金プラン値下がりが著しい。
ほぼ半額になってしまうのだから、スマホ買い替えも良いかなと手続き。
スマホの申し込みや買い替えは、なぜこんなに時間が掛かるのか、キツかった。
スマホ買い替え、料金プラン見直しを機に、使わない固定電話もなくすことにした。
車の買い替えで驚いたのはCDを搭載せず、スマホを使うということだった。
走りながらスマホの音楽を車載スピーカーで再生し、充電もするという話。
便利に対応した機種に乗り換えて、ドライブを楽しくする。
ただ、首都高を走るのは未だに怖くて、あらかじめ道を予習しなくっちゃ。
いずれ有明からお台場の夜景の中を、妻を乗せて走る、って浪漫派。
LINE は自分の日常の主力アイテムとなったが、移動完了。
購読中の新聞と、書籍のアプリを取り込んだ。
動画も2種類のアプリを読み込み、ほぼ万全態勢が始まる。
5時起きで、海ほたるへ向かった。
NHKの『ドキュメント 72時間』で見て、行ってみたいと思っていた。
念願を叶えたが、土曜と言うこともあり、木更津方面は大混雑だった。
舞浜からも見えた。
市川の駅前タワービルからも見える。
おそらく排気ガスを排出し、空気を入れ替えているのだろう。
富士山がおぼろげに霞んで見えた。
それもそのはず、京浜工業地帯と、京葉工業地帯が取り囲むのだ。
もくもくと、これは二酸化炭素の大放出か。
これじゃあ富士山も困り果ててしまう。
撮りはしたが、富士山がより汚く、薄汚れて写っていた。
富士山を写すには、山梨側に回り込んだ方がイイのかしら。
五輪がらみのニュースが鬱陶しいので、WOWOWを基本形にしている。
ナダルに辛勝したチチパスの試合が、今のところベストマッチだった。
今日の決勝、ジョコビッチとメドベージェフの試合も楽しみだ。
そしてなんといっても、大坂なおみの優勝は嬉しかった。
人柄も良く楽しい人だけど、今回は落ち着きがあって、自滅はなかった。
決勝も押し込まれながら、気が付けばストレート勝ち、格の差だったか。
やることが溜まっちゃったけど、今週はしっかり生きようと思う。
年度末に向けて、国内情勢も海外事情も、少しずつ変化がみられる。
結束して、横暴な独裁政治に、NO! を突きつけようぜ、レンポウさんよ。
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全豪オープン [TV]
大坂なおみの4回戦は窮地からの大逆転だったが、準々決勝は危なげなかった。
クセの強い相手だし、前回の対戦で手こずったから心配していたが、完勝。
準決勝の相手はS・ウィリアムズ、相手に取って不足はなし、楽しみだ。
醜悪な森劇場を再三流す地上波がバカらしいので、テニスに染まる我が家。
WOWOWでずっと流して、ただ、男子は長いから観戦は女子かな。
S・ウィリアムズはヒップ周りの迫力が、強烈なパワーの源で恐るべし。
女性蔑視は良くないが、新疆ウイグル自治区の弾圧に声を上げぬマスコミは信じない。
BBCほど気骨のあるマスコミは日本になく、中国にゴマをする。
ウイグル人絶滅計画もやり放題、ジェノサイドに等しい横暴に、日中友好だと。
昨日は久々の快晴で、ドライブに出た。
NHKの「72時間」というドキュメントで知った「海ほたる」展望デッキ。
そこを目指して家を出たが、気温の上昇と共に靄ってきてしまった。
どうせなら空と海の境目が分からないほどの快晴が欲しい。
上空は青空でも、空が薄汚れた感じがしてきた。
夏場の未明に行くのがイイかなと、高速を降りた。
コロンビア号で、工事の予感がする。
コロナ下で、大改修でもするのだろうか。
新しい装備でもするのか、少し期待である。
気象条件がもっと良い日に、あそこまで行くぞ、と誓った。
夏場の午前5時なら、きっとまだ空も死んではいないと思う。
良き日に、妻を連れてこようと思った。
知らぬ間に、富士山の冠雪が広がりを見せている。
工場の煤煙や排気ガスに汚される前の時間帯を狙うべしと学習した。
変わった形の橋が見えたが何だろう、こんど渡ってみようかと思った。
舞浜からは羽田空港も見えるのだが、離発着が少ないように思う。
まだまだコロナの悪影響が淀んでいるのだろう。
それでも日経平均は、前日比383円高の3万0467円で取引を終えた。
ワクチン接種が本格化し始め、リスクオンの勢いを感じる。
ここから上値を追うのは厳しいが、今までの買いが功を奏すのだろう。
目の前の現実は、かなり厳しい火の車だけど、市場は前向きなのだと思う。
大統領就任100日頃の、長期金利が急激に上がっていないことを期待して。
あちこちに地雷はあるのだろうが、堅実に成長する業界を追う。
そうこうしているうちに花が咲き、花を追うドライブが始まる。
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芦屋発の店のケーキを食う [味]
窮屈に生きている。
それでも頂いた食事券の期限が迫り、セコく出向いた。
2か月ぶりの電車には心底ドキドキしたし、咳き込む人にはビビった。
30分で別世界、花のミヤコ大東京、華やかな銀座だった。
2200円のケーキセット恐るべし、支払いは不足分の110円だけだったけど。
突き出しのように出されたマドレーヌが美味しかったから、お土産に買った。
銀座柳通りの、銀座メゾン/ アンリ・シャルパンティエ。
喫茶の隣りがケーキ屋さんで、その横が工房だった。
お土産を買いながら、この店のクッキーをよく送ってもらっていた記憶。
なんで宝塚のおばさんが送ってきたかと思えば、始まりは芦屋のようだ。
関西の洋菓子屋さんなんだと、思った。
客はおらず、私たち以外の出入りもなく、やって行けるのかと心配した。
森さんが読みを失敗して辞任するのは2回目。
川渕さんの先走り失言で窮地に立つのも2回目。
森の石松じゃないけれど、なおらない。
手続きを踏んでのことかと思えば、森・川渕の両名で決めたとな。
オレ辞めるから後は頼むわ、うん分かった、じゃあキミは相談役でね。
手続きを踏まず、そんな簡単な指名制度が通用すると考えていたんだろうな。
どうしようもない。
顔色を見ながら何かを決めて行けば、不合理な結果を招く。
時間がないのだけど、マットウな選択を期待する。
たしかに美味しかった。
コロナ下で、今ならすいていますという感じだった。
冗談を言って笑う小一時間、店を独占して楽しませてもらった。
帰りに、食パン専門のパン屋さんに寄って、焼きたてを購入。
初めてのチェーン店だけど、見た目も値段も乃が美ふう。
重くてきめの細かい生地で、乃が美より密度の濃い食パンだった。
説明書きをマネて、和風にして食べてみたが、良かった。
あり得ない話だけど、佃煮海苔を塗って食べたら、イケた。
ご飯のような食パンだが、あとは焼いて食べてみる。
テニスの全豪オープン、メルボルンが再びロックダウン。
その影響で、昨日から無観客の試合であり、寂しくなった。
大坂なおみが、まとわりついた蝶を逃がすようなシーンは、無観客じゃ味気ない。
急激に体重が増えたので、運動を始めた。
おかげでよく眠るようになり、朝まで爆睡している。
昭和の悪習や、コロナ、早く無くなって欲しい、Jリーグが始まるんだから。
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『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』
昨日は北風が強く、とても寒く感じた。
バルコニーで洗濯物を干し終わると、手がかじかんで痛いほどだった。
風さえ気にしなければ快晴で、絶好のシャッターチャンス。
江戸川の土手を、風を切って走ると、冷気が身に染みた。
里見公園、じゅんさい公園、防災公園と回って、梅の出来具合いを見てきた。
全てまだもう少しの暖気が欲しいか、来週に期待かな。
『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』
■ 作品データ
原題/Les traducteurs
制作年/2019
制作国/フランス/ベルギー
内容時間(字幕版)/106分
ジャンル/サスペンス/ミステリー
■ 解説 世界的ベストセラーが約束された小説の一部が出版を前に謎の脅迫者によって流出。犯人は完全隔離で翻訳を進める9人の翻訳家の中にいるのか? 緊張感漂う本格ミステリー。◆外出はもちろん、ネットも電話も禁止された中で翻訳作業を進める9カ国9人の翻訳家たち。だが、それをあざ笑うかのように謎の犯人が原稿を少しずつ公開していく……。「ダ・ヴィンチ・コード」で知られる人気作家ダン・ブラウンの新作が出版される際、流出を恐れた出版社が各国の翻訳家を隔離された部屋に集めて作業させたという逸話に着想を得たミステリー。出演は「神々と男たち」のL・ウィルソンをはじめ、「007/慰めの報酬」のO・キュリレンコ、「あしたのパスタはアルデンテ」のR・スカマルチョら。
久々に面白い映画を見た気がする。
それはやり過ぎだろうと思う所もあるけれど、謎解きをする楽しさに特化した。
留置所の面会で謎が与えられ、最後の最後に、そうだったかぁー、だ。
普段はドラマや映画も教養番組も、1.5倍速で見ている。
しかしこの映画はフランス語で文学論をかわすので、標準速度で見た。
字幕が読み切れないというわけでね。
傑作だ、英国的な劇作法と美しいフランス語の融合だ。
作品中の小説はそのようにして褒められる。
交わしている文学論も楽しむことが出来た。
100分はあっという間に過ぎて行った。
面白かった、楽しかった、物足りなさも無理もある。
それでも、謎解きに入ると俄然、ああそーだったかと、面白かった。
見ながら、長女もきっと見ているだろうなと思った。
フランス語の映画だったが、きっとスイスの友人と見たかもしれない。
いわゆる密室モノの謎解き映画として、大いに楽しんだ。
気長に用意周到の中国が、金と武力で次々と既成事実を作っている。
日本はお粗末な政治と安全保障で、未だに自立できず、アメリカ頼み。
森喜朗の差別発言よりも、中国によるジェノサイドの方がデカいのだが。
世界はまだ指をさせずにいて、本当に帝国の覇者、帝王になるのかね習近平。
バイデン頼みでいいのかしら、今のところ大英帝国の方が対中では頑張っている。
たしかに経済を考えると、中国は外せないが。
里見公園、あと一息だった。
じゅんさい公園も、あと一息だった。
大洲防災公園も、まだもう少しだな。
今週末には、15℃とか、17℃が予想されている。
来週また、同じような個所を巡ってみようかと思う。
何かが足りないと思ったら、ウグイス、まだ野生のは見たことがない。
あっちこっちで知り合いが消えても密葬。
早く緊急事態とやらも解除されることを願う。
買い物以外の外出が、どうも後ろめたく感じてしまう自分。
加齢で脳が委縮し、コロナで心も委縮しているようで。
もう暫くネットでお仕事、読書に映画、あとは食べる楽しみかな。
金沢のお麩がまだあったし、高級牛肉でも買って贅沢すき焼きでもするかな。
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森喜朗という蜃気楼 [むかし噺]
自分自身に関して、ずいぶん大昔の話になるが。
三世代の家族が一軒家に同居し、そこに秩序を保つ権威が存在した。
家長という、長男や男の威厳が守られていた。
男は黙ってサッポロビールというCMが流れていた。
三船敏郎の寡黙さが、理想的な男子像だった。
家の中では、男らしくしろとか女のくせにという言葉が支配していた。
数々の威圧に家族は、家長である父親の顔色を窺いながら過ごした日々。
或る日、すぐ近所の自動車工場で火事が起き、爆発もある大きな火事だった。
外に出て、火の広がりが自分の家に向かっていないことを確認した。
家に戻ると顔色を変えて狼狽する祖母と、神棚に向かって拝んでいる父がいた。
男らしさを息子に求める人のその時の姿に、なぜか笑いが出た。
中学生にもなると、家庭や政治、社会制度の矛盾にも気づくようになっていた。
言うことを聞け、聞かないなら金を出さないというのが口癖だった。
そんな言い方で人を隷属させる以外に、方法を知らないのだと思う。
説明をし、言葉を使って子どもを納得させる力がないのは、悲劇だと思う。
いずれにせよ、男らしくとか、女のくせにという束縛や壁が不快だった。
姉も理論派で父を論破したけれど、金の話と威圧によって支配されていた。
時代は開け、個人の権利は重視され、親子にも人権の話題が出せるようになった。
井の中の蛙大海を知らず、という話をしてくれた人たちが、閉鎖的視野を持つ。
2021年現在、人種と性別の話題を笑い話にしてはいけない。
私たちはみんな人間であり、人種差、性差を不合理に扱えば、即刻アウト。
老害であり、緊張感のカケラもない、お山の大将でしかない森喜朗。
晩節を汚すことなく消えて行けよと教えてくれているのだろう、心得た。
他山の石とさせていただくが、困ったもんだ。
■『武漢日記-封鎖下60日の魂の記録-』
作者・方方(FangFang)は次のように締めくくる。
ある国の文明度を測る基準は、どれほど科学技術が発達しているか、どれほど芸術が素晴らしいかでもない。ましてやどれほど豪華な会議を開き、どれほど多くの人が世界を豪遊して爆買いするかでもない。ある国の文明度を測る唯一の基準は、弱者に対して国がどういう態度をとるかである。
カッコ良く年を重ねた方が世界に知られるのは、少し誇らしい。
しかし、森元総理の発言は隠しておきたかったな、バレちゃったな。
ものすごく恥ずかしい気持ちになっている。
外出を自粛しながら、緊急事態解除後の計画でも立てるかな。
日本国の財源は、確保できているのだろうか。
ワクチン以降、日本が復活することを期待して、待機。
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『プライベート・ウォー』 [映画]
この前の土曜日、朝焼けと共に、沈み始める月が美しかった。
その月に、先に気づいたのは妻だったが、素敵で美しいと思った。
今日は晴れる、富士山が見えるぞと思った。
1月2日に三女と鋸山に登った。
1月30日ひとりで登ったが、どちらもロープウェイを使った。
昼が近づくにつれ人も車も増え、海岸散歩を終えたら食堂も寄らず帰宅した。
去年からまだ電車もバスも乗っていない。
千葉県内から出ることもせず、不要不急の外出を、少しは制限している。
そして、読書と映画鑑賞の量が増えて行くのが最近の悦び。
『プライベート・ウォー』
■ 作品データ
原題/A Private War
制作年/2018
制作国/イギリス/アメリカ
内容時間(字幕版)/111分
ジャンル/ドラマ
■ 解説 世界各地の戦地に赴き、命懸けで戦場の真実を伝え続けた今は亡き実在の女性戦場記者、M・コルヴィン。彼女の半生を「ゴーン・ガール」のR・パイクが熱演した実話ドラマ。◆UPI通信社を経て英国のサンデー・タイムズ誌に移籍し、レバノン内戦や湾岸戦争など、世界中の戦地に赴いて危険な取材活動に従事してきたアメリカ人女性戦場記者のコルヴィン。2001年、彼女は、内戦中のスリランカに乗り込んで取材中、被弾して左目を失明。以後、彼女は、重い心的外傷後ストレス(PTSD)に悩まされながらも、なお眼帯をトレードマークに世界中の戦地を飛び回って、命懸けの取材に挑み続けるのだが…。
チラシ広告の「挑む女は美しい」と、どこのバカがこんなことを書いたのだろうか。
映画を売るための飾り言葉が、実話の価値を蔑んでしまっている。
全く美しくなどなく、戦地で真実をえぐり取る姿の、どこが美しいというのか無礼者。
冒頭に、述懐のように主人公のナレーションが入る。
恐怖を受け入れればそこに行きつけない、恐怖は全てが終わった後に来る。
映画の終わりにも、同じく述懐するようにこのナレーションが入る。
知る限りでは湾岸戦争以降の、着弾点からの映像や写真を、NHKでは見せない。
局の特派員は安全な場所に居て、着弾点に入り込んだ人からの受け売りをする。
そういう情報は、時に誤解を生み、嘘を流してしまうことになる。
スリランカ内戦の取材で、爆風に巻き込まれて左目を失う。
トラウマに苦しめられてもなお、イラクやアフガニスタンなどに渡るコルヴィン。
戦場での取材をやめることはなく、シリア内戦の取材に赴き、命を落とすことになる。
民間人が虐殺され、飢えに苦しみ、暴行を受ける。
着弾点に入らなければ「真実」が手に入らないのだが、その一線を越えるのは狂気。
内戦での「政府側」の嘘を暴くイノチガケは、見ていても怖い。
私も少しは正義感を持ち合わせているが、そこまで突入する勇気はない。
しかし、彼女が示した真実は、少なくとも「政府側」の嘘を暴いた。
キャンキャン大声で騒ぐ糾弾ではなく、着弾点に一歩踏み込んで行く凄味。
事実をもとにしたと聞いていたので、襟を正して見た。
おそらく中国周辺のチベット、モンゴル、ミヤンマーでも不正はあるだろう。
が、国連常任理事国の2か国の闇までは暴けないが、世界事情を注視しようと思った。
朝焼けを受けて、月が沈んでいくのは美しかった。
快晴が期待でき、富士山を見に行こうと思った。
1月の始まりと終わりに、鋸山に登って富士を仰いだ。
月の始めより雪の量が多かった。
いつか、コロナが収束すれば、このフェリーで三浦半島に渡りたい。
向こうから、こちらを見てみたいと思う。
若者が悪いのでもなく、大人が悪いのは分かり切っている。
嘘をつき、さらに嘘をつき、そして嘘でしたと認める。
ということは、嘘をつきながら謝ったことも嘘で、口には嘘変換器が付いている。
嘘変換器を口に付けた大人の言うことは信じられない。
だから我々は、勝手に外出を自粛し、マスクをつけ、手を洗う。
銀座のクラブへ、さあ、久しく行けてないしなぁ。
ファイト!